雨続きの知床岳から下りてきて羅臼診療所に向かいました。
マダニが内腿と脇の下に喰らいついて離れないので、
かみさんの助言により、現地の生き物は現地に置いていこうということになり、
相泊温泉で汗を流してから向かうことにしました。
まだ昆布漁が始まる前で源泉そのままの湯船は熱湯。
冷水を全開にしても追いつかない。
ままよと湯船の底に鎮座する岩の上に右足を置く。
うん?あちーー。
やけどをしてしまいました。
診療所では老医師が診てくれました。
メスとピンセットでダニを取りだす。
悪戦苦闘する老医師に向かって中年看護婦が
「先生、ダニは反時計方向に回すと簡単に取れますよ。」
「あ、本当だ。捕れた捕れた。」
「はは、まだ生きているよ。珍しい。標本にしようかな。」
「この足の傷はどうしたんですか。」
なるほど、想定以上に傷だらけだ。
「連日の雨で踏み跡がすべて水没していて、深いところでは膝まで潜って歩いたので、岩や這い松の枝に脛をぶつけながら歩きましたから。」
「それは破傷風の危険性がある。」「それでは破傷風の注射を打とう。」「破傷風の注射は間をあけて2回打たなければならないので、この説明書をかかりつけの医者に渡して2回目をお願いしなさい。」
「この足の裏は何だ。」
「はい、汚れた格好では失礼だと思い、相泊温泉で汗を流そうとして火傷しました。」
「東京の人は変わっているね。わざわざこんなところまで来て、ダニに食われて、傷だらけになって、火傷して、私には理解できない。」
はじめまして(^-^)
私も数年前にマダニに喰われました。
病院でピンセットで取った後
先生は顕微鏡でマダニを念入りに調べ
「口先が残っているかもしれないので」と
液体窒素で患部を焼き、
ライム病の予防薬も処方してもらいました。
「以後、発熱があるようなら
地元の病院にすぐ行くように」と言われました。
処置が簡単そうだったので
ちなみにお話させて頂きました。
これに懲りず、
北海道を楽しんでください<(_ _)>
ご心配頂きありがとうございます。
実は2年前の話なのでもう大丈夫です。
実際は麻酔はしないぞと言われてメスで結構切開されました。
特に内股のダニは山の中で自分で取ろうとして失敗して
頭だけが肉に食い込んで残りました。
当時診療所にもマダニが媒介する病気2種類についてのポスターが貼られていました。
先生は抗生物質を出してくれました。
礼文岳好いところですよね。
あれこそ百名山です。
一度は端から端まで歩いてみたいです。
それに取ったら駄目ですね(爆笑)
それにお湯ぐらいでも死なないと思います。
それにセメント物資を出すそうで簡単には取れないらしいです。
自分も病院で取ってもらった後に患部を除去されました。
同じく生きててびっくりしました‼️
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