信州高山さわやかリンゴがひと箱届いた。
栂池の樵からだ。
樵は以前、山小屋の番人をしていた。
「春を背負って」を地で行くやつで山小屋で結婚して、山小屋で子育てをしたとんでもない奴だ。
昨日先輩から「樵が明日新幹線で来るから、山に行かず自宅待機しろ。」と言われた。
栂池には新幹線はないから不思議だなと思っていたら、長野あたりから来ることが分かった。
樵は降雪の季節、働き場所を求めて南下すると聞いていたが、今は南ではないが雪の影響が少ない長野周辺で木に登っているのであろうか。
「先輩、樵は何しに来るんですか。」
「馬鹿野郎見舞いだ。」
「前と後ではどちらがいいか、と相談を受けたので前のほうがいいだろと答えた。」
「そりゃ死んでからではお悔みですからね。」
「馬鹿野郎そんなこと樵の前でいうんじゃないぞ。」
「樵は本気で心配しているんだぞ。」
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