川瀬巴水展を取り上げたのは大雪渓を描いた版画が一枚あったので、それについてでした。
大正時代に白馬大雪渓を描いたので、初摺以外に試摺を含めて5点展示されていました。
私は登ったことはありませんが、稜線から眺めて右手の岩峰は風化が激しく、いつ大崩壊しても不思議ではない状態でした。
私は大雪渓からは登りたくないと思いました。
あそこが少し崩れれば雪渓上を音もなく滑走し、登山者を襲うでしょう。
数年前に穂高岳山荘直下の白出でヘルメットの上から落石を受け亡くなられた方がいました。
私が高校生の時、顧問の先生が穂高岳山荘の前の雪渓を涸沢に向けてグリセードをしようとした時、一輪車に石を積んだ小屋の従業員が「そんなところ降りるんじゃない。登山道を行け。危ないじゃないか。」と怒鳴り、石垣の切れ目から一輪車に乗せた石をガラガラと捨てていました。
先日、神楽峰で遭難したスノーボーダー3名が救助されました。
2日間頑張った3人に拍手です。
コース外を滑って遭難するなどもってのほかと言われそうですが、コクドが国有林を借り上げてゲレンデを作る前は山スキーのメッカでした。
ゲレンデは練習場です。
ゲレンデの外はコース外ではなく本チャンです。
少し吹雪けば閉鎖になる高さまでリフトを伸ばすのは如何なものでしょうか。
私には天候による遭難も
噴火による遭難も
レジャーに出かけての車での事故も
仕事で車を運転していての事故も
それらに対する救助は同質だと思いますし、同質です。
版画を見てあの岩峰は脆かったよなと思いだし、書き始めましたが、
見た目は大切だなと、あの会見を見て思いました。
また、昨年のどこかの議員の会見と重なってしまい尚会見の難しさを感じました。
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