甲武信ヶ岳から奥秩父縦走路を雁坂峠へ。

2016年11月05日(土) 〜 2016年11月06日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 21.0km
• 登り: 2,077m
• 下り: 2,074m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:55
• 休憩: 1:15
• 合計: 8:10

6:50 道の駅みとみ
7:30 7:40 ねとりインフォメーション
7:45 7:45 近丸新道登山口
7:45 0:00 徳ちゃん新道登山口
10:00 10:15 1730m地点おやつ
10:45 10:55 徳ちゃん新道分岐
12:00 12:30 2110m地点昼食
14:30 14:40 木賊山
15:00 甲武信小屋

2日目

• 山行: 7:25
• 休憩: 1:55
• 合計: 9:20

6:15 甲武信小屋
6:35 6:40 甲武信ヶ岳
6:55 7:05 甲武信小屋
7:25 7:30 木賊山まき道分岐
8:20 8:30 破風山避難小屋
9:25 9:50 破風山
10:20 10:25 東破風山
11:25 11:35 雁坂嶺
12:05 12:45 雁坂峠
13:25 0:00 井戸ノ沢出合
14:25 14:30 沓切沢出合
15:25 0:00 雁坂峠登山道入口
15:35 道の駅みとみ

天候

二日とも晴れ、無風。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

往き：さいたま市発4:00−川越IC−関越道−圏央道−中央道−勝沼IC−
　　　西沢渓谷、道の駅みとみ着6:40（無料駐車場に駐車）
帰り：道の駅みとみ発16:00−雁坂トンネル−秩父、寄居市内渋滞−
　　　花園IC−関越道渋滞−川越IC−さいたま市着20:40

コース状況／危険箇所等

◆徳ちゃん新道から近丸新道、木賊（とくさ）山
尾根に出るまでジグザグの急坂、尾根に上がってしばらくは緩やかだがすぐに岩がちな急坂が連続する。近丸新道に合わさった後も、徳ちゃん新道ほどではないが急坂が続く。山頂に近づくところにザレ場アリ、樹林が途切れ眺望が広がる。木賊山山頂は木に囲まれ眺望は無い。
◆甲武信小屋から破風山へ
木賊山まき道は歩きやすい水平の道。徐々に高度を落とし、笹平に急降下した後は西破風山へ、岩場もある急登が続く。西破風山と東破風山の間、登下降の少ない露岩帯があります。
◆破風山から雁坂峠
緩やかな道が続き、雁坂嶺山頂に到達。山頂から再び緩やかに下った後、雁坂峠に一気に駆け下ります。
◆雁坂峠から雁坂峠入口
沢まで、草すべりから樹林帯へキツ目のジグザグ下降が続く。小石も多くスリップしやすい。井戸ノ沢（ペンキ書き）から沢沿いに緩く下って行きますが、途中飛び石や補助ロープで渡渉する沢があり、増水時は要注意。
沓切沢橋から舗装した林道に出ますが、雁坂峠入口までコンクリートの硬い道が4キロ続きます。

その他周辺情報

甲武信小屋に初宿泊
かなり盛況、布団一枚に2名だったので、頭と足を交互にして寝ました。夕食のカレーライスは、徳さんご本人が一人ひとりご飯の量を聞きながら盛り付けてくれて感激。普通盛りのちょっと増し（残したらいけません）とお願いしましたが、大変おいしく、大盛りでも行けました。

写真

11/5 7:11

「道の駅みとみ」に到着、空は快晴、紅葉も鮮やかです。

11/5 7:21

西沢渓谷入口のゲート。

11/5 7:33

渓谷に向かうハイカーが多い。

11/5 7:44

公共トイレ、利用させていただきました。

11/5 7:47

立派な甲武信ヶ岳登山口看板。近丸新道は橋が落ちてたり難路とのこと。

11/5 7:50

さらに進みます。

11/5 7:53

西沢山荘のすぐ手前、「徳ちゃん新道」入口がありました。

11/5 8:23

紅葉が鮮やか。

11/5 8:30

ジグザグの急斜面から尾根に出ました。しばし緩やか。

11/5 8:39

また急斜面が続きます。樹木の角度がすごい。

11/5 9:21

急坂にあえぎながらも、見上げると紅葉が鮮やか。

11/5 9:53

しゃくなげのトンネルが出現。

11/5 10:04

10時の休憩にロールケーキ。高度1730m地点。

11/5 10:33

木々の間から富士山が。

11/5 10:49

近丸新道に合流しました。高度1869m。

11/5 10:50

木々に挟まれた尾根を行きます。

11/5 11:04

再び、しゃくなげの回廊。6月にも来なければいけません。

11/5 11:48

岩々の急坂。

11/5 12:02

12時、開けた場所で昼食に、高度2110m地点。

11/5 13:28

まだ岩ごろごろを登っていきます。

11/5 13:44

日陰は雪？が溶けていません。

11/5 13:48

開けた、ザレ場に出ました。

11/5 13:49

富士山。道の駅がある広瀬湖からこんなに登ってきました。

11/5 13:57

急登も、あともう少し。

11/5 14:18

分岐点、左が木賊山から甲武信ヶ岳。右は奥秩父縦走路へ。

11/5 14:25

木賊山の手前、鶏冠尾根の入口は侵入禁止。

11/5 14:30

2:30木賊山到着。木に囲まれ静かな山頂。三角点の台座が豪華です。

11/5 14:46

木賊山を過ぎると展望が開けて、正面に「甲武信ヶ岳」。

11/5 14:47

甲武信ケ岳の右が三宝山。

11/5 14:47

国師ケ岳、金峰山へ縦走路。

11/5 14:48

八ヶ岳のシルエット。

11/5 15:00

3:00。やっと甲武信小屋に到着。

11/5 15:01

テントは20張りくらい、夕方にはさらに増えました。

11/5 15:27

2階の大部屋、今日は布団一枚に二人。階下の薪ストーブのおかげで部屋は暖かい。

11/6 6:16

二日目の朝6:15、小屋は霧に包まれています。

11/6 6:16

テント場も霧に包まれ、撤収跡もチラホラ。

11/6 6:23

甲武信ヶ岳山頂に向かいます、つづれ折れの急登。

11/6 6:40

山頂に立ちました。残念、何も見えません。

11/6 6:43

山頂だけ風が強く、氷滴の付いた枝が風に耐えてます。

11/6 6:16

山頂から小屋に戻り、いよいよ奥秩父縦走路（左方向に。正面は木賊山、右は甲武信ヶ岳）を歩きます。

11/6 7:10

スタートは木賊山のまき道。ほぼ水平の道。

11/6 7:24

ここもシャクナゲの森です。霧が晴れてきました。

11/6 7:26

まき道終了。右手は木賊山、徳ちゃん新道へ。

11/6 7:43

樹林帯がなくなり緩やかに下ります。

11/6 7:53

振り返ると、木賊山がくっきりと。

11/6 8:06

眺望が開けてきて、今日も富士山が姿を現してくれました。

11/6 8:17

鞍部の笹平に急降下。正面はこれから行く破風山。

11/6 8:19

破風山避難小屋の中、とてもきれいです。次は利用してみたい。

11/6 8:42

破風山の登り。小屋から200m程の登り。急坂、岩場も出てきて本日一番の運動量。

11/6 9:23

縦走路の稜線を振り返ります。

11/6 9:28

西破風山に到着。

11/6 9:33

山頂でおやつです。コーヒーも沸かしてチーズケーキ。

11/6 10:16

西破風山をあとにして、岩々の尾根がけっこう続きます。

11/6 10:21

東破風山山頂。山頂で追い越されたペアの方に撮ってもらいました。

11/6 10:27

破風山を下ると、正面に雁坂嶺が見えてきます。

11/6 10:40

特徴的な大岩、名前はあるのだろうか？

11/6 10:44

緩やかに下る笹原の道、立ち枯れの木々。

11/6 11:24

雁坂嶺への登り、破風山より緩やかです。

11/6 11:29

雁坂嶺山頂。ソロの方が居て、しばしお話をしました。

11/6 11:49

雁坂峠に向かいます。

11/6 12:02

雁坂峠に一気に駆け下りる。

11/6 12:06

雁坂峠。広々として、とても居心地がいいです。

11/6 12:16

雁坂峠で昼食。ゆで卵入れトマト麺にみかん。

11/6 12:42

十字路の標識。

11/6 12:49

笹原の急斜面をジグザグに降下。

11/6 12:53

笹原を見上げる。

11/6 13:26

急斜面が終わり、井戸の沢。

11/6 13:31

広い沢筋。

11/6 13:53

沢に沿って緩やかな道。

11/6 13:55

何回か渡渉、ここは丸木の橋。

11/6 14:00

飛び石で渡ります。枯れ葉で石の様子が分からない。

11/6 14:07

きれいな紅葉。

11/6 14:07

黄葉の日陰道。

11/6 14:24

木々の間に、橋が見えて来ました。

11/6 14:26

沓切沢橋。ここで山道が終わり、舗装された林道が始まります。

11/6 14:41

広い林道。

11/6 15:06

雁坂トンネル入り口。帰りはここを通ります。

11/6 15:10

トンネル脇の無料駐車場。雁坂嶺で会ったソロの方はここに車を停めたそうです。

11/6 15:13

トンネル料金所の上から。

11/6 15:20

林道を下って、140号線をくぐります。

11/6 15:23

道の駅の標識に従ってまた山道に。

11/6 15:27

雁坂峠登山口標識。

11/6 15:31

久渡沢の釣り場を跨ぎます。

11/6 15:34

140号線から見た、雁坂峠入口。

11/6 15:38

道の駅に帰還、スイフト君がちゃんと居ました。無事に山行終了。

11/7 18:25

甲武信ヶ岳山バッジ。小屋で購入\500。

撮影機器：

FUJIFILM XQ1 富士フイルム

装備

個人装備

ベースレイヤー ドライレイヤー上下 ソフトシェル ズボン 靴下✖２ グローブ インシュレーション中間着 レインウェア上下 雨用と毛帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯✖２ 行動食 飲料 ガスカートリッジ コンロ シェラカップ ライター コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック一本 カメラ

感想

kiha52

甲武信ヶ岳には以前、毛木平から往復。今回は西沢渓谷から登って甲武信小屋に宿泊、二日目は甲武信ケ岳から雁坂峠に行く周回ルートとしました。
徳ちゃん新道から近丸新道は次々と出てくる急坂の連続でとても大変。コースタイムを気にすると焦るので、高度を100m上げる毎に「よし、良くやった」と激励しながら登りました。1500mくらいまで鮮やかな紅葉のなかを登り、後半木々の間から富士山が姿を現し、疲れを忘れさせてくれました。
二日目。小屋の朝食は5時。ご来光目当ての方はすぐ小屋を出ましたが、当方はゆっくりと自炊場でコーヒーを飲んでから出発しました。
甲武信ヶ岳山頂はすぐ着きましたが、山頂はガスで真っ白、何も見えません。残念ですが、昨日の好展望と相殺されました。
甲武信ヶ岳から雁坂峠へ、奥秩父主脈縦走路は樹林帯歩きから、突然笹原が広がったり、立ち枯れの林の中を緩やかに登ったりと、とても静かでいい雰囲気です。
破風山、雁坂嶺と山頂は木に囲まれて眺望がありませんが、山頂の前後は眺望が開けて富士山や大菩薩嶺、雪のかかった南アルプスが良く見えました。
雁坂嶺からの始まりは急斜面のジグザグ急降下です。井戸の沢からは沢に沿って緩く下り、何回か沢を渡ります。木々がきれいに色づいて気持ちのいい道でした。
中間の沓切沢橋で山道は終わってしまいます。あとは延々と舗装道路歩き、紅葉が鮮やかで目を楽しまさせてくれました。
甲武信ヶ岳から雁坂峠、登山口からも距離があってたいへんでしたが、充実した二日間でした。