花の南八ヶ岳周回(阿弥陀岳・赤岳・横岳・硫黄岳)
- GPS
- 11:29
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,835m
- 下り
- 1,835m
コースタイム
- 山行
- 9:37
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 11:28
天候 | 曇り(稜線上は強風) |
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過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
赤岳山荘駐車場(1,000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎阿弥陀岳 中岳のコルからはハシゴ、鎖場あり 浮石があるので落石注意 ◎赤岳 山頂付近は鎖場、ハシゴあり ◎横岳 稜線に鎖場ハシゴあり ◎硫黄岳 霧が出るとルートが不明瞭になるので、ケルンを目印に 私は山頂に向かっているつもりが火口壁の立入禁止ロープにでてしまいました。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
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感想
今回も前回と同じ南八ヶ岳にやって来ました。
私の家から南八ヶ岳はアクセスがよいので、比較的手軽に行ける山域です。
それにもかかわらず、ここには北アルプスや南アルプス並みの高さの山があり、ルートも景色も花も楽しめる魅力的な山です。
前回は赤岳、横岳でしたが、今回は欲張って南八ヶ岳の4つの峰を登ることにしました。
駐車場には5時過ぎに着いてそそくさと準備をして出発。
今年三度目の山なので、だいぶ出発の手順が良くなりました
前回も前々回も途中で靴を履きなおしたので、今回は靴を丁寧に履いて出発しました
まず南沢に沿って登ります。
天気は曇っていて暑くないので登山道わきの花や南沢の様子を見ながら快調に登れます。
行者小屋についてみると稜線にはガスが纏わりついていて山は見えません。仕方ないので山道の様子とお花を撮りながら登ります。
中岳のコルにザックとストックをデポ、空模様が怪しいので雨具だけ持って阿弥陀岳をピストンします。
ハシゴと鎖場と時々四つん這いになってしばらく登ると山頂に着きますが、相変わらず山頂はガスの中で視界はゼロでした。
山頂にいらした方と少し言葉を交わして山頂を後にします。
次は赤岳に向かいますが、途中すれ違った方にこの先は強風だと教えていただきました。
中岳の山頂付近ではやはり風が出てきました。風が出れば晴れ間が出るかも!と期待しましたがガスが抜けることはありませんでした。
ということで、風景を見る事はあきらめて花の写真を撮ることにしました。
中岳の下りから赤岳の登りではちらほらとコマクサが咲いています。ということは台座の頭のコマクサの群生は期待できるということです。そんなことを考えながら赤岳の鎖場を黙々と登って山頂へ到着。
山頂では瞬間的にガスが抜けて山麓が見えたもののすぐにまたガスの中へ。
今日の稜線はガスッていて風がとても強く視界はゼロ!美しい景色はまったく期待できません。
しかし、悪いことばかりでなく良いこともあります。
直射日光に当たらず、風があって汗をかかないので体力を消耗しないのです。
赤岳山頂で体が疲れ果てていたら地蔵尾根を下りることも選択肢の一つでしたが、まったく問題なさそうなので横岳、硫黄岳まで足を延ばすことに決定しました。
赤岳天望荘でスポーツドリンクを買ったついでに、2週間前に咲き始めたウルップソウはどうなったかな?と思いルートの下を覗いてみたら、もうほぼ終わっていました。花の命は短いですね。
終わった花の代わりにチシマギキョウなどは随分増えてあちらこちらで咲いています。
横岳山頂も当然視界ゼロでした。眼下に見えるはずの小同心、大同心もガスの中、あと期待できるのは台座の頭のコマクサだけになりました。少し休憩したあと出発。
そして台座の頭につくと、登山道の両側はコマクサの群生だらけ、写真はズームをかければロープの外からでも十分撮れます。中には白い花のコマクサもありました。登山道にはみ出して咲いているものもいます。
私も、もちろん写しましたが・・・どういう訳かこの場所の数枚が読み込めません。なんとかして載せてみようと思っていますが。(追記 写真読み込めましたよ〜)
硫黄岳山荘を過ぎると最後の登りになります。ガスの中ケルンを目印に登りますが私は少しルートを外れて硫黄岳火口壁のロープ際に出てしまいました。百名山の深田久弥氏の友人はここから転落して亡くなったそうだから気を付けなければ。
これで南八ヶ岳四座の山頂は登りました。あとは怪我をしないよう気をつけて帰るだけです。
硫黄岳から赤岩の頭までは森林限界上の稜線歩き、赤岩の頭から赤岳鉱泉までは針葉樹林の多い静かなルートになります。ここではトレランの方二人に抜かれただけで他には誰にも会いませんでした。
赤岳鉱泉からは北沢沿いを歩きます。
ここからは赤岳鉱泉に泊まる方がちらほら登ってきます。
そして、登山道の横は清らかな沢が流れていて、そのせせらぎを聞きながら歩くと疲れが癒される気がしてとても良いルートだと思いました。
もう少し馬齢をかさねて山に登れなくなったら南沢-行者小屋-赤岳鉱泉-北沢または逆回りで一泊して山に登らずに山の景色と星空を見て帰ってくるというのもありかなと思ってしまいました。
その後は堰堤広場に出てから30分ほど林道を歩いて赤岳山荘の駐車場に無事着くことができました。
前回と比べて、今回のほうが歩く距離も標高差もありましたが前回と同程度の疲労で済みました。
一応リハビリ後の試運転は終了してもよさそうな感触です。
既に今は夏山シーズンなので、これからは少し足を延ばして北アルプス方面にでも行ってみようかと思い始めています。
そして今回、印象に残ったのは台座の頭から硫黄岳山荘の間のコマクサの群落です。花は素人の私が見ても素晴らしいので花の好きな人には是非お勧めしたいです。
期待外れはありませんよ‼
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