【槍ヶ岳】台風5号直撃 雲上の絶景登山



- GPS
- 32:00
- 距離
- 38.0km
- 登り
- 1,856m
- 下り
- 1,852m
コースタイム
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 3:25
- 合計
- 12:20
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 9:30
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
10日上高地よりさわやか信州号にて新宿。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
台風5号による長野県への被害は少なく、登山道も特に崩落、増水等は無し。 槍沢登山道は危険個所は無し。槍ヶ岳山荘から頂上までは鎖、梯子の連続で高所恐怖症の方は要注意ですが岩場のレベルは高くありません。水俣乗越までの東鎌尾根もそこそこの岩稜帯で楽しむことができます。危険個所は鎖、梯子がありますので三点支持で行けば問題ありません。しかし道幅が狭い箇所がありますので譲り合いを心掛ける必要はあります。水俣乗越から大曲までの登山道は樹林帯の急登です。気を抜くと落石を起こしかねない登山道ですのでここも慎重に下山してください。大曲から先は危険個所は無し。 |
その他周辺情報 | トイレは横尾以降は各山小屋にあり。水場は横尾の先は槍沢ロッジ、ババ平キャンプ場にあり。坊主の岩小屋手前の水場は地図では水場マークがありますが微妙な感じでした。気になさらない方は問題ないかと思うレベルです。槍ヶ岳山荘の夕食はハンバーグ、ごはん味噌汁お代わりし放題です。稜線上の小屋のため水はすべて雨水です。山荘内の自動販売機に300円で500mlミネラルウォーターあり。東鎌尾根に水場はありません。横尾まで下山後、徳澤園の野沢菜チャーハン、山の手作りカレー、カレーうどんはめちゃめちゃおすすめです。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
備考 | 日焼け止め、サングラス等の日焼け対策は必須です。 |
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感想
本来の計画であれば8月8日穂高岳山荘、9日槍ヶ岳山荘宿泊で前穂高岳から槍ヶ岳までの縦走でしたが、台風5号が直撃し7日のバスが運休に。急きょ計画を立て直し、槍沢から槍ヶ岳を目指しました。
青春18きっぷを利用し東京から鈍行列車で5時間かけ松本駅へ、一晩を明かし上高地に入ることができました。上高地は霧雨が降り、吊尾根はもちろん焼岳も見えないという天候。しかし徳澤を過ぎたあたりから雨がやみ晴れ間も見え始めました。横尾までは観光者向けの舗装路で横尾から登山が始まるといった感じです。一ノ俣、槍沢ロッジまでは沢沿いの登山道でとても気持ちが良いです。天気も晴れてきて冷たい沢水で顔をすすぎまくりました。槍沢ロッジにはお風呂もあり体力に自信のない方は槍沢ロッジ宿泊がおすすめです。大曲までは緩い登りの道でしたが、大曲からは急登が始まります。急登と言っても鎖場や梯子はなく、ガレた谷をつめていく道です。坊主岩小屋までくると背景には常念岳、蝶ヶ岳を望むことができ疲れが吹っ飛びます。殺生分岐を過ぎると大天井岳、燕岳方面まで景色が広がり絶景のなかの登山ができます。槍ヶ岳山荘は5名以下であれば予約の必要はなく、チェックイン前に用紙を記入します。当日は混んでいなく一人一枚の布団で寝ることができました。夕食は1回目の17時に指定されたので、夕食後に槍ヶ岳を登ることにしました。この時間からの槍ヶ岳登攀は日没の可能性もありおすすめしません。ヘッドライトを持って山頂に向かいました。山荘から頂上への道は見た通り垂直の岩登りです。北アルプスのなかでは初心者向けとされてる槍ヶ岳ですが、三点支持の言葉すら知らないような初心者が登るのは不可能だと思います。ある程度岩慣れしている方やボルダリング経験者は楽しく登れると思います。槍ヶ岳から下り終わりサンセットを山荘横から眺め、20時に就寝しました。2日目は4時起床で山荘前でご来光を待ち、5時5分から下山開始。東鎌尾根を進みます。槍ヶ岳山荘からヒュッテ大槍まで地図では30分となっていますが、我々は約1時間かかりました。計画を立てる際は登下山共にご注意ください。水俣乗越までの道は鎖や梯子もあり変化に富んだ登山道で面白かったです。途中やや道幅が狭くすれ違いが厳しい箇所もありますので他の登山者にも気を配りながら下山しました。水俣乗越から大曲までは一気に高度を下げ森林地帯に入ります。東鎌尾根が終わり気が抜け始めますが、落石も起りうる道ですので気を抜かずに歩くことを心掛けました。大曲からは昨日と同様で緩い下りです。横尾まで下りればほぼ下山完了といった気分です。徳澤園で待望のランチ!それぞれ食事を頼み、あっという間にたいらげました。徳澤園前の徳澤キャンプ場の片隅で昼寝をしてから上高地に向かいます。明神を過ぎ河童橋につくと観光客で溢れていました。我々登山者がアウェーに感じる河童橋を渡り、梓川で2日間の汗を流しました。帰りのバスは通常通り運行され新宿まで渋滞にも巻き込まれずに帰ることができました。
台風で1年前から計画していた穂高連峰縦走ができなくなり少しショックでしたが、槍ヶ岳だけでも十分楽しむことができました。槍穂高縦走はまた来年挑戦したいと思います!最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の山行では主に動画を撮影しました。編集が終わり次第Youtubeにてアップしていきます!https://www.youtube.com/channel/UCO-BM9q1NVAvAnSjUmupahw
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