折立から太郎兵衛平、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、双六岳を経て新穂高温泉
- GPS
- 18:47
- 距離
- 42.2km
- 登り
- 3,003m
- 下り
- 3,276m
コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 8:36
- 山行
- 4:01
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 4:42
- 山行
- 4:16
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:01
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは新穂高温泉から松本行き特急バス(11:30発、乗るときは新保高ロープウエイの乗り場からの方が席確保には確実。登山指導所より歩いて3分、切符はロープウェイ乗り場の売店で売っています)。 松本からはあずさ自由席。殆ど始発なので待てば座れます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はありません。良く整備されていて、山小屋の方々の管理に頭が下がります。 |
その他周辺情報 | 新穂高温泉では観光案内所とロープウエイ乗り場の間の中崎山荘にて温泉に入浴。800円で露天もあります。 |
写真
感想
久々の投稿。
今回は当初、折立→黒部五郎岳→双六岳→笠ヶ岳→新穂高温泉を早くて2泊3日、遅くとも3泊4日で歩く予定でした。
2泊3日で歩くためには1日目に折立から黒部五郎小舎まで行かねば難しいと思い、折立を出た時から飛ばして登ります。
この焦りがよくなかったようで、太郎平小屋手前でスっ転び、臀部と膝を打ちます。しかし、思ったほど痛みもなかったので、何事もなかったかのように歩き始め、2時間10分ほどで太郎兵衛平に到着。ここまでは良かったです。
北ノ俣岳から黒部五郎岳に向かう途中ぐらいから右のハムストリングが痛みはじめ、黒部五郎岳への最後の登りでヒイヒイ言わされ(ここの登りが今回の山旅で一番キツかった!)、黒部五郎カールを歩く頃には少し我慢が必要なくらいの痛みに。とにかく小屋に、という思いだけで、出来るだけ足に負担をかけないようゆっくりと歩き何とか到着しました。
テントを張り(1000円)、足の状態を見ると特に腫れているわけでもなさそうでしたが、触るとかなりの痛み。とりあえず持ってきていたシップを貼り、サポーターで固定して寝ます。正直、明日歩けるか不安でいっぱいでした。
また、この時点でとにかく明日は双六小屋まで、そして笠ヶ岳は諦めようと決めました。
とはいえ、ビールと缶酎ハイはしっかり1本ずつ吞んでいますし(350mlで600円)、いい加減なものなんですが(笑)。
翌日も天気はあまり良くありません。しかし足の状態は昨日の悲観的なものに比べればだいぶいい感じです。
三俣蓮華岳への急登を歩きながら足をチェックしますが、微妙な痛さが伝わりますが、双六小屋まではゆっくり歩けば行けそうです。なので昨日の序盤とは打って変わってスローペース。途中のお花畑や時折ガスが切れて見られる山々の景色を堪能しながら歩きます。
途中で雨に降られたりもしながら5時間ぐらいかけて双六小屋に着。
テントを張り(1000円)、またもビールを2本(350mlで550円 勢いよく売れてました。)を買って、ここでのんびり。
この日(12日)は凄いテント数で、最終的には100張りはゆうに超えていたのではないかと思え、まさに足の踏み場もないくらい。水場とトイレは時間によっては長蛇の列でした。
天気のほうは、夕方ぐらいから晴れはじめ、夜には満天の星空が広がります。天の川もはっきりと確認でき、時折流れ星も見られ、最高の夜でした。
3日目の朝、足はそれほど痛みを感じなくなり、天気も良かった為、笠ヶ岳へ向かう事も考えましたが、こういう時は無理しないほうがいいというのは分かっているつもりなので、素直に小池新道を下ります。
早朝の弓折乗越までの稜線から見た眺めは最高でした。左に槍ヶ岳・保高連峰、正面には笠ヶ岳、右には双六岳と遠くに白山、後ろには鷲羽岳、そして歩く周囲はお花畑と、これ以上ない天国感(笑)。
鏡平山荘まで降りると、また山々は雲の中に消えてしまいましたが、十分景色を堪能出来たので、ここからは温泉目当てにまた飛ばして降ります(懲りてない)。
ただ、新保高温泉に着いた時は正直ほっとしました。
自分には怪我はないものとつい考えがちですが、今年はマラソンで左鵞足炎を患い、今回の山でのハムストリング痛と、身体はこんなに脆いものだという事を痛感しています。無理はやはり禁物ですね。
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