七倉から読売新道を下り黒部ダムへ（ブナ立尾根・野口五郎岳・水晶岳・赤牛岳）

2017年08月11日(金) 〜 2017年08月13日(日)

• GPS: 57:00
• 距離: 49.2km
• 登り: 4,458m
• 下り: 4,080m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:35
• 休憩: 1:54
• 合計: 11:29

1:20 七倉山荘
1:33 1:33 七倉登山口
2:55 2:55 高瀬ダム濁沢登山口
3:26 3:33 ブナ立尾根取付
4:18 4:25 権太落し
6:05 6:10 三角点
7:20 7:40 烏帽子小屋
9:28 9:34 三ツ岳
11:15 12:00 野口五郎小屋
12:15 12:39 野口五郎岳
12:49 野口五郎小屋

2日目

• 山行: 10:27
• 休憩: 1:03
• 合計: 11:30

2:10 野口五郎小屋
2:22 2:22 野口五郎岳
2:49 2:50 真砂岳
2:54 2:54 真砂岳分岐
4:14 4:18 東沢乗越
5:02 5:34 水晶小屋
6:07 6:13 水晶岳
7:07 7:20 温泉沢ノ頭
9:16 9:23 赤牛岳
13:40 奥黒部ヒュッテ(東沢出合)

3日目

• 山行: 5:26
• 休憩: 1:23
• 合計: 6:49

3:22 奥黒部ヒュッテ(東沢出合)
5:14 6:16 平ノ渡場・仮設
6:24 6:24 平乃小屋
9:19 9:39 ロッジくろよん
10:01 10:01 黒部湖駅
10:06 10:07 黒部ダム
10:11 ゴール地点

天候

8月11日:晴れのち曇り
8月12日:ガス＆雨（一時強い雨）
8月13日:晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

●七倉山荘駐車場
8/10　19:30頃到着時には空き3割くらい
8/11　深夜1:00頃出発時にはほぼ満車
8/13　11:30頃戻ってきた時には満車で路上駐車の長い列
●トイレ:七倉山荘前に有（水洗・ペーパー有キレイなトイレです）

●トロリーバス等の情報はこちら
http://www.alpen-route.com/

●タクシー：アルプス第一交通（大町）0261-22-2121
扇沢から七倉山荘まで￥6000（4名だったので切りよくしてくれました）

コース状況／危険箇所等

●七倉ダムから高瀬ダム：いきなり暗く長いトンネル4つのコンクリート歩き6km。ナイトハイクでは特に精神力を試されます（1人だったら怖いかも・・・）。

●ブナ立尾根：北アルプス3大急登。幅が狭い急斜面を4時間登り続けます。とはいえ、整備は良くされていて登りやすいいです。眺望はあまりありません。

●烏帽子小屋から野口五郎小屋：気持ちのよい稜線歩き。お花畑も多く歩きやすい登山道です。

●野口五郎小屋から野口五郎岳：岩場歩き15分程度

●野口五郎岳から水晶岳：岩場歩き。水晶岳山頂は狭いです。

●水晶岳から赤牛岳：岩場、砂地いろいろあり。にせピークに悩まされました。

●読売新道：8/6を過ぎてしばらくすると樹林帯になります。道は雨の為なのか？泥沼状態。木の根がツルツルの狭い道が続きます。

●奥黒部ヒュッテから平ノ渡：ハシゴ・階段が続きます。よく整備されているので、見た目ほどの恐怖感はないと思いますが、滑りやすいので要注意です。始発便を利用する場合は、ナイトハイクになるので特に注意！（慣れてない方はやめた方が無難かと思います。）

●平ノ渡から黒部ダム：途中まではハシゴや階段が現れますが、ここまでの箇所に比べれば楽になってきます。また、決して水平道ではなくアップダウンもあります。ロッジくろよんから先は舗装された平坦な道が黒部ダムまで続きます。

その他周辺情報

●野口五郎小屋（1泊2食￥9500　朝食はお弁当にしてもらいました）
アットホームな暖かみのある小屋です。
http://www.noguchigorou.com/
●奥黒部ヒュッテ(1泊2食￥9500　朝食をお弁当にすると値引き￥9200）
ヒュッテ宿泊者はお風呂に入れます（シャンプー・ボディソープ有）
トイレも水洗・ペーパー有（ヒノキの良いにおいがしました）
予約は立山室堂山荘へhttp://www.murodou.co.jp/

●下山後の温泉：七倉山荘￥650（モンベルカード等の割引で￥500）
●下山後の甘味：七倉山荘のかき氷￥500（三種類あって今回はコーヒー）
http://www.webmarunaka.com/nanakura/

写真

8/11 1:29

七倉山荘前から深夜1時半にスタート。気温は20℃、歩くと暑いです。駐車場はすでに満車に近い状態でした。

8/11 1:28

登山ポストは登山口管理棟に設置されています。

8/11 1:32

高瀬ダムまで6km、CT90分のコンクリート歩き。長く暗いトンネルが続きます。まずは神沢トンネル。真っ暗です。

8/11 1:33

トンネル入り口の横には船窪小屋入口。過去2回お世話になりました。

8/11 1:48

今回は烏帽子岳方面へ向かいます。

8/11 1:50

ナイトハイクに嬉しい月夜です。明日はペルセウス座流星群極大日のせいか流れ星も見えました。

8/11 1:57

仙沢トンネル

8/11 2:55

不動沢トンネル

8/11 3:02

不動沢つり橋

8/11 3:17

暗闇の橋を渡ります。

8/11 3:21

2時間近くかけてやっと裏銀座登山口。先はまだまだ長いです。

8/11 3:21

暗闇の樹林帯へこんばんわ〜。

8/11 4:11

真夜中のタマガワホトトギス

8/11 4:13

明けの明星

8/11 4:14

センジュガンピ

8/11 4:19

ソバナ

8/11 4:45

イブキトラノオ

8/11 5:05

長い長い夜が明けそうです。

8/11 5:12

まぶしいご来光

8/11 5:14

ギンリョウソウ

8/11 5:25

オミナエシ

8/11 5:36

センジュガンピ

8/11 5:38

ヤマホタルブクロ

8/11 5:41

雲海の上には先月登った唐沢岳

8/11 5:41

ヤマホタルブクロ

8/11 5:41

マルバダケブキ

8/11 5:56

ヤマブキショウマ

8/11 6:05

コバノイチヤクソウ

8/11 6:20

タヌキ岩（どこがタヌキなのかな〜？）

8/11 6:23

ゴゼンタチバナ

8/11 6:25

不動岳

8/11 6:30

ヤマハハコ

8/11 6:30

ロープ場

8/11 6:31

転落注意。標識のイラストが転落というより・・・。

8/11 6:55

シナノオトギリ

8/11 7:00

ツマトリソウ

8/11 7:04

エゾシオガマ

8/11 7:13

ハクサンボウフウ

8/11 7:16

クロトウヒレン

8/11 7:17

3年前に歩いた七倉岳・船窪岳・不動岳・南沢岳への稜線

8/11 7:19

ウサギギク

8/11 7:19

ヨツバシオガマ

8/11 7:21

予定より早く烏帽子小屋に到着！

8/11 7:22

3年前に宿泊した烏帽子小屋（懐かしいな〜）

8/11 7:29

小屋の前は一面のチシマギキョウ畑（す、すごい群生！）

8/11 7:30

シナノオトギリ畑

8/11 7:30

ウサギギク畑

8/11 7:31

クルマユリの群生

8/11 7:33

イワギキョウがいっぱい

8/11 7:34

まずは駆けつけコーラ！うん、おいしい。

8/11 7:40

ウサギギク

8/11 7:42

アオノツガザクラ

8/11 7:42

チングルマの群生、イワカガミも。

8/11 7:43

野口五郎を目指します。

8/11 7:43

今から歩く稜線。眺望もよい歩きやすい稜線です。

8/11 7:44

ミネズオウ（まだきれいに咲いています）

8/11 7:50

カラマツソウ

8/11 7:51

ベニバナイチゴ

8/11 7:51

クロトウヒレンにとまる赤とんぼ（秋の気配です）

8/11 7:53

ヨツバシオガマ

8/11 7:54

ミヤマコゴメグサ

8/11 7:54

アカモノ

8/11 8:11

烏帽子岳（とがってますね〜）

8/11 8:15

3年前に歩いた烏帽子岳・南沢岳へ続く稜線

8/11 8:23

コマクサ（稜線沿いにたくさん咲いています）

8/11 8:24

タカネツメクサ

8/11 8:25

クモマスミレ

8/11 8:27

タカネツメクサ

8/11 8:32

コマクサ

8/11 8:32

コマクサ

8/11 8:34

歩いてきた稜線。気温は15℃。風が強く少し寒いです。

8/11 8:45

イワツメクサ

8/11 8:52

ライチョウ発見！だいぶ大きくなっていますが、この幼い顔は子どものライチョウ。

8/11 8:52

模様が鮮やか、目が大きいです。お母さんも近くにいるはず。

8/11 8:53

いた！お母さん参上。

8/11 8:53

小さい頃から足が太いです。

8/11 8:53

見守るお母さん。

8/11 8:53

ちびちゃん三羽、あっちへこっちへ駆け巡ります。

8/11 8:54

途方に暮れるお母さん（もううちの子たち元気良すぎて・・・）

8/11 8:54

ふっきれたように子どもを追いかけます。

8/11 8:55

子どもに追いつきました。

8/11 8:55

親子やっとそろっての散歩

8/11 8:56

駆け上がる子ども

8/11 8:56

追うお母さん

8/11 8:58

イワツメクサ

8/11 9:00

タカネヤハズハハコ

8/11 9:00

ミヤマアキノキリンソウ

8/11 9:02

タカネツメクサ

8/11 9:28

三ッ岳頂上に到着！頂上標識見つけられませんでした。

8/11 9:41

稜線コースとお花畑のトラバースコース。ガスで眺望はありませんがせっかくなので稜線コースで行ってみます。

8/11 9:49

稜線でいったん栄養補給。甘いものが身にしみます。

8/11 9:57

このエリアは警戒心の薄いイワヒバリが多いです。何度も目の前に寄って来ることが多かったです。

8/11 10:28

おすましイワヒバリ

8/11 10:31

すぐ近くに寄ってきました。黒目大きいです。ちょっとびっくりしてる表情。この幼い表情は今年生まれた子か？

8/11 10:35

ホシガラスもあんなところに。

8/11 10:43

チングルマの穂

8/11 10:44

ミヤマリンドウ

8/11 10:44

ミヤマアキノキリンソウ

8/11 10:52

野口五郎岳への稜線

8/11 11:01

小屋まであと400mの表示岩上にもまたイワヒバリがポーズ決めてます。

8/11 11:02

丸々しています。

8/11 11:02

振り返ると歩いてきた稜線。ガスが迫ってきてます。

8/11 11:11

だいぶ野口五郎岳が近づいてきました。

8/11 11:15

見えた！野口五郎小屋。

8/11 11:16

出発し10時間弱で野口五郎小屋に到着！

8/11 11:18

手作りの案内が多く温かみがあります。

8/11 11:33

小屋の食堂

8/11 11:41

まずは昼食にカレー（1,000）をいっただきまーす。疲れた体に香辛料の辛味が心地よいです。ふぅ〜。

8/11 12:02

さて。明日は雨予報なので食事を済ませたら野口五郎岳頂上へアタックです。小屋から15分程度の距離です。

8/11 12:04

情報量が多いです。

8/11 12:13

トラバース道で頂上をスキップして水晶岳に向かうこともできます。明日天気悪かったらこちかかな。

8/11 12:17

野口五郎岳頂上に到着！

8/11 12:22

明日歩く水晶岳と、

8/11 12:15

赤牛岳。

8/11 12:15

去年歩いた鷲羽岳

8/11 12:25

気持ち良さそうな水晶岳への稜線

8/11 12:25

歩いてきた三ッ岳から野口五郎小屋への稜線

8/11 12:25

去年歩いた薬師岳

8/11 12:26

野口五郎岳からの眺望（鷲羽岳から赤牛岳）

8/11 12:27

野口五郎岳からの眺望（赤牛岳から野口五郎小屋）

8/11 12:27

双六小屋が見えます。

8/11 12:30

先月登った餓鬼岳・剣ズリと、

8/11 12:30

唐沢岳。

8/11 12:31

4年前に登った大天井岳

8/11 12:32

2回泊まった燕山荘

8/11 12:32

燕岳

8/11 12:32

北燕岳

8/11 12:41

ミヤマリンドウ

8/11 12:48

黒部五郎小屋に戻ってきました。

8/11 12:57

小屋でゴロリンアイス（\500）をいただきます。本日最後の1個でした。野口五郎岳を模して小枝の頂上標識とフレークでガレ場を表現しています。こんな山奥で凝ったアイスを食べられるのはとても嬉しいです。

8/11 17:06

野口五郎小屋の夕食。野菜の天ぷらが美味しいです。

8/12 2:07

布団1枚に2名の混雑で部屋もとても暑く眠れないので、2時過ぎに出発することにしました。温度は10℃。風が強く少し寒いです。

8/12 2:07

玄関前のベンチにも手書きの温かいイラストが。行ってきます。

8/12 2:20

ガスが濃いので昨日下見したトラバース道へ。

8/12 2:57

ガスの合間から月が。ナイトハイクには嬉しい月夜です。

8/12 3:01

真夜中のハクサンボウフウ

8/12 3:08

真夜中のチシマギキョウ

8/12 3:14

イワオウギ

8/12 4:18

標高200m下って東沢乗越。ここから300m登り返します。

8/12 4:26

イブキジャコウソウ

8/12 4:33

ウサギギク

8/12 4:53

薄明るくなってきました。水晶岳に近づくにつれて高度感のある岩場が増えてきました。切れている崖も一部あるので要注意です。

8/12 5:01

タカネシオガマ

8/12 5:02

ミヤマクワガタ

8/12 5:04

ガスが濃くなり稜線がよく見えません。

8/12 5:06

ガスの合間からのご来光

8/12 5:06

今日最初で最後のお日様を見た瞬間でした。

8/12 5:08

朝日を背景にした野口五郎岳への稜線

8/12 5:09

見えた、水晶小屋！

8/12 5:11

水晶小屋に到着。トイレがすごくきれい。

8/12 5:16

野口五郎小屋のお弁当をここで食べます。甘露煮の甘さで元気回復。

8/12 5:40

ミヤマダイコンソウ

8/12 5:41

イワベンケイ

8/12 6:09

水晶岳頂上に到着！

8/12 6:37

雲ノ平と黒部五郎の稜線

8/12 6:31

黒部五郎岳にかかる虹

8/12 6:37

温泉沢ノ頭への岩壁の稜線

8/12 6:40

ハクサンシャクナゲ

8/12 6:40

雲ノ平山荘が見えます

8/12 6:31

高天ヶ原山荘も見えます

8/12 6:45

ハクサンイチゲ

8/12 6:45

ハクサンイチゲと野口五郎岳

8/12 6:47

野口五郎岳から見てた印象より、岩場で急斜面の稜線が続きます。

8/12 6:49

ネバリノギラン

8/12 6:50

ミヤマコゴメグサ

8/12 6:50

ハクサンフウロ

8/12 6:51

ウメバチソウ

8/12 7:09

温泉沢ノ頭に到着！

8/12 7:14

ここでアミノ酸と糖分を追加投入！

8/12 7:26

2900mの細尾根稜線にこんなに大きなヒキガエルが！ここで生まれたのか歩いてきたのか不思議です。無事カエル祈願のお守りをいつも携帯していることもあり、いつものお礼を伝えます。カエル様ありがとう。

8/12 7:48

チングルマ畑

8/12 7:49

アオノツガザクラ

8/12 7:49

タカネヤハズハハコ

8/12 7:52

ナナカマドの花

8/12 7:53

ミネズオウ畑

8/12 7:54

イワカガミ

8/12 7:57

赤牛岳への稜線。途中赤牛岳に似ているピークを何度も越えてやっとここまでたどり着きました。

8/12 9:16

赤牛岳に到着！ここからが長く辛いと噂の読売新道の本番です。

8/12 9:28

ハクサンシャクナゲ

8/12 9:41

ガレたロープ横ばい。落ちたら怪我します。

8/12 10:00

8分の7標識。目安になって嬉しいです。

8/12 10:35

コケモモ

8/12 10:41

雨がどしゃぶりになってきました。登山道は泥川に変わり果てました。

8/12 10:50

チングルマ畑

8/12 10:53

回避不能な泥溜まりもいくつか。

8/12 11:01

ぬかるんだ登山道で膝下は泥だらけです。

8/12 11:11

土砂降りの木道は凶器です。

8/12 11:57

集中力が切れてきたので栄養補給！

8/12 12:01

糖分も追加投入！

8/12 12:33

黒部湖が見えてきました。明日はあそこを渡ります。まずはこの読売新道を越えなければ！

8/12 12:35

木の根も多く雨降り相乗効果で滑走性抜群です。

8/12 12:38

ギンリョウソウ

8/12 12:51

ミヤマママコナ

8/12 15:56

奥黒部ヒュッテに13:45に到着。泥汚れを沢の水で洗い乾燥室で乾燥させ、ヒュッテのお風呂に入ってからヒュッテ看板を撮影しました。

8/12 15:56

アサギマダラ

8/12 17:28

奥黒部ヒュッテの夕ご飯。大きなハンバーグが美味しいです。食事は豪華で八宝菜もついてます。

8/13 2:51

始発の黒部湖の渡し舟に乗りたいのでゆとりをもって2時半に起床。ヒュッテのお弁当を食べます。

8/13 3:20

3時20分奥黒部ヒュッテを出発。気温は15℃。歩くと暑いです。始発の舟は6時20分。

8/13 3:25

平ノ渡場までコースタイム2時間。テント場脇に登山道入り口があります。

8/13 3:27

すぐに橋で川を渡ります。この後しばらっく白砂の道が続きます。

8/13 3:36

真夜中のヤマホタルブクロ

8/13 3:37

オミナエシ

8/13 3:37

ヤマハハコ

8/13 3:41

ヨツバヒヨドリ

8/13 3:49

アスレチックのような木梯子によるアップダウンが出発から1時間ほどは激しいです。

8/13 3:50

アカモノ

8/13 3:54

ミヤマママコナ

8/13 4:03

角度のキツイ長い木梯子が多いです。

8/13 4:20

ウメバチソウ

8/13 4:22

オオバギボウシ

8/13 4:23

アザミ

8/13 4:41

木梯子＆木橋のコンボも多いです。

8/13 4:46

崖の横ばい水平梯子も多いです。

8/13 4:51

薄明るくなってきました。

8/13 5:03

今日もヒキガエルさんのお出迎え。いつもありがとうございます。

8/13 5:06

よく見る写真です。写真で見るほどの高度感はありませんでした。

8/13 5:13

黒部湖の対岸には獅子岳、鬼岳、龍王岳が見えてきました。

8/13 5:15

船着き場への長い階段。山と高原地図では岬の先に船着き場があるように見えますが、実際にはその200mほど手前の階段を湖面まで下りたところです。標識は一切ないので前知識がないと通過してしまうかもしれません。

8/13 5:16

船着き場の先。早く着いてしまったのでここで船を1時間待ちます。

8/13 5:22

ナイトハイクに心強いお月さま。今日もありがとうございました。

8/13 6:07

船着き場からの展望

8/13 6:17

予定時刻通りに平の渡し「しらとり号」が来てくれました。始発に乗った乗客は12名。定員は20名くらいでしょうか。

8/13 6:21

これが地図上の船着き場。こちからの方がコンクリートでしっかりと作りこまれた船着き場ですが現在使われておりませんので要注意。

8/13 6:23

どんどん読売新道側の岸が離れていきます。

8/13 6:24

出発して5分程度で対岸の船着き場に到着。

8/13 6:28

今回は平ノ小屋ではなく黒部ダムへ向かいます。船から降りた人数がほぼ同じ方向に細い道を進むので、黙々と競歩競技の集団のような雰囲気に。

8/13 6:51

20分ほどで大きな河原に出て道を譲ります。団体に飲まれると写真が撮れなってしまうので・・・。

8/13 7:01

黒部湖にかかる朝もやが幻想的です。

8/13 7:02

ガレ場をロープで横断します。

8/13 7:03

黒部湖と青空と朝もや

8/13 7:07

湖面に反射する朝日

8/13 7:15

船で対岸に渡った後も木梯子でのアップダウンは多少ありますが、奥黒部ヒュッテ側の方がハードです。

8/13 8:24

オオバギボウシ

8/13 8:24

オミナエシ

8/13 8:26

ロッジくろよんが見えました！見えてからが長いと聞いてますが、たどり着くまで何分かかるのでしょうか。

8/13 8:39

たまに木梯子が腐ってます。

8/13 8:44

ロッジくろよん見えてから入江を2つ挟むので道は遠回りになります。

8/13 9:16

シナノナデシコに会えました！

8/13 9:17

シナノナデシコ、船窪エリアでよく遭遇します。

8/13 9:23

ロッジくろよんが目の前に。

8/13 9:23

ロッジくろよんに到着！目の前に見えてから1時間かかりました。

8/13 9:26

ここには自販機があるのがオアシスに感じます。やっぱり炭酸飲料一気飲み。じんべ隊長も少々お疲れ気味。

8/13 9:28

あと少し！最後の糖分追加投入！

8/13 9:52

かんぱ谷橋が見えてきました。

8/13 9:53

かんぱ谷橋。観光客であふれかえってます。登山の格好が浮いてます。

8/13 10:00

黒部湖駅に到着。登山客の10倍以上の観光客で混雑してます。

8/13 10:03

後立山連峰が渓谷の先に見えます。

8/13 10:03

黒部ダムの放流。しょっちゅうこちら方面に来ているのに黒部ダムを見るのは実は初めて。大きさに圧倒されます。

8/13 10:07

放流によるコントラストのはっきりした虹。

8/13 10:11

黒部ダム駅に向かいます。ここからはずっと地下道なので、GPSログはここで終了としています。

8/13 10:17

候補として想定してた便の中でも一番早いトロリーバスに乗ることができました。

8/13 10:31

トロリーバスにはマスコットキャラがいくつも描かれいます。

8/13 10:50

扇沢駅に到着。何度も扇沢から登山してたけど初めてトロリーバスに乗れて嬉しかったです。

8/13 11:24

タクシーで七倉山荘へ戻りました。

8/13 12:22

七倉山荘の温泉でゆっくりとしてからかき氷（コーヒー味￥500）

8/13 13:58

やっぱり今回も安曇野IC近くの「かつ時」で栄養補給

8/13 14:16

かつ時定食（\1,380）

撮影機器：

HDR-CX170 SONY

Optio W90 ペンタックス

Optio WG-2 GPS ペンタックス

感想

Jinbei

♪七倉から読売新道を下り黒部ダムへ（ブナ立尾根・野口五郎岳・水晶岳・赤牛岳）♪
　今年の夏はどうも変な天気が続いてスッキリとした晴れの日がない。とはいっても夏休みにどこにも行かないというのはないので、雨覚悟で今回のロングルートを決行することにした。数日前に小屋に予約連絡をすると、どちらの小屋も「当日は大変混みあいますが・・・」とのこと。こればかりは仕方ない・・・。

　前日10日に半日休みが取れたので、駐車場が混むことも考慮して早めに出発するが、七倉駐車場に着いた時には既に山荘近くはほぼ満車、少し離れたところの正規のスペースはまだ空きがあったが、これは一日仕事して夜中に着いたらスペースがなかったかもしれない。とりあえず七倉駐車場遭難は避けられたようだ。これで数時間仮眠が取れるぞ！

★Day1
　翌日に備え、小屋に早く着いてルートを確認したりのんびりしたいのでいつものナイトハイクでスタート。もちろんこの時間はタクシーは運行していないので、七倉から高瀬ダムまで歩く。
　この歩きが良いウォームアップになったのか？この後のブナ立尾根の登りがすごく楽だった。
　烏帽子小屋で休憩をしたのち野口五郎小屋を目指す。小屋まではコマクサをはじめ高山植物がいっぱいの楽しい稜線歩き。残念なのは、この夏いつも早い時間からガスになってしまうので景色が良くないこと。ガスがなければ絶景だろうにな〜。
　野口五郎小屋には予定通り早い時間に到着し、受付を済ませカレーをいただいたのち野口五郎岳へ登頂。ちょうどこの時間晴れ間があり、明日歩く赤牛方面をはじめ、先月歩いた餓鬼岳・唐沢岳、それに双六方面も良く見える。
　水晶方面へのルートを確認して小屋へ戻り、名物「ごろりんアイス」を堪能しあとは部屋でゴロゴロと本当にゴロちゃんと化す。本日は受付で言われた通り、一つの布団に2人の混雑。今まで夏休みや連休も運よく混雑を避けてきたが、今回は初めての経験。きっと、台風の影響で8月前半に登山を予定していた人たちが、社会人の夏休みと重なってしまったのだろう。

★Day2
　本日もロングルートなのでナイトハイクで小屋を出発。ガスは出ているが昨日ルートは確認済なので安心して歩ける。空を見上げるとガスの切れ間に星空も見える。
　水晶小屋前で野口五郎小屋のお弁当をいただき、最終トイレをすませ、いざ読売新道へ突入！まずは水晶岳。ここまでは北アルプスらしく多くの人で賑わっていたが、この先はかなり出会う人も少なくなった。稜線はほぼガスガスで景色は見えず、おまけに赤牛岳を越えたあたりから大粒の雨も降ってきた。
　雨は小降りになったものの、樹林帯に入ると読売新道は泥沼地獄。回避不可能な泥沼があちこちに。8/2標識あたりからいくぶん道が歩きやすくなったのでペースを速め予定よりだいぶ早い時間に奥黒部ヒュッテに到着。この日悲しいことに遭難事故があったようでもうすぐヘリがヒュッテにやってくるという。この後到着した方はヘリ対応で受付が少々バタバタした模様。
　今夜は混雑していたものの一人一枚の布団があてがわれ、昨日よりは眠ることができた。

★Day3
　昨日受付した際に始発の渡し船に乗船することを小屋のご主人に伝えると、「3:30がええな〜、時間に余裕をもってゆっくり行くといいよ」とのアドバイス通り、まだ暗い中ヒュッテを出発。テン場を抜け小道を歩き、最初の橋を渡った後が少し道が分かりにくかったもののその後は順調に難所？を越え、渡し場にはかなり早く到着。のんびりと地図を眺めたりして始発の船を待つ。
　登山をしていて船に乗るなんて貴重な体験。短い時間だけど黒部湖の上を楽しみ対岸の渡し場へ。ここからはもうひとがんばり！ロッジくろよんに向けペースよく歩いていく。
　ロッジくろよんからは観光客も歩くような平らな舗装道路が続き、やがて観光客で大賑わいの黒部ダムへ。小汚い私達はここでは少々浮いた存在だが、初めての黒部ダムの迫力にはびっくり。
　10:35のトロリーバスに乗車し扇沢へ。扇沢へ到着すると頼んでおいたタクシーがちょうどやってきてスムーズに乗車。同じコースを歩いてきたベテランのおじさま達とタクシーを相乗りして七倉山荘へ戻る。
　運転手さんのお話だと、この連休中七倉の駐車場はずっと激混みだったとのこと。運転手さんは山のこともよく知ってみえて、おじさま達も含め楽しい山のお話ができた。皆さん本当にありがとうございました！

★まとめ
　今回の読売新道。前情報では下りでも相当体力を必要とするロングコースとの情報を得ていたが、実際に歩いてみると、確かにロングではあるが唐松頂上山荘から祖母谷温泉への下りルートの方が長く厳しい印象です。

★北アルプス線つなぎ
　今回の山行で烏帽子小屋から先の部分がぐるっと黒部湖方面へ伸びました。鷲場岳から水晶小屋の間をつなげられるのはいつの日か？