中央アルプス縦走 池山〜空木岳〜檜尾岳〜三ノ沢岳〜千畳敷


- GPS
- 53:30
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 3,163m
- 下り
- 1,654m
コースタイム
池山登山口(三本木地蔵)7:20-林道終点7:40-篭ヶ沢岩窟分岐8:00-
池山山頂9:00-ヨナ沢の頭11:00-空木平分岐13:00-
空木平花畑昼食13:20〜13:45-空木平避難小屋13:50
7月17日(日)
空木平避難小屋5:50-空木岳山頂6:55-木曽殿山荘8:20-
義仲の力水8:35-木曽殿山荘8:45-東川岳山頂9:15-
熊沢岳山頂11:00-檜尾岳山頂昼食12:40〜13:15-
檜尾避難小屋13:30-檜尾水場13:35-檜尾避難小屋13:40
7月18日(月)
檜尾避難小屋4:20-檜尾岳山頂ご来光4:45-濁沢大峰6:00-
島田娘7:00-極楽平7:30-三ノ沢分岐7:45-
三ノ沢岳山頂休憩9:45〜10:20-三ノ沢分岐昼食11:45〜12:10-
極楽平12:30-千畳敷12:50
天候 | 7月16日(土)曇り 7月17日(日)快晴 7月18日(月)うす曇り時々少雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただ繁忙期は6時前に満車になります。他駐車場はおおむね1日500円。 池山林道、タクシーは終点駐車場までは土砂崩落の関係で入ってくれない。 車高低い車は落石でダメとのこと。20分ほど手前での降車になる。 タクシーは菅の台から2000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト、林道終点駐車場にあるらしい… 手前の三本木地蔵のとこにはありません。 池山尾根、危険箇所は整備済み。鎖場、階段など新しい。 熊沢岳〜檜尾岳間、檜尾岳〜濁沢大峰間、岩場急峻。 三ノ沢コースにも所々いやらしい感じの岩場がある。 空木平、檜尾避難小屋手前鞍部、三ノ沢山頂手前などに花畑。 一番花の種類が豊富なのは空木平。 義仲の力水は水量豊富。木曽殿山荘から往復20分。 檜尾水場は水細い。シーズンによってないかも。檜尾小屋から往復10分。 空木避難小屋。 トイレあり。水場ないが雪とけ水の沢が目の前。 洗顔等に十分使えるほか、煮沸して飲料にしている登山者も多い。 くぼ地にあるため、風はほとんどあたらないが少し冷える。 収容人数はおそらく最高25〜30人程度。協力金1000円。 檜尾避難小屋。 トイレあり。収容人数は15人程度。 シュラフやマットも6人分ほど置いてある。 尾根にあるも隙間風等なくとても暖かい。協力金1000円。 中央アルプスは浄土乗越以南に小屋が少ない上、 小屋間距離が長いのでかなりの混雑ぶりです。 菅の台バスセンターそばに温泉こまくさの湯あり。600円。 畳敷きの広い休憩所は無料(一部有料)で18時まで利用可能。 タオルケットなどもあり、仮眠が出来る。 |
写真
感想
いろいろあって中央アルプス単独縦走。
天邪鬼なのでロープウエイ側じゃなく、池山登山口から出発。
しかも、何度か行ってる木曽駒宝剣は飛ばして三ノ沢へ行く選択です。
菅の台に車を置いて、予約しておいたタクシーで池山登山口へ。
池山へは登山道と遊歩道があるらしく、私は登山道を選択。
ちょっと笹藪が伸びていて選択を間違いました…;
池山尾根自体は想定どおり長くてとっても好みな感じです。
空木平分岐から空木平方面へ。すぐ斜面にたくさんの花々。
特にニッコウキスゲが鮮やか!めっちゃ綺麗。
森林限界の境界なのか、ちょっと開けた場所へ出ました。
そこもミヤマキンボウゲやハクサンイチゲ、
チングルマ、コバイケイソウなどの花畑になってました。
花を眺めながらの昼食。標高もそこそこ稼ぎ少し空気もひんやり。
昼食を終えて歩みを進めて5分で空木平避難小屋に到着。
食後、就寝もなかなか眠れません。
沢沿いになる空木平避難小屋は風があたることもなく、
少し冷えるもののとても快適。夜中に起きて満月を見ました。
朝、空木平から空木岳山頂を臨むと、満月の月がまだ残っていました。
尾根沿いの駒峰ヒュッテからは檜尾尾根や宝剣岳までよく見えます。
快晴の空木岳山頂は360度の大パノラマ!伊那谷と木曽谷もはっきり。
ここから木曽殿山荘までは岩場の急な下りです。
檜尾避難小屋か木曽殿山荘に泊まったと
思われる登山者と行き違いつつ、下っていきます。
木曽殿山荘にザックをデポ。山荘の脇を通って、義仲の力水へ。
沢水は豊富でしっかり水補給できました。
ザックを背負いなおし、まずは東川岳を目指します。
東川岳は誰もいなくて貸切状態。
見渡せるコースの長さに意識が遠のく…小ピークだらけ。
東川岳からは御嶽とその奥に白山まで見えました。
岩場の尾根を延々歩きます。とはいえ、
熊沢岳までは危険を感じるとこなし。
歩いたり、岩をよじ登ったりしつつ檜尾岳に到着です。
檜尾岳から檜尾尾根…檜尾避難小屋を眺めながらの昼食。
ガスで小屋の姿が見え隠れしているけれど、丸くて赤いかわいい屋根。
山頂からザレ場を少し下ると、避難小屋の手前の鞍部は花畑。
檜尾避難小屋は人が溢れんばかりで
気密性のいい小屋はむっとしています。隙間風もなし。
夜起きてしまったついでに身体を冷ましつつ、
伊那谷の町灯りを眺めていました。
夜明け前から風の音がひどくなり、ちょっと天気が心配。
周囲もそれを感じてか早めに動き出し、自分も早めに出発。
檜尾避難小屋から檜尾岳山頂に登ると数名の登山者が日の出待ち。
早く出発できたこともあり、私も日の出を見ることにしてみました。
八ヶ岳の真上に出る朝日はとても印象的です。朝焼けの彩雲も特別感。
日の出をみてすぐに次のピーク、濁沢大峰へ。
これまた案外岩場なのでした…ここからは割合荒涼とした感じで
極楽平あたりまでは花畑という感じのとこはなし。
ただ、昨日までは遠くに感じていた宝剣岳や木曽駒ヶ岳…
そして、三ノ沢岳がどんどん近づいてくる感覚。
ピークをいくつか過ぎて、千畳敷が見える極楽平へ到着。
雲上の花畑…三ノ沢岳へのピストンが待ってます。
私は極楽平から三ノ沢岳登山道上にある岩場を眺めるのが大好き。
ブリリアントカットのダイヤのカタチをしてるのです。
毎年でも眺めたい場所。ゆえに中央アルプス飽きません。
そんな岩場を越えて、またも小ピークの繰り返し。
時々出会う花畑に励まされつつ三ノ沢岳を目指します。
三ノ沢岳山頂目前でへとへとですが、
トラバース道には花が綺麗に励ますように咲き誇っていました。
三ノ沢岳は山頂横に岩場の広いスペースがあり、
気持ちよく御嶽、乗鞍、木曽駒ヶ岳への展望を楽しめました。
極楽平を経由して千畳敷へ。
自分ひとりで3日間歩ききれたことに達成感や誇らしさ。
でも、もうちょっとひとりっきり感を味わえてもよかったな。
天気が良く、遠くまで見えましたね。
白山からは御嶽山の後ろに見えていたのが中アなのかなと思いながら見ていました。
食料とか充実してそうなのに、28リットルで収まるのですか・・・
いかに私自身の荷物が余計なものが多いかと思いました。
熱中症は怖いですね。
少しボッーとするぐらいは有りますが、錯乱・心肺停止とは・・・
気を付けたいと思いました。
そっかー、こちらから白山が見えるということは、
白山からも中央アルプスが見えるってことなんですよね!
3000メートル級の山からの展望ってすごい。
シュラフとマットを圧縮しまくっています。それだけでかなりザックの収納増えるんです。
食料は嵩張らないものでまとめました。カレーとアルファ米が一番場所とったかな。
あ、ザックの中身を写真に撮ったのに載せ忘れましたー;;
熱中症は重度まで陥ると臓器が働かなくなって、塩分水分とっても処理してゆけないそう。
そうなる前の手立てが大事かもしれません。
まだ、夏始まったばかりです。お互い注意しましょうね!
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