また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1233045
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

塩見岳・仙丈ヶ岳 テント泊2泊3日

2017年08月18日(金) 〜 2017年08月20日(日)
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
49:26
距離
39.4km
登り
3,537m
下り
3,267m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:18
休憩
0:19
合計
2:37
14:24
50
15:14
15:16
41
15:57
16:05
30
2日目
山行
10:03
休憩
0:49
合計
10:52
4:03
13
4:16
4:18
63
5:21
5:23
118
7:21
7:23
78
8:41
8:47
4
8:51
9:13
29
9:42
9:42
84
11:13
11:26
84
12:50
12:52
25
13:17
13:17
64
14:21
14:21
34
3日目
山行
12:55
休憩
0:56
合計
13:51
1:55
58
宿泊地
2:53
2:54
70
4:04
4:23
135
6:38
6:44
35
7:19
7:19
49
8:08
8:10
27
8:37
8:44
12
8:56
8:56
25
9:21
9:21
170
12:11
12:14
44
12:58
13:01
45
13:46
13:49
33
14:22
14:24
69
15:33
15:36
0
15:36
15:39
2
15:41
15:45
1
15:46
ゴール地点
天候 18日 曇り
19日 霧のち晴れ
20日 曇りときどき晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
高速バス バスタ新宿 8:05発 松川11:49着 4,000円 (ひとりだけシート追加料金1,000円)
伊那バス 松川IC 12:00発 鳥倉登山口 14:00着 1,750円
南アルプス市営バス 北沢峠 16:00発 広河原 16:25 着 750円
山梨交通 広河原 16:40発 甲府駅 18:30着 1,950円
コース状況/
危険箇所等
三峰岳で間ノ岳方面と仙丈ヶ岳方面に分岐しますが分岐点は三峰岳山名標から若干下ったところにあります。まだ暗かったので、探し回って時間をロスしたした。

仙塩尾根はだいたい歩きやすいですが、三峰岳と野呂川越の区間はあまり歩く人がいないのか道が若干薄く、ハイマツが登山道を覆い被さっているところがあります。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
バスタ新宿から出発
2017年08月18日 07:57撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 7:57
バスタ新宿から出発
飯田行きバスは松川で下車
2017年08月18日 11:40撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 11:40
飯田行きバスは松川で下車
登山バスがやってきた
2017年08月18日 12:05撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 12:05
登山バスがやってきた
高校1年生のときはこの駅から登山バスに乗った。この日は登山者ではない1名のみ。
2017年08月18日 12:17撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/18 12:17
高校1年生のときはこの駅から登山バスに乗った。この日は登山者ではない1名のみ。
ドライバーがゲートを開ける
2017年08月18日 13:57撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 13:57
ドライバーがゲートを開ける
鳥倉登山口に着きました
2017年08月18日 14:11撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 14:11
鳥倉登山口に着きました
マルバダケブキが迎えてくれる
2017年08月18日 14:28撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 14:28
マルバダケブキが迎えてくれる
三伏峠まで10分割した標識
標識間はだいたい15分から20分で歩いた
2017年08月18日 14:36撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 14:36
三伏峠まで10分割した標識
標識間はだいたい15分から20分で歩いた
雲はあるけど雨は降ってない
2017年08月18日 15:03撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 15:03
雲はあるけど雨は降ってない
ホテルブクロ
2017年08月18日 15:04撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 15:04
ホテルブクロ
マルバダケブキ群生
2017年08月18日 15:05撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 15:05
マルバダケブキ群生
なかなかきれいな花だ
2017年08月18日 15:05撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/18 15:05
なかなかきれいな花だ
明るくなってくると心も明るくなる
2017年08月18日 15:22撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/18 15:22
明るくなってくると心も明るくなる
半分まできた
2017年08月18日 15:38撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 15:38
半分まできた
細い水場
実は間違えていて、本当の水場はこの先
2017年08月18日 15:57撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 15:57
細い水場
実は間違えていて、本当の水場はこの先
こちらが水場
2017年08月18日 16:06撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 16:06
こちらが水場
ヤマハハコ
2017年08月18日 16:11撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/18 16:11
ヤマハハコ
塩川小屋への道
高校生のときはこちらから登ってきた
2017年08月18日 16:34撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/18 16:34
塩川小屋への道
高校生のときはこちらから登ってきた
9/10まできた
2017年08月18日 16:37撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 16:37
9/10まできた
あと一息
2017年08月18日 16:57撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 16:57
あと一息
小屋までちょうど200歩でした
2017年08月18日 16:59撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/18 16:59
小屋までちょうど200歩でした
ツアー登山の方もいる
三伏峠小屋のホームページはとても感じがよいけど・・・
電波は弱いけど入ります(docomo)
2017年08月18日 17:06撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/18 17:06
ツアー登山の方もいる
三伏峠小屋のホームページはとても感じがよいけど・・・
電波は弱いけど入ります(docomo)
三伏峠標識
2017年08月18日 18:40撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/18 18:40
三伏峠標識
テン場
空いています
平坦でとてもよい
水はけもよさそう
2017年08月18日 17:58撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/18 17:58
テン場
空いています
平坦でとてもよい
水はけもよさそう
夕食はアルファ米
そんなに悪くない(が、2日食べると飽きる)
2017年08月18日 17:59撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/18 17:59
夕食はアルファ米
そんなに悪くない(が、2日食べると飽きる)
月とオリオン座
2017年08月19日 04:13撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4
8/19 4:13
月とオリオン座
月と塩見岳
2017年08月19日 04:39撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/19 4:39
月と塩見岳
ウメバチソウかな
花びらの形が少し違うような・・・
2017年08月19日 04:58撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 4:58
ウメバチソウかな
花びらの形が少し違うような・・・
ミネウスユキソウ
2017年08月19日 05:04撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/19 5:04
ミネウスユキソウ
オトギリソウ
2017年08月19日 05:18撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/19 5:18
オトギリソウ
塩見岳の肩から日が出た
2017年08月19日 05:20撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/19 5:20
塩見岳の肩から日が出た
左 仙丈ヶ岳
・・・遠いな
中央は甲斐駒ヶ岳
2017年08月19日 05:21撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/19 5:21
左 仙丈ヶ岳
・・・遠いな
中央は甲斐駒ヶ岳
樹林帯に日が差してきた
2017年08月19日 05:51撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/19 5:51
樹林帯に日が差してきた
塩見小屋の前を通過
2017年08月19日 07:22撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 7:22
塩見小屋の前を通過
ミヤマキンポウゲ
2017年08月19日 07:58撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 7:58
ミヤマキンポウゲ
結構な岩場
2017年08月19日 07:58撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 7:58
結構な岩場
こんな岩場だった
高校の記憶が甦る
2017年08月19日 08:17撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 8:17
こんな岩場だった
高校の記憶が甦る
イワギキョウかな
2017年08月19日 08:28撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 8:28
イワギキョウかな
タカネツメクサ
2017年08月19日 08:33撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 8:33
タカネツメクサ
ヨツバシオガマ
2017年08月19日 08:40撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/19 8:40
ヨツバシオガマ
塩見岳西峰
標高3047m
塩見岳の標高は三角点のあるこちらとなっています
2017年08月19日 08:46撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4
8/19 8:46
塩見岳西峰
標高3047m
塩見岳の標高は三角点のあるこちらとなっています
東峰のほうが3052mと西峰よりも高い
2017年08月19日 08:51撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/19 8:51
東峰のほうが3052mと西峰よりも高い
西峰が見える
2017年08月19日 08:52撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/19 8:52
西峰が見える
ヨツバシオガマ
2017年08月19日 09:23撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 9:23
ヨツバシオガマ
ウサギギク
2017年08月19日 09:25撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/19 9:25
ウサギギク
トリカブトを見ると秋がきたと感じる
2017年08月19日 09:28撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 9:28
トリカブトを見ると秋がきたと感じる
熊ノ平小屋のテン場は点在しています
2017年08月19日 16:46撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/19 16:46
熊ノ平小屋のテン場は点在しています
テン場の水場
2017年08月19日 16:47撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 16:47
テン場の水場
間ノ岳
2017年08月19日 16:47撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/19 16:47
間ノ岳
三峰岳直下の分岐点
2017年08月20日 04:21撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/20 4:21
三峰岳直下の分岐点
月がはっきりと見える
2017年08月20日 04:32撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/20 4:32
月がはっきりと見える
これから向かう仙丈ヶ岳(左)
2017年08月20日 04:45撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/20 4:45
これから向かう仙丈ヶ岳(左)
鉄兜と称される塩見岳
2017年08月20日 05:00撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/20 5:00
鉄兜と称される塩見岳
道は薄くてハイマツが覆いかぶさっているところも
2017年08月20日 05:03撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/20 5:03
道は薄くてハイマツが覆いかぶさっているところも
キノコだ
秋だなぁ
2017年08月20日 05:14撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/20 5:14
キノコだ
秋だなぁ
野呂川越まできた
2017年08月20日 06:41撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/20 6:41
野呂川越まできた
中央アルプス
2017年08月20日 08:08撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/20 8:08
中央アルプス
右 間ノ岳と3000メートルの稜線
左 北岳
2017年08月20日 08:08撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/20 8:08
右 間ノ岳と3000メートルの稜線
左 北岳
振り返ると塩見岳
2017年08月20日 08:08撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/20 8:08
振り返ると塩見岳
高望池
2017年08月20日 08:38撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/20 8:38
高望池
霧が晴れて仙丈ヶ岳のカールが見えた
2017年08月20日 09:59撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/20 9:59
霧が晴れて仙丈ヶ岳のカールが見えた
トウヤクリンドウ
2017年08月20日 11:28撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/20 11:28
トウヤクリンドウ
初めてきた大仙丈ヶ岳
2017年08月20日 12:09撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
8/20 12:09
初めてきた大仙丈ヶ岳
ミネウスユキソウ
2017年08月20日 12:13撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/20 12:13
ミネウスユキソウ
仙丈ヶ岳南のお花畑
2017年08月20日 12:34撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/20 12:34
仙丈ヶ岳南のお花畑
今回2つめの3000メートル峰
2017年08月20日 12:55撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
8/20 12:55
今回2つめの3000メートル峰
さすがに整備状況がよい
道も広い
2017年08月20日 13:17撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/20 13:17
さすがに整備状況がよい
道も広い
北沢峠
なんとか16時のバスに間に合った
2017年08月20日 15:41撮影 by  PENTAX KP , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/20 15:41
北沢峠
なんとか16時のバスに間に合った

感想

深田百名山を意識してから登ってきた山のうち、唯一塩見岳は高校山岳部のときにしか登っていなくて、これで「百名山に登りました」というのもどうかなぁと思い登りたいと思ってました(まだ百名山全部は登ってないけど)。

計画をしてから、直前まで天気予報とにらめっこ。1日の行動時間が10時間を越えるうえ、エスケープルートもないのであまり天気が悪いときには歩きたくない。前日、金曜日は雨だが土曜日は持ち直すという予報が出て決行。

バスタ新宿8時5分発の飯田行き高速バスに乗車。松川まで4,000円。JRでも行けるけど、飯田線は駅の数が多く、岡谷から伊那大島まで約60キロを2時間もかけて走ります。特に飯田線に乗りたいということでなければ値段も安い高速バスのほうがお勧め。渋滞したりすると乗り継ぎできないリスクがあるけれど、この日は定刻より少し早く到着。

行きの高速バスでドライバーに訊いたところ、土曜日は遅れることもあるみたいなので、ひとつ前のバス(バスタ新宿6:55発)に乗ってもよいかもしれない。ただ、松川インターバス停には屋根がないので、雨が降ったらIC近くのトイレ上屋があるところで待つしかないか。

このバスは1,000円の追加料金で「ひとりだけシート」があり、2席をひとりでゆったり使えます。ひとりならお勧めですが、1便につき4席(つまり2人分)のみしかなく早い者勝ち。

ちなみにJRで行くなら新宿7時発のスーパーあずさに乗って岡谷で飯田線に乗り換え、伊那大島着は11:51。電車なので確実性は高いけど、自由席でも新宿から7,130円。

伊那バスの鳥倉登山口行き登山バス運行は7月15日から8月27日まで。公共交通機関を使おうと思うと、南アルプスに登れるのは実質1年で40日くらいと短い。

鳥倉登山口行きのバスは1日2往復。うち1本は松川IC発。高速バスの松川IC到着が11:49で、登山バスの出発が12:00とわずか11分の乗り継ぎ時間なので高速道路が渋滞したらアウト。だから、松川の乗り継ぎが今回の山行の、いわば核心。うまく乗り継げてよかった。松川インターから乗った乗客は7名。伊那大島駅からは1人(登山者ではなかった)。途中大鹿村でトイレストップがあります。

塩見岳一般車駐車場前から9名乗車。この先はバスと緊急車両しか入れずドライバーがゲートを開けて林道の奥へ。鳥倉登山口には14時10分頃に着きました。南アルプスは、バスしか入れない登山口が結構多いですね。

三伏峠までとても歩きやすい登山道。北アルプスみたいに人が多いわけではないのがよい。三伏峠までの間に一箇所ある水場で給水。水を持つととたんに重くなる。

三伏峠小屋には5時頃到着と予定通り。ツアー登山の方で結構混んでる。テン場はさすがに空いている。テン場代700円。ビール(アサヒスーパードライ)500ml800円。高校生のグループがいた。懐かしいな。

三伏峠小屋は、なんとdocomoの電波が入ります。弱いけど。

アルファ米のエビピラフを食べ、8時前に就寝。アルファ米ひさしぶりに食べたけど悪くない。ひとりなら十分(ただし2日で飽きた)。

19日は2時半起き。4時出発。本谷山の手前で明るくなり始め、前日は見えなかった塩見岳が右手に姿を現わす。鉄兜と表現されるけど、たしかにその形容はぴったり。

途中、塩川からのルートが合流するけど、現在こちらは通行止め。高校生のときはこちらから登ってきた。

塩見岳の登りは結構切り立った岩場。そうそう、こんな感じだった。高校生のときは雨で、条件はいまよりも悪かった。

塩見岳はガスガスだったけれど、やがて霧が晴れ、少しだけ眺望が望めました。

熊ノ平小屋手前2区間のCTがかなり厳しかった。疲れていたせいもあるだろうけど、CTより大幅に遅れて到着。熊ノ平小屋はテン場代600円。ビール(キリン一番搾りかアサヒスーパードライ)500ml800円。

ご夫婦で運営されている様子。ここの情報はヤマレコにもほとんど載っていないけれど、とても感じがよい。テン場は小屋から50メートルほど離れたところに点在しています。docomoは圏外です。

疲れていたし、やることもないので6時くらいに寝ると、前の日5時くらいと遅くにやってきてテントを張った隣の人が午前0時過ぎに早くもテントを片づけてる。訊くと赤石岳の先まで行くとか。びっくりした。ふつうの人の2日分の日程を1日で行くとは。触発されて1時前に起床。2時には出発。このことが後で功を奏すことになる。

当然あたりは真っ暗。三峰岳まできて、はて困った道標が見当たらない。ヘッデンを照らして、三峰岳を少し越えた下のほうにあるのを発見。

仙丈ヶ岳目指して歩き始めるも、道が明らかにこれまでより薄い。ハイマツが覆い被さっているところもしばしばでした。少しずつ明るくなってきたので助かりました。

野呂川越まで700メートル下り、仙丈ヶ岳3033メートルに登り返す。南アルプスではよくある話。仙丈ヶ岳はなだらかなので、わりと登りやすい。ただしCTはキツめ。

北沢峠から広河原行きの最終バス出発は16時。朝2時過ぎから行動を開始したので余裕綽々というわけではないけれど乗れる。登山口に幕営して翌日帰るよりは効率がよいのでバスに乗り、広河原で甲府行きのバスに乗り換えました。

このコースは、高校に入学して入った山岳部の夏合宿コース。当時の記憶をたどると、登山バスはいまと同じ伊那大島駅発。伊那大島へは中央線の夜行列車から飯田線を乗り継いできました。バスはボンネットバスで、途中の橋の耐久力が弱いからと、橋の手前でいったん降りて、橋だけ歩いて渡った記憶が。登山口はいまとは違う塩川。そこから三伏峠まで登って幕営。

2日目の塩見岳は雨の中の登山。いまは廃止された雪投沢のキャンプ指定地で幕。

3日目は、たぶん農鳥小屋まで行って幕。水場までえらく遠かったような。トイレがいまと変わらずの空中トイレ。去年それを見たときは正直びっくりした。当時と変わってないんだ。農鳥オヤジさんはその頃も同じ人だっただろうか。先代かな?

農鳥岳をピストンして、間ノ岳を越えて北岳山荘で幕営。当時はまだ一般車が入れた広河原に下山しました。

今回の山行はそれとは少し違うけれど、高校一年生のときの遠い記憶をたどる山行になりました。当時のザックはキスリング。15歳の体力で、よくこの縦走路をテン泊装備で歩けたなぁ。しかもいまいち天候が悪い中。いまは楽して小屋に泊まることもあるし、ゴアテックスの雨具で蒸れからは解放される。当時のゴアテックスは出始めたばかりでとても高価。高校生には高嶺の花でした。

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