記録ID: 1245332
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍
奥穂高岳・前穂高岳
2017年09月02日(土) 〜
2017年09月03日(日)
長野県
岐阜県
anappleaday
体力度
7
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 14:25
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 2,481m
- 下り
- 2,461m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 8:09
距離 20.0km
登り 1,885m
下り 404m
16:48
2日目
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 6:16
距離 10.0km
登り 601m
下り 2,073m
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
◆濃飛バス・上高地シャトルバス（あかんだな駐車場〜上高地：往復2050円） |
| その他周辺情報 | ◆ひらゆの森（高山市奥飛騨温泉郷平湯：500円） |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
【1日目：上高地〜横尾〜涸沢〜穂高岳山荘〜涸沢岳往復】上高地バスターミナルで身支度を整え歩き始めると、ほどなく河童橋が見えてきます。梓川の彼方に吊尾根を眺め、
2
9/2 8:44
【1日目：上高地〜横尾〜涸沢〜穂高岳山荘〜涸沢岳往復】
上高地バスターミナルで身支度を整え歩き始めると、ほどなく河童橋が見えてきます。梓川の彼方に吊尾根を眺め、
上高地バスターミナルで身支度を整え歩き始めると、ほどなく河童橋が見えてきます。梓川の彼方に吊尾根を眺め、
横尾大橋を渡るとその先は横尾谷に沿って登っていきます。こちらはコウゾリナ？
本谷橋に差し掛かり、横尾谷の右岸に移ります。この先は徐々に傾斜が増して、岩がごろごろとしたダケカンバ林の中を登るようになり、
視界が徐々に開けて石段の道を一歩一歩登っていきますが、ばててしまいなかなかペースが上がりません。
涸沢小屋に直登する道を見送り、涸沢ヒュッテへの最後の石段に差し掛かるとヨツバシオガマが現れます。
涸沢ヒュッテに達し、テラスから涸沢カールを見渡します。ガスがかかって稜線は見通せません。
テントサイトを通り抜けて涸沢小屋に移動し、テラスに腰掛けて前穂・明神岳の尾根を見渡しながら、お昼の時間とします。
ひと息ついたら回復したようなので、稜線まで上がることとします。岩塊が積み上がった道に差し掛かり、イワギキョウや、
ザイテングラードに取り付き、ひと息つくと岩尾根に取り付きます。こちらで見つけるのはミソガワソウ。
みるみるうちに高度を上げて、すっかり箱庭のような眺めとなった涸沢カールを背後に従えながら登ります。
鎖を頼りに、鉄梯子を跨いで岩場を通過します。心なしか頭上が明るくなった気がしたかと思うと、
白出のコルに建つ穂高岳山荘に到着します。受付を済ませると、夕食までまだ時間があるので、
涸沢岳の頂上に到着。ひと足先の三角点ピークに進んで北方に目を向けると、雲海の中から槍ヶ岳と北穂高岳が姿を見せ始めます。
白出のコルを隔てて対峙する奥穂高岳の雄姿。前穂高岳とジャンダルムを左右に、切り立った岩壁を縦横に巡らせた姿に魅せられます。
奥穂高岳と対面しながら穂高岳山荘に下ります。涸沢側から湧き上がるガスが流れて、前穂高岳との間の吊尾根も見通せます。
穂高岳山荘で寛ぐことしばらくで、やがて日没のひと時を迎えます。西の空をオレンジ色に染めながら、笠ヶ岳の彼方に沈みゆく夕陽を見守ります。雲海もまたオレンジ色にさざ波立ち、
9
9/2 18:11
穂高岳山荘で寛ぐことしばらくで、やがて日没のひと時を迎えます。西の空をオレンジ色に染めながら、笠ヶ岳の彼方に沈みゆく夕陽を見守ります。雲海もまたオレンジ色にさざ波立ち、
振り返ると、見るもの全てオレンジ色。奥穂高岳の山肌の陰影が際立ち、えも言われぬ趣きです。
【2日目：穂高岳山荘〜奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢〜上高地】
穂高岳山荘からヘッドランプの光が明滅する奥穂高岳への道に取り付きます。
穂高岳山荘からヘッドランプの光が明滅する奥穂高岳への道に取り付きます。
しだいに空が白み始め、奥穂高岳頂稜部の輪郭がはっきりとしてきました。
奥穂高岳の頂上に到着すると、岩場にスペースを見つけ日の出の瞬間を待ちます。群雲が赤みを帯びてご来光に期待は高まるばかり。
ついに雲海の彼方に浮かぶ浅間連峰の稜線に光が灯り、その瞬間が訪れると、
朝焼けの北アルプスの眺めは格別。槍・穂高連峰の背後を笠ヶ岳、裏銀座、常念山脈の山々が取り囲み、涸沢カールに朝の光が降り注ぎます。
6
9/3 5:25
朝焼けの北アルプスの眺めは格別。槍・穂高連峰の背後を笠ヶ岳、裏銀座、常念山脈の山々が取り囲み、涸沢カールに朝の光が降り注ぎます。
展望指示盤に立って南東方向に目を向け、前穂高岳・明神岳のシルエットの彼方に赤富士と南アルプスを眺めると、
南方の彼方に望むのは霞沢岳、焼岳、乗鞍岳、御嶽山。岳沢を覆っていた雲海は徐々に引き始め、梓川が蛇行する上高地が見渡せるようになります。
1
9/3 5:42
南方の彼方に望むのは霞沢岳、焼岳、乗鞍岳、御嶽山。岳沢を覆っていた雲海は徐々に引き始め、梓川が蛇行する上高地が見渡せるようになります。
紀美子平に達し、ここから頭上に覆いかぶさるような前穂高岳を往復します。
岩礫が敷き詰められた前穂高岳の頂上に到着します。岩の隙間に埋もれそうな一等三角点を見届けると、
頂上の北西端に進んで、涸沢カール越しに穂高・槍連峰が連なる絶景を眺めます。
涸沢カールの全景。擂鉢の底の涸沢小屋や涸沢ヒュッテの建物が豆粒のようです。
南方の眺めも格別。梓川の対岸の霞沢岳と焼岳に囲まれた上高地を見下ろし、その先に折り重なる乗鞍岳と御嶽山。雲海の彼方には南アルプスや中央アルプスの山並みが見て取れます。
1
9/3 7:25
南方の眺めも格別。梓川の対岸の霞沢岳と焼岳に囲まれた上高地を見下ろし、その先に折り重なる乗鞍岳と御嶽山。雲海の彼方には南アルプスや中央アルプスの山並みが見て取れます。
眺めを楽しんだら紀美子平に戻り、奥穂高岳の稜線を眺めながら、少し遅い朝食の時間とします。
その先は重太郎新道を下り始めます。長い鎖が張られた一枚岩を下降し、どんどん下って、
岳沢パノラマから、眼下に岳沢小屋の赤い屋根を見下ろします。この先はダケカンバ林の急降下となり、
カモシカの立場に達すると、先ほどよりも高度を下げた分、西穂高岳の稜線を見上げるようになります。
長い鉄梯子を下れば、その先に広がるのはお花畑。シモツケソウを手始めに、
枯沢を横切った先のテントサイトを通り抜けると岳沢小屋に達し、ひと息つきます。
装備
| 個人装備 |
ぶらさげリラックマ
|
|---|
感想
1日目は、涸沢の手前で早くもバテ気味となり、涸沢止まりの誘惑に駆られましたが、昼食を兼ねてひと休みしたら回復してきたような気がして先に進みます。その甲斐あって、稜線上ではほどなくガスが引いて青空が広がるようになり、涸沢岳からの奥穂高岳の雄姿や夕陽を眺めることができました。
2日目も引き続き好天に恵まれ、奥穂高岳からのご来光はもとより、吊尾根を辿って前穂高岳に立つと、雄大な展望を存分に楽しむことができました。
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