北岳と間ノ岳

2011年09月15日(木) 〜 2011年09月16日(金)

• GPS: 35:16
• 距離: 17.7km
• 登り: 2,292m
• 下り: 2,279m

コースタイム

15日:
6:44大樺沢出合→9:30-5:57白根御池小屋→(草すべり)→12:37右俣コース合流点→13:00-13:30小太郎尾根分岐→14:00北岳肩ノ小屋【テント泊】

16日:
6:00北岳肩ノ小屋→6:40-6:50北岳山頂→7:48-8:50北岳山荘→9:22中白根山→10:25-10:39間ノ岳山頂→11:23中白根山→11:48-12:35北岳山荘→13:37八本歯のコル→15:20二俣→15:20-16:00白根御池小屋→18:00大樺沢出合

天候

15日:晴れ、夕方からガス
16日:晴れ、昼頃からガス

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

行きは芦安駐車場から広河原より乗り合いタクシー利用、1人1100円。

コース状況／危険箇所等

下りの左俣コースで二俣の手前位が道標がわかりづらい所があります。
迷って立ち往生している方がおられました。

写真

9/15 6:32

広河原から仰ぎ見る北岳

9/15 6:35

大樺沢出合の吊り橋

9/15 6:38

広河原山荘、釣りに来ている方もいました。

9/15 7:25

御池小屋に向かい始める。

9/15 7:37

よいしょっ、という感じ

9/15 8:22

台風の爪痕だろうか、木がボッキリ折れている

9/15 8:31

第二ベンチ

9/15 9:11

この辺り手前から道が緩やかになってきます

9/15 9:15

沢を横切る。マイナスイオンで爽快。

9/15 9:39

御池小屋着。さっそくビール休憩。(本日2本目)

9/15 10:09

草すべりに向かう。

9/15 10:13

鳳凰山をみる。ここでは地蔵岳は見えない。

9/15 10:16

なんだかスキー場を歩いているよう。

9/15 11:30

ここだよ〜と北岳が言っている。

9/15 12:22

三山がくっきり。地蔵岳もそろそろ見えてくるかな。

9/15 12:39

林を抜けてスコーンと抜けたハイマツ帯。
名前は分からないが鳥の巣があるようで、たくさん飛んでいる。

9/15 13:00

小太郎尾根分岐。

9/15 13:01

やっと尾根の向こうが見えた。小太郎山への稜線。
植物が色付き初めていました。

9/15 13:01

仙丈ヶ岳

9/15 13:01

ぼんやり景色を眺める。

9/15 13:16

静かです。

9/15 13:24

さあ、歩きますか。

9/15 13:31

なんだろう。

9/15 13:33

東の谷からガスがあがってきました。

9/15 13:34

これを登ると小屋かな?

9/15 13:35

どんな花が咲いていたんでしょうか。

9/15 13:39

きた道を振り返る

9/15 13:58

北岳肩ノ小屋到着

9/16 4:43

二日目の朝

9/16 4:58

富士山の大きさに圧倒される

9/16 4:59

朝陽に染まる北岳、ぼけぼけ。

9/16 5:17

9/16 5:17

9/16 5:22

この瞬間を見ようと、ギャラリーが同じ方向を見つめます。

9/16 5:23

9/16 5:23

9/16 5:24

9/16 5:24

9/16 5:27

9/16 5:31

9/16 5:34

9/16 5:35

この場所を離れがたい。

9/16 5:36

9/16 5:36

9/16 6:02

6時、やっと歩き始める。

9/16 6:03

雲海の上を行く

9/16 6:07

9/16 6:12

9/16 6:39

9/16 6:40

9/16 6:41

着いたよ、北岳

9/16 6:42

白根岳と言うんだね。

9/18 17:11

記念撮影。撮っていただきました。

9/16 7:18

間ノ岳を目指す

9/16 7:21

北岳山荘へ下る

9/16 7:29

9/16 7:37

今日も暑くなりそう

9/16 7:39

北岳を振り返る

9/16 9:01

山荘よりさらに進んで振り返る

9/16 9:22

穏やかな中白根山

9/16 9:31

これから先が

9/16 9:39

けっこう長いが、

9/16 10:00

着実に進む

9/16 10:03

北岳が遠くに

9/16 10:04

下界の天気も晴れかな。

9/16 10:15

9/16 10:18

間もなく

9/16 10:25

間ノ岳

9/16 10:26

広い山頂。南西方向を見る

9/16 10:26

こちらは東。
富士山が隠れてきた

9/16 10:32

三角点に腰を掛ける。
背後に北岳と甲斐駒ケ岳

9/16 10:36

相ノ岳

9/16 10:37

戻らない…時間が刻々と過ぎて行く。

9/16 11:46

ひたすら歩いて北岳山荘。

9/16 12:46

八本歯のコルへのトラバース道

9/16 12:59

視界が…

9/16 13:06

これもまた…

9/16 13:30

これが八本歯のあたりであろうか

9/16 13:37

休む間もなく

9/16 13:50

二俣へ

9/16 14:01

急な階段ばかり。視界不良。

9/16 15:17

や〜っと二俣のトイレが見えた。

9/16 15:43

御池小屋に到着。ひと安心
でも、バス&タクシーにはもう間に合いません。

9/16 17:43

なのに、広河原まで戻ってきてしまった。
今日は広河原山荘にテント泊するつもりだったけど…。

撮影機器：

IXY DIGITAL 1000 CANON

COOLPIX S620 ニコン

感想

waraccho

7月の末に計画し、台風で延び延びになっていた
北岳山行を決行しました。欲張って間ノ岳も歩きましたが…。

【9月14日】
会社定時退社後、一旦自宅へ帰宅。
19:30頃自宅発。東名高速富士IC下車、国道139号→300号から南アルプス市に入る。
南アルプス市の芦安駐車場には23:30頃到着。
車中泊。

【9月15日】
3:30起床。
5:10の乗り合いタクシーに乗車。
5:50頃広河原アルペンプラザに到着?
6:30頃から歩き始める。

白根御池小屋までは順調。
草すべりへの分岐ですれ違った方から左俣コースも歩けるとの情報提供。
今夜の宿泊地を北岳山荘にするか少し迷ったけれど、
予定通り草すべりから北岳肩ノ小屋へ向かう。

草すべりを半分くらい進んだ所で、寝不足がたたってか
急激な眠気と疲労。
ここからは少し進んではストックに身を任せて休み、またヨレヨレと歩くの連続。
林が開けた鹿避けの防護網の所で、腰を下ろしウトウトと仮眠(?)
相棒にすっかり迷惑をかけてしまった。
でも、ここまで来れば正面に鳳凰三山と北岳ドドーンと見える。
もう少しがんばって歩こうと思う。

小太郎尾根分岐まで来ると今度は正面に仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳(ガスに隠れていたけど)、そして鳳凰三山。遠くに八ヶ岳、中央アルプス、乗鞍岳…富士山。
そしてもう正面には北岳山頂。
それは素晴らしい展望でした。

気力も回復し、
15:45肩ノ小屋到着。
しかし、辺りは見る見るガスに包まれて…。
北岳山荘まで行くか迷うが、
今日のところはここで宿泊。(これが翌日の行程の失敗のモトでした。)
食事はいつもの塩豚、ビール、リゾット風??の芯の残ってしまったご飯。
ガツガツ食べて、17:00頃には就寝。

深夜に目が覚め、テントの中でも外の月の明るさがハッキリとわかる。
外に出てみれば良かったが、周囲があまりにも静かでまたウトウト…。

【9月16日】
14:30頃、周囲の物音で目が覚める。
テントで朝食の棒ラーメンの食べ、いそいそと撤収準備。
テントの外を見ると、東の空と雲の境目がもうオレンジ色に。
撤収準備をしながら、ご来光を待つ。
そして夜明け。
ここ数回山で夜を明かして、こんなに美しい日の出が見られたの初めて。
そして雲海に浮かぶ富士山の迫力に圧倒されたのも初めてではないかと…。

6:00、肩ノ小屋を出発。
6:40、北岳山頂着。
360度の大展望です。
天気も良く。周囲の山もハッキリと見えます。
北岳の後の今日の行程は、少々無理矢理に組んだので、先を急ぎます。
相棒は楽勝と言う感じでしたが…。

北岳山荘で軽食、そして荷物をデポ。
ここで思いのほか時間を潰してしまい、
これもまた今後の行程に影響が出なければ良いが、と次の中白根山へ出発。
9:22中白根山到着。
10:25間ノ岳到着。
ここで思わず、来た〜ッ!と雄叫び。
中白根山から間ノ岳の稜線は凄く気持ちが良い。
空気も美味しい。景色も素晴らしい。

間ノ岳は仰向けになってボーッとしていたいぐらい静かで、
心地よい。

しかし、そうも行かず、北岳山荘へ帰ります。
山荘に向かう途中から野呂川の谷からガスが立ちこめてきて、
八本歯に向かう時には、バットレスは全く見えなくなってしまいました。
残念。

八本歯のコルから二俣にかけての下りは、
旺文社の地図に有る様な標準コースタイムでは降りれませんでした。
疲労もピークに来ていたし、
もう、バスにもタクシーにも乗れないな〜
ま、今日は御池小屋に宿泊するか、と諦めモードになった事が
さらにペースを落としたのかも…。

二俣の手前で、御池小屋に降りたいが、このコースで間違っていないか、と
訪ねてこられた単独行の方がいました。
かなり、焦っている様子で、
我々はここが初めてなので、ハッキリ言えませんが、コースは間違っていないと思いますよ、と、こちらが言ってもまだ気持ちが高ぶっている様子でした。

私達は二俣に到着するまで、
その方が着いて来ているかどうかを確認しながら歩きました。

御池小屋に到着すると、相棒が、広河原山荘まで降りるぞ、
と気合い満々だったので、がんばって今日のうちに下まで降りる事に。

広河原まで来るともちろんバスもタクシーもなく、
やはり広河原山荘にテントを張ろうと、私が思っていると、
相棒が…なんと林道管理のおじさんに交渉し始めました。

我々の大変な我が儘を林道管理のおじさんは聞いて下さって…。
あまりに非常識すぎてあまり語れません…。

おじさんはとても気さくな方で、先日の台風では林道のトンネルに沢山の水が溜まって、深い所では2mの所もあり、ボートでトンネルを移動したこととか、
大きな鹿が林道に出てくる話、昔はガードレールがなく、事故が多くてそのうち一般車両通行止めになった事、林道の修復を行っても、雪が降るとまた道が荒れることとか、色んな話をして下さいました。

今回の山行は色んな反省点がありますが、
もう、林道管理のおじさんには頭が上がりません。
人のご好意に助けられた山行となりました。

コメント

lemondrops

お久しぶりです
タイトなスケジュールでしたね。お疲れ様でした。
私も同じ季節（9/19〜21)だったけど、やっぱり空が澄んでいてきれいだった。
ダンナの靴のソールがはずれて超大変だったことなど、思い出されます。
でも何か事件があったほうがより記憶が鮮明になるね。
今回の林道管理のおじさんとの出会いもきっと・・・

waraccho

はい、ほんとに。
ご覧頂き有り難うございます。

これから暫くの間、山登りが出来そうにないので
今回は欲張ってしまいました…