阿弥陀岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳
- GPS
- 16:20
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,825m
- 下り
- 1,812m
コースタイム
25日 赤岳展望荘7:00-7:05地蔵尾根分岐-8:05三叉峰-8:20横岳-9:10硫黄岳山荘-9:50硫黄岳-10:20赤岩の頭-11:30赤岳鉱泉12:45-13:35美濃戸山荘
天候 | 24日 快晴 25日晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南沢から中岳コルに出る直前、崩落個所がありました。右手の山側を直登して、阿弥陀岳側に数メートルのところに出る新しい踏み跡があります。下りだとわかりにくいらしく、崩落個所を横切っている人もいました。 |
写真
感想
初めての八ヶ岳が縦走なんて夢のようです
道の駅「信州蔦木宿」に前夜到着しテントで仮眠、翌朝美濃戸口へ向かいました
連休2日目とあって駐車場はすでに満車、仕方なく(ホントはだめだけど)路駐
いざ出発
美濃戸山荘から南沢ルート、樹林帯の中を歩き少しづづ高度を上げて行者小屋へ
さすがに連休、すごい人でした
それでも見上げれば青い空に峰を連ねる八ヶ岳が迫ってくるようです
稜線には小さく人の姿に、これから向かう赤岳展望荘も見えます
そしていよいよ中岳コルを目指して始まります
実は中岳コルからの印象があまりに強烈すぎて、この山道の記憶があまりありません
最後に中岳コルに出る直前の崩落個所が印象にあるくらいで…
コルで留守番と阿弥陀岳挑戦組に分かれ
私はというと悩みました(~ヘ~;)
怖いからパスしたいけど、今日を逃したら一生ないだろうしと
「行こう!」と仲間に背中を押してもらい挑戦です!
見上げれば梯子やら急な岩場やら不安だらけ、無理なら途中で引き返すつもりで
背中には見えないながらも高度感と恐怖を感じ、やっと山頂にたどり着きました
「来てよかったー」何しろ今までにない本当の360度の大パノラマ!
時間も忘れぐるぐる回りながら山座同定してました
名残惜しいけどこの後難攻の赤岳が待ってます
登り以上に緊張しながら中岳コルにたどり着きました
休憩後いよいよ本日の最後の難関赤岳です
阿弥陀岳の疲れと緊張で重い足取りが、目の前にそびえる赤岳にさらに重くなってきました
ジグザグに伸びるザレた山道をゆっくりゆっくり登って行きますが
休み休みなので時間もかかります
そして本当に最後の岩場を越えて、やっと赤岳山頂にたどり着きました
丁度清里側からガスが上がってきて夕日でブロッケンも現れ、倍増の感激でした
この時すでに4時近く、寒さもあり、赤岳展望荘へ下りました
手続きを済ませ、大部屋の上の段、各自シュラフ寝床を確保し一息
私はすでに疲労困憊、そのまま寝入ってしまいました
夕食ものどを通らず、もちろんいつもの1本もおあずけ
名物のお風呂も何十人もの山のぼらーが入ったあとのお湯はヤダなーと思いつつも
山ガールたちに「気持ちよかったですよー」と言われ入りました
入っちゃえば気持ち良くて、疲れも楽になり冷えた体も温まりました
何より上がり湯(シャワー)があったのが有難かったです
大部屋の恐怖「いびき」もほとんどなく、山小屋にしてはよく眠れました
翌日は早立ちの人が4時頃から動きだし、5時には電気も付いたので、ご来光を見るため外に出ました
風は冷たく霜も降りてますが、それでもみんな同じ方角を見て待ちます
上空は雲一つないのに地平線には帯のように雲、そして下には雲海が広がっています
東の地平線が徐々に赤くなり雲の隙間からまぶしい光が
今日もいい天気になりそうです
小屋の食事は昨日の到着順なので一番遅い時間、6時出発予定なのに6時に朝食
まぁ今日は硫黄岳から下りるだけだからいいね
1時間遅れの7時に出発
横岳は私にとって一番の恐怖地帯
「阿弥陀岳行けたんだから大丈夫」と言われ少し安心しながらも梯子、鎖、岩稜に気は抜けない
リーダーに何度もフォローしてもらい何とかクリアできました
この頃から周りの植物にやっと目が行くようになり余裕もできました
残すは硫黄岳
ここは遠目にも穏やかな山容なので楽しく歩けましたが、爆裂火口跡は怖くて近寄れませんでした
硫黄岳からは最後のパノラマを楽しみました
近くの人に図々しくも山の名前を教えていただき感謝です
赤岩の頭から赤岳鉱泉に下る頃には雲が流れてきて、雪かみぞれかがチラつきました
樹林帯をジグザグ下り沢を渡り赤岳鉱泉に着いたのでした
昨日赤岳鉱泉を見下ろしていた赤岳がよく見えます
昼食を済ませ路駐の車の無事を祈りながら美濃戸へ歩きます
増水して川になってしまった沢を何度も渡り、車の無事を確認しました
そしてもみの湯(500円)で汗と疲れを落とし帰路につきました
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