【動画あり】貸し切り山頂の唐松岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 932m
- 下り
- 1,994m
コースタイム
天候 | 雪と快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丸山から先の稜線は烈風です |
写真
装備
備考 | ダウンのパンツ |
---|
感想
雪洞泊と貸し切り快晴の唐松岳山頂
山スキーの師匠とのスケジュールが合わず今回はソロ。
天気は金曜日に荒れて翌日は快晴予報なので,有給を一日いただき
金曜日の午前中は温泉三昧,ごごから入山。
八方池上部の樹林帯まで歩き,扇雪渓にて雪洞掘り
雪洞形状は手抜き普請で横穴かつ頭は外だしタイプ
設営時間は30分で仕上げたけれど,夜中に寒さに凍える。
寝具は,3シーズンシュラフ+ダウンジャケット+ダウンブーツ+シュラフカバー
足先が冷えてしまい何度も目覚める。そのたびに食糧補給する。
食べている間は体温がすぐ上がるから大丈夫だけれども・・・切れると
効果てきめんすぐ体が冷えます。
結局寒さに負けて深夜11時に緊急避難ボックスに格納しているレスキューシート
も動員。
レスキューシートは便利で温かい。衣服とシュラフの間に使用しましたが
すぐ温かくなった。レスキューシートを追加投入後は爆睡。
一晩明けたら快晴でした。
写真を撮影しながら登る。
扇雪渓の上部で日の出を待つ。これより上に行くと山の位置関係が悪くなります。
山はやはり日の出前1時間から日の出後3時間が勝負です。
ほんの数分の違いで画像の雰囲気が変わりますよ。
日の出直後の360度ビデオ
数分後後の360度ビデオ
ルートは,新雪が少し乗った程度なのでスキーだとラッセルなしで
すいすい登れる。丸山より先は白馬と杓子の間から吹き付ける季節風
により烈風です。
丸山の上で耐風できなくなったのでスキーをデポする。
アイゼン・ピッケルに切り替えればあとは風の眼をにらみながら
稜線をちょっと風下にルートをとれば顔にあたる雪氷くずが痛いのを
我慢すれば十分歩けます。(手袋のアウターがあればよかった・・)
8:00唐松山荘にいたら後立山から槍までの大展望が広がってました。
ここで一眼レフを落としたことに気づく。人生二度目の大失態。
まあ下山時に回収しようと判断し山頂へ。
唐松山荘から先は,風がぴたりと止みほのぼの稜線歩き。
貸し切りの山頂でビデオを撮ったり山座同定したりして楽しむ。
しばらくすると八方池山荘から登ってこられた方々がやってきました。
(カメラを拾っていただき感謝です。)
唐松岳山頂の360度ビデオ(8:45分頃)
皆さんとしばし歓談したり写真を撮影して下山開始。
山スキー靴(プラスチックブーツ)にワンタッチのアイゼンを
使っていますが,下山時にアイゼンが知らないうちに外れるのには
閉口でした。
丸山手前を通過するあたりから日帰り組の先頭チームとすれ違いました。
丸山で一眼様を回収し,スキーで滑降開始。
この辺りはまだ粉雪もどきでかなり快適な滑走を楽しめました。
扇雪渓の上部あたりからものすごい行列の方々とすれ違う。
びっくり!行ってらっしゃい。
扇雪渓で荷物を回収し雪洞を破壊して下山開始。
雪がぐずぐずになりかけていたからゲレンデにもどるか
大ゲレンデに踏み込むか迷った末に,八方沢へ下りました。
カールボーデンのエンドモレーンで大休止して八方沢へ・・・
本格的にぐず雪に悪戦苦闘しつつ滑る。
しかし,足が疲れたのか背中の重さに負けスキーをつんのめって
転倒してしまいました。ぐきって音がしました・・・
荷物をさっさと捨て板を外してみたらまあ大丈夫?ポイ。
痛みはかなりあるけれど,まっすぐの荷重には耐えられるので一安心。
もう大転倒はできないので,デブリが増えてきてきたあたりから
ボーゲンと後ろ滑りを駆使し,ケガした左足に荷重をかけないように
滑る。沢下部はスキーを脱ぎ捨ててとぼとぼ歩く。
ここまでくると,小鳥の声がしてきます。ただデブリのない頭上が
いつ崩れるか?ひやひやしながらですが。
林道終点で,ご不幸の連絡係を頼まれました。
林道もデブリやら雪がなかったり,トラバースできないなどの理由で
結構歩いてます。
別荘地から先は荷物を捨ててスキー靴で3キロのアスファルトをとぼとぼ
歩いてゴールでした。
お会いした皆様ありがとうございました。
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