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Yamareco

記録ID: 141673
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

黒部・下ノ廊下〜裏剱〜剱沢〜立山〜黒部ダム周回縦走

2011年10月07日(金) 〜 2011年10月10日(月)
 - 拍手
GPS
32:47
距離
44.8km
登り
4,242m
下り
4,141m

コースタイム

(前夜 車で自宅発)

10/7
(7:30扇沢発トロリーバス)
黒部ダム(カレ谷出口)7:50-8:57内蔵助出合-11:09黒部別山沢出合(看板)-11:35白竜峡(看板)-12:25十字峡-13:02作廊谷合流点(看板)-13:21半月峡(看板)-13:53東谷吊橋-14:08仙人ダム-15:06阿曽原温泉小屋 テント泊

10/8
阿曽原温泉(テント場)6:35-7:27仙人ダム-10:06雲切新道1629mピーク-10:33仙人温泉小屋11:10-13:22仙人池ヒュッテ13:47-14:31池ノ平小屋 テント泊

10/9
池ノ平小屋8:05-9:37二股吊橋-10:40真砂沢ロッジ11:14-13:42剱沢小屋 小屋素泊

10/10
剱沢小屋5:42-6:30剱御前小屋6:45-7:13別山(南峰・北峰)7:41-8:19真砂岳-8:58富士ノ折立-9:16大汝山9:35-9:55雄山10:07-10:33一ノ越10:57-11:33東一ノ越-13:00黒部平13:26-13:52ロッジくろよん-14:20黒部ダム
(14:35黒部ダム発トロリーバス)

(薬師の湯で疲れをとってノンビリ帰宅)
※東部湯の丸SAで2時間仮眠したら関越渋滞が終息していたので、夜中0時15分に自宅に無事帰着
天候 10/7:曇時々雨 午後からは回復
10/8:晴れ 午後は裏剱の稜線がガスに覆われる
10/9:終日快晴
10/10:終日快晴
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢無料駐車場を利用(連休前の平日にも関わらずターミナルに近い無料駐車場は満杯でした)

扇沢〜黒部ダム:トロリーバス往復切符+手回り品券 合計2,920円
コース状況/
危険箇所等
◆黒部・下ノ廊下(黒部ダム〜阿曽原温泉)
※既にご存知のとおり、地震による崩落・浮石の影響で通行止めとなっています※
早朝の地震による死傷事故、十字峡手前で発生した大規模崩落による登山道消失。始発トロリーバスで下ノ廊下を目指した人はたぶん20名ほどだと思いますが、阿曽原まで行けたのはたまたま運良く大規模崩落の少し前に通過した半分以下の人だけ。 その道も不安定な斜面状況、小規模崩落地帯通行の連続でした。景観を楽しむ余裕はありませんでした。
※危険なガレ場で自主的に死傷事故対応をされた方、本当に頭が下がる想いです。予定された行動を諦めて事故対応をされたうえ、その先の大規模崩落でダムに撤退された残念さを思うと、申し訳ない気持ちになります※
・コース上で何度か滝の下や雫が滴り落ちる場所を通過します。晴れていても雨具・ザックカバー装備をおすすめします。
・殆ど左手でハリガネを掴みながら歩くことになるので、素手ではなく手袋をしたほうが良いと思います。

◆阿曽原温泉
・テント場は草地でフカフカ。気持ちよく眠ることができました。
・テント場から5分ほど下る露天風呂は男女1時間毎の入れ替え交替制。風呂の横にあるスノコで脱衣します。もちろん遮るものなど何もありません。周囲の自然に溶け込んで寛げます。
・発電地帯に近いためか、飲み物は自動販売機で買えます。こんな山奥なのになんだか不思議な感じです。

◆雲切新道(仙人ダム〜仙人温泉)
・噂に違わぬ急登です。よくもまあこんなところに道を切り拓いたなあというルートですが、慎重に登れば危険はありません。
・1629mピークを過ぎてしばらくで、仙人温泉小屋と源泉の噴煙を眼下に望める地点まで来ると「ホッ」とできます。

◆仙人温泉小屋
・通過者の半分がここの露天風呂に寄るぐらい人気があるようです。そのうち私も入りたい(というか入らなかったことを今更後悔してる)
・小さいながらも雰囲気のある小屋と親爺さんでした。泊まってノンビリしみじみしてみたい。

◆仙人温泉〜仙人池ヒュッテ
・谷の高巻き道&河原歩きで雲切新道よりも登り疲れました。山と高原地図のコースタイム2時間10分は意外とキツメじゃないかと感じました。

◆仙人池(ヒュッテ)
・裏剱撮影スポットで有名な仙人池が小屋のすぐ脇で、しかも小さいことにビックリ。撮影三脚が池畔に並ぶ箱庭的なビューポイントでした。
・ヒュッテは名物おばあちゃんで有名ですが、今シーズンは登ってきていないようです。

◆池ノ平(小屋)
・仙人池から1時間かからない距離です。こちらの平ノ池からの裏剱の方が臨場感があり、個人的にはコチラの方がおすすめです。ぜひ立ち寄ることをおすすめします。
・テント場は小屋のすぐ横ですが、裏剱を間近に眺められる好展望地です。テント内から剱を見ながら一杯やれる幸せを実感できました。

◆仙人新道〜真砂沢ロッジ
・仙人新道は下りで使ったのですが、裏剱の雪渓(三ノ窓・小窓)と紅葉を見ながらの下りだったので、気持ちよかったです。
・二股吊橋から真砂沢ロッジまでは河原歩き、一部河原脇の桟道・クサリ・ロープ伝いの道、急登下降の高巻き道と変化があって、意外と疲れました。
・ハシゴ谷乗越からのルートとの合流点(渡渉橋)から真砂沢ロッジまでは近いのかと思ったら結構遠かったです。

◆真砂沢ロッジ
・売店が充実しているし、とても親切な応対をしてもらえました。こんどゆっくりテント泊で過ごしてみたいなと感じました(来シーズンあたり、内蔵助平〜真砂沢ロッジ〜仙人温泉〜祖母谷温泉 なんてルートを歩いてみたいね)
・今シーズン最終営業日だったらしく、今晩の宿泊者には晩飯大盤振舞だとか。

◆剱沢雪渓
・剱沢小屋で手書きのルート詳細を配っているので、雪渓を下って来る方は小屋に寄って状況確認するのが賢明です。(私は池ノ平テント場のお隣さんからその紙をもらったので、安心して歩けました)
・雪渓上を歩くのは2箇所のみであとは高巻き道でした(昼間だったのでアイゼン無しでも歩けました)。雪渓上で山岳警備の方が見張り番されていました。
・途中一箇所だけ、大きな一枚岩トラバースがあり、アルミバシゴと板を渡した桟道が設置されていました(これが無いと絶対通過は無理そう)。
・雪渓を歩くよりもアップダウンも多く、コースタイムは余分にかかります。行程計画時には余裕をもったタイムマネジメントが必要です。

◆剱沢小屋
・正面に別山尾根から連なる剱岳が大きく望めるキレイな小屋です。
・なんとシャワーが使えるので、汗と疲れを流してサッパリできました。
(立山・剱エリアの小屋には汗を流せるところが多くてウレシイですね)
・地震の影響で剱岳入山禁止となっていた影響か、宿は空いていました。
(素泊は私一人だけで、自炊は寂しく)

◆立山稜線(剱御前小屋〜別山〜立山〜一ノ越)
・雪や凍結が無ければ稜線歩きを楽しめる稜線だと思います。今回は早朝だったこともあり、凍結箇所も多くて念のため雄山まではアイゼン装着しました。
・ここの稜線は日本海(富山湾)から直接風を受けるので、室堂側からの横殴りの寒風が厳しい。(勝手に鼻がダラダラ垂れて・・・)
・雄山までは寒くて静かなルートでしたが、雄山に来たとたん、暖かい南面と沢山の登山者(殆ど観光登山に近い人)で、そのギャップにビックリでした。

◆一ノ越〜タンボ平〜黒部平〜黒部ダム
・時間もあるし、お金がもったいないこともあって、ダムまで歩いて下山しましたが、キツクないし意外と景色が楽しめた良いコースでした。
・東一ノ越までは雄山南斜面の下りトラバース。時折斜面上から石が落ちてくるのに気をつけながら、反対側に拡がる龍王岳・鬼岳・獅子岳の雄大な姿を楽しめます。
・東一ノ越で尾根の反対側に出て、そこに大きく拡がるカール(タンボ平)は一面秋景色が黒部ダムまで続いていました。
・黒部平(ロープウェイ駅)は行楽観光客でごったがえしていました。
・黒部平〜ロッジくろよんの道は整備されているうえ、枯葉がフカフカして歩きやすく30分かからずで下山できました。ケーブルが混んでいる場合は歩いて下っても全然良さそう。

◆大町温泉 薬師の湯
・毎度おなじみ、下山後に必ず汗と疲れを流すのにうってつけの温泉です。
・飲食施設のオーダーストップが意外と早い(16:00)ので今回も飲食できず。

◆信州新町 道の駅
・夕食に寄った道の駅のそば屋さん、美味しかったです(量も申し分なし)

予約できる山小屋
剱澤小屋
トロリーバス終点から前方に進むと登山者出口
2011年10月07日 07:46撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 7:46
トロリーバス終点から前方に進むと登山者出口
ダム下のこの橋を渡って左岸に出ます
ダム下のこの橋を渡って左岸に出ます
橋から見たダム(観光放水を見上げるのは迫力あるねえ)
2011年10月07日 08:06撮影 by  CX2 , RICOH
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10/7 8:06
橋から見たダム(観光放水を見上げるのは迫力あるねえ)
地震の影響か、対岸の崩落で小さな土砂ダム状態
地震の影響か、対岸の崩落で小さな土砂ダム状態
2011年10月07日 08:44撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 8:44
内蔵助谷出合 絶壁は黒部の巨人「丸山東壁」かな
2011年10月07日 08:57撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 8:57
内蔵助谷出合 絶壁は黒部の巨人「丸山東壁」かな
このあたりを進んでいるときは、この先にあった惨事のことなど想像する由もなく
2011年10月07日 09:07撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 9:07
このあたりを進んでいるときは、この先にあった惨事のことなど想像する由もなく
2011年10月07日 10:16撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 10:16
よくもこんな断崖をくり貫いて桟道をつけたもんですね
2011年10月07日 10:45撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 10:45
よくもこんな断崖をくり貫いて桟道をつけたもんですね
2011年10月07日 10:47撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 10:47
死傷事故現場に向かう富山県警ヘリ
2011年10月07日 11:06撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 11:06
死傷事故現場に向かう富山県警ヘリ
2011年10月07日 11:12撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 11:12
2011年10月07日 11:28撮影 by  CX2 , RICOH
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2011年10月07日 11:30撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 11:30
十字峡(剱沢)を渡る吊橋
2011年10月07日 12:25撮影 by  CX2 , RICOH
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10/7 12:25
十字峡(剱沢)を渡る吊橋
黒部本流に左右から同じ地点に合流してできた奇跡のような十字峡(向こう側が棒小屋沢、手前が剱沢)
2011年10月07日 12:26撮影 by  CX2 , RICOH
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10/7 12:26
黒部本流に左右から同じ地点に合流してできた奇跡のような十字峡(向こう側が棒小屋沢、手前が剱沢)
吊橋から剱沢 2日後にこの上流の雪渓を登る予定
2011年10月07日 12:27撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 12:27
吊橋から剱沢 2日後にこの上流の雪渓を登る予定
前方に人工物が! そしていつの間にか川の色が茶色くなってる
2011年10月07日 13:21撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 13:21
前方に人工物が! そしていつの間にか川の色が茶色くなってる
仙人ダム手前で右岸に渡る東谷吊橋(長いので真ん中にさしかかるととても揺れ〜る)
2011年10月07日 13:53撮影 by  CX2 , RICOH
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10/7 13:53
仙人ダム手前で右岸に渡る東谷吊橋(長いので真ん中にさしかかるととても揺れ〜る)
仙人ダム堰堤(再度左岸に戻って、ダム施設内に入る)
2011年10月07日 14:08撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 14:08
仙人ダム堰堤(再度左岸に戻って、ダム施設内に入る)
ダム施設内の登山者通行路(蒸し暑くてレンズが曇る)
2011年10月07日 14:11撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 14:11
ダム施設内の登山者通行路(蒸し暑くてレンズが曇る)
初日のゴール:阿曽原温泉小屋
2011年10月07日 15:06撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 15:06
初日のゴール:阿曽原温泉小屋
テント場は小屋から下ってすぐの草地(テント底面はフカフカで安眠)
2011年10月07日 15:14撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 15:14
テント場は小屋から下ってすぐの草地(テント底面はフカフカで安眠)
露天風呂横に湯気を噴出す謎の施設(この中で脱衣できるが物凄く蒸し暑い)
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露天風呂横に湯気を噴出す謎の施設(この中で脱衣できるが物凄く蒸し暑い)
テント場から5分ほど下った露天風呂は男女1時間単位の交代制 もちろん丸見え 脱衣もその場で
2011年10月07日 17:05撮影 by  CX2 , RICOH
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10/7 17:05
テント場から5分ほど下った露天風呂は男女1時間単位の交代制 もちろん丸見え 脱衣もその場で
マイテント(エスパースソロ)
2011年10月07日 17:15撮影 by  CX2 , RICOH
10/7 17:15
マイテント(エスパースソロ)
2日目;雲切新道の取り付きはダム湖脇のアルミ階段
2日目;雲切新道の取り付きはダム湖脇のアルミ階段
急登で高度を稼ぐと後立山連峰が見えてきます
2011年10月08日 09:23撮影 by  CX2 , RICOH
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10/8 9:23
急登で高度を稼ぐと後立山連峰が見えてきます
1629mのピーク標識 これを過ぎると緩やかな下りに入り、
2011年10月08日 10:06撮影 by  CX2 , RICOH
10/8 10:06
1629mのピーク標識 これを過ぎると緩やかな下りに入り、
目の前の視界が拓けると眼下に仙人温泉小屋
2011年10月08日 10:12撮影 by  CX2 , RICOH
10/8 10:12
目の前の視界が拓けると眼下に仙人温泉小屋
仙人温泉の源泉地
2011年10月08日 10:20撮影 by  CX2 , RICOH
10/8 10:20
仙人温泉の源泉地
仙人温泉小屋(ここで昼食休憩したけど露天風呂も入っておけば良かったなと今更後悔)
2011年10月08日 11:10撮影 by  CX2 , RICOH
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10/8 11:10
仙人温泉小屋(ここで昼食休憩したけど露天風呂も入っておけば良かったなと今更後悔)
キツい仙人谷を登りきって仙人池ヒュッテ
2011年10月08日 13:22撮影 by  CX2 , RICOH
10/8 13:22
キツい仙人谷を登りきって仙人池ヒュッテ
仙人池はヒュッテのすぐ横
2011年10月08日 13:25撮影 by  CX2 , RICOH
10/8 13:25
仙人池はヒュッテのすぐ横
お決まり構図は残念ながらガスが湧いて・・・
2011年10月08日 13:25撮影 by  CX2 , RICOH
10/8 13:25
お決まり構図は残念ながらガスが湧いて・・・
仙人峠手前から仙人池ヒュッテ
2011年10月08日 13:59撮影 by  CX2 , RICOH
10/8 13:59
仙人峠手前から仙人池ヒュッテ
2011年10月08日 14:09撮影 by  CX2 , RICOH
10/8 14:09
池ノ平山が見えてきました
2011年10月08日 14:12撮影 by  CX2 , RICOH
10/8 14:12
池ノ平山が見えてきました
池ノ平小屋も見えてきました
2011年10月08日 14:25撮影 by  CX2 , RICOH
10/8 14:25
池ノ平小屋も見えてきました
2日目のゴール:池ノ平小屋
2日目のゴール:池ノ平小屋
テント内から裏剱を望める絶好地
2011年10月08日 16:09撮影 by  CX2 , RICOH
10/8 16:09
テント内から裏剱を望める絶好地
3日目の朝 テント内まで氷結パリパリ
2011年10月09日 05:32撮影 by  CX2 , RICOH
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10/9 5:32
3日目の朝 テント内まで氷結パリパリ
2011年10月09日 05:32撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 5:32
前日はガスに包まれていた裏剱の全貌がハッキリ
2011年10月09日 05:41撮影 by  CX2 , RICOH
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10/9 5:41
前日はガスに包まれていた裏剱の全貌がハッキリ
本当は早起きして池ノ平山に登ろうかとも思っていたけど。
2011年10月09日 05:42撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 5:42
本当は早起きして池ノ平山に登ろうかとも思っていたけど。
小屋から5分ほど下った平ノ池から 小さな池塘に写る裏剱
2011年10月09日 05:54撮影 by  CX2 , RICOH
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10/9 5:54
小屋から5分ほど下った平ノ池から 小さな池塘に写る裏剱
稜線部に朝日が当って
2011年10月09日 05:57撮影 by  CX2 , RICOH
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10/9 5:57
稜線部に朝日が当って
上下対称
2011年10月09日 06:01撮影 by  CX2 , RICOH
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10/9 6:01
朝日でテントとフライを乾かしてから出発したので、3日目は遅いスタート
2011年10月09日 08:05撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 8:05
朝日でテントとフライを乾かしてから出発したので、3日目は遅いスタート
快晴の裏剱
2011年10月09日 08:25撮影 by  CX2 , RICOH
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10/9 8:25
快晴の裏剱
池ノ平山と小窓雪渓
2011年10月09日 08:52撮影 by  CX2 , RICOH
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10/9 8:52
池ノ平山と小窓雪渓
三ノ窓雪渓も見えてきました
2011年10月09日 09:09撮影 by  CX2 , RICOH
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三ノ窓雪渓も見えてきました
二股吊橋(シーズン外は撤去されるらしい)
2011年10月09日 09:35撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 9:35
二股吊橋(シーズン外は撤去されるらしい)
吊橋の上から
2011年10月09日 09:37撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 9:37
吊橋の上から
巨岩の近藤岩 こんな大岩をここまで運ぶ河川エネルギーの凄さに感服
2011年10月09日 09:37撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 9:37
巨岩の近藤岩 こんな大岩をここまで運ぶ河川エネルギーの凄さに感服
ハシゴ谷乗越からの合流点に架かる渡渉橋
2011年10月09日 10:15撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 10:15
ハシゴ谷乗越からの合流点に架かる渡渉橋
前方に見えるのは別山沢かな
2011年10月09日 10:19撮影 by  CX2 , RICOH
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10/9 10:19
前方に見えるのは別山沢かな
真砂沢ロッジ(本日宿泊が最終営業日)
2011年10月09日 10:40撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 10:40
真砂沢ロッジ(本日宿泊が最終営業日)
剱沢の雪渓下端が見えます
2011年10月09日 10:58撮影 by  CX2 , RICOH
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10/9 10:58
剱沢の雪渓下端が見えます
長次郎谷出合手前で雪渓を右岸に横断します(導水ホースに沿って)
2011年10月09日 11:46撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 11:46
長次郎谷出合手前で雪渓を右岸に横断します(導水ホースに沿って)
秋の雪渓はズタズタ とても雪渓上を歩ける状態ではありません
2011年10月09日 11:57撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 11:57
秋の雪渓はズタズタ とても雪渓上を歩ける状態ではありません
このルート工作が無ければ、ここを超えることは不可能でしょうね 関係者に感謝です
2011年10月09日 12:07撮影 by  CX2 , RICOH
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10/9 12:07
このルート工作が無ければ、ここを超えることは不可能でしょうね 関係者に感謝です
前剱と剱本峰の鞍部までの平蔵谷
2011年10月09日 12:10撮影 by  CX2 , RICOH
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10/9 12:10
前剱と剱本峰の鞍部までの平蔵谷
早々と剱沢小屋に到着
2011年10月09日 13:42撮影 by  CX2 , RICOH
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10/9 13:42
早々と剱沢小屋に到着
キレイな剱沢小屋
2011年10月09日 14:48撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 14:48
キレイな剱沢小屋
最終泊はテントを中止して小屋素泊を選択 ということで午後半日をテラスでノンビリ
2011年10月09日 14:55撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 14:55
最終泊はテントを中止して小屋素泊を選択 ということで午後半日をテラスでノンビリ
2011年10月09日 15:05撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 15:05
おぉっと富山県警へりが来ました(小屋のすぐ近くで体調急変で死亡された登山者収容のため)
2011年10月09日 15:45撮影 by  CX2 , RICOH
10/9 15:45
おぉっと富山県警へりが来ました(小屋のすぐ近くで体調急変で死亡された登山者収容のため)
最終日も晴れて極寒
2011年10月10日 05:42撮影 by  CX2 , RICOH
10/10 5:42
最終日も晴れて極寒
テント場も寒そう
2011年10月10日 05:55撮影 by  CX2 , RICOH
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10/10 5:55
テント場も寒そう
別山乗越から大日岳・地獄谷を見下ろす
2011年10月10日 06:31撮影 by  CX2 , RICOH
10/10 6:31
別山乗越から大日岳・地獄谷を見下ろす
朝日が剱にも
2011年10月10日 06:48撮影 by  CX2 , RICOH
10/10 6:48
朝日が剱にも
最終日はこの稜線を縦走です
2011年10月10日 07:13撮影 by  CX2 , RICOH
10/10 7:13
最終日はこの稜線を縦走です
別山南峰から室堂平・浄土山(遠景に薬師岳・笠ガ岳)
2011年10月10日 07:13撮影 by  CX2 , RICOH
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10/10 7:13
別山南峰から室堂平・浄土山(遠景に薬師岳・笠ガ岳)
別山北峰から剱岳
2011年10月10日 07:22撮影 by  CX2 , RICOH
10/10 7:22
別山北峰から剱岳
別山稜線から剱沢カール越しの剱岳 画になる姿ですね
2011年10月10日 07:29撮影 by  CX2 , RICOH
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10/10 7:29
別山稜線から剱沢カール越しの剱岳 画になる姿ですね
真砂岳と富士ノ折立
2011年10月10日 08:16撮影 by  CX2 , RICOH
10/10 8:16
真砂岳と富士ノ折立
真砂岳の緩やかな稜線から立山本峰
2011年10月10日 08:24撮影 by  CX2 , RICOH
10/10 8:24
真砂岳の緩やかな稜線から立山本峰
富士ノ折立への急登から振り返る(真砂岳・別山・剱岳)
2011年10月10日 08:43撮影 by  CX2 , RICOH
10/10 8:43
富士ノ折立への急登から振り返る(真砂岳・別山・剱岳)
大汝休憩所(シーズン終了閉鎖)と最高点:大汝山
2011年10月10日 09:12撮影 by  CX2 , RICOH
10/10 9:12
大汝休憩所(シーズン終了閉鎖)と最高点:大汝山
大汝山 3015m
2011年10月10日 09:18撮影 by  CX2 , RICOH
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大汝山 3015m
室堂平・大日岳を見下ろす
2011年10月10日 09:19撮影 by  CX2 , RICOH
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室堂平・大日岳を見下ろす
富士ノ折立・剱岳
2011年10月10日 09:21撮影 by  CX2 , RICOH
10/10 9:21
富士ノ折立・剱岳
雄山から一ノ越への下りと浄土山
2011年10月10日 10:07撮影 by  CX2 , RICOH
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雄山から一ノ越への下りと浄土山
東一ノ越への緩やかな下りから見る龍王岳
2011年10月10日 11:17撮影 by  CX2 , RICOH
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東一ノ越への緩やかな下りから見る龍王岳
同じく鬼岳・獅子岳
2011年10月10日 11:17撮影 by  CX2 , RICOH
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同じく鬼岳・獅子岳
目の前に雷鳥のお出まし
2011年10月10日 11:25撮影 by  CX2 , RICOH
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目の前に雷鳥のお出まし
秋色のタンボ平〜黒部湖
2011年10月10日 11:36撮影 by  CX2 , RICOH
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秋色のタンボ平〜黒部湖
頭上をロープウェイが行き交います
2011年10月10日 12:39撮影 by  CX2 , RICOH
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頭上をロープウェイが行き交います
一転して観光地の黒部平 秋!ですね〜
2011年10月10日 13:04撮影 by  CX2 , RICOH
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一転して観光地の黒部平 秋!ですね〜
2011年10月10日 13:26撮影 by  CX2 , RICOH
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お決まりのゴール地点 黒部ダムの観光放水 天気に恵まれた4日間でした。
2011年10月10日 14:17撮影 by  CX2 , RICOH
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お決まりのゴール地点 黒部ダムの観光放水 天気に恵まれた4日間でした。
撮影機器:

感想

秋の裏剱、そして下ノ廊下、北アルプスの中で未踏エリアだったこのあたりにやはり秋の季節に行きたいなと夏に室堂から五色、薬師、雲ノ平、読売新道を周回した後、計画を具体化させて、どういうルートを作ろうか考え、ダムを起点・終点に下ノ廊下から裏剱に周って、剱沢雪渓を登って立山縦走を経て、タンボ平からダムへ下る4日間の計画ルートが完成。

扇沢に車を置いて回るため、連休の駐車場満杯で計画が狂わないよう、前日に有休を取得して空いている前日に入山してしまい、阿曽原の温泉にもゆっくり浸かりたいという日程で山行スタート。

結果論ですが、連休前日の始発で行動開始したおかげで、予定したルートを無事回れ、またこれ以上ない晴天にも恵まれた4日間となりました(初日、若干天気がすぐれませんでしたが、廊下歩行だったので、眺望関係ないし)。

ただ、今回は初日に地震による崩落事故現場を事後通過、十字峡手前の大規模崩落前に現場通過できたという、たまたま運に恵まれただけの結果に何となく後味の悪さを引きずる4日間でもありました。
(こういう事故現場に初めて遭遇し、経験値の無さからどうして良いか解らず、ただただ救助活動する方々の邪魔にならぬよう、そして不安定な現場に留まって迷惑をかけないよう、通過することを選択したことが果たしてどうなのか、今も後味の悪さとなって残っています)

そんなこともあり、初日はそれほどハードな山行ではないにも関わらず、時間がかかったうえ、疲労しました。
(仙人ダムから阿曽原への登り返しはキツかった)

それでも阿曽原のフカフカ草原のテント泊でグッスリ睡眠できたことで、翌日は果敢に雲切新道の急登にも挑めました(仙人谷の登りでバテましたが)。

2日目に池ノ平を選んだのは、裏剱でテント場があるのはここだけだったからですが、結果的にはここからの裏剱が一番迫力があって、3日目早朝の快晴下で朝日に染まる様を間近に見れ、とても感動しました。

3日目、仙人峠で偶然inoyasuさんに遭遇してビックリ! 彼は雲切新道を下って阿曽原へ出て、欅平で下山するとのことで、しばし談笑と情報交換、ソロだとこんなひとときがうれしいですね。

3日目の宿泊ぐらいは暖かいふとんでグッスリ眠って最終日の立山縦走に臨みたいから剱沢小屋素泊できればということを昼食休憩で話をしたら、「剱沢小屋に連絡して確認してあげるよ」と手配までしていただけた真砂沢ロッジのご主人さん、ありがとうございました。 宿泊OKが確定したことで気持ちにも余裕が出来て、剱沢の登りもペース良く歩けて、午後の早い時間にはもう剱沢小屋でノンビリすることもできました(剱沢小屋のシャワーも有難かったです)。

(そうそう、小屋には先日NHKのグレートサミッツでエベレスト登山したディレクターさんが滞在していらっしゃいました)

最終日の立山縦走は、2年前の夏、暴風雨の中、一ノ越から剱沢まで何も見えない最悪の状況でソロ縦走した際のリベンジだったんですが、晴天・最高の眺望のなかアイゼンのサクサクした音を楽しみながら、こんな道だったんだと納得しながらの稜線漫歩(寒風の横風でちょいとツラかったけど)を堪能しました。


今シーズン、ここまで天候に恵まれない縦走が多かったんですが、やっとお天気の神様が微笑んでくれた山行でした。 予想外に早い時期の降雪で紅葉は今イチだったんですが、それはまた来シーズン以降に楽しみをとっておきましょう。

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コメント

kazさんへ
こんにちは、はじめまして。

今年に下ノ廊下を通過した最後のお一人だったのですね 事故現場のそばを通ったり、自分が通った少しあとに大きな崩落があったと聞いたり、身がすくみますね。それでも無事に通過して予定の行程を実行できられて本当に良かったですね。

もしかしたら剱沢小屋でわたしに雪渓の地図をくださった方かな?と思いました。今も机の上に置いてありますが…
違ってたらごめんなさい
2011/10/15 19:21
minkistさん たぶん私ですね
はじめまして、minkistさん。

剱沢小屋の受付で雪渓状態を確認していた女性の方に雪渓地図をお渡ししたのを覚えています。minkistさんだったのですね。

私も池ノ平テント場でほぼ同時に設営した縁でいろいろお話したお隣さんにその地図をもらったことで安心して剱沢雪渓を歩けたので、そのお返しに少しでもお役に立てばと。

やっぱり山では困ったときはお互いさま。人からもらった親切は、ちゃんと誰かにお返ししないと って素直に思える 素晴らしいところですもんね。

ところで、9月連休の私たちの北沢峠宴会後のkimidoriさん、hihiさんに仙塩尾根でお会いしてるんですね?

なんだか山の世界って、どこかで身近に繋がってるんですね。
2011/10/15 20:17
ふたたびkazさんへ
そうでしたか!やっぱり
そしてkimidoriさんのお友達だなんてnotes

ヤマレコも意外と狭い社会なのかもしれませんね
またお会いできそうですhappy01そのときにはよろしくお願いいたしますshine
2011/10/15 20:26
ヤマレコの輪をどんどん繋げられれば
最近は山で話をするとヤマレコを使っている人って、多いなあと感じます。特にソロで動いている方の率は高いように思います。

minkistさん、どこかでまたお会いできそうですね。そのときはこちらこそヨロシクです。
2011/10/15 20:40
ヤマレコユーザだったんですね
kazさん、池ノ平でお隣でしたdaizです
雪渓地図が(それもminkistさんにも)役立って良かったです

あの後、室堂に抜けずに一ノ越から黒部平〜黒部ダムへ抜けたんですね〜
なかなか良さ気なコースですね、今度行ってみます
実は、kazさんの読売新道の山行記録は以前に参考にさせてもらったことがありました
とっても勉強になります
今後ともよろしくお願い致しまーす
2011/10/18 10:00
なんと凄ぃ! ヤマレコユーザ3代で雪渓地図の輪
daizさん、池ノ平ではお世話になりました!

それにしても雪渓地図をいただいき、それを剱沢小屋でお役に立つようにと渡し、そのどちらもが実はヤマレコユーザ だったとは ヤマレコ率 メチャ高い!

そのときに気づかなくても、こうやって後で繋がるってのは、また格別ですね。

daizさん→私(kaz)→minkistさん
剱沢雪渓地図で繋がったヤマレコユーザの輪!

今後の山行でもヤマレコ繋がりって機会は相当ありそうですね。

ヤマレコ最高っ!
2011/10/18 23:24
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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
下ノ廊下(黒部ダム〜阿曽原温泉〜欅平)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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