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Yamareco

記録ID: 142814
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

静寂の仙塩尾根 仙丈ヶ岳-間ノ岳-北岳

2011年10月16日(日) 〜 2011年10月17日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
25.9km
登り
2,739m
下り
3,245m

コースタイム

1日目 7:32北沢峠-7:45一合目-7:57二合目-8:27四合目-8:44大滝ノ頭9:01-9:39小仙丈ヶ岳-10:33仙丈ヶ岳10:56-11:17大仙丈ヶ岳-11:55お昼休憩12:41-13:47伊那荒倉岳-13:52高望池-14:18独標-14:53横川岳-15:09野呂川越-15:35両俣小屋

2日目 5:41両俣小屋-6:17野呂川越-9:09三峰岳-9:50間ノ岳-10:44中白根山-11:03北岳山荘11:44-12:41北岳13:02-13:14左俣沢分岐-13:21肩ノ小屋-13:35小太郎尾根分岐-草スベリ-14:23白根御池小屋-15:01第2ベンチ-15:15第1ベンチ-15:32大樺沢分岐-15:49広河原




天候 16日 雨のち快晴 しかし強風(西風)
17日 高曇り(眺望は良好)ときどき晴れ さらに強風(最大瞬間風速は推定20m/s超)
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
16日 3:15自宅発
   5:05芦安駐車場着 
      タクシー乗場のある第2駐車場ですら1/3程度の駐車、驚きの空き具合
   5:40芦安発ー乗合タクシー(1100円)ー6:25広河原着 空席あり
   6:50広河原発ーバス(750円)ー7:20ごろ北沢峠着 空席あり
      前日の雨のせいか路上に岩や枝などの障害物があり先導車がいちいち撤去して進むため若干の遅れ

17日 16:10広河原発ー乗合タクシーー16:55芦安着 
コース状況/
危険箇所等
《仙塩尾根:仙丈-三峰間》
中間2/3程度は展望のきかない樹林帯。
水場なし。地図によると高望池から長野県側に10分ほど下ると水場があるとのことだが標識見当たらず確認せず。
バリエーションルートというほどではないがそこそこ荒れている。歩行に支障はなし。ところどころ不明瞭な場所があるがたくさんつけられた目印テープを頼りにすれば迷うことはない。ぼーっと歩いてたり、視界不良時は迷うかも。たとえ迷っても尾根伝いに行けばルートに戻れる。
違法テン泊の痕跡は高望池以外にも何カ所か。まあいいけどせめてゴミは持ち帰るべし。

①前半部:仙丈ヶ岳-野呂川越
多少の登り返しをしながら3000mから2200mまで高度を下げて行く行程。
大仙丈からの岩稜帯はやや急。小ピークがいくつもあるが登り返しはさほどきつくなく比較的楽に歩ける。
横川岳でルートは直角に左に折れる。このため外から仙塩尾根をみたときに特徴のないピークの中で目印になる。

②野呂川越-両俣小屋
標高差約200m。かなりの急坂のうえに尾根上よりもさらに荒れていてきつい。ルートは不明瞭で目印テープなしでは進めないし倒木丸太の数はさらに増す。小屋番のおっかさんがせっせとチェーンソーで丸太を切ってくれてはいるからなんとか通れるが越さねばならない丸太は数多し。2日目は暗いうちから早出しようと考えていたがヘッデンの明かりだけでは迷うこと必至。計画変更を余儀なくされた。

③後半部:野呂川越-三峰岳
多少の登り返しをしながら高度を2200から3000まで上げていく登り。三峰までの後半の岩稜帯はこの仙塩尾根コースの一番の難所。特に中間部あたりから三峰までの岩稜帯は鎖場あり崩落箇所あり急登あり、それなりに神経を使わされるが危険というほどではない、強風がなければだが。また前半部にくらべランドマーク的なところがなく現在地を特定しにくいしペースがつかみずらい。想定よりも時間がかかりCTは3時間だがもっと長く考えたほうがいいかも。

《強い西風》
2日とも強風に苦しめられた。特に2日目の風は凄まじく体感温度は0度前後、真冬の低山ぐらいのウェアリングを要した。困ったことに野呂川越から北岳の行程のほとんどは稜線の西側にルートがとられているため樹林帯以外はまともに風をくらい続けた。特に北岳山荘から北岳の登りでは強風にあおられることたびたびで、耐風姿勢で足止めされることも。逆に東側にいれば全く風の影響はなし。ゆっくりタバコも吸えた。

《両俣小屋》
今回の山行の楽しみのひとつだった。
小屋番の星さんの人柄にひかれて訪れる登山客が多いと聞いていたが、得心。
一見ぶっきらぼうだがとても温かみがありまた気配りがすごい。まさに山小屋のお母さんといった感じ。
怒られても嫌な感じがまったくない。
山小屋は野呂川沿いの谷間に立地し深山の静かな周囲の雰囲気もよく、内部も昔ながらの山小屋というか田舎のおばあちゃんちといった風情でもほのぼのとしていてすごく居心地がよかった。
今回は私の他に同じ八王子市から来られたご夫婦1組の計3人。
山岳会で出会ったというお二人もいい方たちだった。特にご主人は山のキャリアが長く、いろいろと参考になるお話をしていただいた。
もっといろいろとお話を聞きたかったのだが疲れと焼酎で早々に寝てしまい残念なことをした。
3人でこたつに入って、もう山小屋を閉めるので、とタダで頂いた大量の焼酎をお湯割りでいただきながら山談義。すっかり癒されました。
猫がいるのも猫好きの私にはたまらない。全部で3匹。
一人で切り盛りされている。ご飯を炊く都合上15時までに着いてほしいということらしい。
迷惑をかけないようになるべく15時までに到着すべし。
また是非訪れたい。

《その他》
北岳から両俣小屋への左俣沢コースは情報通り通行不可だが分岐点には表示なし(見落としたかも?)
ここが使えればもっとゆとりがあったのに・・・
大樺沢コースはやはり閉鎖のまま。今シーズンの復旧はないか。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
日曜なのに人が少ない北沢峠
日曜なのに人が少ない北沢峠
二合目あたりから快晴に
ハイマツ帯に出ると
素晴らしい展望
甲斐駒と鋸
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二合目あたりから快晴に
ハイマツ帯に出ると
素晴らしい展望
甲斐駒と鋸
馬の背方面
馬の背ヒュッテが見える
ダケカンバはすっかり葉が落ちている
馬の背方面
馬の背ヒュッテが見える
ダケカンバはすっかり葉が落ちている
カールが美しい
大仙丈カール
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カールが美しい
大仙丈カール
薮沢カールの仙丈小屋
薮沢カールの仙丈小屋
山頂までもう少し
薮沢カール側
1
山頂までもう少し
薮沢カール側
大仙丈から仙塩尾根
大仙丈から仙塩尾根
地蔵尾根方面
ここも人が少なさそうで惹かれる
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地蔵尾根方面
ここも人が少なさそうで惹かれる
大仙丈沢のカール
大仙丈沢のカール
大仙丈から仙丈
ルートから外れたとことに石碑が?
ケルン?
ハイマツがじゃまで近寄れなかった
なんでこんなところに?
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ルートから外れたとことに石碑が?
ケルン?
ハイマツがじゃまで近寄れなかった
なんでこんなところに?
南ア南部
蝙蝠、塩見、荒川三山、赤石
南ア南部
蝙蝠、塩見、荒川三山、赤石
仙塩尾根の全体像
間ノ岳右側の三峰岳まで延びる稜線がよく分かります
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仙塩尾根の全体像
間ノ岳右側の三峰岳まで延びる稜線がよく分かります
ハイマツでルートが隠れそう
ガスってたらわかるだろうか?
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ハイマツでルートが隠れそう
ガスってたらわかるだろうか?
小ピークをいくつか越え
樹林帯へ突入
小ピークをいくつか越え
樹林帯へ突入
静かで気持ちのいいなだらかな道が続く
静かで気持ちのいいなだらかな道が続く
右はしに横川岳
まだ遠い
右はしに横川岳
まだ遠い
苳ノ平あたり?
標識を見落とした
苳ノ平あたり?
標識を見落とした
伊那荒倉岳
標識がないと山頂と
気付かないかも
眺望なし
伊那荒倉岳
標識がないと山頂と
気付かないかも
眺望なし
違法テン泊地 高望池
情報通り涸れている
違法テン泊地 高望池
情報通り涸れている
高望池に落ちてたウィスキーのビンのかけら
回収して両俣小屋に廃棄させてもらった
高望池に落ちてたウィスキーのビンのかけら
回収して両俣小屋に廃棄させてもらった
あなたと越えたい丸太越え
何カ所もあります
あなたと越えたい丸太越え
何カ所もあります
独標
ここで久々に眺望がえられ
るがこの先はすぐ樹林帯に潜る
独標
ここで久々に眺望がえられ
るがこの先はすぐ樹林帯に潜る
独標からの眺望
仙丈、甲斐駒
1
独標からの眺望
仙丈、甲斐駒
独標から仙塩尾根進行方向
手前右側のピークが横川岳
ここから稜線が左にほぼ直角に曲がっている
曲がってから一番落ち込んだところが野呂川越
独標から仙塩尾根進行方向
手前右側のピークが横川岳
ここから稜線が左にほぼ直角に曲がっている
曲がってから一番落ち込んだところが野呂川越
池塘ではなく
ただの水たまり
池塘ではなく
ただの水たまり
横川岳
写真奥の尾根線へつい行きたくなるがルートは左側へ直角に曲がる
横川岳
写真奥の尾根線へつい行きたくなるがルートは左側へ直角に曲がる
倒木にそろそろうんざり
なんか増えてきている?
倒木にそろそろうんざり
なんか増えてきている?
本日見納めの甲斐駒ケ岳
本日見納めの甲斐駒ケ岳
野呂川越
両俣へ下る道は稜線よりさらに荒れていて
倒木の数も増す
おまけにかなりの急坂
両俣へ下る道は稜線よりさらに荒れていて
倒木の数も増す
おまけにかなりの急坂
小屋のおっかさんが
チェーンソーでぶったぎった丸太
1
小屋のおっかさんが
チェーンソーでぶったぎった丸太
いくつもの丸太を乗り越え
やっと右俣沢に出る
いくつもの丸太を乗り越え
やっと右俣沢に出る
合流部近くの祠
両俣小屋到着
チェックイン指定時間15:00
間に合わず小屋のおっかさん
に軽く小言を言われた後
とりあえずビール
両俣小屋到着
チェックイン指定時間15:00
間に合わず小屋のおっかさん
に軽く小言を言われた後
とりあえずビール
小屋の3匹の猫のうちの1匹
ミーちゃん、かわいい
一番人なつこかった
小屋の3匹の猫のうちの1匹
ミーちゃん、かわいい
一番人なつこかった
野呂川上流方面に見えるの
は間ノ岳の西側稜線か?
夕日に染まっている
稜線上は夕焼けがきれいなんだろうな
日本人なんだから夕焼けっていうよ、わたしゃ
野呂川上流方面に見えるの
は間ノ岳の西側稜線か?
夕日に染まっている
稜線上は夕焼けがきれいなんだろうな
日本人なんだから夕焼けっていうよ、わたしゃ
小屋の水飲み場
石けんや洗剤まである
小屋の水飲み場
石けんや洗剤まである
小屋内部
宿泊客は私をいれて3人
正面右の布団で寝た
こたつでまったり
こたつの上にはおっかさんの差し入れの焼酎
お湯割で身も心もぽっかぽか
早々に沈没
小屋内部
宿泊客は私をいれて3人
正面右の布団で寝た
こたつでまったり
こたつの上にはおっかさんの差し入れの焼酎
お湯割で身も心もぽっかぽか
早々に沈没
小屋の猫2匹目 ピンボケ 
名前はど忘れ
この子もかわいかったが
なかなか相手をしてくれない
つれないお方
3匹目は結局姿を現さず
小屋の猫2匹目 ピンボケ 
名前はど忘れ
この子もかわいかったが
なかなか相手をしてくれない
つれないお方
3匹目は結局姿を現さず
2日目スタート
野呂川越までひいひいいいながら
登って尾根線に戻りました
仙塩尾根の本日の終点、三峰を目指す
しばらくは昨日の続きで樹林帯
2日目スタート
野呂川越までひいひいいいながら
登って尾根線に戻りました
仙塩尾根の本日の終点、三峰を目指す
しばらくは昨日の続きで樹林帯
樹林帯の終盤
天気は曇りだが雲が高いの
で暗いけど眺望はいい
ほとんど全ての山域が見えた
変な天気
樹林帯の終盤
天気は曇りだが雲が高いの
で暗いけど眺望はいい
ほとんど全ての山域が見えた
変な天気
樹林帯を抜けて振り返ると
仙丈、甲斐駒が
仙丈の左側には槍穂が
西風が強く寒い
ウェアを重ねグローブをはめる
樹林帯を抜けて振り返ると
仙丈、甲斐駒が
仙丈の左側には槍穂が
西風が強く寒い
ウェアを重ねグローブをはめる
樹林帯を抜けると
こんな小ピークをいくつか
巻いたり越したり
樹林帯を抜けると
こんな小ピークをいくつか
巻いたり越したり
ほぼ垂直の崩落地、
ハイマツの根がむき出し
ほぼ垂直の崩落地、
ハイマツの根がむき出し
三峰岳手前あたりから鎖場も出現
三峰岳手前あたりから鎖場も出現
今回の仙塩尾根のゴール三峰岳(右のピーク)
が近づいてきました
今回の仙塩尾根のゴール三峰岳(右のピーク)
が近づいてきました
崩落箇所
仙塩尾根終点(本コースの)
仙丈から連なる尾根を
振り返る
仙塩尾根終点(本コースの)
仙丈から連なる尾根を
振り返る
今回はじめて農鳥岳を拝む
農鳥小屋から三国平までの
トラバース道がよくわかる
大井川源流も
それにしても農鳥岳は迫力がある
山容からしたら間ノ岳よりも100名山にふさわしいのでは?
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今回はじめて農鳥岳を拝む
農鳥小屋から三国平までの
トラバース道がよくわかる
大井川源流も
それにしても農鳥岳は迫力がある
山容からしたら間ノ岳よりも100名山にふさわしいのでは?
三峰山頂
山頂から間ノ岳
山頂から塩見、
左に荒川三山、蝙蝠
山頂から塩見、
左に荒川三山、蝙蝠
山頂から富士
右奥は丹沢山塊か
山頂から富士
右奥は丹沢山塊か
三峰から塩見までの仙塩尾根の続き
いつかまたつなげたい
三峰から塩見までの仙塩尾根の続き
いつかまたつなげたい
大井川源流
薄汚れた霜柱
登山道は霜柱だらけ
薄汚れた霜柱
登山道は霜柱だらけ
だれもいない間ノ岳山頂
だれもいない間ノ岳山頂
山頂から仙丈
奥に北ア
山頂から仙丈
奥に北ア
弘法小屋尾根 
有名ブロガーが最近ここを登った
すごいですね〜
弘法小屋尾根 
有名ブロガーが最近ここを登った
すごいですね〜
変な天気だが富士山は最後まで拝めた
変な天気だが富士山は最後まで拝めた
草紅葉の中白根山
なんかしらねーやま、
みたいに注目度は低いが
これでも3000m峰なんだよね
草紅葉の中白根山
なんかしらねーやま、
みたいに注目度は低いが
これでも3000m峰なんだよね
北岳小屋でサービスで頂いた
フレンチトーストとお茶。
優しさのトッピングで
格別に美味しかったです。
ごちそうさまでした。
北岳小屋でサービスで頂いた
フレンチトーストとお茶。
優しさのトッピングで
格別に美味しかったです。
ごちそうさまでした。
北岳山荘越しに富士
北岳山荘越しに富士
北岳登り途中から間ノ岳を振り返る
吹き飛ばされそうな強風
北岳登り途中から間ノ岳を振り返る
吹き飛ばされそうな強風
だれもいない北岳山頂 
ご利益がなさそうな
いじられまくりの地蔵に
娘の合格祈願をする
だれもいない北岳山頂 
ご利益がなさそうな
いじられまくりの地蔵に
娘の合格祈願をする
山頂から甲斐駒ケ岳、八ヶ岳
山頂から甲斐駒ケ岳、八ヶ岳
山頂から鳳凰三山
花崗岩の白い色彩がおしゃれ
1
山頂から鳳凰三山
花崗岩の白い色彩がおしゃれ
写真を撮ってもらえる人がいないので
セルフで
写真を撮ってもらえる人がいないので
セルフで
山頂から池山吊尾根と富士
山頂から池山吊尾根と富士
あとは下るだけ
肩の小屋と甲斐駒
あとは下るだけ
肩の小屋と甲斐駒
小太郎尾根分岐周辺は紫の岩だらけ
写真では色彩がイマイチだが実際はもっと紫
パープルロードと勝手に命名 プリンスが喜びそう
小太郎尾根分岐周辺は紫の岩だらけ
写真では色彩がイマイチだが実際はもっと紫
パープルロードと勝手に命名 プリンスが喜びそう
草スベリに突入
草スベリからバットレス、八本歯
草スベリからバットレス、八本歯
ドライフラワーと化した
ヤマハハコ?
ドライフラワーと化した
ヤマハハコ?
草スベリ終盤
かなりへろへろ、ばてばて
草スベリ終盤
かなりへろへろ、ばてばて
白根御池と鳳凰三山
白根御池と鳳凰三山
下の方は紅葉がそれなり
でもやっぱりイマイチ
下の方は紅葉がそれなり
でもやっぱりイマイチ
やっと広河原に到着
やっと広河原に到着
今回のルート上のいろんな角度からみた北岳シリーズ
ほぼ270度のアングル、
その山容の変化が面白い
まずは小仙丈下あたりから
今回のルート上のいろんな角度からみた北岳シリーズ
ほぼ270度のアングル、
その山容の変化が面白い
まずは小仙丈下あたりから
仙丈山頂から
大仙丈を少し下ったあたりから
この辺まではバットレス側が切り立っている
非対称の三角形
大仙丈を少し下ったあたりから
この辺まではバットレス側が切り立っている
非対称の三角形
樹林帯手前あたりから
このあたりから左側がなだらかになり
穏やかな印象に
樹林帯手前あたりから
このあたりから左側がなだらかになり
穏やかな印象に
独標から
間ノ岳と
独標から
間ノ岳と
横川岳手前から
野呂川越から両俣に下る途中
ここより下では見られません
野呂川越から両俣に下る途中
ここより下では見られません
仙塩尾根後半部はじめあたりから
仙塩尾根後半部はじめあたりから
三峰手前から
三峰-間ノ岳中間部ぐらいから
ピラミダルな顔つきになってきます
三峰-間ノ岳中間部ぐらいから
ピラミダルな顔つきになってきます
間ノ岳付近から
一番かっこいいと思う南側からの顔
間ノ岳付近から
一番かっこいいと思う南側からの顔
北岳山荘から
鋭利な山頂が丸みを帯びてきます
1
北岳山荘から
鋭利な山頂が丸みを帯びてきます
北岳山荘からの登りはじめから
山頂は手前ピークの背後に隠れます
北岳山荘からの登りはじめから
山頂は手前ピークの背後に隠れます
山頂手前から

よくみるアングル
肩ノ小屋から
よくみるアングル
肩ノ小屋から
バットレスですが
逆光でよくみえません。
バットレスですが
逆光でよくみえません。
ラスト広河原から
ラスト広河原から

感想

9月の連休に白峰三山縦走を計画していたが台風でおじゃんに。
前週の三連休は山に行けたのは1日だけで黒戸尾根ピストンを計画していたのだが寝坊しておじゃんに。
有休がとれて今度こそ南アに!
人が少ない、という言葉に魅かれて最近仙塩尾根が気になってしょうがなかったので、
1泊2日ではハードと思いつつも数少ない仙塩尾根の記録を吟味して行けると判断。決行した。
2日目の天候が悪かったら両俣小屋からそのまま林道経由で広河原にエスケープするつもりで。

果たして仙塩尾根は本当に人が少なかった、っていうか全く誰にも会わなかった。
仙塩尾根どころか仙丈から北岳肩ノ小屋まで山小屋以外では誰一人会うことがなかった。
仙塩尾根はまだしもいくらシーズンオフの平日とはいえそれなりの好天の南アメジャールートなのに!
ちなみに北岳の16日の宿泊者は15人だったそうだ。
仙塩尾根は期待通り静かで山深い雰囲気が素晴らしかった。適度に荒れたルートもよかったし、眺望がきくところは南ア北部の主峰を眺めながらの気持ちのいいハイクだったし、樹林帯は深山ムードにどっぷり浸れた。

大変満足だった。

しかし、今回の行程はゆとりがなさすぎた。
特に2日目。
時間に追われての山行で気持ちにゆとりがなかったし素晴らしい景色をながめながらゆっくり飲むつもりだったコーヒーも結局飲まずじまい。私は山頂でゆっくりしたい人なのだが今回は慌ただしく山頂をハントしただけだった。いつも帰りに寄る温泉も時間が遅いのでスルーした。強風にあおられて体力も消耗し最後の北岳の登りは足がパンパンで本当にしんどかった。この行程について両俣小屋と北岳小屋の小屋番はどちらもいい顔をしなかった。それまでの私のタイムをわかった上でも。彼ら山のプロからすると無謀な計画なのだ。山行計画は可能かどうかではなく、安全かどうかが重要なのだと彼らは言いたかったのだと思う。安全マージンをとれよと。タイムトライアル的な山行は私の望むところではないし、コーヒーが飲めてゆっくり景色を眺めて帰りに温泉に浸かれる程度のゆとりを持てるようにしたい。
...ただねえ、なかなか時間がとれないんですよね〜。山熱と山に行ける限られた時間との折り合いをつけるのが、なかなか難しい。
認めたくないものだな、ばかさゆえの過ちというものを。

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