雲ノ平と高天原温泉
- GPS
- 17:33
- 距離
- 51.8km
- 登り
- 3,586m
- 下り
- 3,293m
コースタイム
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 10:41
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:41
天候 | 27日快晴、28日小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:折立から有峰口までヒッチハイク。有峰口より電車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高天原峠から薬師沢峠までの大東新道は結構ハード。滑りやすい急坂を登ったり降りたり、黒部川の川床を歩いたり。 |
写真
感想
一年ぶりの北アルプス。昨年の槍ヶ岳から剱岳縦走はやりすぎで、下山後一か月以上山に行く気がしなかった。今年は同じ北アルプスでもコンセプトを変えて、高原と温泉で少しゆったり気分を取り入れたファストハイク。台風の影響で山の天気は崩れ、予定していた赤牛岳には行けなかったが、下山時に使った大東新道が当たり。少しだが黒部川を遡行して沢登り気分を味わうことが出来た。また今回の山行でピークに立ったのは雲ノ平の中にある祖母岳だけだったが、雲ノ平散策と高天原温泉入浴で充実した一泊二日となった。
3列シートのバスは満席だったので4列シートのバス。隣の席は空いていたが残念ながらあまり寝られず新穂高温泉に朝着。二泊三日予定で入山。バスを降ろされた地点が把握できず、ビジターセンターとは逆に更に登ってしまい少し迷子に。ビジターセンターにつくのに15分ほど使ってしまった。ビジターセンターは綺麗なトイレがあり助かる。着替えをして、朝食におにぎりを食べ、コンタクトレンズを入れて、トイレに行って出発。一年ぶりに仰ぎ見る北アルプスの稜線。快晴。来てよかったと素直に思う。
本日は雲ノ平まで。このコースは途中に水場がたくさんあるのが嬉しい。ツェルト、食料も入れて8キロの荷物+水は2リットル持てるが、とりあえず500mlだけで合計8.5キロ。
笠新道登山口で水が出ていたので500mlに飲んだ分だけ補給。秩父沢では1.5リットル+500mlで満タンとした。途中木陰でパンをかじるために小休止を入れるが、どんどん登る。鏡平で素晴らしい槍ヶ岳と穂高岳に対面したが、通過。双六小屋も通過。三俣山荘への巻道で水を補給。6時間弱で三俣山荘に到着。テント場の水場にある木陰でパンを食べて休む。
台風が近づいており明日の天気が心配。今日中に赤牛岳に登ってしまおうか?高天原温泉に入ってから雲ノ平に行こうか?と色々と思案したが、どれも時間的にはちょっと厳しいので当初の予定通り雲ノ平へ向かう。
黒部川水源地標には、100名山をやっていた20年前に一度来たことがあるが、何も覚えていなかった。ここからの登り返しが思ったより辛い。雲ノ平には予定通り到着。水がジャンジャン出ていて気持ちが良い。テントは5張りのみ。山の上にしては綺麗なトイレ。夕方になってから小屋にテント泊の申し込みに行き、台風情報を仕入れると、当初より西にずれそうで直撃はなさそう。明日の午後から雨と言われた。
(前日の予報では、北アルプス直撃のルートだった。その後予報ルートはどんどん西にずれ、結局紀伊半島に上陸。東から西へ動く珍しい台風だった。)
付近を散策して祖母岳に行ってみる。小屋の人に高天原方面の丘の上の岩の上だとドコモの電波が入るというのでそこも行ってみた。
(結局この時電波は入らなかったが、翌朝もう一度行ってみると今度は入った)
始めての雲ノ平。どこまでも続く木道。360度山。花も咲いている。昼間会った人が、池塘が干上がってこんなに悲惨なスイス庭園は始めてと言っていたが、それでも中々良い所。山だけでなく眼下に見える水晶池、高天原もきれい。
夜半、月が出てきてまぶしい。満月に近い。時折曇るのか薄暗くなる。風が強くなってきた。ツェルトはハイマツの間の風が弱そうな場所に張れたが、こんなに強い風は始めてで少し心配。結局風が強くてあまり寝られなかったが幸いにもツェルトが倒れることは無かった。
翌朝4時に起きて5時前出発。山は見えるので予定通り赤牛岳に向かう。が直ぐにぽつぽつ来たので10分程で引き返して、先に高天原温泉に行くことにした。昨日の岩の上で台風情報を仕入れる。更に西にずれて東海地方に上陸予定になっていた。山々には雲がかかり始め、小雨模様で降ったり止んだり。ただ樹林帯に降りると風は弱く、影響なし。ただ、足元は悪くなかなかハードな道。
高天原温泉最高。来てよかった。30分の予定が一時弱滞在。風呂につかりながら食べきれなかった朝食の残りのレトルト米、パンを食べ、地図を見ながら思案。稜線は風が強く、ガスが出ているので温泉沢から赤牛岳に向かう当初のプランは選択肢から外す。高天原山荘に泊って翌日登る案も天候の回復が確約できず、そもそもまだ朝の8時で山荘に入るには早すぎる。結局あまり稜線に出ずに行動できるルートとして折立に下山することにした。
結果として大東新道で黒部川を少しばかり遡行することが出来て楽しかった。ただ折立のバスの時間は改正されたらしく、13時が最終と分かったのが太郎平小屋。(事前に持っていた情報は2016年の14時最終。そもそも予定では不便なことが分かっていてこちらに下山するつもりは無かったので時間を真面目に調べなかった。)この時点で残された時間は1時間10分。コースタイムは3時間10分。とても間に合わないが頑張ってみる。がやはりだめで途中で諦めた。折立到着は13時半。自動販売機ときれいなトイレとバス停があるだけで何もない。後から下山してきた北九州から車で来た方に声を掛けて乗せてもらい、有峰口まで送ってもらった。昨年に引き続きヒッチハイク。ありがとうございました。
下山後は富山で一泊。ラーメンとお魚料理を楽しむ。翌朝は6時前から還水公園を通って岩瀬浜までジョグ。帰りは乗ってみたかったライトレールで戻ってきた。チェックアウト後はフェーン現象で日中の最高気温37度予報だったが、高岡まで電車で行って、瑞泉寺見学。駅からの道の照り返しで汗が噴き出す。ただ境内は風通しが良く、建物の中で座っていると気持ち良かった。
kenkenhkさん、こんばんは。
北アルプス大縦走、ナイスです。大満喫の山旅だったと思います。
自分もツェルト泊の縦走もやってみたいのですが、荷物が重くなるのが苦痛で、なかなか踏み出せません。山での夜の明かし方など、またいろいろ教えてください!
自分はお盆に北アルプス大横断(日帰り)を計画しています。天気次第ですが。
高天ヶ原温泉秘境感たっぷりで良かったです。
ツェルト泊は確かに荷物が増えてしまいます。肩も痛くなりますが、山の上で寝られる楽しみには変えられません。
お盆の北アルプス楽しんで来て下さい。レポ楽しみにしています。
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