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Yamareco

記録ID: 1544656
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

間ノ岳〜北岳(広河原から日帰り)

2018年08月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
09:10
距離
17.7km
登り
2,271m
下り
2,262m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:34
休憩
0:35
合計
9:09
6:16
6:16
68
7:24
7:26
71
8:37
8:39
16
9:24
9:24
24
9:48
9:49
37
10:26
10:35
32
11:07
11:08
16
11:24
11:24
16
11:40
11:41
15
11:56
11:56
18
12:14
12:25
11
12:36
12:37
7
12:44
12:44
17
13:01
13:02
8
13:10
13:11
41
13:52
13:53
58
14:51
14:52
11
15:03
15:03
5
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【駐車場】
市営芦安駐車場
前日夜22:00到着で第2駐車場約9割埋まっているところに滑り込みました。この時点で第3は満車でした。

【芦安〜広河原】
往復とも乗合タクシー(片道:乗車代1,100+協力金100=1,200円)を利用。
第2駐車場車内で寝ていたところ朝3時過ぎから人の動きや話し声、やがてザックを並べた列ができ始めました。3時40分頃に私もとりあえずザックを置きましたがその時点で30番目くらい、その後はあっという間に列が伸びました。
9人乗りのタクシーは10数台が出ました(出発は5時)が、第1便で出られるのはこの時点で乗れた人になります。4時40分ころに乗車場所に来られた方は「全車埋まってしまったので、これらが帰ってきてからの2便になります」と言われていました。
コース状況/
危険箇所等
【広河原〜大樺沢二俣】
コースは明瞭、危険個所はありません。
途中では湧水が流れており、一部流れの中を歩いていく個所もあります(普通の登山靴でOK)

【大樺沢二俣〜八本歯のコル】
ペンキ明瞭です。
コルに出る手前は木で組まれたハシゴが連続します。

【八本歯のコル〜北岳山荘】
山荘(間ノ岳方面)分岐地点には看板があります。
トラバース道には一部ハシゴもありますが難しくありません。

【北岳山荘〜間ノ岳】
稜線に沿って進む道なのでマークは多くありませんが迷うことはありません。
危険個所もありません。

【北岳山荘〜北岳】
コースは明瞭です。
一部に木製ハシゴあり、危険個所はありません。

【北岳〜大樺沢二俣】
コースは明瞭、危険個所はありません。
コース幅が狭いのですれ違いが多いとやや苦労します。
吊り橋手前にて北岳を望みます。
2018年08月04日 06:01撮影 by  Canon IXY 120, Canon
2
8/4 6:01
吊り橋手前にて北岳を望みます。
この吊り橋を渡ってスタート。
2018年08月04日 06:02撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 6:02
この吊り橋を渡ってスタート。
シモツケソウ
2018年08月04日 06:12撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:12
シモツケソウ
キツリフネ
2018年08月04日 06:13撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:13
キツリフネ
2018年08月04日 06:15撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 6:15
静かな林の中を進みます。
2018年08月04日 06:15撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:15
静かな林の中を進みます。
脇に流れる渓流(大樺沢)。
2018年08月04日 06:20撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:20
脇に流れる渓流(大樺沢)。
ソバナ
2018年08月04日 06:22撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:22
ソバナ
湧水が流れ出しています。南アルプスは本当に水の恵みを感じますね。
2018年08月04日 06:25撮影 by  Canon IXY 120, Canon
4
8/4 6:25
湧水が流れ出しています。南アルプスは本当に水の恵みを感じますね。
こんな渓流を脇に眺めながら。
2018年08月04日 06:27撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:27
こんな渓流を脇に眺めながら。
2018年08月04日 06:30撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:30
このあたりは登山道を水が流れています。
2018年08月04日 06:32撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:32
このあたりは登山道を水が流れています。
サラシナショウマ
2018年08月04日 06:35撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:35
サラシナショウマ
ハンゴンソウ
2018年08月04日 06:35撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:35
ハンゴンソウ
シシウド
鮮やかな白がきれいです。
2018年08月04日 06:36撮影 by  Canon IXY 120, Canon
2
8/4 6:36
シシウド
鮮やかな白がきれいです。
2018年08月04日 06:37撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:37
トリカブト
2018年08月04日 06:40撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:40
トリカブト
タマガワホトトギス?
2018年08月04日 06:48撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:48
タマガワホトトギス?
陽が昇って、林に光が差してきました。
2018年08月04日 06:53撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 6:53
陽が昇って、林に光が差してきました。
センジュガンピ
花弁のギザギザが特徴的です。
2018年08月04日 06:54撮影 by  Canon IXY 120, Canon
3
8/4 6:54
センジュガンピ
花弁のギザギザが特徴的です。
手前ハンゴンソウ、奥に北岳。空にはまだ月が浮いています。
2018年08月04日 07:05撮影 by  Canon IXY 120, Canon
3
8/4 7:05
手前ハンゴンソウ、奥に北岳。空にはまだ月が浮いています。
グンナイフウロ
2018年08月04日 07:06撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 7:06
グンナイフウロ
雪渓も見えてきました。
2018年08月04日 07:07撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 7:07
雪渓も見えてきました。
シシウドとハンゴンソウが青空に映えています。
2018年08月04日 07:09撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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8/4 7:09
シシウドとハンゴンソウが青空に映えています。
ハクサンフウロ
2018年08月04日 07:14撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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8/4 7:14
ハクサンフウロ
イワオトギリ?
いっぱい咲いています。
2018年08月04日 07:14撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 7:14
イワオトギリ?
いっぱい咲いています。
大樺沢二俣まで来ました。気持ちのいい青空です。
2018年08月04日 07:21撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 7:21
大樺沢二俣まで来ました。気持ちのいい青空です。
トイレはチップ制です。
2018年08月04日 07:22撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 7:22
トイレはチップ制です。
2018年08月04日 07:31撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 7:31
タカネナデシコ
2018年08月04日 07:33撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 7:33
タカネナデシコ
ホタルブクロ
2018年08月04日 07:36撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 7:36
ホタルブクロ
イブキトラノオがいっぱい
2018年08月04日 07:37撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 7:37
イブキトラノオがいっぱい
ミヤマハナシノブ
2018年08月04日 07:40撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 7:40
ミヤマハナシノブ
雪渓の脇を登っていきます。
2018年08月04日 07:42撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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8/4 7:42
雪渓の脇を登っていきます。
雪渓を振り返って。
奥は鳳凰三山です。
2018年08月04日 08:00撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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8/4 8:00
雪渓を振り返って。
奥は鳳凰三山です。
ミヤママンネングサ
岩場に黄色が鮮やかです。
2018年08月04日 08:01撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 8:01
ミヤママンネングサ
岩場に黄色が鮮やかです。
これだけはっきり表示してもらえたら迷いませんね。
2018年08月04日 08:03撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 8:03
これだけはっきり表示してもらえたら迷いませんね。
八本歯のコルへ向かって登っていきます。
2018年08月04日 08:04撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 8:04
八本歯のコルへ向かって登っていきます。
北岳バットレスですね。
2018年08月04日 08:10撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 8:10
北岳バットレスですね。
2018年08月04日 08:11撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 8:11
ここからはハシゴの連続です。
2018年08月04日 08:26撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 8:26
ここからはハシゴの連続です。
バットレスにクライマー発見!!
2018年08月04日 08:30撮影 by  Canon IXY 120, Canon
5
8/4 8:30
バットレスにクライマー発見!!
2018年08月04日 08:31撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 8:31
まだまだハシゴ
2018年08月04日 08:34撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 8:34
まだまだハシゴ
振り返って鳳凰三山。オベリスクもはっきり見えています。
2018年08月04日 08:34撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 8:34
振り返って鳳凰三山。オベリスクもはっきり見えています。
北岳が近づいてきました。
2018年08月04日 08:36撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 8:36
北岳が近づいてきました。
八本歯のコルにて進行方向と反対には「八本歯の頭」。登っていませんが、なかなかハードな印象でした。
2018年08月04日 08:39撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 8:39
八本歯のコルにて進行方向と反対には「八本歯の頭」。登っていませんが、なかなかハードな印象でした。
ガスが切れて間ノ岳が見えてきました。
2018年08月04日 08:44撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 8:44
ガスが切れて間ノ岳が見えてきました。
シロバナタカネビランジ
花束みたい、きれいでした。
2018年08月04日 08:45撮影 by  Canon IXY 120, Canon
5
8/4 8:45
シロバナタカネビランジ
花束みたい、きれいでした。
標高3,000mにて、さらに高度を上げていきます。
2018年08月04日 08:46撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 8:46
標高3,000mにて、さらに高度を上げていきます。
キンロバイ
2018年08月04日 08:58撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 8:58
キンロバイ
ウスユキソウもいっぱい
2018年08月04日 08:59撮影 by  Canon IXY 120, Canon
2
8/4 8:59
ウスユキソウもいっぱい
トウヤクリンドウ
2018年08月04日 09:00撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 9:00
トウヤクリンドウ
ガスが切れて、間ノ岳の姿がはっきり見えました。
2018年08月04日 09:01撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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8/4 9:01
ガスが切れて、間ノ岳の姿がはっきり見えました。
トラバース道にはハシゴもあります。
2018年08月04日 09:02撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 9:02
トラバース道にはハシゴもあります。
イブキトラノオいっぱい
2018年08月04日 09:05撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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8/4 9:05
イブキトラノオいっぱい
トリカブト、タナネナデシコ、ウスユキソウ、イブキトラノオ・・・花々がいっぱいです。
2018年08月04日 09:05撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 9:05
トリカブト、タナネナデシコ、ウスユキソウ、イブキトラノオ・・・花々がいっぱいです。
2018年08月04日 09:08撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 9:08
フワフワになったチングルマ
2018年08月04日 09:18撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 9:18
フワフワになったチングルマ
北岳山荘
ここで一休みしました。
2018年08月04日 09:27撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 9:27
北岳山荘
ここで一休みしました。
チシマギキョウ
2018年08月04日 09:28撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 9:28
チシマギキョウ
仙丈ヶ岳
2018年08月04日 09:33撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 9:33
仙丈ヶ岳
振り返って北岳山荘、その向こうに北岳。見事な山容ですね。
2018年08月04日 09:39撮影 by  Canon IXY 120, Canon
6
8/4 9:39
振り返って北岳山荘、その向こうに北岳。見事な山容ですね。
このあたりはなかなかの急登で息が切れます。
2018年08月04日 09:43撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 9:43
このあたりはなかなかの急登で息が切れます。
タカネツメクサ
2018年08月04日 09:46撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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8/4 9:46
タカネツメクサ
中白根山 3,055mです。
2018年08月04日 09:50撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 9:50
中白根山 3,055mです。
ここからの稜線、なかなか遠いです。山の大きさを感じます。
2018年08月04日 09:51撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 9:51
ここからの稜線、なかなか遠いです。山の大きさを感じます。
間ノ岳登頂、左奥は北岳です。山頂にいらっしゃった方に撮っていただきました。ありがとうございました。
2018年08月04日 10:26撮影 by  Canon IXY 120, Canon
9
8/4 10:26
間ノ岳登頂、左奥は北岳です。山頂にいらっしゃった方に撮っていただきました。ありがとうございました。
この先は農鳥岳
かなり下って、かなり登るんですね。
2018年08月04日 10:28撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 10:28
この先は農鳥岳
かなり下って、かなり登るんですね。
来た道を戻って北岳へ向かいます。このあたりで勤務先・東京支社のTさんにバッタリ。
2018年08月04日 11:09撮影 by  Canon IXY 120, Canon
3
8/4 11:09
来た道を戻って北岳へ向かいます。このあたりで勤務先・東京支社のTさんにバッタリ。
北岳山頂へ向かって、一歩ずつ歩を進めます。
2018年08月04日 11:44撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 11:44
北岳山頂へ向かって、一歩ずつ歩を進めます。
タカネシオガマ
岩場ではひときわ鮮やかな存在です。
2018年08月04日 11:47撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 11:47
タカネシオガマ
岩場ではひときわ鮮やかな存在です。
シコタンソウ
小さな花弁の模様が可愛らしい。
2018年08月04日 11:51撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 11:51
シコタンソウ
小さな花弁の模様が可愛らしい。
ウサギギク
2018年08月04日 12:02撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 12:02
ウサギギク
北岳登頂
間ノ岳と比べるとたくさんの人で賑わっていました。
2018年08月04日 12:10撮影 by  Canon IXY 120, Canon
3
8/4 12:10
北岳登頂
間ノ岳と比べるとたくさんの人で賑わっていました。
仙丈ヶ岳もガスがかかり気味。
2018年08月04日 12:11撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 12:11
仙丈ヶ岳もガスがかかり気味。
こちらは南アルプス奥(南側)の峰々ですね。
2018年08月04日 12:11撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 12:11
こちらは南アルプス奥(南側)の峰々ですね。
鳳凰三山
陽が当たって白砂が目立ってきました。
2018年08月04日 12:44撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 12:44
鳳凰三山
陽が当たって白砂が目立ってきました。
北岳肩ノ小屋
2018年08月04日 12:45撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 12:45
北岳肩ノ小屋
小太郎山とそこへ続く尾根
2018年08月04日 13:03撮影 by  Canon IXY 120, Canon
1
8/4 13:03
小太郎山とそこへ続く尾根
コウメバチソウ
2018年08月04日 13:12撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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コウメバチソウ
マルバダケブキ
2018年08月04日 13:19撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 13:19
マルバダケブキ
マルバダケブキの群生、見事です。
2018年08月04日 13:22撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 13:22
マルバダケブキの群生、見事です。
下りてきた北岳を振り返って
また来ますね。
2018年08月04日 13:31撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 13:31
下りてきた北岳を振り返って
また来ますね。
吊り橋まで戻ってきました。
2018年08月04日 15:05撮影 by  Canon IXY 120, Canon
8/4 15:05
吊り橋まで戻ってきました。
最終バスまでに戻って来れました。お疲れさまでした。
2018年08月04日 15:08撮影 by  Canon IXY 120, Canon
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8/4 15:08
最終バスまでに戻って来れました。お疲れさまでした。
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス カメラ

感想

広河原からの日帰りは16:30の最終バスまでに戻って来なければならないという制約付きですが、昨年北岳に登ったときの印象から間ノ岳には行って来れそうだと思い、歩いてみました。

第1便の乗合タクシーで広河原に到着、6時に出発します。
脇を流れる大樺沢の音を聞き、いくつかの沢を渡り、1年前の記憶を辿りながら林の中を進んでいくとやがて視界が開けて北岳が現れます。昨年は紅葉の時期に登ったので木々や草花の表情は異なっていますが、青空のもと聳える山容はやはり圧倒的な存在感です。
大樺沢二俣から、昨年は間違ってしまったコースを八本歯のコル方面に取ります。雪渓の残る沢沿いに標高を上げ、急登を進み、いくつものハシゴを越えるとコルに出ます。この時点では間ノ岳はガスの中でしたが、やがて晴れてその姿と稜線を現してくれました。
北岳山荘までトラバース道を使いましたが、ここは花がいっぱいです。トリカブト、ウスユキソウ、タカネナデシコ、イブキトラノオ・・・色鮮やかな花々が咲く姿についついカメラを向ける瞬間が多く、ここまで早めのペースで登ってきた足も少しゆったりです。
北岳山荘で一休みすると、間ノ岳に向かって進みます。最初のピークは中白根山、それを越えて延びる長い稜線、「大きな山」であることを実感しながら進みます。トレランのランナーさんたちに追い越されながら頑張って登ると、間ノ岳頂上に着きました。少しガスが湧いてきてしまっていましたが、見渡す風景にその標高、スケールを実感します。
来た道を戻っていくと、目の前にはどーんと北岳。時間的に難しければ間ノ岳のみで降りよう、行かれそうならば北岳まで寄ってみようと思っていましたが、体調、ペースともどうやら行かれそうなので北岳に向かうことにします。このコースはトレランにも人気らしく多くのランナーさんとすれ違います。目の前からまた一人のランナーさんが来られたので道脇に避けるとランナーさんが「すみませ〜ん」・・・何だか聞いたことのある声。その顔を見ると、サングラスをしているものの・・・あれ?向こうもしばらくこちらの(サングラスをしていましたが)顔を見ていると、互いに「え〜〜〜〜!」何と勤務先(地元・長野県)の東京支社の先輩Tさんでした。Tさんは奈良田に車を置いてバス移動、北岳〜間ノ岳〜農鳥岳の白根三山縦走だそうです。互いに写真を撮り合い、「気を付けて」と声を掛け合って別れます。
山荘から北岳頂上へは目の前に見えている傾斜を登っていきます。急登に息を切らしながらも途中途中の愛らしい花々に癒され、3,000mを越えていきます。最後の岩場を越えるとピーク、やはりこちらは多くの人で賑わっていました。
CT上では八本歯のコルから大樺沢二俣へ戻るルートが最短でしたが、歩きやすさを優先して右俣コースを下ります。今回は間ノ岳がメインで北岳がサブだったのでこの順路になりましたが、この時間帯(昼過ぎ)に右俣コースを下ると、ゆっくり目で登って来られる(特に人数の多い団体さん)とすれ違うことになります。2座日帰りを検討する上ではここは一つのポイントかもしれません。
大樺沢二俣からは朝登ってきた道を下り、15時過ぎにタクシー乗り場に帰って来られました。

普段登り慣れている八ヶ岳などと比べると、南アルプスはひとつひとつの山が本当に大きいですね。存在感のある2峰を堪能させてもらいました。

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無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [3日]
北岳、間ノ岳:二俣、八本歯のコル経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 甲信越 [日帰り]
北岳 間ノ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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