間ノ岳・北岳 9歳長男と(広河原ピストン)
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,319m
- 下り
- 2,295m
コースタイム
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 10:18
天候 | 1日目:晴れ(強い西風) 2日目:晴れ(強い西風) |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
三連休の中日だったこともあり、11時頃に到着でも、第一から第三は満車。 第一駐車場 全ての駐車場の上のある。第二、第三駐車場から徒歩2分程度。 第二駐車場 広河原行きの乗合タクシー乗り場。 第三駐車場 広河原行きのバスの始発点。 第二と第三は道路と向かい合っているので、早朝の登山者を乗合タクシーが満車になるまで誘導し、満員になるとバスの方へ案内していた。 この日は、5時28分に乗合タクシーは満員になった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況 ◇広河原山荘〜二俣 何度か渡渉しながら緩やかに登って行く。前半は登山道に水が流れていて川状態。 ◇二俣〜八本歯のコル 二俣から階段下までは岩場を渡渉して登って行く。その後の木の階段は登りやすいと思う。 ◇八本歯のコル〜分岐 晴れていれば富士山、間ノ岳が見える。ネットの情報では、北岳山荘への近道が今日から通告止めのはずが、山荘の方から何人もヒトが歩いてきた。 情報源は↓これ。 http://www.minami-alpskankou.jp/cat15/ 追記:9月25日付で10月下旬に変更になったそう。23,24日は不明確な状態だったんですね。 ◇吊尾根分岐〜北岳山荘 尾根の西側を歩く。所々崩れかけている場所もあるが注意していけば大丈夫。この日は西風が強くカッパを羽織らないと寒かった。 ◇北岳山荘〜間ノ岳 危険箇所はなくひたすら稜線を歩けば間ノ岳に着くが、偽ピークを過ぎないと本ピークが見えない。偽から本ピークまでは10分なので偽で心が折れても大丈夫でしょう。 ◇吊尾根分岐〜北岳 岩稜地帯。鎖場もあるが危険ではない。バットレス方面へ行ってしまった人もいるようなので、ペンキマークをしっかり見ながら行けば大丈夫。 ◇北岳〜小太郎尾根分岐 岩稜地帯。ペンキマークを見ながら行けば大丈夫。段差が大きいところもあるので、子供はちょっと大変。 ◇小太郎尾根分岐〜白根御池小屋 背の低い樹林帯の中をジグザグに歩いていく。日陰が少ないので晴れた暑い日は大変かも。 ◇白根御池小屋〜広河原 背の高い樹林帯の中。最初は多少のアップダウンのある平坦な登山道を進んでいくが、そのうち急なくだりになる。分岐直前はルートがたくさん作られてしまっており、かなり荒れてしまっているのが残念。ここは整備をお願いしたいところ。 ■登山ポスト 広河原山荘にあり。 ※山梨県内の山はコンパスでの申請でOK。 |
その他周辺情報 | ■温泉 第三駐車場にある白峰会館で入浴可能。 ■飲食店 白根会館にあり。芦安周辺は少ないのが残念。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
長男との日本百名山59&60座目。
9月の大切な三連休、最初の三連休は長男が体調を崩して全滅。
二回目の三連休も体調不良を引きずっていたので初日は静養日にあてて二日目から山行にした。
二泊三日の山旅はできなくなってしまったので、雨で無期延期になってしまった間ノ岳&北岳に一泊二日で行くことにした。
心配なのは駐車場と初日の時間管理。
駐車場は心配的中。
1日目の夜、高速の深夜割引適用せずに芦安に入ったが、第二駐車場、第三駐車場はすでに満車。第一駐車場をのぞくと何とか停められそうなスペースがあり、そこに無事駐車して車中泊。
心配したものの結果オーライ。
翌朝、明るくなる前4時半に長男と起きだして出発準備をする。
5時10分には駐車場を出て乗合タクシーを狙って第二駐車場へ向かうと、向かい合う第三駐車場より第二への呼び込みが。
やった〜、乗合タクシーにまだ空きがあった。この時5時20分。
ザックを後ろに積んで座っていると5時28分頃に乗合タクシーが全台満車に。
全ての乗客はバス乗り場に案内されていた。
長男と出発を待っていると、座席にぶら下がった遭難マップをまじまじと見る長男。確実に山屋さんになりつつある(笑)
6時前になると一斉に乗合タクシーが芦安を出発し、夜叉神へ。
夜叉神でゲートを開くまで10分程度停車。
そこからは長男も私も夢の中へ。
気づいた時は広河原インフォメーションセンターの建物が見えていた。
トイレを済まして登山口に向かうと、青空の下に北岳が!
今日の天気は昨日と打って変わって最高。
吊り橋を渡って広河原山荘で写真だけ撮って入山。
長男は病み上がりなのでいつもよりゆったりとしたペースで登るが、今日中には間ノ岳まで行っておきたいので、時間管理をしっかりと。
最初は登山道が川のようになっていてビショビショ。
台風の影響で通行止めになっていた大樺沢ルートを復旧していただいていたので、まずは八本歯のコルを目指していくことに。
沢沿いの岩場を上がって行くが、いつもよりゆったりペースだが長男のペースがそれより遅い。
しかし、標準コースタイムより若干早い。
このペースを守って行けば確実に今日中に間ノ岳まで行けると確信。
二俣の休憩ポイントからは斜度が上がる。
しばらくすると右手の折れると木の梯子に入る。
しっかりとした作りの梯子だし、高度感もないので楽勝。
八本歯のコルに出ると南側の展望が開け、富士山、南アルプスの南部を一望できる。
ここでしばし贅沢時間。
この先、北岳山荘へショートカットできるトラバースルートがあるが、前日のネット情報では今日から通行止め。
でも何人もそのルートを北岳山荘方面から歩いてくる。おかしい。
でも、公式HPの情報なのでわれらは稜線ルートへ登った。
帰宅後にチェックしたら翌々日の発表で延期されたと記載されていた。空白の数日が生まれていた。
長男が上がってくる前に稜線に出てみるとやはり冷たい西風が強い。
ちょっと戻って、カッパを羽織ることに。
稜線からは中央アルプス、北アルプスの眺望。
今まで行った山がたくさん見えて長男は嬉しそうだ。
北岳山荘でテント泊の受付を済ませ、今夜の別荘を建てて軽く腹ごしらえ。
明日の朝用に持ってきたタマゴパンを長男に食べられてしまった。
そのお陰か、元気にリスタート。
長男は空荷にして、私が長男のザックをアタックザックとして間ノ岳に向かった。
目指していた道標が偽であることに気付いた時はがっかりしたが、すぐそこに本ピークがあり助かった。
間ノ岳登頂。
日本百名山59座目。
下りは奈良田から上がってきた方とお話ししながら北岳山荘へ。
山荘でバッジを買い、テン泊者もいただける温かいお茶を飲んでテントへ。
夕食を作っている間、長男はママと妹とテレビ電話。
今日の別荘の玄関から見える富士山を自慢してましたね。
夕食は今日も長男の大好きなハンバーグ。
半熟たまご、ポテトサラダ、コーンスープも。
ほとんど出来合いのものですが。
食べ終わって横たわってゆっくりしていると、星空を楽しみにしていた長男は夢の中へ。
仕方ないので、私も就寝。
朝3時。どこかのテントから目覚ましの電子音が鳴り響く。おそらくこの音でほとんどの人が起きてしまったのではないだろうか。
だが、長男は安定の熟睡。どこでもいつでも熟睡できてうらやましい。
その後は眠れないので、行動食用に持ってきた炊き込みご飯を作ることに。
2合に調整して固形燃料2個で炊き上げ。
5時頃に長男を起こし、6時に出発。
朝の空の色が刻々と変わって行く絶景を楽しむことができた。
昨日休んだ稜線の分岐まで行きいったん休憩。
アップはあとは北岳までの登りだけ。
足場は良くも悪くもないが、崩れているところもあるので注意しながら進めばOK。
北岳登頂。
日本百名山60座目登頂。
山頂からは360℃の大展望。北は北アルプス、南は富士山。
標高国内第2位の北岳に最高の天気の時に登れて、山の神様に感謝。
昨日間ノ岳でお会いした方と再会し、写真を撮ってもらう。
長男は昨日見たバットレスを上から覗き込みたかったようでギリギリまで行こうとしていたが、見ていて怖かったのでやめさせた。
大きくなって山岳会に入って技術を身に着けたらチャレンジしよう。
下山は肩の小屋方面へ。
小屋で朝作った炊き込みご飯の半分を食べる。ちょっと芯が残ってしまったかな。
小太郎山の分岐あたりにくると樹林帯に入るのと風も収まったこともあって暑くなり防寒装備を解除。
夏山モードで下山。
途中から長男の相手をしてくれた方のおかげで元気に下る。
草スベリに入り、白根御池が見えてくるが小屋が見えない。
到着してよくわかった、樹林で覆い隠されているので見えるはずがない。
白根御池小屋で炊き込みご飯を食べるが、11時のバスに間に合うかもしれないことがこの時点で判明。当初13時のバスにしようと思っていたが、長男とガンバルことを確認して出発。
追い抜かれもしたが、追い抜きもしていき、キノコを観察したりと楽しみながらも下りてきたが、10時45分に広河原インフォメーションセンターに到着。
バスの価格表には子供料金は設定されていないので、窓口でも販売していない。なので、乗車の時に車掌さんから買うことになる。
11時のバスは立ちだったが通路に座ることができるくらいの混雑。
下山でもジャンジャン出ている乗合タクシーを使うこともできるが、このバスはガイドをしてくれるので、帰りはバスにこだわった。
長男にも親切にしてくれたガイドさんや乗り合わせた方に感謝。
芦安に到着し、駐車場に戻って第二駐車場へ車を移動して温泉へ。
夕食は迷わずママごはんを選んだ長男。小仏トンネルの渋滞はあったが早い時間に帰宅でき、私もゆっくりできました。
60座おめでとう...
100座登頂まで陰ながら応援しています。
いけやま
いけやまさん、ありがとうございます😃
今年は週末の天候が悪いので行けそうな山を選ぶのが大変です。
本当は2泊3日でなければ行けない山を考えていたのですが、1泊の山になってしまいました。
降雪までの期間であと数座は行きたいと思ってます✌
このルート、このタイムで行けたんですね〜!
下山、大急ぎで下りてこられたようですが、何か予定でもあったんですか? 気を付けて下さいね。
もう60座ですか。。。スバラシイです。
毎週末、台風でうまくいきませんが、楽しんで下さい〜
北岳、間ノ岳の標準タイムは若干長めに設定されていそうです。
下山を急いだのは、ガイドのあるバスに乗りたく11時の次が13時と間があいてしまうことと、週末が運動会で早目に帰宅して休ませたかったことが理由です。
ちょっとだけはや歩きをしたのですが、かなりのヒトに抜かれたくらいのペースだったので標準が長いのかもしれません。
今年の週末は雨やら台風で山の選定に迷いますね。
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