奥穂高岳 新雪、絶景、幻日

2019年04月27日(土) 〜 2019年04月28日(日)

• GPS: 17:20
• 距離: 36.3km
• 登り: 2,314m
• 下り: 2,297m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:09
• 休憩: 0:50
• 合計: 8:59

5:31 上高地バスターミナル
5:34 5:35 無料トイレ
5:41 5:41 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
6:09 6:10 明神館
6:47 6:47 徳沢公衆トイレ
7:00 7:00 新村橋(パノラマ分岐)
7:36 7:47 横尾 (横尾山荘)
8:07 8:07 横尾岩小屋跡
8:53 8:54 本谷橋
10:32 10:56 涸沢ヒュッテ
11:00 11:01 涸沢
12:24 12:35 ザイテングラート
14:30 穂高岳山荘

2日目

• 山行: 6:52
• 休憩: 1:18
• 合計: 8:10

5:53 穂高岳山荘
6:43 6:45 穂高岳
7:27 7:27 穂高岳山荘
7:49 7:51 涸沢岳
8:05 8:07 穂高岳山荘
8:31 8:32 ザイテングラート
9:04 9:46 涸沢小屋
9:49 9:49 涸沢
9:54 10:03 涸沢ヒュッテ
10:48 10:48 本谷橋
11:51 11:53 横尾 (横尾山荘)
12:29 12:29 新村橋(パノラマ分岐)
12:38 12:56 徳澤園
12:57 12:57 徳沢公衆トイレ
13:29 13:29 徳本口(徳本峠分岐)
13:35 13:35 明神館
14:03 ゴール地点

天候

1日目：曇り　上部　吹雪
2日目：晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス

コース状況／危険箇所等

上高地−横尾　若干の残雪有
横尾−涸沢ヒュッテ　ほぼ雪道
涸沢ヒュッテ−穂高山荘　新雪
穂高山荘−奥穂高山頂　ガチガチ
穂高山荘ー涸沢岳　岩の上に新雪

その他周辺情報

小梨の湯でさっぱり

写真

4/27 5:18

到着、いよいよ上高地も登山シーズンインです。

4/27 5:35

河童から、予報通り雪が降ったようで真っ白です。

4/27 6:04

樹氷？2000m以上は真っ白ですね

4/27 6:09

明神館通過、

4/27 6:24

樹林帯はまだ残雪有です

4/27 6:41

日が当たると美しい

4/27 6:49

既にテントがちらほら

4/27 7:35

横尾着

4/27 7:46

橋を渡ります。

4/27 8:10

ここからは雪道

4/27 8:54

屏風岩、凍てついてます。

4/27 8:54

本谷を進みます。先行者のトレースがありますが。

4/27 9:25

どんどん埋まっていきます。この時はまだ余裕がありました。

4/27 9:59

小屋が近づきトーレスがくっきりと

4/27 10:26

到着。結局ここまでアイゼン使わず。逆に帰りはずっとアイゼンでした。

4/27 10:27

-1℃くらい？まだ温かいです。

4/27 11:02

行けるかなと思い、先に進みます。これが判断ミス。

4/27 11:02

涸沢小屋

4/27 11:02

小屋の方でしょうか？トレース残っていました。

4/27 11:54

しかし、暫くすすむとトレースがなくなり・・・。更に、上部に行くにつれ雪がどんどん深くなり、腿、場所によっては胸ラッセルに・・・。良く遭難しなかったものです・・・。

4/27 12:33

岩ひばりでしょうか？100匹くらい飛び交っていました。

4/27 14:27

ほぼ死に体で山荘到着

4/27 14:27

奥穂への壁、凍ってる。

4/27 14:45

何とか小屋の中へ、メットが完全に氷ついてます。小屋の方には親身に対応頂きました。心から御礼申し上げます。

4/27 16:33

この日の宿泊者は8人、GWとしてはとても静かな小屋泊となりました。

4/28 4:55

翌朝、小屋の中は-5℃（この後-6℃まで落ちました。）

4/28 5:11

おおおお！

4/28 5:11

テントの数がwヒュッテも混んだことでしょう。

4/28 5:11

氷ついてますね。

4/28 5:11

既に出発している模様。

4/28 5:12

笠と白山。かくて無いほど澄んだ空気でくっきり

4/28 5:12

4/28 5:12

涸沢、宿泊者のかたが既に登ってました。真っ白

4/28 5:13

八が岳、蓼科と北横岳までくっきり（通常重なって見分けつかないものなのですが）

4/28 5:13

四阿、浅間山、更に奥まで見えています。山座同定できないw

4/28 5:54

さて、出発です

4/28 5:54

先ずは梯子場、朝イチなので慎重に。

4/28 6:01

問題の雪壁。緊張しましたが、雪が良く締まっていて、ピッケルアイゼン共によく効いて思ったよりすんなり行けました。

4/28 6:19

山頂見えた。

4/28 6:23

例のピッケル。

4/28 6:26

第二の雪壁、こっちの方が斜度は緩く簡単ですが、防止ネットはないので慎重に。

4/28 6:32

山頂手前、美しい。

4/28 6:46

到着！

4/28 6:35

南ア全景。南部の赤石、聖、光岳までくっきりです。

4/28 6:35

富士山、裾野まで見えとる、これまでで一番空気が澄んでいます。

4/28 6:35

白山山系。穂高からこれだけくっきり見えたのは初めてです。

4/28 6:35

お馴染み、焼岳、乗鞍、御嶽のトリオ

4/28 6:36

北ア全景、奥までくっきり

4/28 6:36

表銀座、後立山、妙高

4/28 6:36

美しいの一言

4/28 6:37

浅間、四阿、奥のは・・・なんだ！教えてください！

4/28 6:37

槍様と奥に竜王、立山、ちらっと剱の八峰？

4/28 6:37

槍から後ろ立山まで

4/28 6:38

北穂と北穂沢、すでに取り付いてますね。

4/28 6:39

北ア全景

4/28 6:39

ジャン、やはりかっこいい。そして冬季は進み方がわかりませんw

4/28 6:40

白山の迫力がスゴイ

4/28 6:40

たまらない景色

4/28 6:40

真っ白です

4/28 6:42

吊尾根からの前穂

4/28 6:45

珍しく自撮り

4/28 6:46

中央に西穂山頂、先月はあちらから眺めてたんですね。

4/28 6:47

降りたくないですが。

4/28 6:48

降りましょう

4/28 6:55

レコで見た標識。これに向かって進むと

4/28 6:59

この右側のコルに出てしまいます。ご注意

4/28 7:01

4/28 7:08

雪壁手前まで戻ってきました。

4/28 7:20

小屋泊の皆さんとすれ違い、お互い頑張ろうと声を掛け合いました。

4/28 7:48

一気に涸沢岳、途中の写真を忘れてました。

4/28 7:49

大キレットちらり、南岳の絶壁が凶悪。

4/28 7:49

振り返って奥穂、お二人第二雪壁に取り付いてます。

4/28 7:49

第一雪壁にとりついてます。人のを見ると怖いなw

4/28 7:50

奥穂ー西穂の稜線。今年も夏に行きますね。

4/28 7:50

穂高全景

4/28 7:51

フッジサーン！

4/28 7:51

笠と白山

4/28 7:52

前穂北尾根

4/28 7:52

表銀座

4/28 7:52

吊尾根

4/28 7:53

どんどん登ってきます。

4/28 7:53

凄まじい行列が・・・。山荘に泊まってよかったと思った瞬間。

4/28 8:03

雪壁に行列。あの岩場側から登ると滑落防止ネットに引っかからない気がするんですがどうなんでしょ？

4/28 8:08

さらば。

4/28 8:09

ガツガツ下ります。

4/28 8:43

大行列

4/28 8:43

北穂沢側、こっちは少ない？

4/28 8:51

テント村。まだ少ない方なのかな？

4/28 9:10

涸沢小屋。少し休憩して、北穂に向かいますが、救助隊員の方から雪崩が起きたから気を付けてと助言をいただきました。

4/28 9:37

そして、暫く登っていると目の前で雪崩が、人が流されているのを目撃しました。

4/28 9:43

神様に今日はやめとけと言われた気がしたので、直ぐに撤退を決めました。

4/28 9:47

ザイテン側でも雪崩の様です。右下に人がばらけていますが、流された人たちとのことでした。

4/28 9:47

さらば！

4/28 9:48

テント村を過ぎ

4/28 9:48

また来るよ！

4/28 10:11

4/28 10:13

振り返りながら上を見上げると

4/28 10:15

幻日環！すごい！

4/28 10:15

更に外周には環水平アークも！

4/28 10:15

4/28 10:15

小屋下の標識にアイゼンの落とし物。

4/28 10:20

スゴイ

4/28 10:22

まだまだ登ってくる。

4/28 10:31

昨日は半ラッセルだったのに完全に踏みしめられたトレースに。
如何に人気の山かがわかります。

4/28 10:38

まだまだ登っていく。今晩の混雑は半端じゃないだろう。

4/28 10:46

屏風岩と幻日環

4/28 10:46

谷の雪は割れ始めています。

4/28 10:46

本谷橋、まだ雪に埋まってますが、もうすぐ割れてしまうかな？

4/28 10:46

環水平アーク、きれいな虹色

4/28 10:49

幻日環と環水平アーク、幻想的でした。

4/28 10:54

所々雪が途切れてました。一日で状況が激しく変わります。

4/28 11:35

環水平アークと前穂ちらり

4/28 11:38

綺麗な虹色

4/28 11:44

横尾に戻ってきました。アイゼンはここまで。

4/28 11:47

横尾山荘、テントの数がすごかった

4/28 12:05

常念？

4/28 12:39

徳沢園

4/28 12:55

テントの森

4/28 13:30

明神

4/28 13:34

明神館

4/28 14:03

小梨着、お風呂お風呂♪

4/28 14:55

さっぱりしてからお馴染みの上高地

4/28 15:19

最高でした！

撮影機器：

α7R II ILCE-7RM2 ボディ SONY

装備

MYアイテム

tattyan0924

重量：-kg

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 針金 日焼け止め ロールペーパー 保険証 サングラス タオル ナイフ カメラ ヘルメット

感想

tattyan0924

念願の積雪期穂高岳。ついに行ってきました。
事前の予報では28日のみ晴れだったので、この日の登頂を目指し計画。

一日目は雪の降りしきる中行動。
涸沢ヒュッテまではそれほどでもなかったのですが、ザイテン近くからが厳しかった。
とにかく新雪のラッセルで、想定以上の体力を消耗。上部では死に体となり、改めて雪山の難しさを実感。
また、ルートファインディング能力のなさも露呈。
特に新雪の吹き溜まりにあたってしまった部分があり、ザイテンに乗り上げた方が良かったかと反省ばかりです。
今回は本当に運が良かったと思います。

ただ、そうして登り上げた山荘では温かく迎え入れて頂き、しっかり体を休めることが出来ました。
また、結局この日の宿泊者は8名と、GWとは思えない静かな山荘泊となり、苦労して登ったかいがあったというもの。

そして、二日目には最高の天気。
雪壁には緊張しましたが、しっかりアイゼン、ピッケルを使えれば問題なくクリアでき、無事登頂。最高の景色を堪能することが出来ました。

時間があったので、同時に北穂も狙いましたがこちらは雪崩頻発の為撤退。
惜しい思いも強いですが、判断としては正しいものだったと思います。
山は逃げない、次の機会に行ってやる！

色々反省も多い山行でしたが、一つの目標を達成でき、また、帰りに幻日環や環水平アークも見ることができ、大変満足のいく山行でした。