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Yamareco

記録ID: 1816430
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高岳 小豆沢スーパー激モナカ祭り

2019年04月28日(日) 〜 2019年04月30日(火)
 - 拍手
GPS
25:32
距離
38.9km
登り
1,878m
下り
1,857m

コースタイム

1日目
山行
6:39
休憩
1:38
合計
8:17
6:16
6:17
3
6:20
6:21
8
7:08
7:14
9
7:23
7:24
45
8:09
8:09
9
8:18
8:22
15
9:22
9:48
23
10:11
10:12
53
11:05
11:39
133
13:52
14:13
7
14:20
14:23
2
14:25
2日目
山行
9:30
休憩
2:04
合計
11:34
5:49
39
6:28
6:30
114
8:24
8:29
73
9:42
9:48
64
10:52
11:11
48
11:59
12:01
23
12:24
12:27
7
12:34
12:35
28
13:03
14:02
2
14:04
14:05
10
14:15
14:21
23
14:44
14:59
48
15:47
15:48
21
16:09
16:13
70
17:23
宿泊地
3日目
山行
4:00
休憩
1:38
合計
5:38
7:32
51
宿泊地
8:41
9:35
4
9:39
9:39
82
11:01
11:03
8
11:11
11:50
58
13:01
13:02
8
涸沢からの奥穂高岳往復はガイド本にある通りのコースでOK。27日の大量降雪が28日にザイテングラードの左右で一気に雪崩。30人が巻き込まれたとのこと。なお、28から29にかけて北アルプス一帯では少なくとも4人が遭難死している。
滑走当日の29日は朝は快晴で雪の緩みを期待していたが晴れたのは朝だけでそのあとは曇っていき気温が一気に低下。雪はゆるむどころか表面だけクラストして見事なモナカを形成。とても滑れる雪ではなかった。
天候 28晴れ、29朝は晴れすぐ曇り気温低下ガスが出てくる、30横尾は深夜から雨。
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
6時、上高地。まだ閑散としている。
2019年04月28日 06:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
4/28 6:13
6時、上高地。まだ閑散としている。
河童橋と穂高連峰。遠くから雪を纏った穂高は見ているが至近からは初めて。しかもこれからあの山頂まで向かう。
2019年04月28日 06:25撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5
4/28 6:25
河童橋と穂高連峰。遠くから雪を纏った穂高は見ているが至近からは初めて。しかもこれからあの山頂まで向かう。
振り返るとドーンと焼岳。
2019年04月28日 06:27撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7
4/28 6:27
振り返るとドーンと焼岳。
奥穂高岳をアップ。
2019年04月28日 06:27撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 6:27
奥穂高岳をアップ。
明神池。
2019年04月28日 07:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
4/28 7:16
明神池。
後ろに聳えるは一般路のない明神岳2931m。これは確かに普通の人は登れない。
2019年04月28日 07:20撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
4/28 7:20
後ろに聳えるは一般路のない明神岳2931m。これは確かに普通の人は登れない。
徳澤で休憩しているそこにmaple19さんとsnowfish88さんと遭遇!お二人は北穂に登るとのこと。がんばってください!
2019年04月28日 08:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 8:14
徳澤で休憩しているそこにmaple19さんとsnowfish88さんと遭遇!お二人は北穂に登るとのこと。がんばってください!
ようやく横尾に到着。
2019年04月28日 09:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 9:56
ようやく横尾に到着。
スキーをはけそうな気がするがこのあととても通過できない箇所が多数。ひたすらシートラを続ける。
2019年04月28日 10:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
4/28 10:14
スキーをはけそうな気がするがこのあととても通過できない箇所が多数。ひたすらシートラを続ける。
屏風岩というらしい。
2019年04月28日 10:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 10:48
屏風岩というらしい。
本谷橋でやっとスキーをはく。
2019年04月28日 11:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 11:48
本谷橋でやっとスキーをはく。
蟻の行列状態。
2019年04月28日 13:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 13:09
蟻の行列状態。
ルートが右へおれていきついに穂高が姿を現し始めた。
2019年04月28日 13:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 13:16
ルートが右へおれていきついに穂高が姿を現し始めた。
ドドーンと雪の穂高連峰。涸沢ヒュッテの屋根が見えてきた。
2019年04月28日 13:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 13:28
ドドーンと雪の穂高連峰。涸沢ヒュッテの屋根が見えてきた。
涸沢到着。いやぁ、重かった。きつかった。テント設営も雪面がデコボコでひっくり返して平ら化中。隣家はすごいブロック塀が。
2019年04月28日 14:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 14:56
涸沢到着。いやぁ、重かった。きつかった。テント設営も雪面がデコボコでひっくり返して平ら化中。隣家はすごいブロック塀が。
マイテントと奥穂高岳。すばらしいロケーション。すでに大満足。
2019年04月28日 15:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 15:02
マイテントと奥穂高岳。すばらしいロケーション。すでに大満足。
左に奥穂高岳と右に涸沢岳。上部のコルが白出のコル。すぐ下にザイテングラード。登山者は右を登る。左側へ下るのが小豆沢。
2019年04月28日 15:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 15:05
左に奥穂高岳と右に涸沢岳。上部のコルが白出のコル。すぐ下にザイテングラード。登山者は右を登る。左側へ下るのが小豆沢。
涸沢岳と北穂高岳。
2019年04月28日 15:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4/28 15:05
涸沢岳と北穂高岳。
長野県警のヘリコプター。滞在中、何度も飛来し救助者をピックアップしていた。
2019年04月28日 15:08撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 15:08
長野県警のヘリコプター。滞在中、何度も飛来し救助者をピックアップしていた。
15:30を過ぎてもまだ登ってくる。
2019年04月28日 15:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 15:36
15:30を過ぎてもまだ登ってくる。
ヒュッテと穂高。テント者は入れない。
2019年04月28日 15:39撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 15:39
ヒュッテと穂高。テント者は入れない。
振り返ると大天井岳とか。
2019年04月28日 15:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 15:45
振り返ると大天井岳とか。
窓を開ければ穂高。すばらしい。おやすみ〜zzz。
2019年04月28日 16:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/28 16:05
窓を開ければ穂高。すばらしい。おやすみ〜zzz。
朝日に照らされる奥穂高岳と涸沢岳。美しい。
2019年04月29日 05:12撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 5:12
朝日に照らされる奥穂高岳と涸沢岳。美しい。
奥穂高岳。
2019年04月29日 05:10撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 5:10
奥穂高岳。
涸沢岳。
2019年04月29日 05:10撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 5:10
涸沢岳。
北穂高岳。
2019年04月29日 05:12撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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北穂高岳。
では意を決してレッツゴー!
2019年04月29日 05:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4/29 5:53
では意を決してレッツゴー!
コルにヘリが飛来。穂高岳山荘への物資輸送。ザイテングラードの右側を登山者が列をなして登っていく。
2019年04月29日 06:25撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 6:25
コルにヘリが飛来。穂高岳山荘への物資輸送。ザイテングラードの右側を登山者が列をなして登っていく。
まず右へ大きく回り込んで上部を目指す。前日、30人を巻き込んだ雪崩の跡が見える。
2019年04月29日 06:29撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
4/29 6:29
まず右へ大きく回り込んで上部を目指す。前日、30人を巻き込んだ雪崩の跡が見える。
奥穂高岳。いまだにこのゴツゴツのどれが山頂かわかっていない笑。
2019年04月29日 06:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 6:32
奥穂高岳。いまだにこのゴツゴツのどれが山頂かわかっていない笑。
涸沢槍の真下に来た。この辺から滑ってもいいんだけどな。
2019年04月29日 06:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 6:36
涸沢槍の真下に来た。この辺から滑ってもいいんだけどな。
振り返るとドーンと常念岳が見えてきた。
2019年04月29日 06:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
4/29 6:37
振り返るとドーンと常念岳が見えてきた。
みなさん、がんばって!
2019年04月29日 06:44撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
4/29 6:44
みなさん、がんばって!
前穂高岳の険しい峰々。クライマーの世界。
2019年04月29日 06:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 6:52
前穂高岳の険しい峰々。クライマーの世界。
これが奥穂高岳直登ルンゼ。腕と度胸のある方はぜひどうぞ。
2019年04月29日 07:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 7:01
これが奥穂高岳直登ルンゼ。腕と度胸のある方はぜひどうぞ。
涸沢がこんなに小さくなった。
2019年04月29日 07:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 7:46
涸沢がこんなに小さくなった。
常念岳を超えたか?
2019年04月29日 07:58撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 7:58
常念岳を超えたか?
これが小豆沢。
2019年04月29日 08:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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これが小豆沢。
小豆沢。こう見るとなかなかな斜面だ。
2019年04月29日 08:21撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 8:21
小豆沢。こう見るとなかなかな斜面だ。
岐阜県警が見張っている。
2019年04月29日 08:26撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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岐阜県警が見張っている。
穂高岳山荘に到着。
2019年04月29日 08:43撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4/29 8:43
穂高岳山荘に到着。
県警の山岳警備隊隊員に状況をよく聞く。
2019年04月29日 08:44撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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県警の山岳警備隊隊員に状況をよく聞く。
笠ヶ岳がドドーン。
2019年04月29日 08:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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笠ヶ岳がドドーン。
では、スキーブーツにアイゼンつけて奥穂高岳山頂へGo!
2019年04月29日 08:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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では、スキーブーツにアイゼンつけて奥穂高岳山頂へGo!
第一の雪壁の転落防止ネットが見える。こんなもので滑落をとめられるのか??
2019年04月29日 08:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 8:46
第一の雪壁の転落防止ネットが見える。こんなもので滑落をとめられるのか??
まずは梯子と鎖。アイゼンひっかけないように。
2019年04月29日 08:49撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4/29 8:49
まずは梯子と鎖。アイゼンひっかけないように。
最初の雪壁。雪がいい感じにしまっているのでトレース外しても一気にアイゼン、ピッケルで駆け上がれた。落ちたらさっきのネットにひっかかる見込み。
2019年04月29日 08:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 8:55
最初の雪壁。雪がいい感じにしまっているのでトレース外しても一気にアイゼン、ピッケルで駆け上がれた。落ちたらさっきのネットにひっかかる見込み。
雲がわいてきた。出た!槍ヶ岳だ!
2019年04月29日 09:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 9:02
雲がわいてきた。出た!槍ヶ岳だ!
涸沢岳、槍ヶ岳、北穂高岳の雄姿たち。
2019年04月29日 09:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
4/29 9:05
涸沢岳、槍ヶ岳、北穂高岳の雄姿たち。
笠ヶ岳から右へいろいろと見えるがさっぱりわからず。
2019年04月29日 09:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 9:24
笠ヶ岳から右へいろいろと見えるがさっぱりわからず。
ここが第二の雪壁。
2019年04月29日 09:26撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 9:26
ここが第二の雪壁。
いよいよ頂上の祠が見えてきた。
2019年04月29日 09:30撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 9:30
いよいよ頂上の祠が見えてきた。
槍ヶ岳と北穂高岳。その奥は後立山連峰か?
雲がどんどん立ち込めてきた。
2019年04月29日 09:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 9:40
槍ヶ岳と北穂高岳。その奥は後立山連峰か?
雲がどんどん立ち込めてきた。
初めて間近にみるジャンダルム。人が立っている。
2019年04月29日 09:41撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 9:41
初めて間近にみるジャンダルム。人が立っている。
奥穂高岳3190m山頂。やった。うれしい。そして寒い!
2019年04月29日 09:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 9:55
奥穂高岳3190m山頂。やった。うれしい。そして寒い!
ヤバい。すぐ頭上に雲が迫ってきた。
2019年04月29日 09:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4/29 9:56
ヤバい。すぐ頭上に雲が迫ってきた。
下山!雪壁こわい。ここ、落ちると確実にヤバい。助かりそうにない。
2019年04月29日 10:03撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 10:03
下山!雪壁こわい。ここ、落ちると確実にヤバい。助かりそうにない。
穂高岳山荘に戻ってきた。
2019年04月29日 10:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4/29 10:52
穂高岳山荘に戻ってきた。
では小豆沢へGo!
2019年04月29日 11:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4/29 11:28
では小豆沢へGo!
ヤバいヤバい。どんどん白くなってきた。
2019年04月29日 12:00撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4/29 12:00
ヤバいヤバい。どんどん白くなってきた。
前日の表層雪崩の破断面。ゴッソリ削げ落ちている。
2019年04月29日 11:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
4/29 11:37
前日の表層雪崩の破断面。ゴッソリ削げ落ちている。
ここまでひたすら忍耐のキックターン。
2019年04月29日 12:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
4/29 12:28
ここまでひたすら忍耐のキックターン。
無事、帰還。しんどかった。
2019年04月29日 12:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
6
4/29 12:37
無事、帰還。しんどかった。
帰り支度中、今度は北穂高岳で行動不能者をホイスト中。かなり危険なフライトだがさすが山岳救助のスペシャリスト。絶対に世話にならないように注意したい。
2019年04月29日 14:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4/29 14:01
帰り支度中、今度は北穂高岳で行動不能者をホイスト中。かなり危険なフライトだがさすが山岳救助のスペシャリスト。絶対に世話にならないように注意したい。
休憩もつかの間。明日の天候悪化を見据えて頑張って横尾まで降りることにする。
2019年04月29日 14:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
4/29 14:24
休憩もつかの間。明日の天候悪化を見据えて頑張って横尾まで降りることにする。
もう山頂方面は完全にガスの中。また、来ます、穂高連峰。
2019年04月29日 14:25撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4/29 14:25
もう山頂方面は完全にガスの中。また、来ます、穂高連峰。
さぁ、本谷橋までレッツゴー!
2019年04月29日 14:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 14:31
さぁ、本谷橋までレッツゴー!
スーパーシャバ雪で最高のターンができる!気持ちいい!
2019年04月29日 14:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
4/29 14:31
スーパーシャバ雪で最高のターンができる!気持ちいい!
ツボ足ルートには下りずに高巻きでどんどん下る。
2019年04月29日 14:38撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
4/29 14:38
ツボ足ルートには下りずに高巻きでどんどん下る。
こんな雪面でもスベスベの最高斜面。
2019年04月29日 14:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
4/29 14:46
こんな雪面でもスベスベの最高斜面。
涸沢からわずか10分ちょいで本谷橋。いやぁ、楽ちんだった。
2019年04月29日 14:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
4/29 14:52
涸沢からわずか10分ちょいで本谷橋。いやぁ、楽ちんだった。
この先、地獄の筋トレ。
2019年04月29日 15:03撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 15:03
この先、地獄の筋トレ。
おっ、なんかスキーはけそう。
2019年04月29日 15:49撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4/29 15:49
おっ、なんかスキーはけそう。
クロカンであっというまに横尾大橋。
2019年04月29日 16:12撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/29 16:12
クロカンであっというまに横尾大橋。
横尾でキャンプも疲れて写真はなし。
翌日。さて、小雨になってきたので出発するかな。この先、地獄の行軍だった。
2019年04月30日 07:25撮影 by  SH-M05, SHARP
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4/30 7:25
横尾でキャンプも疲れて写真はなし。
翌日。さて、小雨になってきたので出発するかな。この先、地獄の行軍だった。
足を引きずりながらやっと徳沢園。お腹すいたのでカレー&コーラ休憩。
2019年04月30日 08:51撮影 by  SH-M05, SHARP
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4/30 8:51
足を引きずりながらやっと徳沢園。お腹すいたのでカレー&コーラ休憩。
ガスに煙る明神岳。
2019年04月30日 12:08撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/30 12:08
ガスに煙る明神岳。
やりきった!たくさんの観光客に違和感アリアリのスキーを担いでる。足はズキズキ。
2019年04月30日 13:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/30 13:09
やりきった!たくさんの観光客に違和感アリアリのスキーを担いでる。足はズキズキ。
バスターミナル。横尾から6時間。CTの2倍かかった。
しばらく休養しよう。
2019年04月30日 13:27撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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4/30 13:27
バスターミナル。横尾から6時間。CTの2倍かかった。
しばらく休養しよう。

感想

針ノ木岳での雪崩事故から10日。足首はいまだに痛く、毎日、薬治療しているがあまりよくならない。しかし、10連休山に行けるのは日月火だけ。 GWはやっぱり北アルプスということで平成最後にふさわしい無雪期にも登ったことのない奥穂高岳にテント泊でチャレンジすることにした。
そもそも、沢渡→上高地も初めてで、以前、焼岳の下山で上高地におりたことはあるが、上高地から始まる登山は初めて。上高地といえば日本が誇る国際山岳リゾート。どれだけ人がいるのかと、朝、バスで入るも5時20分のバスはなんと自分1人と他3人程度笑。当然、上高地についてもパラパラと人はいるがほぼ登山者。初めてなので、徳沢とか横尾とか名前だけは聞いたことがあるが歩いてみて初めてその位置関係がわかった。徳沢で一休みしていると、そこへ、Murphyさんですか?と突然、見知らぬ女性に聞かれ、はい、そうです。なんと、maple19さんだった。これまで、黒斑山、赤岳、谷川岳と同日ニアミスはあったが、今回、初めてお会いできた。声をわざわざかけていただき、snowfish88さんともいろいろお話ができ、とても楽しかった。ありがとうございました。お二人は北穂高岳に登るとのこと。すばらしい。頑張ってください!
それにしても雪が出てスキーをはけるまでが長い長い。テント、スキー、ブーツといろいろ背負って23kg。本谷橋まで4時間以上スキーははけず肩に荷物がめり込んだ。
橋(未架設)からはスキー歩行。テントがあり、まだ重いがかなり楽になった。その後、涸沢まではスキーのまま。登山者とは違うコース取りでシールがよくきくルートを登っていく。途中、立派な岩山が見えてくるが、涸沢も初めて、まだ、それが奥穂高岳だとはわからない。涸沢にようやくついてテントの設営。雪上テント泊も初めてでまわりでは風避けにすごいブロックを積み上げてるが、風は弱そうなので自分はかなりてきとーに設営。天気が良かったので写真をとり、ここで、初めて奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、前穂高岳を視認できた。その後、つかれてバッタリ倒れ込む。
翌朝、起きるとちょうどみんなが集まり、朝日に照らされる穂高連峰の写真を撮っていた。
さて、今日が本番。奥穂高岳山頂を踏むのは当然だが問題はどこから滑るかだ。直登ルンゼなど論外。白出のコルからも、下から見るとかなりの傾斜に見える。ならば、カール途中の大地みたいなとところからなら大丈夫そう。そんなことを考えながら、自分以外全員登山者でかなり浮いていたが、登山ルートを大きく外れ、傾斜を見ながら登っていく。登っていくとコルからの傾斜は思ったよりは強くなくこれなら大丈夫そうと判断し、途中からシートラで白出のコルを目指す。標高が上がるにつれ、針ノ木岳での雪崩事故が頭に浮かび、カール登行中、恐怖心が襲う。しかし、大げさだが、今回はなんとかあの事故を乗り越えるためにわざと奥穂高岳を選んだ。ドキドキしながらも少しずつ登っていき、無事、穂高岳山荘に。ここにスキーをデポ。岐阜県警山岳警備隊の隊員に雪質をきくと小豆沢は大丈夫とのこと、登山者のいないザイテンの右側を滑るよう指示される。なお、涸沢滞在中、何度も長野県警のヘリがやって来て負傷者を収容していった。前日にはザイテン左右で雪崩があり30名以上が流されている。
山荘からスキーブーツにアイゼンをつけ、山頂を目指す。夏道をしらないが、山荘から山頂までは二度、急傾斜の雪壁を通過する。コンディション次第とは思うが、登りはアイゼン、ピッケルを使えば比較的簡単に通過できる。短いので一気にかけ上がる方が簡単だった。しかし、下りはなかなか難しい。
山荘からは笠ヶ岳が、ちなみに、カール途中から常念岳が 、そして、山荘から少し上がるとついに槍ヶ岳が姿を現した。かっこいい。すばらしい。気分は高揚してきた。
そして、日本第三位の高峰、3190m奥穂高岳山頂に到着。素直にうれしい。やった。だいぶ、ガスが出てきて槍の穂先はガスの中。写真を撮って、また来るよと言い残し山頂をあとにした。その後、難所の二つの雪壁を下り穂高岳山荘に。この間、朝は雪が緩むと期待していた晴れの天候は、ガスが出てきて気温はどんどん低下し風も出てきた。雪は緩むどころかどんどんモナカ化していくのは間違いない。嫌な予感がしてきた。
さて、ここからがいよいよ滑走本番だ。スキーをはいているのは自分だけ。他の登山者は物珍しそうにMurphyを観察。見られていると思うと意識しなくて意識する。白出のコルからのドロップポイントは針ノ木岳のルンゼに比べたら傾斜は大したことない。何とかなるだろう。ビーコンOK!ビンディングOK!よし、みんな見てるしゴー!
しかし、入ってみるとそこはスーパー激モナカ。一回目は思いっきりジャンプターンをしてみたがもうその先は無理。ターンなんてまったくできない。こんな激しいモナカは初めてだ。傾斜はきつくないとはいえ、転倒したら転がり落ちそうな斜面。もう、二度目の滑落は絶対にない。ひたすら、キックターン、斜滑降の繰り返しで高度を下げていった。しかし、ガスと雪面が相俟って雪と空間の境がわからない。平衡感覚かなくなりそうになる。いったい何回繰り返したかわからないほどキックターンを続け、安全に下降しヘロヘロになってやっと涸沢についた。まいったまいった。こんなに楽しくない滑りは初めてだ笑。
この先、どうしよう。明日、涸沢を出るか、今日、出るか。今日出ても沢渡には行けない。でも、明日は天気がさらに悪くなるかもとのことで疲れた体、痛い足首にムチを打って支度をして重いザックを背負い、涸沢を発つ。
さて、涸沢からの下りもモナカを心配したがそこはすばらしいシャバ雪パラダイス。登ってくる登山者、下って行く登山者の脇を気持ちよくターンしながら滑走できた。ツボ足のトレースも蹴散らせるぐらいのシャバ雪で今回一番楽しい滑走だった。
本谷橋までわずか10分少しであっという間。雪がよければスキーは快速だ。この先はまた20kg超のザックを背負う。足が痛い。我慢しながらトボトボ歩く。ほぼ平地に出てあと、1キロ少しの看板からまた、スキーをはき、ヒールフリーでクロカン走行。これはかなり楽で横尾まであっという間についた。時刻はもう16時。絶対にバスに間に合わないということで横尾でテントをはってビールを飲みながら痛い足首をさすってまったり。明日は雨らしくここからまだ、重い荷物を背負ってる三時間も歩くのはしんどいが考えないで寝た。
早く寝過ぎて深夜に目覚めるとどしゃ降りの雨。しかたなくまたふて寝。ようやく小降りなってきたのでテント撤収して、忍耐の歩きで休憩しながら上高地に無事、帰還。足が激痛が走り地獄の歩きだった。短い山スキー歴の中で昨年の薬師岳黒部五郎岳スキーよりも頑張った気がする。
最後に、室堂から上高地までオートルートを制覇したYOMOYAMAさんたち、すごすぎ。たかだかこのコースでもかなりしんどかった。ツアーをやるならあらゆるものを軽くしないとダメだ。今回の奥穂高岳滑走ははっきり言って思い出作り。普通の登山ならまた来てもいいがスキーはもういいかな。キツすぎる。
ちなみにどこかで聞いたことのある、山は偉大なホスピタル。全然ホスピタルじゃなかった笑。さらに足首が痛くなり、最後は片足引きずりながら歩いた。今期のスキーはこれで終了。

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コメント

本当によく頑張りましたね❗
Murphyさん、おはようございます。
奥穂高岳BCどうもお疲れ様でした。
ラストは片足を引きずってのゴールでしたか⁉ 本当に大変でしたね〜
上高地、横尾、涸沢経由しての奥穂はかなりタフなルートです。30代で自転車で横尾まで入り、涸沢経由で奥穂から直登ルンゼ滑走しワンデイしましたが、今ではもう不可能かと思っています。
それよりもっと楽しいことがたくさんあるので、まだまだ楽しく山滑走やハイクを続けていきたいと思います。
奥穂BCどうもお疲れ様でした。
hareharawaiより
2019/5/1 6:43
Re: 本当によく頑張りましたね❗
hareharawaiさん、こんにちは。一度、テント泊スキー山行がどんなものか経験したく挑戦してみました。足に問題なくても担ぎで往復8時間に及ぶこのルートははっきり言って山スキーテント泊向きではないですね。でも、いい経験になり行って良かったです。
2019/5/1 14:57
絶景ですね❗
Murphyさん、こんにちは🎵

奥穂高岳行ったんですね❗声をかけてもらったのに行けず、残念です。
GWの穂高は行こうと計画してましたが、今年も行けず。でも、写真を見てるだけで行った気分になりました😄
ザイテンの横で30人巻き込む雪崩ですか…怖いですね💦前日結構降りましたもんね。来年こそは行けたらなーっと思います❗
それより、足が心配です。ほんと無理せず治してくださいね😣夏はご一緒に山に行きましょう🎵
お疲れさまでした❗
2019/5/1 11:24
Re: 絶景ですね❗
osaさん、こんにちは!
百名山で槍ヶ岳と奥穂高岳は最後に登ろうと決めてましたがなんかそんな順番は馬鹿馬鹿しくなり、残雪期に自分のスキーなら登れそうで残る北アルプスのうち、奥穂高岳に挑戦してみました。せっかくなので、雪山テント泊デビューも兼ねて。いろいろ経験できてとても貴重な体験となりました。足を酷使しすぎてやや心配なのでこれからはしばらくは治療に専念しようと思います。
夏にどこか一緒に行けたらいいですね!
2019/5/1 15:00
ありがとうございます
Murphyさん
タカダイブです。
レコ合体のアドバイスありがとうございます。おかげさまでレコは合体出来ましたが、、、Murphyさんのコメントや皆さんの拍手が消えてしまいます。申し訳ありません。
さて、お互いに奥穂高岳できて良かったですね🎵
しかもMurphyさんはBC凄いです〜
行動パターンや思考も近いようで親近感を持たせていただきました。
今後とも宜しくお願い致します。
帰りの明神館で重なってますね〜
足をご自愛下さいね。
2019/5/1 13:19
Re: ありがとうございます
takadiveさん、こんにちは。
合体できて良かったです!コメントや拍手が消えても仕方ないですよ。たかがヤマレコなんで笑。
奥穂高岳登れてよかったですね!やはり、登山者憧れの穂高連峰最高峰、最高でした。BCはまぁリスク高いですけどね。。こないだ、雪崩にやられましたし。
ぜひ、また、どこかの山でお会い来ましょう!
2019/5/1 15:02
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