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Yamareco

記録ID: 183365
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

南アルプス縦走(過去山行)

1989年09月15日(金) 〜 1989年09月16日(土)
 - 拍手
GPS
31:30
距離
21.8km
登り
2,455m
下り
3,105m

コースタイム

9/15 広河原5:00→10:30北岳山頂→11:30北岳山荘12:00→15:00濃鳥小屋
9/16 濃鳥小屋5:30→大門沢降下点→12:30奈良田
天候 晴れ
アクセス
大樺沢から北岳を見る
大樺沢から北岳を見る
北岳バットレス
2012年04月22日 22:07撮影
4/22 22:07
北岳バットレス
北岳バットレス
2012年04月22日 22:07撮影
4/22 22:07
北岳バットレス
稜線より
北岳山頂
間ノ岳山頂
農鳥小屋
モルゲンロートの朝
モルゲンロートの朝
赤く染まる山
富士を望む
北岳を振り返って
北岳を振り返って
西農鳥岳山頂
農鳥岳山頂

感想

過去の山行記録です。

9/15 新宿0:00時発の電車(昔あった有名な普通電車)に立川より乗り込む。すごい混みようである。運よく座れたが、まわりは皆、登山客ばかり。しかも白峰三山のガイドブックを手に持っているものさえいる。まずい。
甲府3:00着。走って3:00発のバスに乗り込む。当然、席はない。広河原まで立っていくことを覚悟(途中、夜叉神峠で座れた)。5:00広河原着。結局、一睡もできず、疲れ切った体のまま、白峰三山の縦走が始まった。
5:00広河原発。大樺沢より登り始める。夜行のせいか、気分がすぐれない。足が持ち上がらない。こういうときは我慢しかない。体を騙し騙し登る。
雪渓に出た。すべる。軽アイゼンが欲しかった。とにかく歩きにくい(但し、水は雪解け水で冷たくうまい)。こうなると、涼しくて嬉しいはずの雪渓は早く終わって欲しい。
やっとの思いで雪渓は終わる。お花畑が広がり、そそり立つように北岳バットレス、しかし、残念なことに誰も取りついているものはいなかった。一瞬の天国の後、地獄は再びやってきた。八犬歯のコルへの登りである。梯子、梯子の連続。15分歩いては10分休むの繰り返しでなかなか進まない。あえぎあえぎ登る。やっとの思いでコルへ到着。
しかし、夜行の疲れにより、体は完全にダウン。疲れ切って、コルから少し行ったところで仰向けになって寝転がる。ハッと気がついた。どうやら寝てしまったようだ。自分が寝ていた両側を見てぞっとする。どちらに落ちても助からない。とんでもないところで寝ていたようだ。
でも、少し寝たおかげで元気を取り戻した。さぁ、北岳山頂に向けて出発だ。寝た為か足取りも軽い。10時30分、山頂着。しかし、残念なことに朝は澄み切っていた空なのに、今は完全に霧の中。仕方ないので記念写真を撮った後、北岳山荘に向かう。北岳山荘11時30分着。もし、体の調子が悪かったら、ここで泊まることも考えたが、下から登ってくる人の多さに恐れをなし、12時に出発。間ノ岳を経て、濃鳥小屋へ向かう。
ここからは山は完全に霧に覆われた。自分がどこを歩いているかが全然わからない。そして再び眠気に襲われた。しかし、地面は霧で冷たく冷え切っていて寝れそうなところはない。夢遊病者のようにふらふら歩く。気が付くと間ノ岳に立っていた。
すぐに出発。もう気持ちは一刻も早く小屋について寝たいだけ。道は下りになる。とぼとぼ下る。途中で耐え切れなくなって15分ほど寝る。やっとの思いで15時に濃鳥小屋に着く。
飯は貧弱。小屋もボロい。唯、一人たたみ一畳でゆったりぐっすり寝る。

9/16 5時、皆がモゾモゾしているので起きる。しまった!予定では4時起床、4時半出発だったのに。5時半、ご来光を眺めながら、出発。
濃鳥岳までは快調にとばす。空は澄み切っていて気持ちのよい山行だ。南には南アルプスの聖岳が大きく座っている。濃鳥岳を経て大門沢降下点に辿り着く。遭難碑が立っている。鐘を鳴らす。
大門沢降下点よりは恐ろしいまでの下り、下り。膝に負担が来る。こける。痛い。こける。痛い。でも、13時50分のバスに乗りたいので先を急ぐ。やっとの思いで大門沢小屋までたどり着く。そこには、今日、何度も抜きつ抜きつつのデットヒートを演じた大阪からの単独者者がいた。彼に身延駅での時刻表を見せてもらう。やはり、13時50分のバスは連絡がよい。なんとなく、彼と一緒に歩き始める。
単独行者のメリットを再確認した。人のペースで歩く、または自分のぺースをを人に合わせるというのはとてもつらい。疲れがすぐに出てくる。途中、吊り橋がある。揺れがひどい。
12時30分、奈良田に着く。早速ビ-ルを飲む。バスの出発時間まで余裕があるのですぐ前の河原に行って、足をつけて遊んだ。

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