記録ID: 1838318
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬鑓温泉〜白馬三山〜白馬大池 縦走
2019年05月03日(金) 〜
2019年05月05日(日)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 22:18
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,626m
- 下り
- 2,033m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 5:30
距離 5.5km
登り 1,026m
下り 260m
14:34
2日目
- 山行
- 9:12
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 9:28
距離 5.7km
登り 1,176m
下り 459m
天候 | 快晴 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山後は栂池から猿倉までタクシー5200円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況:雪で覆われており夏山ルートと異なる箇所があります。特に白馬大池〜乗鞍岳〜栂池自然園駅はルートを見失いやすいので注意 危険個所:稜線は踏み抜き箇所が多々あるので、トレースから外れるのは危険。杓子岳の頂上迂回ルートと三国境は滑落すると危険なので、ピッケルとアイゼンで十分に注意が必要 その他:猿倉に登山ポスト。遭難対策の方がいるので、コースのアドバイスなどいただけます。 |
その他周辺情報 | 栂池の周辺は温泉多数あり |
写真
鑓温泉到着。
テンバは斜面なので、平面と耐風壁作りで1.5時間はかかりました。訓練が必要です。
結果的には風が弱かったのでここまでは不要でしたが、念の為とレベルアップの為に真面目に場所つくりに頑張りました。
テンバは斜面なので、平面と耐風壁作りで1.5時間はかかりました。訓練が必要です。
結果的には風が弱かったのでここまでは不要でしたが、念の為とレベルアップの為に真面目に場所つくりに頑張りました。
絶景を見ながらの露天は最高。
国内で高度が二番目の温泉らしいです。
しかし、非常に熱い。そして痛い。温度以上の成分からくる何かあるはず。初日についた硫黄のにおいが山行の最後まで取れませんでした。
風呂場横のテントは特等席ではありますが、一晩中硫黄のにおいにさらされるので大丈夫か?
国内で高度が二番目の温泉らしいです。
しかし、非常に熱い。そして痛い。温度以上の成分からくる何かあるはず。初日についた硫黄のにおいが山行の最後まで取れませんでした。
風呂場横のテントは特等席ではありますが、一晩中硫黄のにおいにさらされるので大丈夫か?
山頂までもうすぐ。少し勾配が緩みます。BCの人からあと少しとの話を聞いて回復。この時点で登りはじめから4時間経過。すでに水は無くなり、行動食は翌日分に手を出し始めています。
傾斜が緩んでいる箇所にはガレ場が出来ています。ガレ場にある大きさの落石が時々あったので、注意しながら進む必要があります。
天狗でテントを張ろうか迷っていましたが、あと少しとのことなので、なんとか予定通り白馬岳まで進むことにしました。
傾斜が緩んでいる箇所にはガレ場が出来ています。ガレ場にある大きさの落石が時々あったので、注意しながら進む必要があります。
天狗でテントを張ろうか迷っていましたが、あと少しとのことなので、なんとか予定通り白馬岳まで進むことにしました。
ここからガレ場に入りました。夏道コースと同じです。山頂まで行かずにガレを進む事でアイゼンを外して、一気にペースが上がりました。ただ、傾斜のあるところでのこのサイズに石は滑りやすくて危険です。また、石を下に落とすと登りに人に危険なので落とさないように慎重に歩行します。
ようやく分岐まで来ました。稜線に来ると風が強い影響で雪が飛ばされていて、夏道とほぼ同じです。コースタイム通りのペースで歩けるとテンバまで夕暮れまでに到着できる見込みがたちましたので、疲れた足を引きずりながら白馬岳を目指します。
杓子岳から白馬岳への道を振り返り撮影しました。
何気ないトラバースに見えますが、今回のルートでは一番危険を感じた箇所です。斜度きつい斜面をトラバースで滑落すると止まるところありません。
トラバースの前でアイゼンを装着して、ピッケルに持ち替えました。ピッケルによる確保とアイゼンによるグリップで安全性を高めて渡りました。
何気ないトラバースに見えますが、今回のルートでは一番危険を感じた箇所です。斜度きつい斜面をトラバースで滑落すると止まるところありません。
トラバースの前でアイゼンを装着して、ピッケルに持ち替えました。ピッケルによる確保とアイゼンによるグリップで安全性を高めて渡りました。
小屋が締まっているとはいえ、小屋の横で張れるのは安心です。また、頂上の稜線ですが、少し凹みの部分に小屋とテンバがありますので、稜線の突風は来ないと思います。
日中は天気が良かったので気になりませんでしたが、夜中はそこそこ風でフライはバタついていました。
日中は天気が良かったので気になりませんでしたが、夜中はそこそこ風でフライはバタついていました。
ようやく水が買えました。水作りでは時間がかかりましたので、小屋で水が買える事がどれだけ山行にプラスになっているかを実感しました。また、お手洗いや飲み物・食事など、何気ないサービスのありがたさが身に沁みました。
メインの白馬岳に登頂。
前日の長い行動時間による疲れと出発時間が8時なったことがあり、予定通り栂池に降りるか大雪渓を下って猿倉に降りるか迷っていましたが、白馬小屋から白馬岳への登りで、栂池へのルートに降りることとしました。
前日の疲れがひどくて朝食はあまり食べられませんでした。
前日の長い行動時間による疲れと出発時間が8時なったことがあり、予定通り栂池に降りるか大雪渓を下って猿倉に降りるか迷っていましたが、白馬小屋から白馬岳への登りで、栂池へのルートに降りることとしました。
前日の疲れがひどくて朝食はあまり食べられませんでした。
船腰ノ頭から白馬大池までの下りは雷鳥坂という名前です。
名前の通り雷鳥がいました。
冬の毛色の雄です。
意外と人を警戒してすぐにいなくなったのが残念でしたが、初めて見れてとても嬉しかったです。
名前の通り雷鳥がいました。
冬の毛色の雄です。
意外と人を警戒してすぐにいなくなったのが残念でしたが、初めて見れてとても嬉しかったです。
長かった山行もようやく終わり。
雪の下りはコースタイムよりも大幅に早く自然園駅に降りてきました。天狗ヶ原からのルートも注意です。雪崩る谷筋もありますし、間違ったトレースも多くあります。
しっかりとGPSで道を確認して、ルートから外れないように気を付けて下りましょう。
あとから調べると一本横の谷筋は3月に雪崩で巻き込まれていました。
雪の下りはコースタイムよりも大幅に早く自然園駅に降りてきました。天狗ヶ原からのルートも注意です。雪崩る谷筋もありますし、間違ったトレースも多くあります。
しっかりとGPSで道を確認して、ルートから外れないように気を付けて下りましょう。
あとから調べると一本横の谷筋は3月に雪崩で巻き込まれていました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
バラクラバ
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
シェラフ
|
---|
感想
二日目の鑓温泉から鑓ヶ岳への登り。
今回の山行はこれに尽きます。
予想タイム3.5時間に対して5時間もかかり、非常に苦労しました。
傾斜のきつさ、雪での歩きにくさ、終わりの見えない永遠に続く登り。
よく頑張ったと思います。二日目のテンバへの到着時間が遅くなりましたが、日の入り時間などや天気を調べていたので、予定通りの場所まで進めました。事前準備もしっかりできていたので、きつかったですが安全に進めました。
三日目は疲れと時間を考慮して大雪渓からのエスケープルートと迷いましたが、少し歩いた時の疲れ具合を踏まえて予定通り栂池に降りるルートを判断したのは良かったです。雪は登りは時間がかかりますが、下りは山行タイムよりも半分くらいで降りられる事が多いので、それらの経験を思い出しながら判断する力はあがってきたと思います。
危険個所でのアイゼンやピッケルでの安全確保もしっかりできたのも良かった点です。
自然園駅直前のルートは雪崩の危険があるコースに迷い込みやすいので注意しながらコースを頻度高く確認するのが安全のためには必要です。
小屋が閉まっている時期にテントを張るのは初めての経験です。水作りや整地など新しい経験も多く、レベルアップに良い山行でした。天候が良かったので安全でしたが、前後は天候が悪くて事故が発生していますので、天気含めた事前準備と安全を最重視した判断をしっかりとしていきたいと思いました。
楽しかった。
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