常念岳(徳本峠-大滝山-蝶ヶ岳-常念岳)


- GPS
- 67:45
- 距離
- 43.4km
- 登り
- 2,810m
- 下り
- 2,810m
コースタイム
15:00 上高地BT
15:55 明神館前
16:00 徳本峠分岐
18:00 徳本峠小屋(テント泊)
5月15日
06:00 徳本峠(中村新道へ)
10:03 大滝槍見台
14:34 大滝山(南峰)
14:44 大滝山荘(夏期のみ)
14:51 大滝山(北峰)
16:45 蝶ヶ岳ヒュッテ(小屋泊)
5月16日
06:40 蝶ヶ岳ヒュッテ
07:13 蝶槍
10:00 常念岳
13:50 蝶槍
14:45 蝶ヶ岳ヒュッテ(テント設営) 16:50
16:58 蝶ヶ岳
5月17日
05:30 蝶ヶ岳ヒュッテ
05:56 横尾分岐
07:25 槍見台
07:45 横尾山荘
08:37 新村橋
08:48 徳沢
09:30明神館
09:45 嘉門次小屋
10:39 河童橋
10:45 上高地BT
※コースの赤線は手入力です正確さに欠けます。
天候 | 5月14日 晴れ 5月15日 雨 5月16日 晴れ 5月17日 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
往路 京都竹田9:00発-ひらゆの森14:20着 平湯BT(バスターミナル)から上高地BT(片道約30分) 往復乗車券2000円 復路 ひらゆの森12:20発-京都竹田18:30頃(交通渋滞) |
コース状況/ 危険箇所等 |
※上高地バスターミナル〜徳本峠入口 穏やかな歩道です。 ※徳本峠入口〜徳本峠小屋 中盤から雪が現れました。 日陰は若干凍っていたのと 斜度が僕には急でしたのでアイゼン着用しました。 スノーブリッジに注意です。 このルートは振り返ればそこに明神が見える その一言です。 赤テープありで距離は短め。 ※徳本峠〜蝶ヶ岳ヒュッテ(中村新道) 当日の感想は『二度と歩きたくない』 帰宅後の感想は『スノーシューでリベンジ?』 わずかに夏道を歩ける部分があるものの ほぼ全般に雪の上を歩きました。 一日中腐れ雪のつぼ足。 あっちへズボボこっちへズボボ(涙) 慣れないテン泊装備は体にこたえるし 降り止まぬ雨はすべてを濡らす 大滝槍見台も大滝山も どうでも良い感じになって ただただ思うのは 『ヒュッテの乾燥室、、、』 出発前に何度も小屋の親父さんが 『大滝山へ行くのか?!』 そう心配そうにしていた事が思い返されるのでした。 親父さん、僕をひっぱたいてでも やめさせてくれて良かったんですよ。 コース自体は地形図のとうり いくつかのピークを登り降りするのでピーク毎に 次のピークの方位を確認しました。 ただし、遠望は利かないので 現在位置をロストすると泣きたくなります。GPS使いました。 なだらかなアップダウンをイメージしていましたが 思いのほか傾斜がこたえました 特に大滝山南峰への登りは腰までのつぼ足か雪庇の上か というような雰囲気でした。 ハイマツを過ぎると山頂標識(南峰) この時はどうでもいい感じ。 大滝山荘は営業していませんのでスルー 雪のせいか北峰への取り付きが良くわからず。高い方を目指す。 ハイマツの隙間に歩道を見つけてようやく山頂標識(北峰) 本当にどうでも良い気分。 ここから更に登り降り イジワル、、、 樹林帯とはいえガスに巻かれていなければ目指す蝶ヶ岳は目の前です。 まめうちだいらからの合流地点に辿り着いた時には疲れきって 10歩進んでは休憩の繰り返し。 ヒュッテに到着すると宿泊をお願いしてゴール。 『死ぬかと思った』 でもこのコース あずみの公園側から上高地へ余裕の日帰りって方もいるんです。 僕ってどんだけ弱いねん(涙)。 ※蝶ヶ岳〜常念岳 蝶槍までは雪なし 2592ピークと2512ピークの 前後にしっかり雪があります 途中の樹林帯は赤テープあり 常念岳への登りは夏道 晴れた日の稜線歩きとは こういうものなのか(喜)と。 そんなところです。素敵しか言えない。 ※横尾分岐〜上高地バスターミナル 下りはじめてすぐに雪道 朝方でしたので雪は固く アイゼン装着で快適下山 かと思ったら、ズボボ。 踏み跡が多すぎて どこを歩くのが楽かわからん。 赤テープ、ペンキ印に従えば 迷う事はないでしょう。 槍見台あたりを境に 雪は少なくなりますが 日陰等に残った雪が 氷になっていた為 気を抜くと尻餅をつきます。 距離は短いですが 結構な急斜面です。 登りは大変やろうなあ。 横尾から徳沢への間は お花に癒される歩道 徳沢から明神館の間では 猿に出合う。 明神橋から嘉門次小屋をまわって 湿地散策もなかなか良かった。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
北アルプス
いつも心に
北アルプス(意味不明)
まだ早いかなとも(実力的に)
思ったのですけど
行ってきました。
ここのところすっかり
初夏のような気候でしたので
GWに活躍された皆様の
過ごされた白く輝く世界は
期待できないものと(雪解が進んで)
思っていましたが
他方で過酷な状況も報じられたり、、
なにせ経験がないので
寒いより暖かい方が良いやろと
モフモフとフリース2枚重ねの格好で
クールビズな皆様と
通勤ラッシュをご一緒させて頂きました
(50Lザックには入りきらなかったので)
高速バスは昨年ボランティアに行く時
利用して以来丁度一年ぶりです。
自分で運転しなくて良いのと
意外にお得な費用が大きなメリット
発着の時間がちょっと不満ですけど
一人で行く時はマイカーより
バスが安心と思い今回バスにしました
1日目
計画当初は逆回りを考えていたのですが
予報で2日目が雨でしたので
稜線歩きを晴れ 樹林帯を雨 にする為
先に中村新道を歩くことに計画変更しました。
バスターミナルで登山計画所を提出すると
夕暮れ前に徳本峠小屋へ辿り着くようまっしぐらです。
この時はザックの大きさより期待の方が大きかったなあ。
小梨平ですれ違った方に
『今日は最高の天気や』と言われたので
峠から夕焼けを眺めようと
心持ち早足で進みます。
分岐で降りてこられた人に様子を聞いたところ
上部はスノーブリッジになっていると教えて頂きました。
いってみると成る程、、、
踏み抜いて落ちたら大変!
怖いので向かって左手の薮側へ巻いて先を目指します。
ほどほどのところで雪渓に戻り
後は踏み後に習って到着です。
徳本峠小屋前では先客が一人のみ
噂どうりの静かな佇まいです。
受付を済ませて(1幕600円)
テント設営しようとする僕に
先客の方がアドバイス
歩いて1分の見晴し台へ行ってみて!との事でしたので
設営前に行ってみると
間一髪で沈む夕日と明神を拝む事ができました。
テント場からも景色みえますけど見晴らし台の方が良かった。
アリガトウございました。
テント場は土の上でしたので暖かく過ごせました。
2日目
テントを叩く雨の音で
わかっていましたが
雨、、、(雨男の本領発揮です)
いつものとうり
空もあたりも雨とガスで
白いモヤモヤとした景色でした。
中村新道について
[人も少なく静かな山歩きが楽しめます]
という情報くらいで挑みましたが
これが大失敗。
夏道の上を歩けたのは始めの少しだけで
あとは踏み跡のない雪上を歩く。
アップダウンを繰り返す毎に
地形図と方位を確かめながら
雪の上を、なるべく踏み抜かないように
一歩一歩確かめながら進むのですが
足元ばかり気にすると
辺りの変化に気づくのが遅れる。
周りを気にしすぎると今度は踏み抜く
同時に両方見れない僕って不器用。
それにしてもズボボ、ズボボ、ズボボ
本当によく踏み抜きました。
「スノーシューを持って来ていたらなあ」
考えたってしょうがないのですが
自分の準備の甘さに腹が立つ始末です。
大滝槍見台から槍ヶ岳は見えずガッカリ、、
良かった事は槍見台から大滝山への途中で
はじめてカモシカ!(多分)に遭遇したことです。
最初彼はこちらを向いていて
「あれっあれっっ」とか言ってるうちに去ってしまい
その姿を写真に撮れず足跡だけ、、、。
その後ウサギにも会いましたがこちらも写真撮れず。
とにかく一日中雨にうたれて参りました。
カッパは動きづらいし、頑張りすぎると
汗で内から濡れるからペースも気遣う。
ザックから行動食や水を出すのも
いちいちレインカバーを外すのが億劫で
ちゃんと「食え飲め」と自分に言聞かせ
少しづつ口にしながら先を目指しました。
大滝山(南峰)手前からテープやペイントが
多くなり(そう感じただけかも知れませんが)
ホッとしたのも束の間で
南峰への登りは思った以上に急斜面でした。
しかもその斜面、樹林側は股や腰まで埋まるような
グズグズの雪やし崖側はなんと表現したら良いのか
柔らかい雪庇?みたいなやつに亀裂が。
結局樹林側を四つん這いでよじ登りました。
登りきると背の高いハイマツが現れて
その中に夏道があるので辿るとすぐに標識。
多分晴れた日なら展望が良いのかなと
何となく思いながら義務的に写真を撮ってスルー。
ここを降りれば大滝山荘が見えるはず
が、気が抜けて歩みが遅れだします。
山荘が営業してないのは知っていましたが
軒先でしばし雨宿りできたら休憩したいな
そう思っていました。
ところが軒先は雪が覆っていてダメ。
しかたないので北峰へ行こうと思うも
ルートがよくわからない。
とりあえず高い方を目指して
そこから方位を定めて後はGPS頼り。
この時間本当に僅かなのですが
疲れた体と頭にはこたえるのでした。
北峰も義務的に写真だけ撮ってスルー。
残るは蝶ヶ岳だけやと足を進めるも
最後に再び降りてから登り返す
降りたら登れるのかが不安になる。
三股からのルートと合流した時には
心底ホッとして、ここでやっと
歩き通した自分を許せました。
本日はテント泊をやめてヒュッテに宿泊です。
ありがとう蝶ヶ岳ヒュッテ。
その存在が命を繋ぎました!って大袈裟かな(笑)。
素泊まり6000円。夕飯もお願いしちゃいました。
※こう綴ると相当手強いルートに思われるかもしれませんが
単に僕の技量と体力が足りないだけと思います。個人の感想と言う事で悪しからず。
3日目
予報では晴れ
宿泊の皆さんが昨夜
口々に今日は大丈夫といっていたとおり
空模様は良さそうです。
瞑想の丘に行ってカメラ構えて日の出を待ちますが
朝日は雲に隠されてしまいました。
土間をお借りして朝食を摂っていると
昨夜宿泊した皆さんが次々と出発してゆきます。
中にはこれから槍を目指すという方も(疲れていないのでしょうか)。
昨日雪山はこりごりと思った僕は
バスが明日なので今日はここでゆっくり滞在しようと
そう思っていたのですが
お見送りしていたらどんどん青空が広がって
なんだかいてもたってもいられず
結局荷物を小屋に預けて
常念岳を往復する事にしました。
青空の下を歩いていると幸せな気持ちになれます。
すぐ近くには槍ヶ岳・穂高があり
さらにその周りには白い峰々が連なっているのを
思う存分眺める事ができるのです。
昨日の事なんてもう遠い過去の事
ってな風に歩いていくと蝶槍からの下りで積雪が。
「うーん、やっぱり雪山はコリゴリ」
躊躇しましたが、踏み出してみると
荷物が無いので楽チンでした。(アイゼン着用)
常念岳への最後の登りでは雪も無く
ここはアイゼン無しで大丈夫でした。
ここからの展望が蝶ヶ岳からの展望と違うのは
高度感があるところです。高所恐怖症のくせに高さに感動していました。
青空の広がるこの日この時にここに立っていられる
その為にお世話になった全てに感謝です!
ありがとう、常念岳。
帰りは更に天気が良くなりルンルンでヒュッテへ。
テントの受付を済ませて(500円)場所を教えて頂き
そしていよいよ本日の核心!テント設営です。
雪上テント泊は、やったことないですが
大勢の師匠たちのを見てイメトレだけはしていたのと
前に設営していった人の跡地が使えそうだったので
なんとなく上手く行った気がしましたが
後から来た方が設営したテントは壁が完璧で
テントが煽られていませんでした。
あわてて壁を作りますが、スコップがないので
手刀でブロックを切り出すありさまです。しもやけになりました。
少しましになったので余った時間は雪だるまを作って過ごしました。
夕暮れ前になって、蝶ヶ岳に登頂していない事に気づいたので
テントサンダルで登頂してきました。
期待していた夕焼けは、次回に期待ということで
テントに潜り込むとたっぷり残った食材の片付けに奮闘しました。
夜は寒いかなと思ったので(シュラフはモンベルの#5)
フリース2枚重ねにダウンその上からカッパも着て寝たら暑いくらい。
朝方足元が冷えたのでフリース1枚を足元に巻いてザックカバーで覆いました。
師匠が靴はコンビニ袋にいれて抱いて寝ると凍らなくてよいと言っていたので
それに習ったら本当に快適でした。ありがとうございます。
4日目
最終日の日の出は、これも次回に期待という事で(曇りでした)。
霰が舞う中撤収作業です。昨日は手刀で切り出せた雪が
ガチガチに凍っていたのでピッケルで削って崩しました。
石は石のところへ返して、残置されていた竹ペグや割り箸ペグは
利用させて頂いたのでゴミ袋にいれて持ち帰り。
雪だるまは崩すのが忍びないのでそのままにして
後は時間まで整地を、と時間切れで完璧な整地はできませんでした。
すみません、次回はスコップ持ってきます。
ヒュッテで下山しますと挨拶して出発
携帯のバッテリーが切れたのでペースを計れないので
とりあえず急ぐ事にして横尾を目指しました。
途中、人に会わなかったので時間も聞けず
横尾から徳沢への道中では人とすれ違っても聞けず
ただ、途中からお早うございますの返しが
「こんにちは」に変わったあたりで焦り始めました。
明神館でベンチに座っている人がいたので
時刻を聞いてやっと休憩できました。
若干ゆとりがあったので、梓川を渡って対岸を散策しながら
バスターミナルへ帰る事ができました。
最後に、
勝手に師匠と呼んで参考にさせて頂いた先輩方
たくさん知恵をいただきました。
おかげさまで無事下山することができました。
本当にありがとうございました。
比良に姿を現さなくなったと思ったら遠征でしたか
羨ましい〜
コメントありがとうございます。
GWは仕事が大変でした。
皆さんが活躍されるなか
本当に休みも無く働き続けていたので
ヤマレコも約1ヶ月封印していました(笑)。
その間にThomasさんも相変わらず登っていますね。
ゆっくり訪問できていなくてスミマセン。
比良ではいろいろな方がお知り合いになられたりして楽しそう
それに引き換え僕ってすれ違い人生、、、
比良のお花はだいぶ見逃した感じですが
憧れの残雪期北アルプスは予想以上に良かったです。
苦しみも予想以上でしたがたくさんの収穫がありました。
今は足がパンパンに腫れて階段がキツいですが、、、
『北アルプス
いつも心に
北アルプス』
変に口ずさんでいると行きたくてウズウズしてきました(笑)
ですが…まとまった休みが取れず、7月くらいまでは
相変わらずの「単発日帰り山歩き」が主体となる残念な僕です
しかし♪片道3,800円のバスはいいですね
これ使えそう
本当は、さわやか信州号で直接上高地へ行きたかったんですけど
ハイシーズン以外は週末に便があるだけでしたので
奥飛騨・高山バスの旅というバスプランにいきつきました。
片道3800円という値段はホンマにお得ですし
乗客が行きは10人位で帰りは4人でしたので
荷物も空いてる所に好きに置いていいと言われました。
到着時刻の都合で初日にあまり歩けないのが不満でしたが
毎回必ず高山病になっていた僕が今回ならなかったのは
一日目にあまり頑張らなかったのが良かったみたいです
なので、結果オーライかなと。
Thomasさんはお休みがとれたら7月にチャレンジですか
僕は9月か10月にチャレンジできたらいいなと思っています。
基本的には日帰りハイキングが丁度いい僕ですが (^_^)
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