塩見〜北岳 縦走


- GPS
- 56:00
- 距離
- 42.2km
- 登り
- 4,062m
- 下り
- 4,316m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:15
- 山行
- 11:51
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 12:37
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
伊那大島駅からバスで登山口へ 広河原から甲府駅までバス利用 甲府駅からJR利用 |
写真
感想
縦走のため電車・バスを利用しての計画とした。鳥倉へのバスは夏季期間限定運行のため夏休みくらいしかチャンスがない。天気が心配であったが決行した。
8/13 バスタ新宿より飯田行のバスに乗り、松川ICで下車して伊那大島駅まで歩く。駅近くにセブンイレブンがあり食料を買ってから駅のベンチで仮眠をとる。自分含め3名がいたが、他の2名は最終電車で来たとのこと。朝、バスに乗り登山口へ。
水は1Lだけ持ち途中の水場で補給することにした。歩きやすい急坂を登ると三伏峠までは比較的近い。テントは500円/人、水場は往復25分ほどと遠いため水の容器がたくさんあると便利だ。テント設営し、昼食を済ませてから小河内岳を目指す。烏帽子岳を経由し小河内岳に近づくと、それまでガスっていた空が明るくなってきた。期待しながら小河内岳に到着。荒川岳も部分的に姿を現した。眼下の避難小屋も絵になる。貴重な青空を切り取るように写真を撮った。
8/14 この日は行程が長いので早朝に出発。月が出ていて天気は良さそうだ。塩見小屋近くなると視界が開け、北アや中アが見えてきた。甲斐駒、仙丈、白根三山もバッチリだ。塩見小屋手前の小さいスペースが展望よく、休憩するのに適している。塩見への急登は岩登りとなりゆっくりと行く。山頂からの景色も最高だ。荒川岳や雲海から頭を出す富士山を拝むことができた。これから行く蝙蝠尾根も確認できる。
蝙蝠岳分岐に荷物をデポして軽装で蝙蝠岳に立ち寄る。最初は岩場で北俣岳を超えるとなだらかな稜線上の道となる。全体的にマーキングは少ないが、踏み跡はあるのでしっかり辿っていく必要がある。ハイマツが茂っており藪に近い道もあった。蝙蝠尾根からはずっとガスに隠れることなく塩見岳の雄姿を見ることができ、それは見る角度によって変化していった。
蝙蝠分岐に戻り、仙塩尾根を北へ行く。この頃には辺り一面がガスに覆われてしまっていた。以降は踏み跡の明瞭な登山道を歩くのみ。北荒川岳は山標無く三角点の石標のみがある比較的広い山頂だ。新蛇抜山と安倍荒倉岳は登山道から山頂へ登る道が分岐している。新蛇抜山は山標があり、ガスがなければ白根三山の景色が素晴らしいと思われる。安倍荒倉岳には山標はなく、三角点があるだけ。
熊ノ平に着くとかなりの疲労感。テント受付、夕食を済ませ、早々に寝てしまった。ここのテン場は地面が平らで、水場もトイレも近く快適だ。700円/人。トイレの下は沢水がじゃぶじゃぶ流れており、天然の水洗となっている。
8/15 予報では雨。テント撤収時は幸いにも降っていなかったが、三峰岳を越えたあたりから本降りになってきた。景色は見えないので、ひたすら歩くことに集中した。間ノ岳に到着しても何もないのでスルー。北岳山荘に着いたときは本当にほっとした。朝早すぎて食事はなかったが、室内で休憩することができた。こんなときに小屋はありがたい。次に草すべりコースか大樺沢コースか迷ったが、小屋の多い草すべりコースを選択した。北岳への登りがきつかったが、肩ノ小屋でうどんを食べ充電できた。大勢の人が広い座敷で休憩していたが、泊り客だろうか。その次の目標は御池小屋、ここでは池のほとりにもテントサイトがあり、また近傍に花も多く小屋自体も楽しめそうな場所であった。最後の長い下りを制して広河原に到着。
広河原から芦安までは乗合タクシーを利用した。人数が集まり次第に発車する。芦安の温泉で体を清めてから甲府駅へと向かう。JRはUターン混雑のため、指定席券の時刻まで駅前居酒屋で時間をつぶした。
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