大雪渓から白馬三山経由，不帰の嶮アタックし最後は唐松岳までのテンコ盛り山行
GREENLABEL
その他2人 - GPS
- 32:00
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,759m
- 下り
- 3,230m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 9:05
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 3:45
- 合計
- 12:00
白馬岳登頂証明書は、白馬山荘受付小屋の携帯充電コーナに置いてあるので自由にお取りください状態です。
山小屋では消灯後は真っ暗になる所が多いですが、白馬山荘ではある程度の明かりがあるので、夜中に懐中電灯無しでも歩けます。
2日間で一番おいしかったビールは、初日の稜線に出てすぐの村営頂上宿舎で頼んだビール枝豆セット1,000円也の生ビールでした。
| 天候 | 初日：快晴、二日目：午前中快晴、午後から晴れているが山頂付近ガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
八方バスターミナル→猿倉（バス：930円） 八方池山荘→八方（リフト・ゴンドラ：片道共通券1,550円） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
猿倉→白馬尻小屋・・・歩きやすい樹林帯 白馬尻小屋→雪渓取付き・・・ちょっとガレた登山道 白馬大雪渓・・・この時期はかなり規模が縮小している。軽アイゼン便利。 雪渓終了地点→白馬岳頂上宿舎・・・よく整備されてますがきつかった。 頂上宿舎→白馬岳・・・ガレているが問題なし。 白馬岳→杓子岳・・・杓子岳への登りがガレガレで厳しい。 杓子岳→白馬鑓ヶ岳・・・短いが恐怖を感じるやせ尾根あり。鑓ヶ岳への登り返しの間にニセピークあり。 白馬鑓ヶ岳→天狗山荘・・・快適な稜線歩き。 天狗山荘→天狗の頭→天狗ノ大下り上部・・・多少のアップダウンはあるが快適 天狗ノ大下り・・・下りすぎ。なかなか厳しい。気を使います。 不帰ノ嶮1峰・・・最初だけ岩登りあるが、あとは普通の登山道。 不帰ノ嶮2峰北峰・・・人の歩く道ではありません。 不帰ノ嶮2峰南峰・・・普通の登山道。距離も短い。 不帰ノ嶮3峰・・・表示が無かったので、知らぬ間に通過。それらしきピークが2〜3 あった。 不帰ノ嶮3峰→唐松岳・・・普通の登山道 唐松岳→八方池・・・ガレた登山道、人が多いので常に渋滞。 八方池→八方池山荘・・・道も広くなり渋滞は緩和されるが、一般観光客が加わり人は多い。 |
| その他周辺情報 | 八方駐車所のすぐ近くの徒歩圏内には、「八方の湯」や「郷の湯」などがありますが、今回はI君お勧めの「倉下の湯」に浸かって来ました。 倉下の湯・・・料金：600円、リンスインシャンプー、ボディーソープ、ドライヤー完備。湯船は露天風呂が1つのみ。源泉かけ流しの茶褐色の塩泉です。 露天風呂から今回歩いてきた白馬〜八方の稜線が見えます。 |
写真
でっかい芋虫の様な岩があります。「風の谷のナウシカ」に出てくる王蟲（オーム）のような形なので、勝手に王蟲岩と名付けました。
1
天狗の頭。ここでドローンのお兄さんにご挨拶。天気が良くて風も無いのでドローン日和だそうです。強風はいらんがもう少し微風が欲しい。
息子�，麓�転車用ヘルメットで参戦です。流線型のフォルムが空気抵抗を和らげるので、歩行速度が1.5倍速くなります（ウソです）
3
装備
| 備考 | ロキソニン忘れた。絆創膏忘れた。日焼け止め忘れた。 |
|---|
感想
9月の三連休を利用して、白馬岳まで遠征してきました。
折角遠方まで行くのだからと、色々詰め込み過ぎた感がありましたが、結果的に充実した山行となりました。
9/13日、午後10時姫路を出発。メンバーは私と息子� △修靴討感畚蠅了街イ�I君の3名です。高速移動の途中、大津SAで何と山登り泰造氏とH姉さんに偶然遭遇。2泊3日の行程で燕岳から常念岳まで縦走するらしい。怪我と事故の無いようお互いの無事を祈って別れる。
9/14日、午前5時半ごろ八方に到着。すでに第二駐車場は満車だったので第三駐車場（無料）を利用した。トイレあり。
コース設定は、山行2日目がかなりきつい予感。
もし天気が悪ければ、撤退を含め2日目は鑓温泉方向か栂池方面へ変更する事も視野に入れる。
が、しかし2日ともこれ以上に無い快晴に見舞われた。
事前情報では、稜線上は風がきつく体感温度はかなり低いので、それなりの装備が必要かと予備の着替えまで用意していたが不必要だった。
猿倉からは登り一辺倒でフラットな登山道が殆んどなし。
酸素も薄くなり、ちょっと頭がフラフラするので高山病チックなやつかな？と考えていると、I君に「昨日から寝ずに7時間以上も車の運転していたから、単に寝不足でしょう」と指摘される。
最近体の衰えを感じずにはおれないところ、更に暑さで体力も奪われたので休憩を多くとりながらゆっくり登る。
今日は、どうあがいても昼過ぎには山小屋に到着してしまうので、早く行く意味が無いのです。
白馬尻小屋から約5時間で頂上宿舎に到着。先行していた息子�，鰐�3時間で登りきったらしく、2時間も待っていたとの事。
あまりの暑さとしんどさで、毛細血管に至るまでの体中がビールを欲していたので、枝豆セット1,000円也（生ビール単品800円）を注文し、最初の一口でジョッキ半分以上を一気に飲み干した。至高の1杯だった。
白馬山荘でチェックインを済ませ、昼食と休憩してから白馬岳山頂へ。
雲一つないスカイブルーの山頂に感動する。ちなみに山頂の裏側って切り立った崖だったのね。
明日は、厳しい山行になるので初日は早い目に寝ることにする。
当初の計画では、朝の4時出発の予定でしたが、1時間早めて2時起床3時出発に変更した。同じコースを歩いている色々な方のレコを参考にされてもらってはいたが、この行程で歩いている人は、よく考えれば相当な健脚のプロのベテランハイカーばかりです。我々が同じ時間で歩けるはずもなく、標準コースタイムが7〜8時間ならば、10時間以上はかかるでしょう。とにかく八方のゴンドラ・リフトが終了（終了時間4時半ごろ）するまでに下山しなければならず、逆算すると唐松岳には13時までには到着したいものです。
とういことで、まだ真っ暗な午前3時に出発。我々が本日のトップです。
昨夜I君は杓子と白馬鑓は、トラバース道でスルーして完走（完歩）することに全力を傾けると言っていましたが、結局、両方とも山頂を極めてしまいました。
杓子岳への登りは、なんじゃこりゃと言うほどガレガレで登りにくい。まだ暗かったのでルートファイティングにも気を使いました。（もう少しでトラバースしてしまう所でした）
ちなみに、杓子岳からの下山途中の登山道のど真ん中に雷鳥さんが出現。その距離1メートル。あわててしまったのと、電波状況が悪かったので、写真の保存ができなかったのが悔やまれます。
白馬鑓ヶ岳から天狗山荘までの稜線歩きで、私にスイッチが入り、歩行ペースが1.5倍にアップします。そうです自然現象が襲ってきたのです。然程緊急では無かったのですが、最悪はオーガニックも視野に入れておりましたが、何せ遮る物が何もない見通しの良い稜線であり、すれ違ったり後ろから追いついてきたりするハイカーもそこそこ増えてきたので、かわす場所が無い。
なんとかまだ余力があるうちに天狗山荘に到着。トイレの利用料は100円でしたが、この状況では10,000円でも利用してました。
天狗山荘では天狗山荘バッチが売っていましたが、天狗山荘は山ではないので、私の中では山バッジと認定できず購入見送り。
I君はここでしか手に入らない貴重なバッジだからと購入してました。
天狗山荘から天狗の頭経由で天狗ノ大下りまでは、多少のアップダウンはあるものの快適な稜線歩きです。
天狗の大下りからは少し緊張しましょう。長く厳しい斜度はもとより、ガレガレの石がいつ上から落ちてきてもおかしくない状況であり、また自分が石を落とさないように細心の注意が必要です。
落石と言えば、初日の雪渓手前で子供の頭くらいの落石が私めがけてゴロゴロ転がって来たので、トレッキングポールと足を使って止めましたが、とっさに右へも左へも避けれないものですね。体が反応しないし、そもそも登山道が狭くてよけれません。
この天狗の大下りですが、唐松岳方面から歩いてくる人とたくさんすれ違いましたが、ほぼすべての人の表情が疲れ切って今にも倒れそうな感じでした。
このルートは、逆からは相当厳しそうです。
そうこうするうちに、来てしまいました。
今回の山行の最大の目的。不帰ノ嶮。
ここに来るまでに既に6時間以上を歩いて足を使っているうえ、天狗の大下りのあとの登り返しです。
I君は昨夜、白馬山荘の食堂の柱に右足の小指から中指付近をしこたま打ち付けたため、打撲による負傷を負っていて踏ん張りが利きづらい状況です。
ここまで足を引きづりながらながら何とかしのいできましたが、この先がまぎれもなく最大の山場になるでしょう。
まず�喫�をクリア。思った以上に長い。
次に�曲�北峰。足1個分しか置けないような断崖や下が奈落の底につながっている空中梯子やら、突っ込みどころは満載です。
不幸中の幸いが、このタイミングで下からガスが上がってきたので、高度感が鈍り、ちょっとだけ恐怖心が薄まりました。
�曲�南峰を通過し、�景�を目指していましたが、表示が無かったので知らないうちに通過したようです。あれが�景�かな？と思って登ったら唐松岳でした。
唐松岳山頂は、もうカオスですよカオス。
人、人、人でJR大阪駅の中央改札前かと思いました。
今回の山行で一番だるくてつらかったのが、唐松岳から八方尾根の下りでしょうか。
決して歩きやすいとは言えないガレた登山道を渋滞でゆっくり歩きながら2時間以上もダラダラ下ったので、なんか疲れました。
今回のルートは、どの山頂（ピーク）からも360度のパノラマで、天気も良かった為、景色は抜群でした。山座同定ができないため、見えている山が何なのかはわかりませんでしたが、特徴のある山容で有名どころの剣岳や槍ヶ岳、富士山、等ははっきり見えました。
【今回の山行の目的】
・ミッション� ΑΑβ臉齋未鯤發�（クリアー）
・ミッション�◆ΑΑη鯒漏戮了劃困鯑Г燹淵�リアー）
・ミッション��・・・杓子岳の山頂を踏む（クリアー）
・ミッション�ぁΑΑη鯒鰐�ヶ岳の山頂を踏む（クリアー）
・ミッション�ァΑΑι垉▲琳佞魃曚┐襦淵�リアー）
・ミッション�ΑΑΑε眈廠戮了劃困鯑Г燹淵�リアー）
・ミッション�АΑΑν訥擦気鵑暴于颪Α淵�リアー）
全てのミッションをクリアーし、そして帰りに「倉下の湯」で、2日分の汗と垢と加齢臭とおっさんエキスを洗い流して今回の山行は終了です。
こっそり拍手
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