折立から黒部源流部を経て裏銀座へ

2019年09月13日(金) 〜 2019年09月16日(月)

• GPS: 73:59
• 距離: 46.6km
• 登り: 3,459m
• 下り: 3,739m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:01
• 休憩: 0:11
• 合計: 4:12

距離 7.4km 登り 1,022m 下り 77m

8:25 十三重之塔 慰霊碑
9:08 太郎坂(アラレちゃん)
9:41 9:42 青淵三角点(青淵山)
9:52 積雪深計測ポール
11:09 五光岩ベンチ
11:37 太郎兵衛平
12:07 12:17 太郎平小屋
12:37 薬師峠

2日目

• 山行: 9:53
• 休憩: 0:57
• 合計: 10:50

距離 15.9km 登り 1,364m 下り 1,086m

5:18 薬師峠
5:35 5:42 太郎平小屋
5:54 5:55 太郎山
7:10 神岡新道分岐
7:17 7:34 北ノ俣岳
7:58 7:59 赤木岳
8:37 8:38 中俣乗越
10:15 10:21 黒部五郎の肩
10:35 10:37 黒部五郎岳
10:45 黒部五郎の肩
12:19 雷岩（黒部五郎カール）
13:05 13:19 黒部五郎小舎
14:38 14:46 三俣蓮華岳巻道分岐
16:08 三俣山荘

3日目

• 山行: 7:39
• 休憩: 1:01
• 合計: 8:40

距離 10.0km 登り 891m 下り 569m

6:33 三俣山荘
7:01 7:09 黒部川水源地標
9:11 9:13 岩苔乗越
9:23 9:24 ワリモ北分岐
10:09 10:10 水晶小屋
10:43 10:48 水晶岳
11:20 11:54 水晶小屋
12:31 東沢乗越
14:08 14:09 真砂岳分岐
14:54 15:03 野口五郎岳
15:13 野口五郎小屋

4日目

• 山行: 4:46
• 休憩: 0:19
• 合計: 5:05

距離 13.1km 登り 183m 下り 1,993m

5:18 野口五郎小屋
7:16 烏帽子ひょうたん池
7:24 7:25 烏帽子小屋
8:06 8:11 三角点
9:09 9:10 権太落し
9:35 9:37 ブナ立尾根取付
9:48 高瀬ダム 天場
9:57 9:58 高瀬ダム濁沢登山口
10:10 唐沢ノゾキ
10:10 七倉登山口
10:11 10:20 七倉山荘
10:23 ゴール地点

天候

1日目:曇り時々晴れ
2日目〜3日目：晴れ
4日目：朝霧雨→晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

前泊：富山市内（仕事後にかがやきで東京→富山）
13日：富山駅→折立、富山電鉄バス
16日：高瀬ダムより七倉山荘までタクシー利用

コース状況／危険箇所等

特になし

その他周辺情報

下山後、七倉山荘で入浴、昼食

写真

9/13 8:06

富山駅からバスで揺られること約2時間で折立登山口に。
久々に山の香りがする登山道を進む

9/13 9:23

ガスっている。曇り空で暑くなく良い

9/13 9:25

みんなが歩いてできた登山道ぽい感じがいい

9/13 9:27

スラブ上のところもある

9/13 9:28

どんどん登ってくる。
駐車場もいっぱいだったしね

9/13 9:29

湿原ぽい感じのところに出た

9/13 9:29

この辺りから木道が始まる。
眺望がきいて良い

9/13 9:40

イワショウブ
花火みたい

9/13 10:24

痛んでいる登山道を

9/13 10:33

環境省の自然公園等整備事業っていう補助金を活用して、富山県が再整備をしているんですね。

9/13 10:45

同時に、植生回復を図るためにシュロマットが敷設されています。
作業しているのはみんな外国人でした。

9/13 11:39

登山者が多いからか、眺望もいいし、登山道をきちんと整備しないと、無造作に踏圧で登山道が広がっちゃうんですね

9/13 11:55

コースタイムどおりに太郎平に到着。
テント受付を済ませ、テント場に向かいます。

9/13 11:58

太郎平には立派なトイレがありました

9/13 13:15

我が家のテント
いまはもう販売中止となったゴアライトです

9/13 16:26

薬師峠のテント場は大盛況

9/13 17:16

豚のみそ焼きとお味噌汁とおこわ
しっかり食わんと体が持たない

9/13 18:04

きれいに焼けてくれました

9/14 5:09

翌朝は快晴モード

9/14 5:29

俺は黒部五郎岳を目指す。
よって、右側を進む

9/14 5:29

この道標には愛着を感じますねー

9/14 5:32

太郎小屋も小さく見えるようになってきた。
黒部五郎岳にはぐるーと反時計回りに回り込む

9/14 5:36

せっかくだし、山頂に立ち寄る

9/14 5:39

朝露が朝日に照らされ光ってる

9/14 5:40

朝日に照らされる自分

9/14 5:47

朝日に浴びながら木道を進みます。
気持ちいい

9/14 6:09

途中は洗掘が激しいところも。
歩くのに難儀というよりも、上手に手当しないと拡大が心配

9/14 6:40

チングルマが朝風に揺れる

9/14 6:45

本当に気持ちいい

9/14 7:05

ちょうど、神岡新道との分岐あたり

9/14 7:44

だんだん陽射しが強くなってくるなあ

9/14 8:15

北ノ俣岳はあと少し

9/14 8:48

どこまでも続く登山道
これを登りきれば。。。

9/14 8:49

ナナカマドの実も色づく

9/14 8:49

ハイマツの向こうにこれから登る山々が見える。
あの先はどんな風景が広がるのだろうか。。。

9/14 9:14

薬師岳もはるかに見えるようになってきた

9/14 9:14

穏やかな稜線。
歩いていて本当に気持ちいい。
空気が違うんだよなあ

9/14 9:53

ちょい、アルペンチックになったりと変化に富んだ道が続く

9/14 9:59

遠くには剣岳

9/14 9:59

槍ヶ岳から穂高連峰

9/14 10:32

温かみのある道標

9/14 10:37

9/14 10:37

これからカールに降りる

9/14 11:54

氷河で削り取られた自然美。
人間と比較するとスケールの大きさが良くわかる。

9/14 11:57

こんな大きな石を運んでくる氷河。
固い岩肌を氷が削り取ってできたカール。

9/14 12:35

クロマメノキがたくさん

9/14 12:41

黒部五郎小屋が見えた。
三角屋根がアクセント

9/14 13:01

まだ時間あるので、三俣山荘まで頑張ることに。
ここでコーヒーをいただく

9/14 13:54

深いところに来た感じ満載

9/14 13:56

タテヤマリンドウ？
まだ咲いてる

9/14 13:57

シーズンは登山道わきはお花畑なんだろうな。
チングルマの名残が想像させてくれます

9/14 14:40

かなり歩いてるんで、この辺りは疲労がピークに

9/14 14:42

でも、花々が癒してくれる。
ウサギギクかなあ。。。

9/14 15:02

山

9/14 15:03

どこまでも続く山

9/14 15:07

槍ヶ岳の雄姿も

9/14 15:09

あーこの残雪で体冷やす。
おじさんのグループに抜かれたり追い越したりで、励まされながらやってきました。

9/14 15:20

オー、ようやく見えた三俣山荘。

9/14 15:24

到着が遅かったので、張る場所がなかなかなくて困りました。

9/14 18:18

小屋も相当な混雑な模様。
テントでおでんとカレーを自炊し、早々に寝ました

9/15 6:15

翌朝も快晴。

9/15 6:23

チングルマが朝露に光る中を歩きだします

9/15 6:40

黒部川源流の日
ちょっと似使わない記念碑。笑

9/15 7:06

ナルコユリかな

9/15 7:52

うわー、素晴らしい風景。
立体感ある庭に見える

9/15 8:53

朝から体が重いので、今日はまき道を進むことに

9/15 8:53

黒部川源流部でゆっくりしつつ、登りつめました。

9/15 9:04

稜線部に出ると多くの登山者が。
さすがに鷲羽岳ー水晶岳を結ぶ登山道

9/15 9:07

いい感じに続く登山道なんだけど、体のだるさが取れない。
血糖値が下がっているのかもしれん。
クラッカーにみかんに、グミにいろいろ繰ったり飲んだりするけどなかなか回復しない

9/15 9:31

あと少しで登りのピーク。
こういう時に単独登山だとへこみますね。。。

9/15 9:39

変化に富んだ稜線が続く。

9/15 9:39

パノラマ写真

9/15 9:45

ようやく水晶小屋が見えた。
ここでコーヒータイム

9/15 10:02

意外と厳しい水晶岳

9/15 10:07

こんな登りもある

9/15 10:20

水晶岳にピストンする。
リアルな浸食が楽しめてうれしい

9/15 10:28

本当、どこまでも続く稜線。
体力があればどこまでも歩きたい気分

9/15 10:30

水晶岳山頂にて

9/15 10:54

水晶小屋に戻る。
今日はまだまだ先が長い

9/15 12:00

水晶岳を後に、野口五郎小屋を目指す

9/15 12:15

来た道を振り返り。。。
先を急ぐ。今日もよく歩いてるなあ

9/15 12:59

大きな石がゴロゴロ。
ゴローの語源らしいです。

9/15 13:18

イワギキョウかな

9/15 13:32

真砂岳までは登りがきつい

9/15 13:38

分岐であんこもちを食う。
少し元気になった気がする。
チョコやシリアルより、俺は炭水化物だな

9/15 13:38

ながーい稜線。
水晶岳や黒部五郎岳に比べたらこちらは穏やかな稜線。

9/15 14:53

いい感じの道標

9/15 14:53

ようやく見えた。今日は野口五郎小屋に泊まる。
しっかり飯食わないと

9/15 15:57

茶して、ボーと眺める。

9/15 17:00

富士山と、大天井岳かな

9/15 17:32

美味しい夜飯。
品数多く豪華でした

9/16 5:57

朝霧というか小雨の中を進む

9/16 6:26

ライチョウもひょっこり

9/16 6:29

愛らしい

9/16 6:29

人が少ない時間帯だったのか、ライチョウがたくさん

9/16 6:30

絵になる

9/16 6:31

ガスが晴れてきた

9/16 6:38

ガスも荒れてきて何より。
この先にライチョウに遭遇

9/16 6:44

いい感じに

9/16 7:53

ずーと、いやになるくらいの下りが続く。
ストックが壊れてしまった。涙

9/16 7:56

コメツガの林が少し癒しになる

9/16 8:26

林床にはゴゼンタチバナや

9/16 8:50

ニガナが咲いている。

9/16 8:58

ブナ立尾根なのに、ブナはこの辺りしかない。

9/16 9:23

やったーここまでくればあと少し

9/16 9:31

キャンプ場を過ぎ

9/16 9:40

ダムに着く

9/16 9:40

トンネルを出てタクシーを拾って七倉山荘へ。

9/16 11:05

入浴後にステーキ丼を食う。

撮影機器：

ILCE-6500 SONY

感想

manzayoitoko

仕事がハードでチョイ心配だったので、富山市内に前泊にしました。
今回は中部山岳国立公園折立から黒部五郎岳、黒部源流部経由で水晶岳から裏銀座への縦走です。
テントと毎食分の食料を担いでの縦走はやはり体力勝負ですね。
夜はしっかりと食べ、朝はヨーグルトにシリアルやクラッカーに果物と準備していましたが、カロリー不足感は否めず。歩いて疲れを感じ、チョコやクッキーを食べると一気に血糖値が上がるけど、その分時間が経つと急激に血糖値が下がることから、逆に疲れたりするらしい。。。
野口五郎小屋でそんな話を聞き、まさに自分のことだなあと実感しました。
炭水化物を意識してとるようにしないとと感じました。
折立からのテント縦走は少し孤独感もあり、楽しさもあり、長い時間歩くことで自然の偉大さや人間の小ささを感じつつも、小屋での語らい、おいしい食事と楽しい4日間でした。
帰路は山小屋で出会った方に信濃大町駅まで送っていただきました。
自然もいいけど、人との出会いがあるから山は楽しいなって感じました。
最終日の朝は小雨でしたが、早い時間の移動だったのか、ライチョウに遭遇。
お互い視線を意識してるのか、カメラを向けると警戒する愛らしい姿に、
癒された山旅でした。