快晴の空木岳（千畳敷駅↑ 菅の台駐車場↓ 宝剣岳立寄り）

2019年10月09日(水) 〜 2019年10月10日(木)

• GPS: 16:17
• 距離: 22.7km
• 登り: 1,476m
• 下り: 3,242m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:34
• 休憩: 0:58
• 合計: 8:32

7:31 千畳敷駅
7:51 7:53 千畳敷駅
8:18 8:21 極楽平
8:26 8:26 サギダルの頭
8:32 8:41 三ノ沢分岐
9:07 9:26 宝剣岳
9:43 9:51 三ノ沢分岐
9:57 9:57 サギダルの頭
10:01 10:01 極楽平
10:11 10:11 島田娘
11:13 11:18 濁沢大峰
12:44 12:52 檜尾岳
14:32 14:33 熊沢岳
15:41 15:44 東川岳
16:03 木曽殿山荘

2日目

• 山行: 6:52
• 休憩: 0:52
• 合計: 7:44

6:43 木曽殿山荘
8:08 8:26 空木岳
8:37 8:37 駒峰ヒュッテ
9:08 9:11 駒石(駒石山)
9:36 9:36 空木平カール分岐点
10:20 10:20 ヨナ沢ノ頭
10:42 10:42 小地獄
10:46 10:46 大地獄
11:22 11:22 マセナギ
11:28 11:43 尻無
12:04 12:10 池山尾根水場
12:12 12:18 池山小屋
12:30 12:32 池山
12:52 12:52 タカウチ場(池山分岐)
13:16 13:17 空木岳登山口駐車スペース
13:26 13:27 林道終点
13:27 13:27 空木岳登山口駐車スペース
13:40 13:40 空木岳登山道入口(第二取付点)
13:46 13:46 空木岳登山道取付地点
14:27 菅ノ台バスセンター・駐車場

天候

10/9　快晴　風：朝の内風あり
10/10　快晴　風：弱風

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

行き　前夜、菅の台駐車場に到着、車中泊
　　　さすがに平日の19時ですので空いていました。
　　　但し、始発の6:15のバスに乗る時は満車に近い
　　　状態でした。
　　　バス、ロープウェイ通しの切符で￥2200

帰り　下山した14:30時点ではポツポツ空いている状
　　　態でした。

駐車料金は、昨年までと異なり、￥800/24Hに値上が
り。ネットの情報で知ってはいましたが、随分上げま
したね。
スキー場の駐車場は無料のようでしたが、トイレがな
いので止めておきました。

コース状況／危険箇所等

一般路ですので、迷う所はありませんでした。
ただ、岩場の目印が分からない程、視界が悪い時は厳
しいかな。
いつもの通り写真を撮りながらのせいもありますが、
略、コースタイム通りの時間がかかりました。

宝剣岳南側

昨年、北側を登った時は岩と凍結のミックスでしたが、
今回は乾いた滑りにくい状態でしたので問題ありませ
んでした。但し、ストックは持たず、3点支持は必要
かと思います。
鎖等が整備されていますので、そんなに難しくはあり
ません。

極楽平から木曽殿山荘

いくつかのピークを越えていきますので、思ったより
時間がかかりました。
ピーク前後は岩場です。
鎖等はあまりありませんが、ペンキで書かれた目印を
辿って行けば大丈夫かと思います。ただ、熊沢岳手前
の一ヶ所は、さすがにストックと一眼レフはしまわざ
るを得ませんでした。

山荘から空木岳への登り

第一ピーク以降は急な岩場になります。ここも一ヶ所
だけ、ぶら下げた一眼レフが邪魔でしたが、そのまま
で通しました。
鎖等もそこそこ整備されています。

空木岳から下る大地獄付近で、先行していた方が熊に
遭遇。小さかったので子熊かなと言われたものの、鎖
場を下りて振り返った所、突進してくる熊をストック
で脅して、何とかすぐ傍から谷側に駆け下りたとの事。
危機一髪との事でした。
下手にぶつかっていたら、狭い道から転落した可能性
があり、原因不明で滑落した事になっていたかも。
暫く、この道を通る方は要注意ですね。

登山計画書は駐車場で提出。

その他周辺情報

お風呂は登山前日と下山後に、こまくさの湯で食事セ
ット（￥1020）を注文。
お風呂も綺麗なのでお得です。
山荘で割引券（￥610→￥500）を頂きましたが、セッ
ト券との併用は出来ませんので使えず。

写真

10/8 18:17

前夜、車中泊の前に’こまくさの湯’でお風呂と夕食。セットメニューのソースかつ丼のミニ。ミニですが十分。

10/9 5:22

6:15がバスの始発ですが、起きてみたらご覧の行列。慌てて準備をし並ぶ事に。臨時便が出てちょっと早く出発しました。平日ですが、予報が晴れですからね。

10/9 6:53

ロープウェイから見た紅葉の山肌。あんな所を歩いてみたい。

10/9 7:01

山頂の千畳敷駅に着いたらご覧の景色。最高です。

10/9 7:36

こんな景色を短時間でやり過ぎるのはもったいない。千畳敷を散策。剣ヶ池からカールを見ます。

10/9 7:42

中の遊歩道から木曽駒方面に行く方がたくさん見えます。

10/9 7:53

戻って、駒ヶ岳神社に安全祈願。

10/9 7:54

極楽平に向かいます。

10/9 8:11

草紅葉も綺麗。

10/9 8:33

極楽平から宝剣岳に立ち寄り、途中に荷物を置いて南側をピストンしてきます。

10/9 8:42

急ですが、鎖等があり整備されています。

10/9 9:01

この岩を潜るようです。

10/9 9:02

間からは南アルプスと富士山が見えます。

10/9 9:03

鎖が付いているけど、この岩大丈夫？

10/9 9:09

山頂到着。狭いですが常時数人の方がいらっしゃったので、お願いして撮って頂きました。風が強いのでソフトシェルを着用。

10/9 9:12

360度の絶景です。昨年登った木曽駒ケ岳。

10/9 9:12

御嶽山。今度行ってみよう。

10/9 9:14

伊那前岳と遠く北八ヶ岳と蓼科山。

10/9 9:15

これから行く空木岳とそこに行く稜線。

10/9 9:17

さて下山します。

10/9 9:29

途中の黄葉が綺麗。

10/9 9:39

千畳敷と遠く南アルプス。

10/9 10:02

稜線のコケモモの実。

10/9 10:19

山肌の紅葉。

10/9 10:33

これから行く熊沢岳。遠くは恵那山のようです。

10/9 10:46

熊沢岳への稜線。

10/9 10:47

ウラシマツツジも綺麗。

10/9 11:12

滝沢大峰に到着。

10/9 11:19

更に進むと何か奇岩が並んでいる。

10/9 11:30

下の紅葉が綺麗。

10/9 11:39

このルートは結構アップダウンがあります。梯子が付いたりして。

10/9 11:44

ヤマハハコの群落が残っていました。

10/9 11:45

次のピーク檜尾岳へ。

10/9 11:54

ナナカマドと遠く八ヶ岳。

10/9 12:13

甲斐駒ヶ岳と鋸岳をアップで。

10/9 12:42

檜尾岳山頂に到着。

10/9 12:44

檜尾避難小屋と遠く南アルプス。すれ違った方少なくとも2名があそこに泊るとの事。

10/9 12:44

宝剣岳と三ノ沢岳。

10/9 12:45

頭を出している富士山をアップ。お久し振り。

10/9 13:13

檜尾岳を振り返ります。

10/9 13:17

ミヤマダイコンソウの紅葉かな。

10/9 13:18

シラタマノキの群落。

10/9 13:41

矢印の通り、ここをトラバース。滑らないので大丈夫です。

10/9 13:42

すぐに上に行きますが、今登っている方の所でストックとカメラが邪魔でうまく登れず、一旦下に下りて、しまってから再スタート。

10/9 13:52

登ると手掛かりが付いていました。

10/9 14:24

御嶽山と手前の草紅葉。

10/9 14:24

熊沢岳に到着。

10/9 14:31

空木岳、南駒ヶ岳が大分近づいてきました。

10/9 15:40

東川岳に到着。後は山荘に下りるだけ。

10/9 15:44

熊沢岳と遠く乗鞍岳を振り返ります。

10/9 15:45

明日登る空木岳への道。

10/9 15:45

山頂付近をアップで。

10/9 15:50

下りの崩落個所。

10/9 15:56

綺麗なナナカマド。

10/9 16:02

本日お世話になる木曽殿山荘。（一泊二食で￥9000）

10/9 16:26

大部屋ですが綺麗です。本日宿泊客は10人程度なので余裕です。

10/9 16:53

夕食と日の入りが重なったので、山すそからの夕日で我慢。

10/9 16:59

バテなかったので、夕食もおいしい。この後、暫く休んでいたら、小屋の御主人からワインと日本酒を頂き、何人かお話ししていた方たちに合流しました。楽しい一時。

10/10 5:44

朝食後、日の出を見る為に東川岳に登り返しました。私だけ。夜明け前の八ヶ岳。

10/10 5:45

蓼科山と浅間山。

10/10 5:49

甲斐駒ヶ岳と鋸山のシルエット。

10/10 5:54

熊沢岳や遠く宝剣岳が色付き始めました。

10/10 5:54

北岳のちょっと脇からの御来光。

10/10 5:55

まるでダイヤモンド北岳。

10/10 5:55

空木岳とお日さま。

10/10 5:56

振り返ると御嶽山と雲海が綺麗です。

10/10 5:57

遠く乗鞍岳も綺麗。

10/10 5:58

下りる途中に見つけたイワツメグサの残り花。

10/10 6:01

恵那山も綺麗に見えました。

10/10 6:03

東川岳崖のモルゲンロート。

10/10 6:43

身支度を終え、空木岳へ登る途中から見た木曽殿山荘。お世話になりました。

10/10 6:47

東川岳のモルゲンロート。空木岳の影が見えます。

10/10 7:22

途中の岩場。

10/10 7:41

第一ピークを過ぎてからが本格的な岩場になります。

10/10 7:55

丸太の滑り止め。滑る状況だと有難いです。

10/10 7:58

南駒ヶ岳への稜線。

10/10 8:06

空木岳に到着。

10/10 8:10

ここも360度の絶景。槍、穂高も遠くに見えます。

10/10 8:11

塩見岳の上に頭を出す富士山。

10/10 8:13

南駒ヶ岳への道。

10/10 8:17

これから行く池山尾根。

10/10 8:23

小屋で一緒だった方に撮って頂きました。

10/10 8:29

駒峰ヒュッテ。素泊まりですが、中はとても綺麗です。

10/10 8:39

ベランダで若い女性の管理人の方と少し歓談。御岳山の脇に見えるのはやはり白山のようです。

10/10 9:04

少し下りると南駒ヶ岳の頭が見えます。

10/10 9:05

昨日通ってきた宝剣岳からの稜線。

10/10 9:06

空木岳を振り返ります。

10/10 9:09

下の紅葉の山肌が綺麗。

10/10 9:10

駒石到着。クライマーは簡単に登れるんだろうな。

10/10 9:16

ナナカマドの赤や

10/10 9:19

黄色い木。いいですね。

10/10 9:28

樹林帯に入ると綺麗な木。

10/10 9:33

本日一番綺麗だったナナカマド。

10/10 9:36

紅葉が綺麗。

10/10 9:49

下にはゴゼンタチバナ。

10/10 10:04

綺麗で立派な木だな。

10/10 10:05

ちょっとグラディエーションがかった紅葉。

10/10 10:08

久し振りのお花、アザミ系。

10/10 10:11

綺麗に色付いた葉をアップ。

10/10 10:21

登山道。

10/10 10:31

この辺りは紅葉し始め。

10/10 10:45

大（小）地獄の鎖場。先行した男の方はこの辺りの下で熊に遭遇したとの事。途中、すれ違った女性の方に教えてもらい熊鈴を装着しています。

10/10 12:03

アキノキリンソウかな。

10/10 12:11

池山小屋。中は綺麗でした。

10/10 12:21

オオカメノキの実かな。まだ赤い実です。

10/10 12:30

池山山頂。

10/10 12:32

ここからの眺めはいいです。望遠で千畳敷カール。

10/10 12:32

反対側は仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳。

10/10 12:40

所々だけ色付いたもみじ（カエデ？）。

10/10 13:14

林道終点の登山口に到着。

10/10 13:55

トリカブトも咲いていました。

10/10 14:29

無事駐車場に到着。登山口からここまで結構長かったですが、熊に遭遇したソロの方とソロの女の方と話しながら来たので飽きませんでした。お二人ともつわもので色んな話も聞け飽きませんでした。今日も無事下山。山の神様に感謝。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough オリンパス

EOS Kiss X9i ボディ CANON

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ ヘルメット 携帯トイレ

感想

nino33

9月前半に行く予定でしたが、木曽殿山荘がまだ混ん
でいたので、閉まる前に空いている事を確認し紅葉を
見に行く事にしました。

天気予報を見ながら行く日を決定。

今年最高の天気で絶景と紅葉を堪能してきました。
暫く天気が不順でしたが、こんな天気は年一回あるか
どうかのコンディション。

バス時間や混みようによっては最初に池山尾根を登る
逆コースも考えていましたが、バス停にたくさんの方
が並んで臨時便も出た為、予定通り千畳敷から出発。
比較的余裕を持った山を堪能出来ました。

ロープウェイは、9分間隔のフル運転で帰りは混むの
で早めの下山をとのアナウンスが流れる中、空木岳に
向かう方は僅かで、途中すれ違った方も数人程度でし
た。

日帰りの方もいらっしゃいましたが、雲一つない快晴
で時間だけはあるのが特権なので山荘に宿泊。
夕日こそ見られませんでしたが、朝は東川岳から北岳
から登る日の出を見る事が出来、感激。

宿泊者も十人程度で、小屋のご主人のご厚意で何人か
がワインとお酒をご馳走になり、山小屋の最新状況な
ど色んな話をお聞きしました。
特徴的だったのは、すれ違った方含め、皆さんソロの
方が多く、つわもの揃いだった事。

下山時に略同じペースで下りてきた女の方や熊に出会
った方と同行、色んな話をしながら下り、飽きません
でした。又、どこかでお会いしたいものです。

こんなに良い条件での山行は久し振り。日時を選べる
じいさんの特権で申し訳ない位。
山の神様に感謝致します。