北穂東稜の雲上ウォーク



- GPS
- 34:23
- 距離
- 36.8km
- 登り
- 1,978m
- 下り
- 1,970m
コースタイム
8/19 3:00 起床・準備/4:00 涸沢発−5:00 南稜分岐−5:48 東稜稜線(ヘルメット・ハーネス装着)/6:05発−6:40 ゴジラの背(ザイル準備)−8:00頃核心部終了のコル−8:35 北穂高小屋/8:50発−8:55 北穂高山頂−11:00 涸沢(下山準備)/11:30 発−12:38 本谷橋/12:46発−13:45 横尾/13:53発−14:42 徳沢/14:55発−15:37 明神/15:46発−16:48上高地
天候 | 18日:晴れ時々雨(12時〜13時頃に雷雨) 19日:晴れ時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
松本〜上高地の電車・バス乗継運賃:大人片道1人2400円、往復4400円 ※上高地→新島々の路線バスの乗車には事前に乗車整理券の取得が必要との事です(詳しくは松本電気鉄道にて要check)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・上高地−涸沢までは危険箇所なし。 ・涸沢から北穂南稜ルートを進むと1時間ほどで東稜への取り付き分岐点。ここからはガレたルンゼをトラバース気味に登る。途中10mほど距離の雪渓を渡った。アイゼン無しでも通過できるが、自身の無い人には怖い。雪渓のふちを回って通過することもできる。 ・稜線へ最後の登りもかなりガレている。かなり大きな岩でも不安定で大きな落石を起こす(または起こされる)可能性が高いので注意。パーティーで行く場合は1人1人の間隔を詰めた方が安全。 ・稜線に出てからは岩は安定している。踏み跡も所々しっかりしている。ゴジラの背からはナイフリッジの通過が30m程続く。ホールドをしっかりとらえれば問題ないが、高度感は相当あるので慣れていない人はザイル必須。ナイフリッジを通過すると20m程の下降ポイント。慣れていればクライムダウンも可能だが、懸垂下降が無難。下降してから北穂高山荘までの登り返しは多少岩が不安定だが、取り付き箇所よりは大分歩きやすい。 ・北穂高山頂から涸沢までは一般ルート。鎖場が数箇所あるが、特別危険なポイントはない。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
世間ではお盆休みのシーズンで長期休暇を取れる人が多い中、自分はいつもと変わらず休みは土日のみ。
時間は押すけれども1泊2日で上高地まで行って戻ってこれる北穂東稜にトライしてきました。
先行の山仲間と涸沢で落ち会う事になっており、涸沢までは1人でゆっくり観光気分。
涸沢で難なく先行仲間が設営したテントを発見。
先行の皆さんはこの日は前穂北尾根を登っていたのですが、昼になってから激しい雷雨が始まりました。自分はテントの中で1人待機。
せわしなく飛び回っているヘリの音に「まさか誰かに何かあったんじゃ・・・」とか「もしみんな帰ってこなかったら、このテント全部自分で撤収して帰らなければならないのかなあ・・・」などと心配したものの、幸い1時間ちょっとで雷雨は止み、皆さんは無事に日が暮れるまでに涸沢に戻ってきました。
(ちなみにこの日は槍ヶ岳と東鎌尾根で落雷があり、2人死傷者が出たそうです。
涸沢ヒュッテ脇のヘリポートにヘリが行ったり来たりしていました。落雷の可能性は決して低くはないですね。。。)
翌日はリーダーのアツい指示の下、3時起床・4時出発をパンクチュアルに遂行。
そのお陰でこの日、東稜には私たちが1番乗りでした。
稜線に出た瞬間、広がる雲海が見えて大はしゃぎ。前日ハードな北尾根でボロボロになっていたメンバーも「来て良かった〜!」と言っていました。
自分は去年もこのルートを歩いていたので、今回はトップをやらせてもらうことになりました。
核心部の『ゴジラの背』は特に問題は無かったのですが、前後の岩稜歩きではなかなか良いルートを進むことができず、他の皆さんに辛い思いをさせてしまったのが反省点。
それと、懸垂下降でのロープダウンのあまりの下手さに猛反省・・・。
もっと練習を重ねなければ。
北穂高の山頂に着いた頃には大分ガスも出てきていました。ちょうど良いタイミングに東稜を歩けてラッキーだったと思います。
2日間の短い穂高山行でしたが、とても充実した時間が過ごせました。
ご一緒していただいた皆さん、どうもありがとうございました!
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