八ヶ岳【美濃戸口-阿弥陀岳（御小屋尾根）-赤岳-横岳-硫黄岳-美濃戸口】

2020年06月06日(土) [日帰り]

• GPS: 11:33
• 距離: 20.8km
• 登り: 2,004m
• 下り: 1,987m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:39
• 休憩: 1:54
• 合計: 11:33

5:37 美濃戸口
6:49 7:01 御小屋山
7:31 7:46 不動清水
9:02 9:02 西ノ肩
9:06 9:07 西の肩（岩場）
9:09 9:30 阿弥陀岳
9:51 9:52 中岳のコル
10:02 10:03 中岳
10:30 10:30 文三郎尾根分岐
10:44 10:44 キレット分岐
10:53 10:54 竜頭峰分岐
10:57 10:59 赤岳
11:18 11:57 赤岳頂上山荘
12:11 12:11 赤岳天望荘
12:16 12:16 地蔵の頭
12:22 12:22 二十三夜峰
12:34 12:35 日ノ岳
12:40 12:41 鉾岳
12:47 12:47 石尊峰
12:53 12:55 三叉峰
13:05 13:05 横岳（無名峰）
13:10 13:19 横岳
13:30 13:30 台座ノ頭
13:59 13:59 硫黄岳山荘
14:28 14:28 硫黄岳
14:41 14:44 赤岩の頭
15:16 15:16 ジョウゴ沢
15:19 15:20 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
15:35 15:37 赤岳鉱泉
16:08 16:08 堰堤広場
16:35 16:37 美濃戸山荘
16:40 16:40 やまのこ村
17:10 17:10 八ヶ岳山荘
17:10 ゴール地点

天候

晴れ（薄曇り）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

美濃戸口の八ヶ岳山荘を利用

コース状況／危険箇所等

特になし

写真

6/6 5:56

美濃戸口の別荘地を抜けて、ここから登山開始です。

6/6 6:05

御小屋山に向けて、歩きやすい尾根をどんどん高度を上げていきます。

6/6 6:43

御小屋山が近づいてくると、こんな感じの痩せ尾根を歩きます。
勾配もちょっとずつきつくなっていきます。

6/6 6:50

舟山十字路からの登山道と合流しました。

6/6 6:50

そして、すぐに御小屋尾根に到着です。
手前にある木札の束は、阿弥陀岳の頂上まで点々と続いていました。

6/6 7:10

スギゴケに交じって、この白い（コケ？）は何？

6/6 7:11

同じく、スギゴケの間からミツバオウレンです、たぶん。

6/6 7:35

不動清水です。
尾根上の登山道から、2分ほど歩いたところにあります。水が冷たい。

6/6 8:01

登山道の勾配がきつくなってきました。

6/6 8:15

阿弥陀岳が見えてきました。
でも、まだ遠い。

6/6 8:16

ヒメイワカガミですが、まだ開いていません。

6/6 8:23

右手には権現岳が見えてきました。

6/6 8:32

振り返ると、だいぶ高度を上げてきたのがわかります。
左の山が御小屋山、その右に見えるのが美濃戸です。

6/6 8:39

頂上まであとちょっとのところまで来ました。
これを登れば、頂上が見える！！

6/6 8:52

この岩場は、手の置き場を見つけにくく、下りは恐そうです。

6/6 9:05

もう頂上は目の前。

6/6 9:10

頂上に到着しました。

6/6 9:10

権現岳です。その左右に、三ツ頭、編笠山がそれぞれ見えています。

6/6 9:14

これから向かう赤岳。

6/6 9:14

赤岳の左には、横岳、硫黄岳と稜線が続いています。

6/6 9:51

中岳のコルまで下りてきました。

6/6 10:02

中岳です。

6/6 10:02

赤岳の威容です。

6/6 10:21

岩陰にキバナシャクナゲが咲いていました。

6/6 10:31

文三郎尾根ルートと合流しました。

6/6 10:47

竜頭峰分岐を見上げます。

6/6 10:47

キレットを見下ろします。
もう一度歩きたいです。

6/6 10:53

竜頭峰分岐まで登ってきました。

6/6 10:55

清里方面には雲が少しあります。
県界尾根と真教寺尾根の双子の尾根のかたちがきれいです。

6/6 10:58

赤岳の頂上に到着しました。
いつものような喧騒はなく、ちょっと寂しいです。

6/6 10:59

八ヶ岳の峰々がきれいに見えています。

6/6 11:55

頂上山荘は今シーズンは全休のようです。
とても残念で、つらいです。

6/6 12:09

赤岳展望荘まで下りてきました。
展望荘も避難小屋機能を残して閉館しています。

6/6 12:15

地蔵ノ頭から登り返して、横岳を目指します。

6/6 12:25

早速、岩場の登場です。
でも、梯子も鎖あり、安心して登れます。

6/6 12:26

このあたりからの赤岳、阿弥陀岳、中岳の姿が一番好きです。

6/6 12:31

鎖を使いながら慎重に登ります。

6/6 12:32

かっこいい赤岳です。

6/6 12:39

ツクモグサです。八ヶ岳では横岳にしか見られないそうです。

6/6 12:47

オヤマノエンドウです。

6/6 12:47

オヤマノエンドウの中から、ハクサンイチゲが一輪。

6/6 12:52

ミヤマキンバイです。

6/6 12:55

杣添尾根の合流地点です。

6/6 12:55

いずれは歩きたい杣添尾根。（なかなか実現しませんが。）

6/6 12:57

何度も振り返ってしまう、この景色。
赤岳に雲がかかり始めました。

6/6 13:02

横岳の岩肌のすごさは圧巻です。

6/6 13:10

何度も撮ってしまう。

6/6 13:11

横岳の奥ノ院に到着しました。

6/6 13:11

美濃戸中山を挟んで、南沢と北沢。
そして、それぞれに行者小屋、赤岳鉱泉が登山基地になっています。

6/6 13:13

最後のピーク、硫黄岳に向かいます。

6/6 13:43

硫黄岳山荘に到着しました。
こちらで温かいココアをいただきました。

6/6 14:00

休憩を終えて、硫黄岳に向かいます。

6/6 14:16

硫黄岳の頂上は後回しにして、三角点に向かいます。

6/6 14:16

この爆裂火口の縁を歩くのは正直恐いです。

6/6 14:16

眼下には本山温泉の露天風呂が見えます。
誰も入っていませんね。

6/6 14:19

この亀裂が、ほんと恐い。

6/6 14:22

三角点に到着しました。
実は、ここまで来るのは初めてです。

6/6 14:31

硫黄岳の頂上です。
だいぶ雲がかかってきちゃいました。

6/6 14:32

見納めです。
これから下山開始です。

6/6 14:40

赤岩の頭まで下りてきました。
あとは、ひたすら下るだけです。

6/6 15:37

赤岳鉱泉です。
こちらも閉館中です。

6/6 16:08

堰堤広場まで来ました。
あとは林道を歩くだけです。

6/6 16:37

美濃戸まで戻ってきました。
でも、美濃戸口は遠い・・・。

撮影機器：

iPhone 6s Apple

PowerShot G7 X Mark II CANON

装備

個人装備

AKUクレスタ

感想

tomtan

梅雨に入る前に、がっちり歩きたいと思い、先月行けなかった八ヶ岳に日帰り計画をしました。
以前から歩いてみたいと思っていた御小屋尾根を登ってみることにしました。

美濃戸口の八ヶ岳山荘に車を停めて別荘地の車道を登山口まで歩いて登っていきます。山道と違ってまっすぐ急こう配を登っていくので、息が上がってきたころに登山口に到着し、そこから小さな尾根沿いに御小屋山に向かいます。
歩きはじめはアカマツが多かったのですが、御小屋山を越えるとシラビソが多くなり、足元はスギゴケやら、八ヶ岳らしい雰囲気のコケが多く、とても気持ちの良い山道歩きです。登り一辺倒なのでどんどん高度を上げていきます。
不動清水で休憩をとり、冷たい水を堪能してまた歩き出しました。
高度を上げていくと、木々の背が少しずつ低くなって、森林限界を出るころに阿弥陀岳の姿が見えるようになりました。
阿弥陀岳への最後の登りは岩場を両手も使いながら登っていきます。雨で塗れていたら、下りに使ったら、と恐くなりながらも、登山靴のグリップを感じながら登っていきました。
登りきると、阿弥陀岳南陵ルートと合流し、目の前に見える頂上にほぼ平行移動（一部岩場、梯子もありますが）して、頂上標柱に到着です。
阿弥陀岳の頂上からは、権現岳、赤岳、横岳、硫黄岳、北八ヶ岳の山々がパノラマで広がっていました。主稜線から外れている阿弥陀岳特有の景観です。

阿弥陀岳からは一度下って、赤岳に登り返すために、中岳を越えて、赤岳に取り付いても、すれ違う登山者はとても少なく、しずかな登山でした。
赤岳の岩場でも、1パーティとすれ違っただけで、渋滞することなく赤岳の頂上に登ることができました。
赤岳南峰からの眺望を楽しんだのち、赤岳頂上山荘のある北峰に移動し、昼食をとりました。赤岳頂上山荘はコロナのため閉鎖していました。
赤岳の頂上を後にして横岳に向かいました。地蔵ノ頭にある赤岳展望荘も避難小屋機能以外は閉鎖していました。
地蔵ノ頭か横岳を構成する峰々を一つ一つ越えていく中で、何度も振り返り、赤岳、阿弥陀岳の素晴らしい山容を確認し、このルートのすばらしさを味わいました。
奥ノ院からは硫黄岳山荘に向けて下り、営業中の硫黄岳山荘では、温かいココアをいただきながら休憩しました。

硫黄岳では、爆裂火口沿いに歩いて三角点を見に行きました。
硫黄岳は何度も登っていますが、実は三角点には行ったことがなく、はじめてでした。
爆裂火口の縁の地面には亀裂があり、崩落が徐々に進んでいることを実感しました。

下山は赤岩の頭から赤岳鉱泉委向かって下りました。
赤岳鉱泉も残念ながら閉鎖していて、少し休憩をさせてもらって、北沢を美濃戸まで、そして、美濃戸口まで林道を歩いて下山しました。

ルート上の山小屋では硫黄岳山荘しか開いていなく、登山者も少なく、とても静かな山行でした。
閉鎖している山小屋を見ると、山小屋の方々の大変さ、無念さを感じざるを得ませんでした。今年の夏シーズンに向けて、私たち登山者を迎えるためにいろいろと準備をしてくれていたと思います。
また登山を普通に楽しめる日々が来ることを祈っています。