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Yamareco

記録ID: 2420532 全員に公開 無雪期ピークハント/縦走 日高山脈

日高山脈幌尻岳〜伏美岳縦走

情報量の目安: S
-拍手
日程 2020年06月25日(木) ~ 2020年06月27日(土)
メンバー , その他メンバー3人
天候1日目:小雨、2日目:曇りのち小雨、3日目:小雨
アクセス
利用交通機関
車・バイク
登山:日高町千路露川林道二岐沢出合駐車場に駐車(レンタカー)
下山:芽室町伏美湖付近からタクシー
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

1日目
山行
1時間9分
休憩
0分
合計
1時間9分
S二岐沢出合 登山口14:5615:37取水ダム16:05二岐・二ノ沢出合 天場
2日目
山行
9時間12分
休憩
1時間29分
合計
10時間41分
二岐・二ノ沢出合 天場03:5005:23トッタの泉05:3506:28ヌカビラ岳肩06:3706:42額平岳06:4407:29北戸蔦別岳08:0408:41幌尻山荘分岐09:15戸蔦別岳09:1810:35幌尻岳の肩11:12幌尻岳11:3012:08幌尻岳の肩13:18戸蔦別岳13:2513:47幌尻山荘分岐13:5014:31北戸蔦別岳
3日目
山行
13時間33分
休憩
1時間14分
合計
14時間47分
北戸蔦別岳04:0205:11P185605:1706:241904mピーク06:2506:591967峰07:1107:501793mコル07:5509:24ピパイロ岳09:4010:39P173011:191542mコル13:54伏美岳14:1416:10伏美岳登山口16:17伏美小屋16:2718:05トムラウシ沢林道ゲート18:0918:49伏美湖付近G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
赤実線道だが総じて這松の被りが激しく泥濘み多い、稜線は岩稜もあり険しい
その他周辺情報美生川の林道は平成28年に相次いだ台風により壊滅的被害、入り口付近で復旧工事始まる
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図 [pdf]

写真

チロロ林道二岐分岐
北電管理道路の入口にゲートと登山ポストがある
先客の車が2台
2020年06月25日 14:47撮影 by ILCE-6500, SONY
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チロロ林道二岐分岐
北電管理道路の入口にゲートと登山ポストがある
先客の車が2台
北電道路を3區覆爐伴菴絅押璽箸ある
2020年06月25日 15:37撮影 by ILCE-6500, SONY
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北電道路を3區覆爐伴菴絅押璽箸ある
取水ゲートからは登山道となり二岐川左岸を行く
2020年06月25日 15:38撮影 by ILCE-6500, SONY
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取水ゲートからは登山道となり二岐川左岸を行く
川沿いの道は険しい部分もある
2020年06月25日 15:50撮影 by ILCE-6500, SONY
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川沿いの道は険しい部分もある
1
ニノ沢出合にテント3張り分くらいのスペースがあり今日の幕営地とする
2020年06月26日 03:42撮影 by ILCE-6500, SONY
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ニノ沢出合にテント3張り分くらいのスペースがあり今日の幕営地とする
3
ニノ沢遡行は8回の本流渡渉
滝が現れ高巻いて尾根に取付く
2020年06月26日 04:41撮影 by ILCE-6500, SONY
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ニノ沢遡行は8回の本流渡渉
滝が現れ高巻いて尾根に取付く
1
冷たし湧き水の「トッタの泉」で下山までの水を確保
2020年06月26日 05:31撮影 by ILCE-6500, SONY
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冷たし湧き水の「トッタの泉」で下山までの水を確保
1
シラネアオイが優雅に咲く
2020年06月26日 05:45撮影 by ILCE-6500, SONY
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シラネアオイが優雅に咲く
2
振り返るとチロロ岳(1,880m)が望める
左は西峰(1,848m)
2020年06月26日 06:06撮影 by ILCE-6500, SONY
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振り返るとチロロ岳(1,880m)が望める
左は西峰(1,848m)
3
P1881越に戸蔦岳(1,959m)を望む
2020年06月26日 06:36撮影 by ILCE-6500, SONY
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P1881越に戸蔦岳(1,959m)を望む
2
額平岳(1,808m)山頂の3等三角点「糠平岳」
後方は雲に頭を隠した幌尻岳(2,052m)
2020年06月26日 06:41撮影 by ILCE-6500, SONY
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額平岳(1,808m)山頂の3等三角点「糠平岳」
後方は雲に頭を隠した幌尻岳(2,052m)
2
キバナシャクナゲ
2020年06月26日 06:42撮影 by ILCE-6500, SONY
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キバナシャクナゲ
エゾノツガザクラ
2020年06月26日 07:01撮影 by ILCE-6500, SONY
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エゾノツガザクラ
夏道は雪の下
2020年06月26日 07:11撮影 by ILCE-6500, SONY
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夏道は雪の下
1
北戸蔦岳(1,912m)山頂
2020年06月26日 07:28撮影 by ILCE-6500, SONY
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北戸蔦岳(1,912m)山頂
5
雲に頭を隠した幌尻岳(2,052m)
2020年06月26日 07:29撮影 by ILCE-6500, SONY
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雲に頭を隠した幌尻岳(2,052m)
1
北稜線の岩峰と1967峰
2020年06月26日 07:29撮影 by ILCE-6500, SONY
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北稜線の岩峰と1967峰
3
チロロ西峰(1,848m)とチロロ岳(1,880m)
2020年06月26日 07:29撮影 by ILCE-6500, SONY
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チロロ西峰(1,848m)とチロロ岳(1,880m)
2
夕張岳(1,668m)
2020年06月26日 07:29撮影 by ILCE-6500, SONY
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夕張岳(1,668m)
2
伏美岳(ふしみだけ1,792m)、妙敷山(おしきやま1,731m)
2020年06月26日 07:30撮影 by ILCE-6500, SONY
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伏美岳(ふしみだけ1,792m)、妙敷山(おしきやま1,731m)
6
岩峰の西側をトラバース
2020年06月26日 08:21撮影 by ILCE-6500, SONY
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岩峰の西側をトラバース
戸蔦岳(1,959m)山頂
2020年06月26日 09:17撮影 by ILCE-6500, SONY
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戸蔦岳(1,959m)山頂
2
七ッ沼カール
2020年06月26日 09:37撮影 by ILCE-6500, SONY
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七ッ沼カール
6
幌尻岳(2,052m)山頂
ガスの中
2020年06月26日 11:12撮影 by ILCE-6500, SONY
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幌尻岳(2,052m)山頂
ガスの中
7
エサオマントッタベツ岳(1,902m)とカムイエクウチカウシ山(1,980m)
2020年06月26日 11:50撮影 by ILCE-6500, SONY
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エサオマントッタベツ岳(1,902m)とカムイエクウチカウシ山(1,980m)
6
七ッ沼カールと戸蔦岳(1,959m)
2020年06月26日 12:08撮影 by ILCE-6500, SONY
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七ッ沼カールと戸蔦岳(1,959m)
3
幌尻岳(2,052m)が姿を現す
2020年06月26日 13:21撮影 by ILCE-6500, SONY
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幌尻岳(2,052m)が姿を現す
3
額平川六ノ沢出合への下降点の標識
2020年06月26日 13:47撮影 by ILCE-6500, SONY
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額平川六ノ沢出合への下降点の標識
1
北戸蔦岳山頂に戻ると霧雨と強風にテントが耐えていた
2020年06月26日 14:30撮影 by ILCE-6500, SONY
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北戸蔦岳山頂に戻ると霧雨と強風にテントが耐えていた
3
1967峰山頂
2020年06月27日 06:59撮影 by ILCE-6500, SONY
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1967峰山頂
7
ピパイロ岳(1,916m)山頂
2020年06月27日 09:38撮影 by ILCE-6500, SONY
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ピパイロ岳(1,916m)山頂
3
エゾミヤマエンレイソウ
2020年06月27日 12:45撮影 by ILCE-6500, SONY
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エゾミヤマエンレイソウ
伏美岳(1,792m)山頂
2020年06月27日 13:54撮影 by ILCE-6500, SONY
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伏美岳(1,792m)山頂
4
美生川林道終点の登山口
2020年06月27日 16:10撮影 by ILCE-6500, SONY
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美生川林道終点の登山口
伏美岳避難小屋は孤立しているが美しく保たれている
2020年06月27日 16:16撮影 by ILCE-6500, SONY
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伏美岳避難小屋は孤立しているが美しく保たれている
2
ニタナイ川支流に林道の橋があったが跡形もなくなっていた
2020年06月27日 16:48撮影 by ILCE-6500, SONY
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ニタナイ川支流に林道の橋があったが跡形もなくなっていた
トムラウシ沢林道のゲート
平成28年に相次いだ台風でズタズタになり閉鎖されている
2020年06月27日 18:05撮影 by ILCE-6500, SONY
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トムラウシ沢林道のゲート
平成28年に相次いだ台風でズタズタになり閉鎖されている
下山翌日、帯広でレンタカーを借り3日前にチロロ林道に留め置いた赤いレンタカーを黒いレンタカーでpick up
2020年06月28日 10:07撮影 by ILCE-6500, SONY
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下山翌日、帯広でレンタカーを借り3日前にチロロ林道に留め置いた赤いレンタカーを黒いレンタカーでpick up
2

感想/記録

1日目(6/25) 
 千歳空港でレンタカーを借り、現地調達を予定していたガスカートリッジを求めてホーマックに立ち寄ると何と売り切れで店員が富士店ならあると調べてくれたので10分程車を走らせ手に入れることができた。コロナの関係で自宅使用にアウトドア用品がよく売れ、品薄になっているらしい。市内の焼き肉屋で昼食を済ませ道東道占冠ICからチロロ林道に入り二岐出合に車を置いた。先客の車が2台何れも札幌ナンバーだった。登山届を見ると昨日単独で登っている人がいるよだ。するともう1台は無届のようだ。
 小雨の降るなか北海道電力の管理道路のゲートを越え歩き出した。二岐沢沿いの北海道電力管理道路を進み入口付近で3回橋を渡り左岸で落ち着いた。札幌市の登山届の主が下ってきた。山中でもう一人であったと云う。3劼亮崙司發で取水ダムに到った。地形図を見ると南北の山に水路トンネルが続き辿って行くと北はパンケヌーシ川から始まり南は新冠ダムに繋がっていた。此処から登山道となり1.3劼諒盥圓悩Fの宿泊地二ノ沢出合に到着した。テント3張り程の地面があり2張りのテントを張った。
2日目(6/26)
 今日は雨を覚悟していたが雨は降っていなかった。曇り空だが明るくなり出した3:50に歩き出し二ノ沢を遡る。渡渉が8回あり、雪解け水を集めてそこそこの流量があるが飛び石での渡渉に問題はない。徐々に高度を上げて行くと前方が開け額平岳の稜線を見ることができた。8回目の渡渉で左岸に戻ると本流には滝が現れ高巻いて尾根に取り付いた。等高線の詰まった急登斜面で17圓硫拱の重みがズッシリ肩に掛かった。
 昨日の雨で足元が悪く、ズルズル滑る。急登の難路を進みトッタの泉に達した。手の感覚がなくなるような冷たい湧き水が出ている。付近にテント一張り分のスペースがある。明日の分も含めて水を2ℓ確保し更に重さを増したザックを背負い、歩を進めた。そろそろ森林限界を越え這松帯に入ろうかと云う処でシラネアオイが優雅に咲いていた。
 額平岳(1808m)は3等三角点「糠平岳」があるだけで山頂標識は設置されていなかった。日高の山々が望めたが今日目指す幌尻岳だけは雲に頭を隠していた。森林限界を越えると這松の藪が所々にあり、右腕で掻き分け後ろに回したところ肩が抜けてしまった。脱臼癖がありいつもはすぐに自然復旧するのだが今日は入らない。動かすと痛くその場にしゃがみこみ仲間を呼ぶが聞こえないのか返事はない。ホイッスルを吹いても応答はない。仕方がないので歩き出すと皆はかなり先で待ってくれていた。介助を得て元に戻りひと安心だった。
 比較的なだらかになった稜線を進みピークを一つ越えると北戸蔦別岳(1959m)に到着した。露出した山頂からは明日歩く1967峰、ピパイロ岳、伏美岳や遠く夕張岳(1,668m)の姿も確認でき南の方にはエサオマントッタベツ岳(1,902m)や札内岳(1,895m)が望めた。この山頂が今日の宿泊地でギリギリ2張り分のスペースがあり先ずはテントを設営した。サブザックで幌尻岳ピストンに出掛けるが長時間不在になるので熊除けのためラジオを鳴らしたままにして出かけた。
 北戸蔦別岳からの下りは厳しく急斜面の東側に付いた踏み跡が雪に埋まり草付を高巻いて何とか通過した。P1881は幌尻山荘へと続く六ノ沢出合への下山路が分岐する。額平川に六ノ沢が合流する処に下り沢の中を歩き山荘に到る道で17年前に歩いた。此処からの稜線も厳しく昔の印象通りの道が続く。前方に聳える戸蔦別岳は円錐形の美しい山でそれだけに厳しさも加わる。
 戸蔦別岳(1,959m)に到ると幌尻岳が近づき北カール越に額平コースの尾根が襟のように続いている。東に続く主稜線には神威岳(1,756m)やエサオマントッタベツ岳、カムイエクウチカウシ山が連なっている。幌尻岳へは主稜線を外れて南に下る。少し下ると七ツ沼カールが左手に広がり沼と残雪を俯瞰することができた。熊の姿を捜すが見つからなかった。戸蔦別岳と幌尻の肩との間は七ッ沼カールの縁で火口周の断崖が切り立っている。カールの縁の鞍部に2箇所七ツ沼への下降点があり覗いてみるととてつもない急斜面で残雪がありかなり危険そうだ。
 幌尻岳への登り返しは長い。比較的穏やかに幌尻の肩に乗り上がると傾斜は落ち着いたが先は意外と長い。雲の領域に入り次々に現れるニセピークにその都度ガッカリさせられながら進んで行くと漸く幌尻岳(2,059m)山頂に到着した。2等三角点「幌尻」があり、日高山脈最高峰からの大展望の素晴らしさを心に描いた。食事が済むと寒さに耐えきれず北戸蔦別岳へと引き返した。
 七ツ沼カールの縁で振り返るとガスに包まれていた幌尻岳が姿を現していた。さらに天候回復かと期待されたがそうはいかず、戸蔦別岳の登りに掛かる頃、小雨が降りだした。徐々に風が強まり天候の悪化は避けられそうにない。額平川分岐を過ぎ、また危険な雪渓トラバースで北戸蔦別岳に戻ると設営していったテントの無事を確認してひと安心した。山頂の西側なら風は防げるが、平らな処は東側にしかない。もう何もすることはなく、そそくさとテントにもぐり込み早めの夕食を済ませ17時頃にはシュラフに入り寝に着いた。テントは一晩中風に煽られバタバタして熟睡を妨げた。深夜雨が一時強くなり、2:30起床する頃には雷が鳴りだした。山頂の一番危険な場所にテントを張っているのでおっかない。退避しなければならないかと緊張したが幸い遠くの方で過ぎてしまい事なきを得た。

3日目(6/27)
 4:02出発する頃には雷鳴はなくなり弱い雨が強い風によって右半身を襲う。縦走路は昨日の稜線よりさらに這松の被りが多く、足元に続く踏み跡を外さないように進んだ。P1901からは急な下りでP1856に到った。北戸蔦別岳よりもテントスペースは広い。ガスが垂れ込め地形の様子も分かり辛いがしっかりした岩峰ピークが舳艪千里の如く連なっている。強い風は容赦なく吹き付け体温を奪い歩いていてもガタガタ震えが止まらない。途中休憩することもなく1967峰に到り栄養補給の休憩を取った。
 1967峰からピパイロ岳(1,916m)へと戸蔦別川の源流域を取り囲むように円弧を描いて東へと進路が変わった。伏美岳まではまでは3時間20分のコースタイムだが、4時間15分も掛かった。登山道を雪渓が塞ぎステップを切って越えて行った。伏美岳(1,792m)まで来ると風が収まり20分の大休憩を取った。時刻は14時、予定時間より2時間30分押している。何とか明るいうちに下山し帯広まで行きたい。
 伏美岳からは基本下り坂、砂か粘土質の道はとんでもない悪路で再三スリップに見舞われた。7合目、5合目の標識を見つけたが粗1合目ごとに表示があるようだ。登山口直前の谷を渡る部分では深く抉られボロボロと崩れる3m程の斜面を這い上がり通過した。広場に飛び出すと林道の終点、登山口で400m程行くとオレンジ色の屋根の小奇麗な伏美岳避難小屋に到った。時刻は16時30分、10劼領啼司發下手をすると暗くなってしまうのでピッチを上げて歩こうと出発したが妙敷山(おしきやま1,731m)から源を発する谷に掛かっていた橋が跡形もなく流され両岸の林道も徹底的に破壊されていた。これは、平成28年に相次いで襲った3つの台風によるもので法面崩壊は随所にあった。
 美生ダムへの道に飛び出す処にゲートがあり、登山口から500m程は復旧工事が行われ一部だが修復された部分もあった。伏見岳の山頂では電波が入ったが此処は圏外。電波の入るところまで行ってタクシーを呼ぶ。一人先行して電波状況を確認するが人家の途切れた山間部では電波は弱い。地元の男性が車で通りがかり、携帯が入ると云うが、スマホでは入らない。男性のガラ携を貸してもらいタクシーを呼んだ。
20分待ってタクシーに乗り込み帯広の安宿を予約してもらい、直接宿も出送ってもらった。


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