【立山・剱岳】何度でも来たくなる絶景を堪能(⌒∇⌒)(室堂〜立山〜剣山荘〜剱岳〜室堂)
- GPS
- 15:04
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,133m
- 下り
- 2,135m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 5:57
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 3:20
- 合計
- 9:06
天候 | ◆1日目(08/17) 快晴のち曇り一時雨 終日風強し 13:00過ぎまでは好天。そこから雲が出たと思ったらいきなり雨。 登り始めは半そでシャツ。 大汝山の休憩所で足を止めたタイミングで寒さを感じたので、レインウェアを着込みます。 その後は雨が降ったこともあり、ずっとレインウェア。 ◆2日目(08/18) 快晴(^^♪ 午後はさすがに雲も出ましたが、風も弱く終日、いい天気。 終日、長そでシャツをまくり上げた7分袖の状態。 初日は半そでだったため、結果、トリコロール焼け(笑 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
◇自宅〜扇沢 時間もあったため、自宅から下道でチンタラと。 麻績からの一番の近道、県道55号線が工事のため令和2年10月30日まで通行止め。 ナビでもGoogleくんでも情報が出てきませんでしたが、長野県の「交通規制情報」に情報あり。 大きく安曇野まで南下の迂回で、かなり大回り。 前日は大町温泉郷に宿泊して、朝一で扇沢駅まで車で移動。 お盆明けの平日なので空いているかと思いきや、扇沢駅近くの無料駐車場は7〜8割埋まっている状態。有料駐車場はガラガラ。 切符購入のための列が私が並んだ時点でざっと数えて40人。 最終的には第一便に100人近くいたのではないでしょうか。 ◇扇沢〜室堂(往復9,210円) 関電トンネルトローリーバス 07:30 扇沢発 07:46 黒部ダム着 黒部ケーブルカー 08:10 黒部湖発 08:15 黒部平着 立山ロープウェイ 08:30 黒部平発 08:37 大観峰着 →08:20に臨時が出るも、ちょうど私から定期便に。 立山トンネルトローリーバス 08:45 大観峰発 08:55 室堂着 ◆帰り ◇室堂〜扇沢 立山トンネルトローリーバス 15:15 室堂発 15:25 大観峰着 立山ロープウェイ 15:30 大観峰発 15:37 黒部平着 黒部ケーブルカー 15:40 黒部平発 15:45 黒部湖着 関電トンネルトローリーバス 16:05 黒部ダム発 16:21 扇沢着 ◇扇沢〜自宅 行きと逆方向に安曇野経由の下道で上田ICまで。 上田ICから上信越道で帰宅。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆室堂〜立山 ・一の越までは非常によく整備された(整備され過ぎの感も)ハイキングコースです。平日にも関わらず、人がいっぱい。 ・一の越を越えると、北アルプスっぽい石・岩の登り。雄山まで思っていたよりも急登。 ・雄山を越えると、一気に人が減ります。 ・大汝山までは、岩もありますが景色もよく気持ちのよい稜線歩き。 ・大汝山は360度の絶景。雄山までではなく、ここまでは足を延ばした方が楽しめるかと。 ◆立山〜剣山荘 ・富士ノ折立は急な岩場。登ってはみたけど、何もなかった・・・ ・別山を過ぎるまでは稜線歩き。途中でガスってしまいましたが、晴れていたら気持ちよさそう。 ・別山を過ぎると剱沢までは下り。近くに見えましたが、意外と時間がかかります。 ◆剣山荘〜剱岳 ・登り始めて10分もしないうちにクサリ場。最初のうちは、あってもなくても、という感じ。 ・一服剱を下った鞍部からの登りからガレの急登。帰り道では大きな落石と、「ラ〜ク」の声も聞こえてきました。マークがわかりづらいところが多いので要注意です。本来のコースを微妙に外れながら歩いているところもあると思われ。 ・前剱からクサリが本格に出てきます。クサリ場は足場がしっかりしているところが多く、思っていたほど難易度は高くなかったというのが、個人的印象。 カニの縦ばいは足場もしっかりしており、登りやすい。登りきったあと、岩の門を通り過ぎるのがコースですが、上に杭が見えたことから、そのまま岩をよじのぼってしまいました。降りるのに難儀。 カニの横ばいの最初の一歩の足の置き場がよく言われるところですが、予習しておけばまったく問題なし。 むしろ横ばいを越えたあとの下りのクサリの方が滑る岩でやっかい。 1〜2か所、先行者が通り抜けるのを待つことはありましたが、渋滞もまったくなく、かなりスンナリだったかと。 ・カニの縦ばいより上は普通のガレ場の登りでワンピッチ。 ◆剣山荘〜室堂 ・剣山荘から剱御前までは登り返し。急なところは少ないのですが、地味にツライ。ちょうど首筋に太陽が照り付けて、首からの軽い熱中症。この区間に水場表示がありましたが、水場は見当たらず。 ・剱御前から雷鳥沢までは長いザレ・ガレの下り道。雷鳥沢の流れが冷たくて気持ち良かったです。 ・雷鳥沢から室堂は最後の登り返し。それほど距離もありませんが、剱岳を登って長い距離を歩いてきたあとの登り返し、見た目よりもしんどく感じます。 |
その他周辺情報 | ・剣山荘は普段に比べて宿泊者を定員の半分にしているとのこと。その分、ゆったりと寝ることができます。 今年は閉鎖されている山小屋もちらほらとありました。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
ザック(38ℓ)
ザックカバー
サブザック
クッカー
ガスボンベ
コッヘル
昼ご飯
非常食
ハイドレーション
水
サーモス(氷) レインウェア
フリース
アンダーウェア(着替え)
帽子
手袋
ストック
ヘッドランプ
ライター
サングラス
地図
スマホ
カメラ
ロールペーパー
救急用品
予備靴ひも
携帯簡易トイレ
保険証
タオル
サンダル
Kindle
バッテリー
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感想
剱岳。
行きたいとは思いつつも、どうしてもクサリ場での渋滞のイメージが強いのと、一般的な山としては最も難易度が高いということでビビッていたのとで、なかなか足が向きませんでした。
今年は山小屋も人員を絞っており、渋滞の可能性は低そう。
今年は自粛期間もあり運動量が少ないため体力の心配はありつつも、今後は間違いなく衰えていく方向で、行くなら体力のあるうちに。
色々な意味で今年はチャンスだと思い、晴れそうなタイミングで夏季休暇を取り、立山とのセットで行ってきました。
◆1日目
2日前には晴れ予報だったのが、前日時点では曇り→雨の予報。。。
半ば立山はパスして移動日と割り切るか、と思っていたら、朝起きると雲は多いもののマズマズの天気。
黒部湖まで来ると、立山方面はかなりいい天気の感じ。
期待に胸を膨らませて室堂へ。
室堂に到着して外に出ると、いきなり立山が目に飛び込んできて、ものすごい楽園感。
想像以上の期待以上。
驚くようなきれいな風景を見たとき、表現する言葉が逆に少なくなります。
これは昔の人が霊山として奉ったのも納得。
どちらかというと剱岳がメインで、立山はついでと考えていました。
山に対してごめんなさい。
晴れているうちにとミクリガ池を回ってから、立山へ。
立山への登山道まで戻ると、平日にも関わらずびっくりするくらい人がいっぱい。
一ノ越までの舗装路を歩いたあとは、急に北アっぽくなりガレの急登を雄山へ。
雄山山頂は天候にも恵まれて素晴らしい景色。
人も多かったので長居はしませんでしたが、絶景を堪能。
そしてここは日本三大霊山のひとつ(御嶽山とする場合も)でもあります。
雄山山頂の祠にお参り。
そこからも祠があるところはすべて、お参りしながら進みます。
3,000mの稜線歩きを楽しみながら大汝山へ。
大汝山は雄山に比べると何もなく寂しい山頂でしたが、周囲は360度の絶景が待っていました。
ここからは特に後立山方面が素晴らしい。
昨年は不帰キレットを歩きながら剱岳・立山を眺めており、今年は反対に。
山を歩いているのが長くなってくると、前に歩いたところを思い出しながら景色を眺めることが多くなってくるのも楽しい。
大汝山休憩所でお昼ご飯にしているうちに、雲がだいぶ多くなってきます。
富士ノ折立を過ぎ、真砂岳を過ぎたところでとうとう雨・・・
風が強くて横殴りにはなっていましたが、大した雨でもなかったですし、雨中登山自体が久しぶりだったので、なんか新鮮で、これはこれでちょっと楽しい。
別山では景色を拝むべくもなく。
途中で雨もあがり、宿泊地の剣山荘へ。
初日は距離も標高差もそれほどではなく、翌日にも疲れを残さないくらいのいい感じ。
いつものように飲んだくれるだけ飲んだくれてから早く寝て、翌日の剱岳に備えます。
◆2日目
またもや前日夜時点では雨→曇り予報。
滑ると怖いし、景色ないのもツマンナイし、天気が悪いようであればそのまま下山してしまおうと思っていました。
夜に一度起きると、星がきれいに見えています。ひょっとしてこれは・・・
朝、起きると上の方はガス。
悩んでいましたが、時間が経つと徐々にガスが取れてきます。
朝食後の出かける時間にはいい天気になっていますし、朝の天気予報は晴れ→曇り。
これは行くしかない!ということで、予定通りに出発。
一般的な山では難易度が最も高いと言われる山。
2年前に北アでケガをしてしまったこともあり、ゆっくり慎重に足を進めます。
ちょっと登るとすぐにクサリ。
ちょっと登るとすぐに一服剱。
一服剱を下ったコルまでは、普通の登山道。
前剱への登りからガレの急登が始まり、剱岳っぽい感じに。
途中、前剱の手間でちょっと道を外してしまったところで後ろの方に追いつかれます。
おそらく、私が誤った道を進んだことで、ついてきてしまった模様。
意見を交わしながら、二人で本来の登山道に復旧。
こういうときには、意見を聞くことができる人がいるのは助かります。
この方とは雷鳥沢でまたお会いしました。
天気がいいのでもう一泊していくと。非常にうらやましかった。。。
前剱を過ぎると本格的にクサリが連続。
足場がしっかりしているところが多く、難易度が高いと感じたところはありませんでした。
とは言え、切り立ったところの通過も多く、高度感は抜群でしたが。
カニの縦ばいを通過すると、ワンピッチで山頂へ。
待っていたのはやはり360度の絶景!
前日の天気予報がなんだったんだ?というくらいの好天。
2日続けての好天で、大当たり!
山頂には入れ替わりつつ5〜6人という感じ。
広くはない山頂ですが、これくらいの人数であれば、まったく狭さは感じません。
ノンビリとアイスコーヒーを飲みながら、これまでに登った山、登りたい山それぞれに思いをはせながら、景色を十分に堪能して下山の途へ。
本音を言うと、もっとノンビリしたかったのですが、帰りを考えると・・・
下っている途中、後ろから「コーラ飲みて〜!」と連呼する声が。
何度も叫ばれると、聞いてるこっちもコーラを飲みたくなるだろうよ。
剣山荘に着くと荷物を回収して、迷わずコーラを購入。
冷たいコーラが身に沁みわたり、メチャクチャうまい・・・
話をしてみると同じ埼玉在住の理容師の方々。
近かったら行くのですが、埼玉も東西に広くてちょっと離れており残念。
彼らはテント撤収後に室堂から帰宅ということで、その後、雷鳥沢でお会いしました。
若いし体力あるなあと、うらやましい限り。
そのまま剣山荘の前でお昼ご飯を取った後は、室堂に向かって帰宅の途に。
剱岳まではさほどの標高差ではなかったとはいえ、垂直方向に登ることが多かったため、標高差以上に足は使っていた印象。
そんな中、
剣山荘→剱御前小屋:登り約300m
剱御前小屋→雷鳥沢:下り約500m
雷鳥沢→室堂:登り約200m
と、登りも多く残っているコース。
剱岳への登りと合わせると、1,000mを超える感じですな。。。
思っていたよりも疲れはしましたが、無事に室堂へ。
室堂でも天気に恵まれ、最後に立山の美しい姿を目に焼き付けてから、帰宅の途につきました。
立山、剱岳と、趣が違う山をセットで楽しめるというのも良いところ。
途中、雨に降られることはありましたが、基本的には2日とも好天に恵まれ、素晴らしい絶景を堪能しました。
色々と大変な年ではありますが、今年の夏も山歩きを楽しめることに感謝です。
オマケ。
扇沢〜室堂の間には黒部ダムがあります。
乗り換えの途中は多少の余裕があるので、黒部ダムを観光しながら移動します。
黒部ダムの高さは186mって、スゴイですね。
この高さ、怖くて上からのぞき込めないのです・・・
さらに言うと、ダム横にある展望台に立ってダムを見下ろすのも怖いのです・・・
剱岳を登ったばかり。
山にはダム以上に切り立ったところは多くありますが、そこは平気。
何が違うってわけでもないでしょうに、不思議・・・
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