雲ノ平-水晶岳-鷲羽岳-黒部五郎岳 折立2Days周回（オコジョに遭遇）
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wasatoko
DAISAKUN
体力度について
- GPS
- 17:58
- 距離
- 50.5km
- 登り
- 3,792m
- 下り
- 3,859m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 9:41
- 山行
- 9:37
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 11:39
| 天候 | 1日目 晴のちガス 2日目 晴時々ガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| その他周辺情報 | 亀谷温泉 大人620円 |
写真
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奥に見える水晶岳が今日の最終目的地。遠すぎる。。
せっかく上げた標高をぐいぐい下げていきます。
ガスが迫っている、やめてくれ。
ネクターがぶ飲みしてると、、、
なめてました、ごめんなさい。
wasatokoにとって一番辛かった想い出泣
山頂直下は岩場。
ジビエ丼がうんまい。3150。
エモくなったのでおやすみなさい。
今晩は雷雨で、日の入りも星もみられず。
chachopenのエモい後ろ姿 2。
いいタイミングで、晴れてくれました。
chachopenが「人生」や「生きていること」に思いはせています。
ほんとは新穂高から槍ヶ岳に登る予定だったりした。
かっこいい鷲さんをこの目でみられて感動。
このまま平行にいかしてほしいところですが、これが登山。
太郎平へと向かう、天国のような道。
道中とんでもない大きさの、う〇こがあった。
感想
気心しれたchachoと、初の山行。
最近彼はものすごいスピードでの山行を遂げている。
自分は大荷物持ちなので、一抹の不安を残して、初の北アルプス奥地へ挑む。
折立。案の定、いきなりハイペースの登山が始まる。
有峰での30分遅れを巻かなければならない。頑張らなければならない。
天気が最高のなのもあって、ハイテンションで太郎平までかけあがった。
薬師沢へ到着。
気持ちよすぎるところにある小屋。川に飛び込みたい。
今日が登山じゃないなら、間違いなくモリをもって飛び込んでた。
高校生時代懐かしのchachoの一発芸、洗顔するおじいちゃんにエモくなる。雲ノ平へ向かう。
chacoから聞いた前評判通り、滑る・蒸してる・急な坂。
こりゃトラウマになる。けど、chachoは再びこの地に足を運んでいる。エモい。
雲ノ平に到着。憧れの地についに。
雲ノ平山荘では、ネクターをがぶ飲み。祖父岳へ向かおう。
小雨・ネクターがぶ飲み腹痛も相まって、
祖父岳がかなり苦しい。あれが一番辛かった。
途中すれ違いのご一行様も言っていたが、あれ登る必要ある？いや、あるかも。
登れど、登れど見えなかった水晶小屋に到着。
晩御飯までに、水晶のピークも奪取。ガスまみれだったが、嬉しい百名山。
晩御飯はジビエ丼。食器は持参。ビールも飲んでエモくなる。
外は雷雨で荒れ模様。日の入りも星も×。ため息の中、眠りにつく。
翌日は4時発。ガスの中、暗闇を突き進む。
ワリモ岳。なかなか険しい道。祖父もそうだが、存在感がすごい。
鷲羽に到着。夜明けを持って朝ごはん。
ガスガスで真っ白。さぁ諦めて進もう。そう思っていたのもつかの間、ガスがとれてきた。chachoの願いが通じた。
鷲羽池あたりで、写真撮影大会。chachoの追い求める、マンダムな朝を迎えた。
鷲羽をみあげると、ずっとみたかった鷲の姿もしっかりとみえた。
三俣を巻き、黒部五郎へ向かう。
chachoも再三言っていた、カールだったが、圧巻だった。
特に、他の山々を眺めながらのカール中腹での休憩はエモかった。
chachoはそこで、湧き水をそのまま飲んでた。通称、「ナウシカ飲み」らしい。頭おかしい。
カールを登りきり、今回の山行最後の百名山、黒部五郎。
3座目にして、真っ白ではなくて薬師方面がみわたせた。さぁ、太郎平へ戻ろう。
三度訪れるアップダウンに太ももを爆発させながら、赤木、北ノ俣と超えていく。
道中、雷鳥さんにも会えた。
オコジョといい、chachoは動物運がある。熊はやめてねと願うばかり。
天国を超えると、太郎平に。
これまでの山行を振り返りながら、ゆっくりランチを嗜む。
ほんとは薬師もわんちゃんと言っていた。
写真も好きな我々にとっては、少し贅沢な望みすぎたみたい。太郎平から折立へと下る。
時間的に余裕はあったが、変わらずハイスピードで下った。
下山後は亀谷温泉に入って汗を流し、金沢の懐かしいラーメン屋に。肉と油をぶち込んだ。
想定通り、chachoとの山行はハードなものとなった。
ただ、懐かし話も弾み、長い道のりも一瞬の出来事であった。
エモかったのは、眺めた山々が美しかっただけでは無かったように思う。
覚書：ピークデザインがオススメ
今回は古くからの友人、NP君と北アルプスを大周回した。当初は劔岳に行こうと話していたが、まだ死にたくないとのことで今回のプランになった。
NP君はウルトラマラソンを完走したことがあるような怪物なので、最近僕が歩いているやや早のペースでも大丈夫だろうと思い、亀谷ゲートが開く時間に合わせて出発し、水晶小屋に泊まって戻ってくるというそれなりのプランでチャレンジした。
1日目は快晴の中でのスタート。ゲートが開くまで車が並んでいて、そこからのスタートだったのでそこそこ人がいた。まずはその人たちをガンガン抜いていく。快晴でモチベーションもかなり上がっていたので、1回休憩を挟んだだけで太郎平小屋まで2時間で来てしまった。それでもNP君、余裕そう。太郎平小屋から今日の目標である遥か彼方の水晶岳を眺めて、薬師沢小屋に向かう。
NP君は写真大好きマンで、フルサイズミラーレス一眼を要所要所で活用していく。かく言う自分もおニューのカメラを持ってきているが、先日雨で壊してしまったのがショックだったのでしばらくはバックに入れて歩いていくが、薬師沢小屋についた時点で解放。薬師沢と黒部川がきれいすぎて撮らざるを得なかった。
薬師沢の水はきれいすぎて、川から直接水分補給。暑かったのでNP君は顔を何度も洗って気持ちよくなっていた。
ここから急登だが、2か月前にここを登っていた僕にとってはトラウマの急登である。500mほど一気に登り上げるので足を破壊されてしまう。この日は暑いうえに風もなく、汗が噴き出すというサウナ地獄の中登らなければならなかった。汗っかきのNP君はすごいことになっていた。
雲ノ平山荘に到着するとNP君は買い物に山荘へ。戻ってくるなり「オコジョがいた。」と。大事件やないかい。カメラをもってその場所へ行くと、茶色い毛のオコジョが山荘の階段の下をちょろちょろ走っているではないか。走っては止まって周りの様子を見るオコジョを撮っていると、目の前までやってきてくれた。ありがとう。パシャ。後から聞くとNP君は買ったジュースを早く飲みた過ぎて、オコジョの撮影どころではなかったよう。。
一休みしたら祖父岳を目指すが、水晶岳は雲の中。雲ノ平ならではの水晶岳が美しい風景はお預け。NP君リベンジしてね。歩いているとポツっと雨が降ってくる。ザックカバーを装着し登っていく。祖父岳への道の後半はなかなか足に来る。
頑張って登り上げたら広々とした山頂で一休み。ここまでは僕は2か月前に来たことがあったので、この先は未踏の道。モチベーションが上がる。ガスで全く見えないが水晶小屋へレッツゴー。
大荷物のNP君はこのあたりでかなり足に来ていたらしくキツそう。自分も結構キている。水晶小屋はなかなか見えない。本当にこんな高いところに小屋があるのか。小屋はまだか、小屋はまだかと言いながら突然目の前に小屋が現れ安堵。小屋泊の手続きをしたら水晶岳へGO。
それなりにスリルな道を歩き水晶岳頂上へ。頂上はガスっていて展望は何も見えなかったが、北アルプスの奥地の憧れの水晶岳まで来ることができて感慨深かった。
小屋に戻りNP君とビールで乾杯。うますぎる。。食事も体に染み渡る。水晶小屋はコロナ対策中でかなり広々と寝ることができ、ありがたかった。なにやら外では雷が鳴っているが、晴れることを祈りながら眠りについた。
2日目
3:00過ぎに起床。準備等行い、4時に出発するがガスガスであった。星空を撮るために三脚を持ってきていたNP君、涙目。
ガスで先がなかなか見えない。よく見えないが、道を外すと真っ逆さまに崖へ落ちていくということは分かった。気を付けて歩いていく。
鷲羽岳の前にワリモ岳があることは知っていたが、意外と登りがあり、舐めてかかっていた自分たちへの試練であった。意外と早く歩けていたので、ここまで来たら鷲羽岳の頂上で日の出を待ちながら朝ご飯を食べよう。
しかし鷲羽岳頂上は雲の中。日の出の時間を過ぎても太陽が見えない。
しばらく粘ったが何も見えないので出発しようとしたその時！ガスがスーッと消えていくではないか。黒部五郎岳が突然眼前に現れた。これは最高の日になる予感を感じながら三俣山荘へ向かう。
その道中、一気に晴れ渡った。鷲羽岳は北アルプスの奥地なので見渡す限り山であった。感動的だった。穂高方面も薬師方面も一気に見えるようになり、モチベーションも爆上がり。今まで暗闇とガスのなか歩いていたからね。興奮でべちゃくちゃ話しながら三俣山荘へ向かう。景色が良いと足も軽い。
三俣山荘から鷲羽岳を見上げるとその名の通り、鷲が羽を広げている姿が見えた。三俣山荘で水分補給をして先へ向かおうとするが、なかなか時間が迫っていることに気が付く。最終的に薬師岳も狙っていたので、三俣蓮華は巻くことにする。そうなると次は黒部五郎のカールか。今回の自分のお楽しみの一つである。
道中ガスに包まれることもあったが、黒部五郎小屋に到着する頃にはガスはなくなっていた。小屋で小休憩の後、カールに向けてGO。
ある方が黒部五郎はカールへ行かないと意味がない、というようなことをおっしゃっていた。それだけ見る価値があるということである。その言葉の通り、カールの登りは圧倒的な風景を見ながらの登りとなった。吹き抜ける風に流れる沢。背後には名だたる山々。来てよかった。大満足。こんなカールなら終盤の急登なんて余裕()。
五郎のピークに行くと徐々にガスってきて、今回の山行はピーク運がないなとしみじみと思っていた。
しかし、そこからの帰り道、北之俣岳を過ぎたあたりで雷鳥に遭遇！オコジョにも出会えたし、動物運は今回最強だった。そのあとクマのものとみられる大きな糞を見つけて、動物運をクマにも発揮してしまうかと恐れていたが、大丈夫だった。最後に薬師岳も行こうと思っていたが、時間的に今回は断念。また来ます。
クマが目撃されている折立でも出会うことはなく、めでたしめでたし。最高の2日間でした。
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