立山・剱岳【室堂-立山-剣沢-剱岳-室堂】


- GPS
- 25:58
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,056m
- 下り
- 2,059m
コースタイム
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 4:36
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 9:40
天候 | 晴れのち曇り、時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
剱岳別山尾根は濡れるとスリップ注意!! |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
AKUクレスタ
|
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感想
友人と、立山、剱岳のゴールデンルートをテント泊1泊で行ってきました。
テントを買った頃の8年前にほぼ同じルートをソロでチャレンジして、いい天気に恵まれ、とても楽しい思い出のコースです。
立山駅に着いてケーブルカー乗り場に向かった際に、すでに駅は登山客であふれかえり、チケットを購入する人の列がだいぶ長くなっていました。
その列に並び、購入したチケットは、1時間30分以上後の発のものでした。
仕方なく、立山駅まで時間をつぶし、予定の1時間30分遅れで、室堂平に到着して歩き出しました。
前回は浄土山を経由したのですが、今回は一ノ越に直接登って行きます。
一ノ越から雄山への登りは短いながらも急登で、登山者の渋滞が起きてしまってました。
そのなかを、マラリックの選手が登っており、大変なことになってました。
雄山からの展望はまったくなく、峰本社にお参りして、早々に大汝山に向かいました。
雄山からいったん下り、登り返して大汝山のピークに到着し、休憩所の近くで昼食をとりました。
ガスってしまって展望はありませんでしたが、風はなく、3,000メートルを超えた場所での食事というだけで、楽しくありました。
昼食後、富士ノ折立から岩場、がれ場を一気に下り、今度は、なだらかな真砂岳に登り返して別山に向かいます。
真砂岳の頂上からは内蔵助カールを楽しみにしていたのですが、こちらもほとんど見ることがかないませんでした。これまでは内蔵助雪渓として望んでいましたが、今回は氷河として見てみようと思っていたので、ちょっと残念でした。
ガスにまかれた別山の登りを淡々と登っていくと、頂上の直前の登山路に2羽の雷鳥が砂浴びをしていました。
これまで雷鳥に遭遇したことは多々あり、今シーズンも中央アルプスで見かけたばかりでしたが、砂浴びをしている姿は初めてでした。
雷鳥の姿を楽しんだ後はすぐに別山の南峰に到着し、ザックをデポして北峰まで行きましたが、当然、剱岳の姿はまったく見えず。
別山南峰から稜線を下って、そこから剣沢に向けて、まっすぐ降りていきました。ガスの中だったので、何も見えないまま、どんどん高度を下げて、キャンプ場に到着しました。
夜に雨が降ったりしていたのですが、出発の3時には星も見えて、期待できそうな夜空の下を剱岳に向かいました。
剣沢を渡り、剣山荘から稜線に向けて斜面を上がっていき、一服剱の手前で稜線に出ましたが、闇夜でもガスの中にいるのがわかる状況でした。
一服剱から前剱までのガレ場の急登を登っているところで雨が降り出したりと、コンディションが悪い中、前剱をパスし、前剱の門の岩場は、濡れている岩のステップがとてもすべり、ひやひやしながらのトラバースでした。
そんな岩場もクリアして、カニのたてばいに到着しました。
カニのたてばいは鎖もあり、それほど難しくはありませんが、テラスに到着する寸前に腕の力で身体を引き上げなければいけないところがあり、滑る岩をつかみながら慎重に登りました。
カニのたてばいを超えたところで、またまた雨が強くなってきてレインパンツを履き、あとはガレ場を登っていき、早月尾根と合流して、頂上に到着しました。
朝早く出発したので、頂上には2パーティしかおらず、とても静かな頂上でしたが、残念ながら何も見えず、眺望を楽しむこともなく、早々に下山を開始しました。
カニのよこばいも、ステップを鎖を掴みながら足で探し、滑ることを想定して足を載せるという、冷や汗がしたたり落ちる作業でなんとかクリアし、前剱の門まで戻ってきて、やっと一安心しました。
前剱の手前で、雲がいっきになくなって、立山方面の視界が開け、剣沢カールや大日三山の姿が目の前に飛び込んできました。
ブロッケンも現れ、周りの登山者と一緒に写真撮影に夢中になって、ガス、濡れた足元、雨、といった苦労も忘れることができました。
前剱の下りを慎重に降りきったところで、やっと安ど感が出てきて、剣沢まで無事に戻りました。
雲に見え隠れする剱岳の姿を見ながら、剣沢のテントを撤収し、剣御前小舎まで登り、そこから雷鳥沢に向けて下山しました。
室堂平の雷鳥荘で温泉をいただき、昼過ぎにバスターミナルに戻ることができました。
天候に恵まれない山行になってしまいましたが、そんなことを感じさせない充実した立山、剱岳登頂でした。
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