燕〜大天井〜常念〜蝶ヶ岳縦走
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- GPS
- 50:44
- 距離
- 34.5km
- 登り
- 2,988m
- 下り
- 2,939m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 7:05
- 山行
- 10:09
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 11:56
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 5:55
天候 | 霧・強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
自転車
安曇野の里(田淵行雄記念館)に、荷物をデポ。さわんど駐車場にクルマをデポ。自転車で移動して、安曇野の里に自転車をデポ。バスで中房温泉へ移動 (帰り) 河童橋からバスでさわんど駐車場へ移動。クルマで、安曇野の里へ行って自転車を回収。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
常念岳から南下して2512ピークへのコースタイムは、 山と高原の地図では30分だが、1時間はかかる |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
●1日目 さわんど〜(自転車)〜安曇野の里〜(バス)〜中房温泉〜燕山荘
今回も、ロードバイクで下界を移動。ただ、ヒルクライムすると登山前に達成感あり過ぎるので(汗)、さわんど駐車場にクルマをデポして、そこからバス停まで42kmの旅からスタート。
前半はダウンヒルタイム。梓川とダムに目線を奪われながら、川沿いにトンネルを抜けていく。
後半は新島々あたりから平地ロードを往く。自転車のナビアプリが、スリリングなあぜ道を選択してくるので、中々に飽きない道程である。
さて、安曇野の里の、田淵行男記念館さんのところへ駐車させていただいて、次はバスの旅である。揺られて1時間。中房温泉9:30着! 客は自分1人なり。
中房温泉には、前日からの登山客が徐々に降り始めている。燕山荘で5:30の朝ごはん食べて、降りてくるとちょうどこのくらいの時間のようです。
そそくさと準備して、合戦尾根へとりつく。
ここは2度目である。残雪期の5月に来た時には、合戦小屋も閉まっていて、稜線をアイゼンで歩いたが、今日は完全な夏道。ベンチ、小屋と充実しており、三大急登といいつつココロに優しい道のりである。
スイカの満足感冷めやらぬうちに、稜線へ出るも、山頂方面はガス。燕山荘へ着いても山頂はガスの中。ただ、やはり行っとかねばなるまいと、半ばまで歩を進めると、ええ、ガスが晴れてきましたよ!! 女王さま、相変わらず優美なお姿で。
ピークに立つと、槍穂まで一気に開ける素晴らしい展望に。ああ、最高、、
北燕へも立ち、ひとしきり岩場のテッペンでポーズをとると、燕山荘へ帰宅。
前回は雪山テン泊自体が目的でしたが、今回は、かの有名な燕山荘への宿泊が目的。喫茶コーナーや談話室の施設、面積の広さ、清潔感、スタッフのホスピタリティ、オーナーのお話など、素晴らしいものばかりでした。長年の熱意を感じさせます。
●2日目 燕山荘〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳ヒュッテ
本日は11時間超のコースでアップダウンも豊富。
闇のうちに燕山荘を発つ。本日は悪天予定。強風下でのスタート。
稜線を順調に進むが、いよいよ、大天荘あたりから、風が勢いを増してきた。大天井岳では展望もなく、遮るものもなく、すぐに出立する。
さらに、横通岳までは、極小の見えない雨粒が猛風に乗ってきて、露出した顔に、バチバチとあたり、非常に痛い。追い風には、背中をグイと押され、向かい風にはとても立ち向かえない。風だけならコレに勝るとも劣らぬシーンはこれまであれど、針のような雨とのコンボは初である。
常念小屋で、腹ごしらえした後は、本日のメイン、400mあげての常念岳へ。ここは展望が一部きくも、強風は変わらずで早々に去る。遥か彼方に蝶が岳ヒュッテの赤い屋根を発見するも、12:40現在、果たして4時間程度でいける距離には見えないが、、
常念岳からの激下りは、ペースアップできるような優しい道ではない。おまけに強風にて足を止めざるを得ない時も多々あり。2512ピークまでは恐ろしく遠く感じた。コースタイムが明らかに間違ってるやろーというのもあるが、、、
ここからはひたすらに早く着くためにペースアップ。
槍の形状であることもわからぬままに、蝶槍や横尾分岐を通過。このあたりで、風と雨粒の勢力は最大に。そして、雷鳥様が、強風も何のその、何羽も何羽も、なぜか目の前に現れ、集団で登山道を先導してくれるという神の御導き。
蝶が岳ヒュッテに辿り着き、濡れたものは乾かし、着替えてフトンに潜り込むものの、夕食で暖を取るまで、体や手の震えが止まらなかった、、指は露出しとったしなあ。
●3日目 蝶ヶ岳ヒュッテ〜蝶ヶ岳〜長塀山〜徳澤〜河童橋〜さわんど
ラストの日。降りるだけ。この日の早朝も、風だけならイチバンと言わんばかりに吹き荒れてますが、晴れてるので、気分は爽快。
3000mより上は雲がかかってるものの、紅い槍穂の連なりを横から眺められる素晴らしい展望です。
蝶ヶ岳へ5分ほどで登り、昨日通った蝶槍〜大天井までのルート、東鎌尾根、槍から前穂までの南のルート、大滝山、霞沢岳、焼岳の展望をかみしめます。
この後は、ただひたすらに樹林帯を降ります。もうどうしようもないくらいに降りるしかないです。
嘉門次では、いつも恒例のイワナを食します。もう5回目くらいでしょうか。槍・穂・大キレット・ジャンダルムと、ここを通る時には必ずお世話になります。
梓川さまを横目に写真を撮りつつ、河童橋着!
次ココへ来るのは、いつになるやろうか。前穂いくときかな。
北アルプスで前からやりたかった縦走、燕〜蝶のルートをゆけて達成感でいっぱいでございます。
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