雲ノ平周回 (2020/9/20〜9/23)
- GPS
- 81:48
- 距離
- 60.9km
- 登り
- 4,560m
- 下り
- 4,566m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 9:08
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 7:45
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 10:30
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:43
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
臨時駐車場も8割ほど埋まっていた印象。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
ハイドレーション
ヘッドランプ
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
シェラフ
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
予備電池
日焼け止め
ロールペーパー
ナイフ
テント
テントマット
|
感想
折立から薬師岳→黒部五郎岳→鷲羽岳→水晶岳→雲ノ平を巡る3泊4日の山旅。
天気に恵まれて、本当によい山旅だった。
■1日目
6時に出発。登山口から1時間半ぐらいで樹林帯を抜けて眺望が開ける。
そこから太郎平までは道が整備されていて歩きやすい。
太郎平小屋でテント場の受付を済ませてテント場へ。
10時ぐらいに着いた時は比較的空いていて場所選びには苦労せず。
テントを張り終えて、昼食を食べてから薬師岳へ向かう。
テント場からしばらくは沢を登る感じ。薬師岳山荘から先の登りがキツかったが、
初日なので体力的にまだまだ余裕あり。
登り終えてテント場に戻ってくると景色が一変してテントだらけ。
予約なしで行ける数少ないテント場は混むだろうと予想はしていたが予想以上。
早めに張っておいてよかった。テント場の電波状況(DoCoMo)はつながったり・つながらなかったり微妙な感じ。
テント場からちょっと下ったところにトイレと水場あり。水場からは水がドバドバ溢れ出てる。トイレは小屋の方(?)が清掃していてキレイ。紙もあったし文句なしのトイレ。
夜は比較的暖かくて、寒くて寝れないということはなかったが、隣のテントから盛大に聞こえるイビキが気になってしまって、あまり寝れず。。。
■2日目
7時に出発。昨日の疲れが残っていてなかなか歩くペースが上がらない。
いつもだったらコースタイムの0.8倍ぐらいで行けるのに、この日はほぼコースタイム通り。
最大の山場は黒部五郎岳への登り。キツかったー。なるべく上を見ないようにして登る。黒部五郎の肩で荷物をデポして山頂へ。さすがに荷物を降ろすと足取りが軽い。
黒部五郎の肩からはカールや黒部五郎小舎がよく見える。
カールの光景は本当にきれいだった。晴れ間から太陽の日差しが差し込むと、日本にもこんなところがあったのかと思うぐらいの光景だった。来てよかった。
カールから先は樹林帯をしばらく歩くが、この樹林帯が意外と長い。
黒部五郎小舎に着く頃にはもうヘトヘト。
黒部五郎小舎の電波状況(DoCoMo)は×。まったくつながらず。
■3日目
黒部五郎小舎を出るとすぐに樹林帯を登る。この辺りまで来ると笠ヶ岳が大きく見える。三俣蓮華岳の山頂を経由して行こうかとも考えたが、鷲羽岳の登りもキツいし巻き道をチョイス。
三俣山荘から鷲羽岳は急登。でも黒部五郎岳の登りとキツさは変わらないような気がした。ここまでは特に危ないと感じる場所はなかったが、ワリモ岳あたりは気を付けないと危ない場所も何か所かあった。
ワリモ北分岐に荷物をデポして水晶岳へ。コースタイムでは40分で水晶小屋となっているが、なかなか小屋が見えてこない。変だな?と思っていたら山肌の裏側にあって鷲羽岳側からは見えないのね。
小屋から先もダラダラとした道が続き、ようやく水晶岳へ。山頂は狭くてあとから何人も登ってきていたため、写真だけとってそそくさと撤収。
この日のメインディッシュ(鷲羽岳・水晶岳)を終えて、あとは下るだけ♪なんて思っていたら、予想外に祖父岳の登りがキツイ。雲ノ平はきっと電波が届かないので、祖父岳山頂で明日の天気をチェックしてみたら、夜中に少し雨が降るっぽい。明日に雨が降ると薬師沢への下りが滑りやすくて怖いから朝には雨が上がっていますようにと祈るのみ。祖父岳山頂から雲ノ平を見下ろすが、まだ結構距離があるし、道も遠回りしているようなルート。予想外に雲ノ平までの道は長い。。。が途中でオコジョと遭遇。木道を歩いていたら何か動いたなと思ってしばらく待っていたらひょっこり顔を出してきた。しばらく動かずにじっとしていると2匹ほど出てきて遊んでる。近くで見るとホントかわいい。ヘロヘロになっていたけどオコジョに会えて少し元気をもらった気がする。ようやく雲ノ平山荘に辿り着きテント場の受付をすると、テント場の第1水源が枯れていて、第2水源を使ってほしいと説明を受ける。
え?どこそれ?と聞き返すが、説明が難しいので現地で耳を澄ませて水の音で探し当てて下さいと笑顔でお願いされた。自分も思わず笑ってしまって、なんとかします!と。実際に耳を澄ませてみたら意外や意外。水量が少なくなっているので、よーく聞かないと分からないけど、水の音が聞こえるんですよ。おかげで無事に水を確保。
雲ノ平の電波状況(DoCoMo)は予想通り×。まったくつながらず。
■4日目
いよいよ最終日。夜中に少し雨は降ったが朝は快晴。この4日間で一番の快晴かも。
スイス庭園、アルプス庭園とか見たかったが時間の都合でパス。また今度。
色んな人の登山記録を見ると、雲ノ平から薬師沢への下りは滑りやすくて怖いらしい。疲れも溜まっているし慎重に下って正解だった。実際に滑りやすい場所は多いし、斜度もキツイから足の置き場を間違えると、一気にツルっと行ってしまいそうだった。
途中で3人ほど登ってくる人とすれ違ったが、皆さんキツそうでヒイヒイ言ってた。
私は下ったことしかないが、あれを登りたいとは思わないな。仕方なくだとしても極力避けたいってぐらい急登の直登。
急登が終わってしばらく進むと、薬師沢小屋に到着。川の水が澄んでいて夏だったら飛び込んでいたかもってぐらいきれい。しかしこんなところに小屋があるなんて想像もしなかったし、まさに秘境って感じ。
ちょっと休憩して太郎平まで最後の登り。薬師沢小屋から先は開けている場所が多くて、日差しをモロに受ける。この日は9月下旬とは思えないほど日差しが強くて、ジリジリと焼かれる感じ。気温も20℃ぐらいまで上がって、いきなり夏が戻ってきたおかげでバテバテ。
バテた体に太郎平小屋の名物(太郎ラーメン)を投入。行者ニンニクがいいアクセントになって体に染み渡るうまさ。一瞬で平らげてしまった。
登ってきた山々や雲ノ平を思い出しつつ、登山口までゆっくり下って3泊4日の山旅は終了。
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