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Yamareco

記録ID: 2639370
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

(百高山)赤岩岳、赤沢山。滝雲とブロッケン

2020年10月10日(土) 〜 2020年10月11日(日)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
16:32
距離
40.5km
登り
1,799m
下り
1,815m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:44
休憩
0:14
合計
3:58
10:42
10:43
38
11:21
11:21
5
11:26
11:26
38
12:04
12:05
15
12:20
12:21
10
12:31
12:32
38
13:10
13:19
34
13:53
13:53
10
14:03
14:04
7
14:11
14:11
25
2日目
山行
10:49
休憩
1:37
合計
12:26
3:40
27
4:07
4:07
30
4:37
4:42
53
5:35
5:37
58
6:35
6:39
36
7:15
7:55
31
8:26
8:27
64
9:31
9:39
55
10:34
10:34
42
11:16
11:17
25
11:42
11:43
15
11:58
11:58
17
12:15
12:37
20
12:57
12:57
6
13:03
13:03
8
13:11
13:11
30
13:41
13:42
36
14:18
14:18
11
14:29
14:36
2
14:38
14:39
34
15:13
15:13
5
15:18
15:19
31
15:50
15:51
5
15:56
15:56
5
16:06
ゴール地点
天候 10月10日(土):雨のち曇り(さわんど駐車場のみ降られました)
10月11日(日):ほぼ快晴

シャトルバスに乗って釜トンネルを抜けたら雨はやんでいた。上高地からは雨に降られることはなかった。前日までの雨で横尾までの登山道は所々ぬかるんでいた。また、ついさっきまで降っていた雨で、木の枝からの雫がぽたぽた。ゲーターとザックカバーだけはつけて歩いた
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
葛西IC6時頃 → 松本IC → 沢渡駐車場9時40分頃

さわんど⇔上高地 
シャトルバス:
片道1300円。往復券2300円。この時期の始発は6時

タクシー:
4600円定額制。4人で利用すればバスの往復券の片道料金と同じ
釜トンネルのゲートは5時にオープン。タクシーはオープンと同時に釜トンネルから入るので、バスより早く上高地に着ける

さわんどから上高地へのシャトルバス情報:
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/kamikochi/sawando/

シャトルバス時刻表:
https://www.alpico.co.jp/traffic/datas/files/2020/09/27/39b1ca02e4247db6de6afd3d656283240eb44b72.pdf

沢渡周辺駐車場、タクシー情報:
https://www.kamikochi.or.jp/access/sawando

当日の状況:
台風14号の影響で、登山や観光をキャンセルした方が多かった模様。紅葉真っ盛りのシーズンにしては人出は少なかった。それでも、バスターミナル直下の第3駐車場はほぼ埋まっていた

台風の影響と出発時間が遅かったせいで、バスはガラガラだった
コース状況/
危険箇所等
上高地バスターミナルに登山届提出所がある。私はコンパスでネット提出

上高地から横尾山荘:
明神、徳沢園を通り、ほとんど平地の道を10キロほど歩く

横尾山荘から槍沢ロッジ:
緩やかに登る。一ノ俣手前の槍見河原で穂先が見える。ここから30−40分先のババ平のテン場まで蛇口をひねれば水が補給できるので(徳沢、横尾、槍沢ロッジ、ババ平)、上高地からは少量でスタートして、途中で継ぎ足せばよい。ババ平から先は沢の水

槍沢ロッジから水俣乗越:
引き続き緩やかに登る。槍沢大曲で水俣乗越への分岐に入る。レコでダウンロードする地図の大曲の分岐ポイントと実際の分岐ポイントが異なるので要注意。標識の立つ分岐で沢横の道へ入る。水俣乗越の分岐に入ると、水場はない

始めは涸れた沢を数回渡渉するが、暗いうちは分かりずらい。沢の左側の道をそのまま進んでしまいやすいが、行き止まりに幹が雪の重みで曲がった木(ブナ?)が2本あるので、それを越えて沢に出で少し進むと岩に白ペンキの丸印がある。以降は、ペンキ印やケルンを追えば迷うことはないと思う。水俣乗越までは急登

水俣乗越からヒュッテ西岳:
表銀座の東鎌尾根の一部。危険個所には鎖や梯子がある整備された道。道迷いはないと思う

ヒュッテ西岳から赤岩岳:
表銀座を大天井岳方面に向けて細いトラバース路を進む。途中、細尾根を通る箇所があるがロープあり。赤岩岳へは赤いリボンが低木に結び付けられているところを上がる。急斜面なので木の枝を掴みながら上り下りする

なお、西岳方面から赤岩岳に向かうと、リボンの少し手前で上がれそうな急斜面があるが(踏み跡もある)、ここからは赤岩岳の山頂にはたどり着かないのではないかと思われる(山頂から見た感じ)

ヒュッテ西岳から赤沢山:ひどい藪漕ぎと急斜面。ヘルメット推奨
ヒュッテ西岳の営業は終了しており、小屋周りにロープが張られ、立ち入り禁止になっている(小屋周りで用を足す人が後を絶たないため?)。ロープをまたいで小屋の横を通り抜け、テン場へ向かう。テン場の最先端にある岩の右から下り、岩の下を反時計回りに巻くように藪漕ぎして進む

少し下ると色褪せたトラロープがあり、ザレた急斜面を下る。ロープの先にいくつかの赤テープの印が目立つように右手の岩にある。ここを右手に進み、トラロープのあるちょっと危険なトラバースを進むと、ハイマツの藪漕ぎでコルに下りるルートになる。コルの手前まで長いトラロープが張ってある

かく言う私は、赤テープを認識しながらも確認を怠ってトラバース路へ進まずに、躊躇なく踏み跡のある左手方向に進んでしまい、その先にあるロープを頼りに崖を下ってしまった。ロープが終わった所からちょっといやらしい急斜面をトラバースして、コルの尾根へ進んだ

コルから先も尾根伝いに藪漕ぎの連続。赤沢山へ向けて左側のハイマツの枝の下は断崖になっているので、足元注意。登り切ってしまえば、赤沢山までは平らな藪漕ぎとなる。尾根の先端に三角点とケルンのある山頂に着く

赤沢山へ向かう人は、テン場の先端にザックをデポして水とカメラだけで進むのも一手。ザック自体もそうだが、ポールや三脚などザックに付けた突起物が枝に引っ掛かり、藪漕ぎで難儀する

ヒュッテ西岳から西岳:
今回はパスしたが、小屋から西岳は往復30分くらいの明瞭な道。赤岩岳、赤沢山で見られる槍穂の眺望は、西岳でも見られる。特に北鎌尾根が素晴らしい。百高山に興味のない方は、西岳だけで十分かと・・
その他周辺情報 コンビニ:
松本ICをおりてすぐのセブンから新島々駅近くのセブンまで、メジャーなコンビニが6−7軒ある

日帰り温泉:
梓湖畔の湯
上高地から下って、さわんど大橋の手前にある。沢渡バスターミナルから車で1分。いつもはここの露天風呂を利用している。源泉かけ流しだが、今年はコロナ対策で塩素を加えている
730円、10−19時(受付18:15まで)、TEL:0263-93-2380
https://azusakohaann.jimdofree.com/

食事処しもまき
梓湖畔の湯からは道路の向かい側。そば中心の食事処に、源泉かけ流しの日帰り温泉がある。そば以外には生姜焼き定食、親子丼がある。洗い場は狭いが、温泉はこちらの方がよいと思う
入浴は600円、7−18時終了、TEL:0263-93-2500
https://tabelog.com/nagano/A2002/A200202/20015895/
10時発のバスで上高地へ。さわんど駐車場では傘をさしてバスターミナルまで歩いたのに、ラッキーなことに雨が上がっている
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10時発のバスで上高地へ。さわんど駐車場では傘をさしてバスターミナルまで歩いたのに、ラッキーなことに雨が上がっている
河童橋も台風のせいで人が少ない
3
河童橋も台風のせいで人が少ない
小梨平。一週間前に比べて紅葉は着実に進んでいる
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小梨平。一週間前に比べて紅葉は着実に進んでいる
明神も見えている
2
明神も見えている
いい感じ。
明神通過
明神岳。左から第5峰、第4峰。その右の主峰は雲に隠れている
2
明神岳。左から第5峰、第4峰。その右の主峰は雲に隠れている
土曜日の徳澤園テン場。テントがない!台風通過の雨だったからね
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土曜日の徳澤園テン場。テントがない!台風通過の雨だったからね
横尾到着。こちらもテントはほとんどない
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横尾到着。こちらもテントはほとんどない
横尾周辺の紅葉も進んでいる
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横尾周辺の紅葉も進んでいる
今宵の宿、槍沢ロッジ。湿気でしっかり汗をかいた。到着してすぐ後にお風呂に入って汗を流すことができた(午後3時から)。湯上りは生ビール、ロング缶ビール
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今宵の宿、槍沢ロッジ。湿気でしっかり汗をかいた。到着してすぐ後にお風呂に入って汗を流すことができた(午後3時から)。湯上りは生ビール、ロング缶ビール
小屋周辺の紅葉は今が盛り
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小屋周辺の紅葉は今が盛り
こちらが一週間前に槍へ向かった際の写真。同じポイントから撮影
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こちらが一週間前に槍へ向かった際の写真。同じポイントから撮影
1週間前でこんなに違うんだね
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1週間前でこんなに違うんだね
翌朝、小屋に荷物をデポして3時40分に出立。満天の星空に好天を確信。槍沢大曲の分岐まで来た
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翌朝、小屋に荷物をデポして3時40分に出立。満天の星空に好天を確信。槍沢大曲の分岐まで来た
水俣乗越へ登る途中に夜が明けだす
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水俣乗越へ登る途中に夜が明けだす
水俣乗越まで登り上げた。ひどく汗をかいた。後立山方面の雲海
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水俣乗越まで登り上げた。ひどく汗をかいた。後立山方面の雲海
北穂小屋の明かりが見える
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北穂小屋の明かりが見える
西岳へ向かう途中、振り返ると水俣乗越で滝雲。モルゲンに染まる槍穂の稜線を入れてパノラマ。動画もアップしてあります
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西岳へ向かう途中、振り返ると水俣乗越で滝雲。モルゲンに染まる槍穂の稜線を入れてパノラマ。動画もアップしてあります
ヒュッテ西岳に到着すると、滝雲に映る影西岳。おやおや、ブロッケンも。何とラッキーな。6度目のブロッケン遭遇
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ヒュッテ西岳に到着すると、滝雲に映る影西岳。おやおや、ブロッケンも。何とラッキーな。6度目のブロッケン遭遇
大キレットから穂高連峰の眺め。今回はヤマテンの天気予報が的中した
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大キレットから穂高連峰の眺め。今回はヤマテンの天気予報が的中した
穂先のアップ。先週お世話になった肩の小屋
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穂先のアップ。先週お世話になった肩の小屋
水俣乗越の奥には雲海が広がっていた。左奥に鷲羽岳、中央やや左奥に水晶岳。その右方向に野口五郎岳へと続く裏銀座の尾根
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水俣乗越の奥には雲海が広がっていた。左奥に鷲羽岳、中央やや左奥に水晶岳。その右方向に野口五郎岳へと続く裏銀座の尾根
常念岳。常念山脈の向こうも雲海だ。下界は曇り?それとも雨だろうか?
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常念岳。常念山脈の向こうも雲海だ。下界は曇り?それとも雨だろうか?
奥には富士山、南アルプスもくっきり
3
奥には富士山、南アルプスもくっきり
赤岩岳へ向かう途中、奥に双耳の鹿島槍から剱岳
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赤岩岳へ向かう途中、奥に双耳の鹿島槍から剱岳
表銀座の稜線を歩けば、ブロッケンも一緒についてくる。北鎌尾根が美しい
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表銀座の稜線を歩けば、ブロッケンも一緒についてくる。北鎌尾根が美しい
常念山脈へと続く尾根
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常念山脈へと続く尾根
常念岳から蝶ケ岳の稜線でも滝雲発生
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常念岳から蝶ケ岳の稜線でも滝雲発生
先の斜面から赤岩岳に登れそうに見える
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先の斜面から赤岩岳に登れそうに見える
ここを登れそう。踏み跡も見えるが、赤テープはもう少し先
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ここを登れそう。踏み跡も見えるが、赤テープはもう少し先
ここが赤テープの取り付き
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ここが赤テープの取り付き
掴めるものは何でも掴んで、急斜面をよじ登る
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掴めるものは何でも掴んで、急斜面をよじ登る
赤岩岳山頂。百高山91座目(レコ上80座目)。奥に穂高連峰
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赤岩岳山頂。百高山91座目(レコ上80座目)。奥に穂高連峰
槍から大キレットまでの稜線
6
槍から大キレットまでの稜線
三角点の上にカメラを置いて、自撮りで記念撮影。思わず顔がほころぶ
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三角点の上にカメラを置いて、自撮りで記念撮影。思わず顔がほころぶ
この山頂でブロッケンを見ながら小屋で用意してもらった朝食のちらしずしをいただく
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この山頂でブロッケンを見ながら小屋で用意してもらった朝食のちらしずしをいただく
下りも急斜面に難儀。枝を掴んで下りる。だが、この先に待ち構えていたのは、こんなものではなかった
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下りも急斜面に難儀。枝を掴んで下りる。だが、この先に待ち構えていたのは、こんなものではなかった
気持ちの良い表銀座の道をヒュッテ西岳に戻る
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気持ちの良い表銀座の道をヒュッテ西岳に戻る
小屋周辺には立ち入り禁止のロープ。申し訳ないが、ここを通過していかないと赤沢山へはいけないので、ごめんなさい
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小屋周辺には立ち入り禁止のロープ。申し訳ないが、ここを通過していかないと赤沢山へはいけないので、ごめんなさい
小屋を過ぎてテン場に向かう途中
4
小屋を過ぎてテン場に向かう途中
前週に通った天狗池へのトラバース路も見える
2
前週に通った天狗池へのトラバース路も見える
手前のテン場
常念側のテン場
奥のテン場
その先のテン場
先端の岩。この右側から下る、岩の下を反時計回りに巻くように藪漕ぎする
3
先端の岩。この右側から下る、岩の下を反時計回りに巻くように藪漕ぎする
いよいよトラロープ下りの始まり
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いよいよトラロープ下りの始まり
1本目のロープを下る
2
1本目のロープを下る
1本目のロープを下りきると、木の枝に赤テープ。ここで安全な藪漕ぎルート方向に進むことを知っていながら・・・
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1本目のロープを下りきると、木の枝に赤テープ。ここで安全な藪漕ぎルート方向に進むことを知っていながら・・・
左側の踏み跡につられて進んでしまった
2
左側の踏み跡につられて進んでしまった
2本目の怪しげなロープでどんどん下ってしまった
2
2本目の怪しげなロープでどんどん下ってしまった
ちょっと危ない急斜面をトラバースしてコルに登り返し、尾根の藪漕ぎに合流
4
ちょっと危ない急斜面をトラバースしてコルに登り返し、尾根の藪漕ぎに合流
時間を戻して、1本目のロープ下の木の枝の赤テープ。右手にはこれでもかという赤テープの印。ここをくぐって右手に進むのが藪漕ぎルート
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時間を戻して、1本目のロープ下の木の枝の赤テープ。右手にはこれでもかという赤テープの印。ここをくぐって右手に進むのが藪漕ぎルート
くぐるとちょっと急斜面のトラバース。短いけどちょっと危ない。トラロープあり。その先から劇藪漕ぎの劇下り。長いお助けロープあり
3
くぐるとちょっと急斜面のトラバース。短いけどちょっと危ない。トラロープあり。その先から劇藪漕ぎの劇下り。長いお助けロープあり
コルに下りて(私の場合は合流して)少し進むと、左手にザレた斜面。こっちに進んではいけない
2
コルに下りて(私の場合は合流して)少し進むと、左手にザレた斜面。こっちに進んではいけない
右手の岩のくびれをまたいで反対側に赤テープがある。尾根伝いに藪漕ぎを続けて登り返す。足元のハイマツの左側は断崖なので要注意
4
右手の岩のくびれをまたいで反対側に赤テープがある。尾根伝いに藪漕ぎを続けて登り返す。足元のハイマツの左側は断崖なので要注意
登り切れば、あとは平らな藪漕ぎ。こちらは南プスにもよくあるような藪漕ぎ
2
登り切れば、あとは平らな藪漕ぎ。こちらは南プスにもよくあるような藪漕ぎ
尾根の先端が赤沢山の山頂。三角点とケルンがある。百高山92座目(レコ上81座目)
4
尾根の先端が赤沢山の山頂。三角点とケルンがある。百高山92座目(レコ上81座目)
常念から蝶の尾根
3
常念から蝶の尾根
西岳だけから大天井方面の眺めを振り返る
1
西岳だけから大天井方面の眺めを振り返る
槍と北鎌尾根
大キレットから穂高連峰(左から前穂、吊尾根、奥穂、北穂)
2
大キレットから穂高連峰(左から前穂、吊尾根、奥穂、北穂)
この眺望は最高なんだけど
3
この眺望は最高なんだけど
この眺望ゆえに百高山に選定されたのだろうか・・
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この眺望ゆえに百高山に選定されたのだろうか・・
でもこんなひどい藪漕ぎは初めてだ。二度と来ることはないだろうからしっかり自撮りしておく
5
でもこんなひどい藪漕ぎは初めてだ。二度と来ることはないだろうからしっかり自撮りしておく
左端の西岳から右端の蝶ケ岳までの東側半分のパノラマ
2
左端の西岳から右端の蝶ケ岳までの東側半分のパノラマ
左端の前穂から右端の北鎌尾根までの西側半分のパノラマ
2
左端の前穂から右端の北鎌尾根までの西側半分のパノラマ
さぁ、戻ろう。平らな尾根の藪漕ぎを終えて、再びコルへの下りと登り返し
2
さぁ、戻ろう。平らな尾根の藪漕ぎを終えて、再びコルへの下りと登り返し
写真中央に一本のロープが見える。あそこが藪漕ぎルート。その右が私が下りた別のロープのルート。どっちにしても百高山狙いの物好きしか使わないルート
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写真中央に一本のロープが見える。あそこが藪漕ぎルート。その右が私が下りた別のロープのルート。どっちにしても百高山狙いの物好きしか使わないルート
西岳はパスして東鎌尾根を水俣乗越に向けて下る
3
西岳はパスして東鎌尾根を水俣乗越に向けて下る
本日歩いたルートをパノラマ撮影。左が赤岩岳、中央はパスした西岳。右がV字を越えて向かった赤沢山
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本日歩いたルートをパノラマ撮影。左が赤岩岳、中央はパスした西岳。右がV字を越えて向かった赤沢山
水俣乗越まで戻ってきた
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水俣乗越まで戻ってきた
水俣乗越からの下り。行きは真っ暗だったので、この綺麗な紅葉が分からなかった
3
水俣乗越からの下り。行きは真っ暗だったので、この綺麗な紅葉が分からなかった
西岳から赤沢山の尾根方面を見上げる。今が紅葉のピーク
4
西岳から赤沢山の尾根方面を見上げる。今が紅葉のピーク
同じく尾根方面の紅葉
4
同じく尾根方面の紅葉
大曲からババ平のテン場を目指す
3
大曲からババ平のテン場を目指す
槍沢ロッジに戻った。デポした荷物を回収
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槍沢ロッジに戻った。デポした荷物を回収
槍見河原から穂先にサヨナラ
3
槍見河原から穂先にサヨナラ
横尾まで飛ばして下りてきた。16:15分の沢渡行き最終バスに間に合うと確信できたので、ここからのんびり歩く
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横尾まで飛ばして下りてきた。16:15分の沢渡行き最終バスに間に合うと確信できたので、ここからのんびり歩く
この日は「よりみち」しました
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この日は「よりみち」しました
日曜の徳沢のテン場。
2
日曜の徳沢のテン場。
河童橋まで戻ってきた。稜線には雲がかかり始めた。ヤマテンさん、ありがとう。信じてきて最高の山歩きができたことに御礼(ただし、藪漕ぎをのぞく)
2
河童橋まで戻ってきた。稜線には雲がかかり始めた。ヤマテンさん、ありがとう。信じてきて最高の山歩きができたことに御礼(ただし、藪漕ぎをのぞく)

感想

2週続けて上高地へ。前週は社会人の息子の北アデビューにお付き合い。今回は今シーズンの百高山ハントに戻って、赤岩岳と赤沢山へ。二週続けて同じ山域へ来るのは自分としては極めてまれ

息子に百高山ハントにつき合わってもらうことも考えたが、最初の北アが赤岩岳と赤沢山では・・、と考えて槍ヶ岳に連れて行った。正解だった。今回の山に連れてきていたら、北アとはこんなところかと嫌になっていただろう

今回の山行は息子との槍ケ岳以前から計画していたもの。ヒュッテ西岳に泊って赤岩岳と赤沢山を取りに行くつもりだったが、ヒュッテ西岳がコロナの関係で早々と営業を終了してしまったので、代替案としてババ平にテン泊して出かける案を準備していた

私の足では、1泊2日でやるのはキツイので、2泊目は徳沢まで下りてテン泊する計画だったが、台風の影響で天候が読めない。雨の中でテン泊など考えられない軟弱なシニア登山者としては、あっさり計画を変更してや槍沢ロッジを利用するプランBに変更。お風呂にも入れ、汗かきの私には、汗を流せるだけで1日目の疲れが吹っ飛ぶ

赤岩岳まではすべて快調で気分は上々。水俣乗越を流れる滝雲にブロッケン現象も現れ、最高だった。以下に滝雲の動画を張り付けておいた





ところが、赤沢山に突入した途端に気分はブルー。藪漕ぎにやられた。そもそも一般登山道のない山。この山に来るのは百高山狙いの人くらい。百高山の中でも同率98位で下から2番目のブービー。どうしてこの山を百高山に選定したのか・・・

劔のカニの縦バイ・横バイの方が、比較にならないほど安心して登れる。百高山に選定されているがゆえに、そこそこ登山者が入るのだから、もう少し整備した方が事故のリスクが減ると思う。選考した関係者(団体)には善処をお願いしたいと思うが、お門違いだろうか

ただ、眺めは素晴らしい。北ア南部のへそのような位置にあるので、前後左右には圧巻の眺望が広がる。裏を返せば、あの藪漕ぎの結果がガスでは報われない。この山に行かれる方は、くれぐれも天候を十分に考慮した上でお出かけてください

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コメント

二日目ボーナストラック
上河内拠点なのにまた静かそうなルート歩かれましたね。
まさに錦秋、南アだとこんな明るい紅葉、千枚岳くらいしか浮かんできません…っていうかこのところ紅葉時期、針葉樹ばっかりの南嶺ばかり歩いていて紅葉の存在自体縁が無いですが。
やぶ漕ぎご愁傷さまでした。
結構なところ通られたようで。
岳沢からの畳岩で学びましたが這松漕ぎで鬱陶しいはずの這松がクライミングではお助けロープ並みに心強い存在です。
クライミングでは這松束ねて支点にするくらいですから。
しょっぱい思いしてもお釣り来るくらいの絶景ものにされて結果オーライでしょうか

それにしても上高地から涸沢、ちょっと外れると静かな穴場がたくさんあるものなんですね。
2020/10/13 22:07
Re: 二日目ボーナストラック
トムさん、コメありがとうございます。
二日目の天気は想定以上の快晴で、槍穂や表・裏銀座、常念山脈の素晴らしい眺めを楽しませてもらいました。

赤沢山の藪漕ぎは事前に承知していましたが、こちらも想定以上でした。
レコなどで皆さん藪漕ぎがひどいと書いておられるのですが、写真がないんです。
理由が分かりました。写真撮ってる余裕がない(笑)。

百高山も残っているのは華々しい山ではなく、難癖があったり渋かったりで、登山者が少ない山ばかりです。その上、小屋締めの時期なので、ますます静かな山になっちゃいます。

次は今シーズンの百高山ハントの最後、南プス北部でガツンと3泊4日の山行を計画していますが、天候次第です。部分的な実行、あるいは来シーズンへの延期も覚悟しています。
2020/10/14 9:57
藪こぎ、お疲れさまでした
百高山もカウントダウン、なかなか大変な山ばかりのようですね。
私は藪こぎをほとんどやったことがなく、皇海山に日光側から登った帰りに、六林班峠を通ったときくらいな気がします。
やはり、心身ともにダメージが大きいんでしょうね。また、レコを見る感じだと、それなりに危険だということですね。
当面予定はないですが、行くときには心してかかります。

それにしても北アルプスの紅葉はきれいですね。
葉っぱの紅葉もそうですが、槍・穂高連峰の足元が黄色く色づいている様子がいいですね。
今年の紅葉も残りわずか、あと1回くらい紅葉時期に出かけたいと思います。
2020/10/18 8:57
eurekapapaさん、コメありがとうございました
個人的には藪漕ぎは苦手です。
赤沢山に限れば、藪漕ぎルートは全く危険がないわけではないですが安全ルートです。
ただ腰下ならいざ知らず、顔面を邪魔されるのは勘弁です。気が滅入ります。
槍穂などが素晴らしい眺めなんですけどね・・・。

紅葉はやはり素晴らしいです。シルバーウィークに出かけた立山もニュースを見るとすごいですね。ただ山の紅葉はあっという間なので、旬に出かけるのが難しいです。
ぜひ、紅葉真っ盛りの山を狙ってお出かけください。
2020/10/18 21:26
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [5日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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