奥穂北穂
- GPS
- 56:00
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 2,763m
- 下り
- 2,748m
コースタイム
5/4 6:52穂高岳山荘-7:30奥穂高岳7:58-8:51穂高岳山荘9:07−10:12涸沢小屋10:50-13:53北穂高岳-13:57北穂小屋
5/5 6:25北穂高岳-8:09涸沢ヒュッテ8:35−9:29本谷橋付近-10:12横尾10:32-11:12徳沢-11:52明神-12:36上高地
天候 | 5/3 晴→曇 5/4 晴→雪 5/5 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
横尾からの登山道はまだ雪が多く残っていた、GW後半もまだ気温が低く雪が安定した。 道中、危険箇所は穂高岳山荘から奥穂への最初の登りと間違い尾根手前の雪壁。 稜線は総じて風が強く寒い。 |
写真
感想
4年目のGW穂高登山。
昨年やっと奥穂への登頂を果たせたのだけれど3年ともに天候に恵まれずあまり日焼けをしないままだったけれど今年は3日間ほぼずっと天候に恵まれた。
新宿を深夜に出発する「さわやか信州号」新宿でバスを待っている間にフリースを着る程に寒い5月。
平地でこれだけ寒いのだから上に行ったらどれだけ寒いのだろうかと心配になったけれど
歩き出してしまえば体は暖まっていって気にならなくなった、それでも横尾までの道ですら雪が残っているほど、横尾からは更に足下の雪が堅い状態で早々にアイゼンを着けようかと思う程。
沢へ降りるのは少し早いように思える。この2年は恐ろしい程のデブリに覆われていた涸沢だったけれど
今年はU字谷の形が良くわかる。
涸沢までの雪面の登りは寒さのおかげか緩む事無く歩きやすい、予定より少し早く涸沢ヒュッテに到着しそこで昼食。
その後、穂高岳山荘を目指す。
穂高の岩壁に付いた雪が氷になっているのだろうギラギラと金属のような輝きを見せていて不気味。
雪面は相変わらずしっかりとしていて歩きやすい、登っていると頭上に彩雲が見える。
サングラスのせいかとあまり期待せずにシャッターを切ったけれど期待以上に彩雲の色が写っていた15時頃に穂高岳山荘に到着、そのまま涸沢岳に登頂してから穂高岳山荘に入った。
稜線はやはり風が強く寒い。
山荘の中から風の強さが伺われたので外には出なかった。
翌朝、外に出たらちょうど日の出、その後山荘で朝食を食べた後身支度を整えて奥穂高岳を目指した。
山荘すぐの登りは鎖や梯子がしっかりと出ていて特別難しい所は無かった、その後の急な雪面の登りもトレースがしっかりとしていた、そうであれば寒さによってしまった雪も好都合。登る分には順調だった。
その後は稜線歩き、風もたいした事無く天候が良かった事もあり寒さを感じる事も無かった(当然完全防備であったからこそではある)
間違い尾根の急登を超えれば山頂が見えてくる。
山頂からは昨年は見る事の出来なかった眺望を満喫、少し雲が湧いてきた所で下山をはじめた。
登る時は難なく登った急な雪面も下る時にはさすがに気をつかったけれど、ここでもしっかりとした雪面のおかげで危険を感じる程ではなかった。
穂高岳山荘に降りてそのまま涸沢まで下山、ちょうどこの頃に北穂側の下山者で滑落があったようでヘリコプターの救助風景を遠目に見た。
涸沢小屋について一服後その北穂に向けて登っていく。
涸沢付近では少し雪は緩んでいたけれど上へ登るにつれて雪面が堅くなってくる、傾斜も増してくるからなるほど下りが心配になってくる。
涸沢で見たレンズ雲に嫌な予感はしたけれど案の定雲の中に入りそして雪が降ってきた。
北穂高小屋への到着時には雪は本降りその後も夕食が終わるまでずっと降り続いていた。
夕食後外に出たら少し星が見えてきたので期待を胸に就寝、深夜目覚めて外に出てみるとそこは一面の星空、月が出ていなかった事もあり天の川までしっかりと見えた。
暫く撮影した後また布団の中。
朝になり御来光。時々刻々と変わる周辺の山々の姿に時を忘れて写真を撮る。
朝食後下山、この日は少し温かくなり雪面も程よい堅さ下りも順調、涸沢での小休止のあと一気に横尾、上高地まで下った。
4年目にして最高の天候に恵まれた、やりたいと思った事はほぼ計画通り出来た満足の登山だった。
何度来てもその年ならではの魅力を見せてくれるこの場所また何度も行きたくなる。
こんにちは、ittiと申します。
お写真がどれも本当に素晴らしくて、
思わず沢山拍手してしまいました。
北穂からの槍方面、本当に見事ですね
空も雲も雪面も、光も影も素敵過ぎて。。。
昨年の常念ー蝶の記録も拝見しました。
星空が、泣きたくなるくらい素敵でした。
長々と感想を書いて失礼しました。
(でもまた見に来させて下さい。。)
ご感想ありがとうございます。
重いカメラや三脚を担いで登ったかいがあります。
まだまだ反省点は多いのですが
こうして天気に恵まれると自分でも嬉しくなるような写真が撮れることがあります。
これからもコメントを励みに山へ行きます
当然、夏山以上…
その場にいない人にはまったく想像ができないくらい美しくて荘厳なのでしょうね
張りつめた独特の空気
真白に包まれた山での生命を拒絶する緊張感の中に入り、生きる実感が強く感じられるサマが伝わってきます
昨秋の常念・蝶の、星空写真
素敵ですね☆
あのとき自分も涸沢カールからNearcoさんと同じように満天に輝く星空を眺めていました
非常に感慨深いお写真でした
あの場所はいつの季節に行っても素晴らしい場所ですが
雪に覆われたその姿はまた特別でしたよ。
ずっといられないからこそそこに特別感があるのかもしれません。
蝶ヶ岳ヒュッテからの夜景は朝1時頃から夜明けまでずっと撮っていました。心配した程寒くなかったのでずっと撮れたのが良かったのかもしれません。
今回の北穂での撮影は寒さに自分もカメラも負けました。
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