中央分水嶺（甲武信〜碓氷峠）『甲武信ヶ岳・三宝山・十文字山・高天原山・大蛇倉山・ 弥次ノ平・ぶどう岳・新三郎・ 榊山・兜岩山・荒船山〜雪と藪と水にもてあそばれ県境〜
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RaVieEnRose
体力度について
- GPS
- 63:41
- 距離
- 110km
- 登り
- 8,195m
- 下り
- 8,705m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 10:14
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 9:37
- 山行
- 10:21
- 休憩
- 2:48
- 合計
- 13:09
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 13:30
- 山行
- 13:18
- 休憩
- 3:09
- 合計
- 16:27
| 天候 | 5/1くもり 5/2晴れのち雪 5/3晴れ 5/4晴れ 5/5晴れ時々雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
自転車
復路 軽井沢（電車）信濃川上（バイク回収）三国峠（車回収） ※1日目は一旦下界に降り装備を変更 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【水場情報】 山行で使用した場所 ◇日本で海岸線から一番遠い地点（登山道を10分程下る） ◇田口峠（長野県側トンネル脇） ◇一杯水（荒船山避難小屋付近） ◇内山牧場（自販機・飲食可・トイレ） その他候補地 ◇十文字峠（小屋付近に水場あり・未確認） ◇十石峠（長野県側ロード標高100m程下ると沢あり） ◇大仁田越付近の沢（遠目で流水確認） -------------------------------------------------------------------------------------- 【林道情報】令和3年5月1日現在 ◇三国峠通行状況 【埼玉県側は通行止め】三国峠災害復旧の為今年度いっぱい通行止めとの事 https://www.pref.saitama.lg.jp/b1007/chisei-dorokisei.html 大滝総合支所（旧大滝村） 中津川林道（三国峠） 0494-55-0101 長野県側の川上村道192号梓山線 【長野県側は通行可】（非公式）林業業者・レタス農家・NTT工事で使用 http://www.vill.kawakami.nagano.jp/www/contents/1001000000009/index.html 産業建設課 建設係 電話番号：0267-97-2121 ファックス：0267-97-2125 ◇ぶどう峠通行状況 【長野県側は通行可】 県道124号上野小海線 https://tozanguchinavi.com/blog/regulation_of_traffic/21408 問合せ先：長野県佐久建設事務所 維持管理課 管理係 0267-82-8271 群馬県側 【群馬県側は通行止め（頂上付近）】 https://tozanguchinavi.com/blog/regulation_of_traffic/21414 問合せ先：群馬県藤岡土木事務所 0274-22-2156 （現況状況） ◇十石峠 【長野県側通行可・群馬県側通行止め】 ◇大上峠 【通行止め】未確認 ◇田口峠 【通行可】 ◇内山峠（荒船山登山者多数駐車） |
写真
ここから碓氷峠まで歩きます！
分水嶺の旅をここから始めるのも「おつ」
肝心の水…涸れてましたが…笑
奥多摩〜松本まで歩いた時ここから国師までが長かった…
ここからは初めて三宝岩も見えてる
めざせ碓氷峠（軽井沢）
左に御座山、その手前に分水嶺（県境）
中央左の片耳のような「大蛇倉山」で決めれる
一番手前に「大山」
暖まった！オーナーは新潟の人でした
山談義で盛り上がり万座温泉まで行くと言ったら笑われた
難路が多い日なのに「荷物フル満載…」
念のため水かなり担ぐ…
試しに岩の縁まで行ったがチビって巻いた
なかなかの登りに「少しひより気味」笑
ここで張ろうか迷ったが予定していた場所まで頑張る
今朝はテントが凍ってパリパリ
収納袋に入らず、ここで解凍・乾燥
ザックが小さくなりこれで藪も抜けれる
いつか歩いて詳しくなったらこのレコ見返したい
更に眺望が良く今回お気に入りになった「新三郎」
標高なのか北部ほど雪がついてないのが面白い
蓼科山だけ白い
「新三郎」ふざけた名前と思った事を謝罪する
とても長居した…
歩いてみたくなる「弥次ノ平〜御座山の稜線」
まだ余っていたので立ち寄らなかったが遠目に流れていた
JPTEC（病院前救護）ステッカー何度か見かける裏には現在地の緯度経度？とドクターヘリの電話番号記載
そう言えば随分人に逢ってない…
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裏には現在地の緯度経度？とドクターヘリの電話番号記載
そう言えば随分人に逢ってない…
ここへの登りは朝から「苦行」
すでに脚が売り切れ寸前
ここで久しぶりに人に会い撮ってもらう
ここで会った方に水の情報を聞くと親切に来た道を一緒に案内して頂いた（往復10分程）この場を借りてありがとうござました
この後「田口峠」でも水はとれましたがここの水の方が「良い水」だと思います
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この場を借りてありがとうござました
この後「田口峠」でも水はとれましたがここの水の方が「良い水」だと思います
ここでも素敵な一期一会長く歩いている私におにぎり・卵・お漬物まで差し入れ
この場を借り「本当にありがとうございました」
何より最初シャイなK君が別れ際大きな声で「バイバイ！」
と答えてくれた事…何より嬉しかった！
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長く歩いている私におにぎり・卵・お漬物まで差し入れ
この場を借り「本当にありがとうございました」
何より最初シャイなK君が別れ際大きな声で「バイバイ！」
と答えてくれた事…何より嬉しかった！
何度くじけそうになったか！笑
でも眺望がよくツンデレな山
シーズン券で滑っていた頃が懐かしい…
こちらからだと吊尾根感ないね
ロードが見えて田口峠ここで下山してきた方に上から声をかける
「水ありますかー！」
ここでも「一期一会」
その方は、色々な岩山の話を聞かせてもらい楽しい時間
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ここで下山してきた方に上から声をかける
「水ありますかー！」
ここでも「一期一会」
その方は、色々な岩山の話を聞かせてもらい楽しい時間
流れていますがあまり綺麗ではない
浄水器は出しませんでしたが燃料に余裕があったので煮沸
この辺りは高原地図に記載されているエリア
少し気をつかってここらで張ります
迷いに迷って今日中に碓井峠に降りる事に
スーパーロングスタート！
暗くて写真には出来なったが「暗闇に浮かぶP2・P3」は独特で印象的だった
ここでも「一期一会の楽しい時間」美男美女の素敵なカップルに撮って頂きました
おまけに行動食の差し入れまで頂き本当にご馳走様でした
この場を借り「ありがとうございました」
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美男美女の素敵なカップルに撮って頂きました
おまけに行動食の差し入れまで頂き本当にご馳走様でした
この場を借り「ありがとうございました」
事前に電話確認してありましたが無事に補給完了これで碓氷峠まで行ける！
ここのご主人にもお菓子を頂き、本当にありがとうございます
みなさんに同情されて歩いています
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これで碓氷峠まで行ける！
ここのご主人にもお菓子を頂き、本当にありがとうございます
みなさんに同情されて歩いています
スマホ歩きしてたらこのバ―にぶつかりそうに
ここまで来たらなんとしても無事碓井峠へ
すでにヘッデンは予備使用
当初乗る予定の電車は逃し
車・バイクを回収する気力もなし
昨夜は佐久のビジネスホテルで爆睡
「待ってて下さい、明日行きます♪」
小海線スイカ使用できず…
これに更にチャリも積みます
ちょっとした引越し…汗
中居屋定食？だったかな
山菜などのてんぷらてんこ盛り
感想
【タイトル・テーマ】
中央分水嶺（甲武信〜碓氷峠）
〜雪と藪と水にもてあそばれ県境〜
(in：毛木平・out：碓氷峠)
―――――――――『最初に』―――――――――
随分前から温めていた計画
今回のテーマは「中央分水嶺」
現時点では甲武信〜谷川岳あたりを考える
各セクションに分けてちびちび歩く計画
少し長い休みがとれ季節もこの上ないと
水場がなく、藪の状況に左右される
そんな甲武信〜碓井峠を通して歩く「暴挙」にでる
――――――――――『感想』―――――――――
涸れている源流経由での甲武信
お守り代わりのチェーンスパイクが本領発揮
北側には「三宝山」いよいよ長い中央分水嶺の旅
この日は西側から前線が入り強風と大気が不安定
ときおり雪も舞う
冷えたので十文字小屋のキノコうどんは美味
ふきの香りは暫く口に残る
水の問題もあるので三国峠で一旦装備を変更
4日分の食糧と多めの水のテント装備
個人的に核心部は2日目と予想
一番重い時に一番疲弊
終わってみると、藪想定より少ない
まともに漕いだ箇所は数カ所で助かる
一安心かと思うと雪が酷くなり
ギリギリセーフで適地到着
すっかり雪化粧のトレイル
重荷の急斜面の下りはかなり気を使う
天気は回復、藪日和
アカヤシオは少し疲れ気味だったが癒される
ぶどう岳・新三郎と眺望が良く楽しい
花見ができるテント場が良い思い出
この日の朝活はとてもハードな急登
この界隈樹林帯で眺望が厳しいのがデフォルト
しかし日影山付近はやたら「花道」がある
伐採したかのように「浅間山」「荒船山」と
普通に見えるより何故か楽しい
天候も回復すると水も減る
いよいよ担いでいる残量が気になり始めた
〜日本で海岸線から一番遠い地点〜
何とここで水がとれた
「日本で海岸線から一番遠い水」は格別
小唐沢山の急登は「殺意を感じる」
なんとか上がるとアカヤシオ満開
眺望マックスの「超ツンデレ」
随分試されるもんである
田口峠で水を再補給、荒船山がメジャーで
内山牧場で補給をしたかったのであえて手前幕営
兜岩山ピークはアカヤシオの下
2日連続で花見テントで就寝
最終日、碓氷峠まで降りる事を決断
テント装備ではスーパーロングだがじっくり行く
10：00にならないと内山牧場の食堂が開かない
そこまでは体力温存・ペースコントロール
とも岩の眺望にうっとりすると自然と時間が整う
内山牧場は想定どおりのエイドステーション
食事から行動食・飲み物補給、バッテリー充電まで
これで碓氷峠へ行けるような気がしてくる
やがて雨が降り出し、時間も押してくる
最後の最後に「山の神に試されている」と感じ
なんとか碓井峠に降り立った時
「これで万座温泉まで行ける」と思える自分に驚く
―――――――――『最後に』―――――――――
御座山・男山エリア、秩父山塊・上州の山々と
この界隈はあまり歩いた事がない
中央分数嶺を歩く事がそれらの背骨となり
その背骨から伸びる毛細血管をイメージして計画
とにかく色々な事が上手く作用した印象
藪が想定より少なく、全体通せばほぼ皆無な印象
大きなブレーキにはならなかった
2日目の雪は多少ブレーキになったが
今思えば、無駄に水を使用せず済み丁寧に歩けた
甲武信から碓井峠へは長い目でみれば下り基調
天候も回復し、標高も下がり、条件は緩む
後半は一般道も増え、食事スポットまで経由
その一般道は人との様々な一期一会に感謝
旅の良い思い出になり、想定外の補給にもなった
正直この区間が成功すれば「浅間山〜万座温泉」
の方がイージーだと何処か軽視する自分
引き続き中央分数嶺・万座温泉編へ続く…
―――――――――接続した赤線――――――――
『木賊山の前衛"鶏冠山"は岩と石楠花で…』〜奥秩父主稜線を逆ルートで振り返る〜🗻鶏冠山・木賊山・甲武信岳・東破風山・雁坂嶺【山梨百名山1+(3)】（in・out：道の駅みとみ）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1518652.html
ロングトレイル『9泊10日』〜分水嶺を『山と峠』を繋いで〜{雲取山〜雁坂峠〜甲武信ヶ岳〜大弛峠〜金峰山〜瑞牆山〜信州峠〜獅子岩〜赤岳〜硫黄岳〜夏沢峠〜天狗岳〜麦草峠〜北横岳〜蓼科山〜スズラン峠〜八子ヶ峰〜白樺湖〜霧ヶ峰〜鷲ヶ峰〜和田峠〜三峰山〜美ヶ原}
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-941640.html
『紅葉の鼻曲山を中央分水嶺セクションハイク』〜碓氷峠編〜（CW-7）🗻留夫山・鼻曲山（in：碓氷峠・out：白糸の滝BS）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2077665.html
※同時に歩いた山行
中央分水嶺（浅間山〜万座温泉）〜雪の恩恵と洗礼〜(in：浅間牧場付近・out：万座温泉)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3162288.html
―――次回歩いてみたいと思ったルート―――
◇御座山・男山への赤線延伸
◇一段落したら秩父・上州エリアへ進出
―――――――軌跡はReliveで―――――――
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RaVieEnRoseさん、こんばんは
凄いチャレンジに拍手です。
よくこんなルートを考えたなあというのと同時に、
計画立てるのが楽しかっただろうなあという羨望。
実線があまりない区間を、水を補給しながらの山行、
何だかサバイバル登山になってきましたね。
十文字峠〜兜岩山は未知の区間だったので、
興味深く見させていただきました。
ミツバツツジやアカヤシオに囲まれてのテン泊は格別だったでしょうね。
また人との出会いがとてもうれしく感じられる区間だったかと思います。
それにしても行動時間が長いですね。
朝がこんなに早くて、疲れは取れるのでしょうか？
ゴールした時の充実感が容易に想像でき、羨ましい限りです。
私だったらしばらくロングはいいかとなりそうですが、第2弾へすぐに突入とは、
気力が漲っていますね
hirok さん
こんばんは、お元気ですかね。
まず、今回のルート歩くにあたりhirok さんのレコを参考にさせて頂きました。
頂いたコメントで恐縮ですが、いつもありがとうございます。
この計画は熟成期間長く
諦めて6回のセクションに分ける妥協案も作成
水問題は過去に溜まり水を浄水器にかけたり…
（結構時間かかる…汗）
沢を求めて予定にない山一つ降りたり…
それに比べると今回は楽しい範疇で助かりました
どこか「服部文祥さん」にあこがれてる自分もいます。笑
「ミツバツツジ・アカヤシオのテン場」
hirok さんなら食いついてもらえるかと思い嬉しいです！
「テント開けるの楽しい♪」
一期一会も本当に楽しかったです
昔から9日間無補給とかでよく歩いていましたが
結構ひかれたり、理解してもらえない事も少なくなかったですが
最近は「田中陽気くん」の影響が大きいと思います
本気で陽気くんではないよね？聞かれたり
皆さん面白がってくれて、応援してくれたりして
とても嬉しかったです。
行動時間が長いのは脚が遅いからだと思います。
私には早く歩く事より、早く起きる事の方が苦にならないようです。
道が無い箇所は大抵不測の事態（事件）が起こります。笑
心や身体、色々なものに「遊び」を持たせてるんだと思います。
碓井峠に降りれた時…
感動したり、泣いちゃったりするかと思ったら
冷静に「これで万座までいける」
ゴールしたのにスタート地点に立っている自分が笑えました
RaVie
コメントを見て思わず納得してしまいました。
というのも、このレコを読んでいて頭に浮かんだのが「服部文祥さん」。
そのうち、釣りを始めたり、鹿討ちを始めたりするのでは？と想像してしまいました。
ますますのご活躍を期待してます。
hirokさんに共感してもらえると嬉しいです。
お米だけ持って山に入るようになれたら今より何倍も山を味わえると思います。
さずがにhirokさんの無茶ぶりでも、すぐには無理そうです。笑
でも…そうなりたいと思い続ける事が結構大切かと
思ったりしますね
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