奥穂高岳 初テント泊


- GPS
- 49:50
- 距離
- 29.5km
- 登り
- 2,053m
- 下り
- 2,043m
天候 | 7/25曇雨一時晴 7/26曇時々晴 7/27曇雷雨時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
往 7/25 7:20発 新宿→上高地 復 7/27 16:15初 上高地→新宿 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
2013年7月25日〜27日 2泊3日で憧れの北アルプス 穂高岳に行ってきました。
低気圧が停滞しており、直前の天気予報をにらみながら行くか行くまいか考えた挙句、せっかくの連休。天候が崩れれば上高地の散策だけでもと割り切り決行。
7/25(木)
07:15 さわやか信州号 新宿から出発。 車内は8割程度の混雑状況。自分は二人席を一人でゆったりと座れた。談合坂、諏訪湖SAに立ち寄り。
12:15 上高地着。天気は晴/曇り。テントを背負って2時間半。
14:30 横尾テント場着。今日はここで一 泊する。早速テント設営するが、強い雨が・・・。ずぶ濡れにならないうちに急いで組み立てる。満天の星空。のんびりとテントライフを味わう。夜中の豪雨。隣人のいびきで眠りにつけず。
7/26(金)曇り時々晴れ
04:00 起床(あまり寝ていない) まわりも騒めいてきた。朝食は昨日買っておいたおにぎりとコーヒー急いでテントを片付け。
05:15 涸沢に向かい出発。こぼれ日が眩しい。しばらく歩くとこれが屏風岩か・・・。来てよかったと思いながら前へと進む。涸沢カールが見えてきた。大きな雪渓を歩く。アイゼンまではいらない。
08:00 涸沢カール着。ここからは穂高岳が良く見える(今日は雲がかかっているが)。ザックが重いせいもあってすでにばて気味だ。
涸沢ヒュッテで名物?のラーメンを注文。「美味しかった」。
ちょっとゆっくりして今日はあの穂高山荘を目指す。ここから第一関門。
やはりザックが重いせいもあってかスピードが上がらない。なんとかザイデングラートまできた。
こまめに一息を入れながら急な岩場を慎重に一つ一つクリアしていく。
11:30 穂高岳山荘着。空はガスがかかって見通しが悪い。今日は山荘近くにテントをはる。常念岳が綺麗にのぞめたりもしたがやはりガスが濃い。
山荘でカレーライスを食べる。やはり美味い。山荘前で景色をみながらのんびり過ごす。
ここはほぼ3000m.。今日は風も強いし少し寒い。明日は午後から天気が崩れそうだ。
風の音と帰りのルートをどうするかと案じながらなかなか眠れず。
7/27(土)曇り/雨/晴れ
04:00 起床
ガスも出て見通しが悪い。天気も崩れそう。ピストンで涸沢から帰るかと案じていたところ昨日涸沢前で同行した人が出てきた。「今日はどうされますか」と尋ねると奥穂高岳から岳沢経由で上高地まで向かうとのこと。それでは「いっしょに行きましょう」とお供する。
05:15 出発。この急な岩登りは朝からきつかった。
06:00 3190m. 奥穂高岳登頂。小雨交じり。景色はほぼ無し。記念写真だけ取って過ごす。
吊尾根を慎重にクリア。前穂高分岐(紀美子平)まできた。天気が崩れそうなので前穂高岳はパス。また今度来るね。さて先を急ぐ。
重太郎を降りていると雷音が聞こえてきた。雨も・・・。ワー大粒の雨だ。ワーピカッと光った。ゴロゴロゴロ。これは近い。雷雨をしのげる場所も無い。少しでも低い方が良いだろう。
とにかく下り続りける。雨が一段と強くなってきた。ヒョウも混じるゲリラ豪雨。 雨具着るも遅すぎた。びしょぬれ状態で岳沢まで向かう。30分ぐらい降り続けただろうか。
しばらくして雨もやみ、ジャンダルムがみえた。嶮しそう。あそこは人間業じゃなさそう。眺めるだけで十分だ。
10:00 岳沢小屋着。いやー疲れた。このルートを登りで行く人もいる。大したもんだ。
濡れた服、靴を脱いで寛ぐ。ここで一緒に同行してくれた恩人とお別れ。
「おかげさまで良い経験ができました」「お世話になりました」 この場をお借りして感謝の意。
11:15 上高地まであと2時間。さてゆっくり下るか。
(あっ水補給を忘れた。もう近いからまいっか=これが大失態)
30分もするとなぜか呼吸が荒くなる。少し目まいも。やたら汗が出てくる。体がおかしい。さらに呼吸が荒くなり息苦しい。木陰で休むが荒々しい呼吸は一向に止まない。今度は汗が出なくなってきた。手がしびれてきた。 熱中症か? 脱水症か? 行動食を口にする。
後ろから来た人に事情を話し少しの水を分けてもらう。この貴重な水をゆっくり少飲んだ。この後20分ぐらいか少し回復してきた。立ち上がりゆっくりと歩き出す。天然クーラーの洞穴まできた。たしかに涼しい風が出ている。ここでも休息をとる。とにかく体力を温存しながらのん
びりと歩き続ける。水の音が聞こえてきた。沢だ。一気にコップ4杯(約1L)飲む。美味しかった。生きかえった。
水を分けてくれた方、この場をお借り して「本当にありがとうございました。おかげで助かりました」。
相当疲労が溜まっていて足取りが鈍い。
14:00 河童橋着。あたりは観光客でいっぱい。
かけ流しの温泉に入り二日分の汗を流す。「気持ち良かった」
ソフトクリームを食べさらに水をとる。
16:15 さわやか信州号で新宿へ出発。
22:00 帰宅
最高の疲れ、最高の経験、愚かさに反省、ひ弱さに反省 の穂高岳山行でした。
(装備報告)
シュラフはモンベルのダウン#5でした。穂高岳山荘ではメリノウールの長袖シャツを着用、シュラフカバーをつかい特に寒くはありませんでした。#3がベストかと。
軽アイゼンは涸沢から横尾へ下る場合はあった方が歩きやすいでしょう。
山頂テント内、山荘付近ではライトダウンが欲しいです(私は軽量メリノウールジッパーシャツでしのぎました)。
ザックはビニールの内袋をしたため大雨での浸水はありませんでした。
(今回の費用と自分的評価)
往復バス 14000円
行動中の食費、ビール、温泉など 10000円 計24000円
体力 ★★★★★(体力次第)
景色 ★★★(天気次第)
危険 ★★★★(腕次第)
充実度 ★★★★★
また行きたい度 ★★★★★
反省度 ★★★★★(水、体力不足、低気圧×)
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