網笠山・権現岳・西岳(青年小屋) 皆さんの素敵なお話に感謝


- GPS
- 32:56
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,397m
- 下り
- 1,391m
コースタイム
4:10起床→4:26テラス・日の出?5:30朝食5:50
6:10→6:18乙女の水6:22→6:30青年小屋
6:58テント場出発−(1:30)→7:57西岳(2398m)8:09−(0:43)→8:52テント場・青年小屋(2380m)9:33青年小屋出発−(0:19)→9:52標高2280m−(0:37)→10:35押手川−(0:28)→11:03雲海(1880m)11:11−(0:39)→11:50観音平
天候 | 1日目 曇りガス 2日目 曇り晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ポスト登山口 トイレ:観音平駐車場(仮設・きれい)・青年小屋・権現小屋 |
写真
感想
登山道へ入るとすぐにニッコウキスゲが沢山咲いていて、ほっとする。アブが多いと聞いていたが、全くいなく、安心して進む。初めは、ゆるやかな感じで、雲海までは、順調である。富士山がみえる。
しゃくなげが咲いている。たくさん咲いているのを見たのは、初めてで、天城山は、すごいんだろうなーと想像する。
押手川までも順調である。巻路にいくか迷うが、編笠山へ行く事に。ここから少し段差が出てくるが、様々な花に癒されながら、登っていくと「山頂までちょっと」の看板があり、ほっとする。
山頂だーと思ったら、風が強く、岩が大きく、写真と撮ろうとして、躓いて、転んでしまった!(カメラは無事である。後で思ったが、予備にもう一つカメラを持ってきていたので、カメラを気にせずに!でした)
山頂は、ガスが広がり、視界がなく、とりあえず、写真を撮って、退散。
標識に従って、青年小屋方面に進むが、細い道で、この道で良いの?と思うが、方角はあっているので、進んでいくと、小屋の屋根がみえて、細い道を抜けると岩、岩が現れる!岩だらけで、下ばかりをみていると、変な方向へ進んでしまう。マーキングに従って、下っていくと自然に小屋入口に到着する。
2380m青年小屋について、ほっとする。
小屋の人に、チェックインをお願いするが、まだ部屋割り最中とも事で、先にランチにする事にする。雨が降ってきたので、玄関内のテーブルで食事をする事にする。
(なんだか、体が寒く、手が冷たく、体温が上がってこない。なんとなく、ぼーとしていて、なんとか、カップ麺の暖かさで温めようとするが、暖まらない)
隣に座った人達は、手際よく、鍋を作ったり、麺をゆでたりして、感心してみていると、食事担当で、山がまだ、数回で、こう見えて、ロックバンドのギター&コーラスをやっている人と山を良く知っている方と、ロックな雰囲気で山や様々な話で盛り上がってしまった。
そして、チェックインを確認するとOKという事で、居室へ案内してもらう。
(このころは、なんだか、頭がぼーとしていた。)
みんなを案内して、トイレに近い方が良いをいうことで手前側に、荷物を置いて、サブバックに水だけをいれて、外へ出て、権現岳は行くか検討。
曇っているが、風はすこし止んできたので、アタックする事にする。(まだ、体が温まってこない。)
初めは、木の中を通っていき、しばらくすると森林限界になるが、ガスが広がっていて景色がなく、尾根にはいると風が下から吹いていきて、体力を奪っていく感じである。(汗をかいて、体が温まってきた感じがするが、頭がすこし痛くなってきてしまった。風邪かな〜?)のろし場を超えて、ひたすら、目印のギボシの鎖場と上がっていく、近いはずだが、見えない。
難所の鎖場をぬけて、しばらく行くと小屋の屋根が見えて、ほっとする。
まずは赤岳との分岐に着くが、視界がなく、赤岳は見えない。
三ツ頭の方へ進むと、上に剣が見えた!(テンションが上がる!)
「あれだ!山頂」。
巻道を通り、岩の山頂へ無事着。狭い山頂なので、写真を撮って、すぐに岩をおりて、まずは権現小屋へ。
権現小屋は、ひっそりとしていて、人の気配がないが、中に入ってみると、ディープな空気で、こたつ部屋では、酒盛りが始まっており、外とは違っていて、にぎやかで、外へでると、風の音が新鮮であった。
登頂の一服だけをして、下山開始である。相変わらず、視界が良くないので、慎重に下っていく。鎖ある岩場は、岩がもろく、強くにぎると崩れそうで、いつになく、慎重である。(さすがに、熱っぽいとか忘れている)のぼし場に着いて、ほっとすると、だるさが出てきて、なんとか、ごまかしながら、下りていく。
編笠山が見えて、無事、テント場に到着である。
小屋に入りに部屋に戻ると、布団の枚数が減っており、部屋割りが変更になったようである。僕ら3+他2=5で、すこし、ゆったりになっていた。(心使いが嬉しいかったです。)
まずが、汗をふいて、すぐに着替えた。(あとは、酒を飲めば、体は温まるはずであろう!?)テラスで乾杯をしようとするが、やはり寒いので、中のテーブルにて、乾杯である。
テーブルで食事をしている人達の食器をみると初めてのものでついつい、話かけてしまい、食事の事、テント泊自由さ、昨日からのテント泊で、佐渡から来たというので、ドンデ山の話を聞いたり、いろいろと話をしてしまって、食事時間を過ぎて、飲んで、おしゃべりを楽しんでいた。
夕食は、種類が豊富で、味噌汁、ごはんがお変わり自由で、盛り沢山であった。わしが国を一杯注文して乾杯!これがまた旨い宮城のお酒である。
テラスに出て、山を見ながら一服するが、さすがに、すこし頭が痛い。風邪?酒?まだ、飲みたいが、体調を考えて、横になる事にした。まだ、早い時間だが、体を休めないといけないと思った。
自分のいびきで目がさめると、トイレにいく足音や他のいびきが気になって、なかなか眠れなくなっている。(廊下側だと歩く音が気になるのかー)まぁ、しょうがない。(耳栓を考えないといけないかも・・・)
深夜2時頃、同部屋の二人が、起きだして、星がみえるか話をしている。
(見えないようである。)ご来光を見に、権現岳に行くと言っていたので、行くのであろうと思いながら、眠ろうとする。
4時頃、目がさめて、朝日を見に行く事にする。
風は、昨日より落ち着いている。テラスに出ると富士山が見えた。小屋前からでは、方角からして、朝陽は見えない感じであるが、山の朝はやはり気持ちが良い。
5:30食堂へ。朝食のしゅうまいが手作りでとても美味しかった。食後、水場へ行き、帰ってくると同部屋の2人が権現岳から戻ってきたところで、ご来光をみる事はできなかったそうだが、赤岳は見えたとの事であった。また、朝食は、おにぎり2個を用意してもらっていたとの事で。(なるほどと思った。)
小屋を出ようとしていると、昨日テーブルで一緒になった佐渡からの二人に会い、下山のみという事で、あいさつを交わして、僕らは、西岳へ出発する。水場をすぎて、脇の道を登っていくと、源治新道で、同部屋の人が教えてくれたように、登ったと思うと結構な距離を下っていく。途中振り返ると、権現岳がみえた!また、途中で、鳥が、下に降りてきてくれて、ほっとさせてくれた。(名前は・・・・・・)
すこし、ぬけたと思うと西岳の山頂であった、編笠山、青年小屋、権現岳、南アルプス、日向山が良くみえた。
戻る道中も、赤岳の方をみるが木々や雲でみる事ができなかった。
無事に青年小屋に戻り、コーヒーをのむ事にする。青年小屋オーナーの竹内さんが入れてくれていると、一人の青年がきて、竹内さんに話かけてお礼をいっているが、内容が、遭難の話?赤岳沢で遭難して、竹内さんと電話で話して、助けてもらったとの事で、思わず、聞き入ってしまい、次いでに質問をして、毎週、捜索にでていたり、日曜日に警察からの連絡が多かったり、八ヶ岳は、頂上が細いから滑落したら、だいだいダメとか、1年目で、高い山に登っての救助が多いとの事で、「迷ったら戻る事が大切だ」と、たんたんと様々な話をしてくれた。
(すごい人で、人柄が良いと感じてしまう魅力ある人であった。人の目をじっとみて、話してくれた)
美味しい(想いの)コーヒーを頂いて、青年小屋をあとにする。
「お世話になりました。」「気をつけてね」 名残惜しい。
巻路で下山するが、こちらも傾斜はなかなかであり、生きに編笠山経由で来て、良かったと思った。下っていき、しゃくなげだと思ったら、押手川に無事到着である。更に下り、雲海に近づくと、アブが現れ始めた!昨日は、全くいなかったが、この日は、晴れて気温が上がっている。幸い下山の為、そんなに気にならなかったが、登りの場合、ちょうど、顔あたりを飛ぶ感じになり、気になるだろう。
ニッコウキスゲが見えた!登山口が近い。
予定通りに無事到着である。
あれ?アブが多い!
急いで支度をして、駐車場をでると、僕らがきた頃より、下のほうまで、路駐が広がっていた。
良い山行であった。お風呂へ向かう途中、日向山、甲斐駒ケ岳が見えた!
天気は、いまいちだったかも知れないが、たくさんの経験、良い人との巡り合いがあった編笠山、権現岳、西岳、青年小屋でした。
お話を聞かせてくれた方々、本当にありがとうございました。
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