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Yamareco

記録ID: 3427799
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

北アルプス大縦走(上高地-親不知[一部未踏破])後編

2021年08月02日(月) 〜 2021年08月05日(木)
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
80:00
距離
58.6km
登り
5,183m
下り
6,630m
天候 晴れ→ガスの繰り返し
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
下山後は立山を登っていた会社の先輩が車で迎えに来てくれた
コース状況/
危険箇所等
感想の欄に記述
気を取り直して五日目スタート
2021年08月02日 08:34撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 8:34
気を取り直して五日目スタート
アルプス平まで文明の利器を使って一気に高度を上げる
2021年08月02日 08:41撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 8:41
アルプス平まで文明の利器を使って一気に高度を上げる
ぐんぐん上がっていき幸せ。夏と冬とでリフトの設置高が違うらしい
2021年08月02日 09:01撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 9:01
ぐんぐん上がっていき幸せ。夏と冬とでリフトの設置高が違うらしい
ここから自分の足で登山スタート
2021年08月02日 09:13撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 9:13
ここから自分の足で登山スタート
よく整備された階段道を進む
2021年08月02日 09:41撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 9:41
よく整備された階段道を進む
小遠見山到着
2021年08月02日 10:14撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 10:14
小遠見山到着
白馬の町がよく見える
2021年08月02日 10:45撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 10:45
白馬の町がよく見える
上はガスガス
2021年08月02日 12:00撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 12:00
上はガスガス
雪解けの水がゴウゴウ鳴っていた
2021年08月02日 12:19撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 12:19
雪解けの水がゴウゴウ鳴っていた
上部は岩場の連続
2021年08月02日 12:36撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 12:36
上部は岩場の連続
山荘捉えた
2021年08月02日 12:50撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 12:50
山荘捉えた
登り向け?下り向け?どっちも岩場でしたけど
2021年08月02日 13:03撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/2 13:03
登り向け?下り向け?どっちも岩場でしたけど
分岐を下り、
2021年08月02日 13:13撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 13:13
分岐を下り、
山荘到着
2021年08月02日 13:17撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/2 13:17
山荘到着
一夜のお宿を立てて一休みした後、
2021年08月02日 14:08撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 14:08
一夜のお宿を立てて一休みした後、
五竜をピクりに行く。なんかガス取れそうな予感。
2021年08月02日 14:40撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 14:40
五竜をピクりに行く。なんかガス取れそうな予感。
晴れた!大展望
2021年08月02日 15:30撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
3
8/2 15:30
晴れた!大展望
明日歩く唐松方面縦走路
2021年08月02日 15:31撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/2 15:31
明日歩く唐松方面縦走路
今日歩いてくる予定だった鹿島槍ヶ岳方面
2021年08月02日 15:32撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 15:32
今日歩いてくる予定だった鹿島槍ヶ岳方面
白馬の町までよく見える
2021年08月02日 15:32撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 15:32
白馬の町までよく見える
立山方面はガスでうっすらしか見えず。それでも絶景
2021年08月02日 15:43撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/2 15:43
立山方面はガスでうっすらしか見えず。それでも絶景
六日目スタート
2021年08月03日 04:30撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/3 4:30
六日目スタート
まずは唐松を目指す。きれいな稜線だが、稜線がきれいなほど登りがしんどいことをいやというほど学んだ
2021年08月03日 04:39撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/3 4:39
まずは唐松を目指す。きれいな稜線だが、稜線がきれいなほど登りがしんどいことをいやというほど学んだ
五竜も美しく染まっている
2021年08月03日 05:02撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/3 5:02
五竜も美しく染まっている
なんか雰囲気いい感じ
2021年08月03日 05:04撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
3
8/3 5:04
なんか雰囲気いい感じ
日が昇ると立山まで大展望
2021年08月03日 05:41撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/3 5:41
日が昇ると立山まで大展望
唐松山荘到着
2021年08月03日 06:44撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/3 6:44
唐松山荘到着
そのまま唐松に向かう
2021年08月03日 07:00撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/3 7:00
そのまま唐松に向かう
山頂到着。大展望
2021年08月03日 07:17撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
3
8/3 7:17
山頂到着。大展望
東側はガスガスだが西側は大展望
2021年08月03日 07:17撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/3 7:17
東側はガスガスだが西側は大展望
ここでもブロッケン見れた
2021年08月03日 07:24撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/3 7:24
ここでもブロッケン見れた
いざ難所のキレットに突撃する
2021年08月03日 07:44撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/3 7:44
いざ難所のキレットに突撃する
南峰までは普通の道
2021年08月03日 08:07撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/3 8:07
南峰までは普通の道
鋭い岩場を抜けて
2021年08月03日 08:18撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/3 8:18
鋭い岩場を抜けて
北峰到着
2021年08月03日 08:20撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/3 8:20
北峰到着
ガスが出てくると難所の雰囲気が強くなる
2021年08月03日 08:26撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
2
8/3 8:26
ガスが出てくると難所の雰囲気が強くなる
下りてきた岩場を振り返って
2021年08月03日 08:48撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/3 8:48
下りてきた岩場を振り返って
1峰側から見た2峰のスラブ。ここが核心部
2021年08月03日 09:24撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
2
8/3 9:24
1峰側から見た2峰のスラブ。ここが核心部
天狗の大下りを登っていく
2021年08月03日 09:34撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
3
8/3 9:34
天狗の大下りを登っていく
不帰キレット全貌。難所だが烏帽子-船窪に比べれればただの岩場。
2021年08月03日 09:35撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
2
8/3 9:35
不帰キレット全貌。難所だが烏帽子-船窪に比べれればただの岩場。
天狗山荘着くころにはガスまみれ
2021年08月03日 11:46撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/3 11:46
天狗山荘着くころにはガスまみれ
ここから先、雪解け水の水場はタダ
2021年08月03日 12:24撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/3 12:24
ここから先、雪解け水の水場はタダ
ガスガスなので雷鳥も見れた
2021年08月03日 12:45撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
3
8/3 12:45
ガスガスなので雷鳥も見れた
子連れ
2021年08月03日 12:46撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/3 12:46
子連れ
白馬鑓ヶ岳に向かう
2021年08月03日 12:56撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/3 12:56
白馬鑓ヶ岳に向かう
これはハクバ?シロウマ?白馬〇〇シリーズは読み方統一してほしい
2021年08月03日 13:21撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/3 13:21
これはハクバ?シロウマ?白馬〇〇シリーズは読み方統一してほしい
ガスガスだが白馬三山はピクっていく
2021年08月03日 14:17撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/3 14:17
ガスガスだが白馬三山はピクっていく
白馬の山々はガレガレ
2021年08月03日 14:20撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/3 14:20
白馬の山々はガレガレ
本日のお宿到着。テン場は高校生でいっぱいだった
2021年08月03日 15:13撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/3 15:13
本日のお宿到着。テン場は高校生でいっぱいだった
七日目スタート。今日はロングコース
2021年08月04日 04:36撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 4:36
七日目スタート。今日はロングコース
白馬山荘はホテルみたい
2021年08月04日 04:48撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 4:48
白馬山荘はホテルみたい
白馬ゲット
2021年08月04日 05:13撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 5:13
白馬ゲット
今日も朝日が美しい
2021年08月04日 05:02撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
2
8/4 5:02
今日も朝日が美しい
白馬の山々と北アルプス全貌
2021年08月04日 05:02撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/4 5:02
白馬の山々と北アルプス全貌
御来光目当ての人で大賑わい
2021年08月04日 05:02撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
3
8/4 5:02
御来光目当ての人で大賑わい
富士山も見えた
2021年08月04日 05:03撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 5:03
富士山も見えた
あそこから歩いてきました!って言いたかった
2021年08月04日 05:04撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/4 5:04
あそこから歩いてきました!って言いたかった
ここは昨日歩きました。晴れた日にまた歩きたい
2021年08月04日 05:14撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/4 5:14
ここは昨日歩きました。晴れた日にまた歩きたい
立山剣もよく見える
2021年08月04日 05:16撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/4 5:16
立山剣もよく見える
富山の町と日本海をとらえた
2021年08月04日 05:23撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 5:23
富山の町と日本海をとらえた
白馬大池方面の縦走路も歩いてみたい
2021年08月04日 05:29撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 5:29
白馬大池方面の縦走路も歩いてみたい
雪倉岳方面も美しい
2021年08月04日 05:29撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
2
8/4 5:29
雪倉岳方面も美しい
朝から雷鳥親子
2021年08月04日 05:34撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/4 5:34
朝から雷鳥親子
朝日小屋目指します
2021年08月04日 06:05撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 6:05
朝日小屋目指します
自撮り。今日も頑張ります
2021年08月04日 06:08撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
3
8/4 6:08
自撮り。今日も頑張ります
雪倉岳への縦走路はすごく気持ちいい
2021年08月04日 06:21撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
2
8/4 6:21
雪倉岳への縦走路はすごく気持ちいい
雪倉岳でも雷鳥が出てきてくれた
2021年08月04日 07:26撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
2
8/4 7:26
雪倉岳でも雷鳥が出てきてくれた
とりあえずアップ
2021年08月04日 07:26撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
4
8/4 7:26
とりあえずアップ
雪倉岳ゲット
2021年08月04日 07:28撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 7:28
雪倉岳ゲット
立山を見れたのはここが最後
2021年08月04日 07:28撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 7:28
立山を見れたのはここが最後
雪倉岳にしか咲かない花だとマダムが教えてくれた。名前は忘れた
2021年08月04日 07:53撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 7:53
雪倉岳にしか咲かない花だとマダムが教えてくれた。名前は忘れた
朝日小屋への道は木道整備が素晴らしく歩きやすい
2021年08月04日 09:01撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 9:01
朝日小屋への道は木道整備が素晴らしく歩きやすい
朝日小屋で最終補給
2021年08月04日 10:30撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 10:30
朝日小屋で最終補給
朝日岳に登る途中におサル発見
2021年08月04日 11:06撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 11:06
朝日岳に登る途中におサル発見
朝日岳ゲット。が、ガスガス
2021年08月04日 11:45撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/4 11:45
朝日岳ゲット。が、ガスガス
いよいよ栂海新道に入る
2021年08月04日 12:11撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/4 12:11
いよいよ栂海新道に入る
前半は平坦で歩きやすい道が続く
2021年08月04日 12:22撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 12:22
前半は平坦で歩きやすい道が続く
一瞬の切れ間から朝日岳
2021年08月04日 12:25撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 12:25
一瞬の切れ間から朝日岳
とりあえずパシャリ
2021年08月04日 12:43撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 12:43
とりあえずパシャリ
ガスガスで何も見えない&アップダウンの連続でかなり大量消耗
2021年08月04日 14:10撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 14:10
ガスガスで何も見えない&アップダウンの連続でかなり大量消耗
高度もどんどん下がっていきめちゃくちゃ暑い
2021年08月04日 15:24撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 15:24
高度もどんどん下がっていきめちゃくちゃ暑い
さわがに-犬ヶ岳間のう回路は歩きにくいが普通に通行可
2021年08月04日 16:42撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/4 16:42
さわがに-犬ヶ岳間のう回路は歩きにくいが普通に通行可
栂海山荘到着。飯食った後、泥のように寝た
2021年08月04日 17:59撮影 by  SO-02L, Sony
2
8/4 17:59
栂海山荘到着。飯食った後、泥のように寝た
いよいよ最終日スタート。昨日歩いた稜線がきれい
2021年08月05日 04:31撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/5 4:31
いよいよ最終日スタート。昨日歩いた稜線がきれい
日本海が近い
2021年08月05日 04:35撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
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8/5 4:35
日本海が近い
最終日も朝日がきれい
2021年08月05日 05:07撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/5 5:07
最終日も朝日がきれい
白鳥小屋到着
2021年08月05日 07:44撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/5 7:44
白鳥小屋到着
ここまでのアップダウンはかなりきつい
2021年08月05日 08:10撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/5 8:10
ここまでのアップダウンはかなりきつい
シキわりの水は本当の意味で延命水だった
2021年08月05日 08:51撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/5 8:51
シキわりの水は本当の意味で延命水だった
途中、車道と交わるところもある
2021年08月05日 10:31撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/5 10:31
途中、車道と交わるところもある
ラスボス
2021年08月05日 11:08撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
8/5 11:08
ラスボス
フィナーレ
2021年08月05日 12:03撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
1
8/5 12:03
フィナーレ
やったぜ
2021年08月05日 12:07撮影 by  DSC-RX10M4, SONY
3
8/5 12:07
やったぜ
撮影機器:

感想

上高地-親不知の北アルプス大縦走をやる。
会社の夏休みを利用して7泊8日の予定で実行する。
初日:上高地-槍ヶ岳山荘
二日目:槍ヶ岳山荘-野口五郎小屋
三日目:野口五郎小屋-船窪小屋
四日目:船窪小屋-種池山荘
五日目:種池山荘-五竜山荘
六日目:五竜山荘-白馬頂上宿舎
七日目:白馬頂上宿舎-栂海山荘
八日目:栂海山荘-親不知
の行程で、野口五郎小屋以外はテン泊の予定で進む。私の足で毎日4:30スタート、15:00頃ゴールでクリアできるレベルで山行計画を立てた。出発時全込みでザック重量16.5kgほど。
いざスタートしてみたが、もろもろのトラブルのため船窪-五竜間をあきらめ、四日目に一時離脱。五日目に白馬五竜スキー場から五竜に登り再スタートした。
そんな山行の後半の記録。

--
8/2 五日目
アルプス平駅 9:30→五竜山荘13:30 距離 6.2km 獲得標高1,000m
昨日一度離脱した大縦走だが、五竜から再スタートする。この日は白馬五竜スキー場から五竜山荘に登り、予定のコースと合流する。
まずはスキー場のゴンドラとリフトを乗り継ぎ一気に高度を上げる。文明の利器最高です。小遠見山まではハイキングの人に混じり歩きやすい道を進んでいく。遠見尾根は全体的によく整備されているため歩きやすくどんどん高度を上げていく。この日出発時は小遠見山すら見えないくらい上はガスガスだったが、上がるにつれ山荘も見えてくるなど、ガスと一緒に登って行っている感覚だった。
山荘についてテントを張って一休みした後は五竜をゲットしに山頂へ。ガスも晴れそうな気配があったが、案の定山頂では晴れてくれて360度の絶景が見れた。粘れば立山のガスも取れるかなと思うもどんどんガスは濃くなる一方でタイムアップ。今回は歩けなかった鹿島槍ヶ岳方面を見て、また来るぜと思いながらおとなしくテントに戻った。

--
8/3 六日目
五竜山荘 4:30→白馬頂上宿舎15:00 距離 14.0km 獲得標高1,500m
この日は公式的な難所の不帰キレットを超える。この日もきれいな朝日に照らされながらまずは唐松山荘を目指す。唐松山荘までの道がしっかり岩場で十分満足。
今年度唐松山荘はテン泊のみということで、小屋自体は営業しておらずどこで水を補給すればいいか不明。手持ちの水でキレットを超えることに。
唐松頂上からの絶景を満喫した後、キレットに向かう足を滑らすと滑落まっしぐらの岩場が続くが、鎖やはしごなどよく整備されており、丁寧に進めば特に問題ない。1-2峰のコルに下りる2峰のスラブはヒヤッとするが烏帽子-船窪に比べればただの岩場。あっちの方がよっぽど危ない。
その後の天狗の大下りを登っている間にガスにつかまりこの日の展望は終了。水不足だったため天狗山荘で飲んだコーラが骨身にしみた。
ガスガスだったがせっかくなので白馬三山の鑓ヶ岳と杓子岳のピークはゲットし、頂上宿舎のテント場で終了。
テン場は部活の高校生で大賑わいだった。騒がれたらいやだなーと思っていたが、夜は静かだったし、何より疲れていたために回りなんか関係なくよく寝れた。

--
8/4 七日目
白馬頂上宿舎 4:30→栂海山荘16:30 距離 27.3km 獲得標高1,450m -2,600m
いよいよラスボスの栂海新道に突入する。とその前に白馬岳の山頂で御来光ゲット。360度大絶景で大満足。遠くには槍ヶ岳もバッチリ見えた。あそこから歩いてきたんですって言いたかった。がくよくよしても仕方ないので大絶景と朝一の雷鳥に癒されながら雪倉岳へ向かう。雪倉岳への登り返しがきついものの、白馬-雪倉間の縦走路はかなり気持ちよかった。雪倉岳山頂では「ここにしか咲かない花」を教えてもらったが名前は忘れてしまった。
栂海新道に向かうには朝日岳に直接向かうのがいいが、補給をしたかったので、水平道経由でまずは朝日小屋へ。小屋では最後の補給と女将の説教を頂戴し、最後の2,000峰朝日岳をゲットしに向かう。途中おサルさんが群れを成していた。
その後、いよいよ栂海新道に入るが、これがきつかった。標高低く暑い&トラバースなしのオール稜線道でアップダウンの連続。犬ヶ岳直前の4連続ピークは歯ごたえ抜群。
栂海山荘でのテン泊は2人だけ。ゆっくり過ごせた。

--
8/5 八日目
栂海山荘 4:30→親不知12:00 距離 15.5km 獲得標高 700m -2,200m
最終日は日本海に下りるだけ。下りるだけといっても稜線道のアップダウンが激しく、+700m登ることになる。栂海山荘-白鳥山間が特にアップダウン激しくここでかなり水分と体力を奪われた。途中黄蓮の水場で補給。普段の水場の状況を知らないので何とも言えないが、私が行った段階では、岩肌を流れる程度で補給は十分にできるが流量は多いわけではない、といった感じだった。
この日も朝から抜群の天気に恵まれたおかげで逆にめちゃくちゃ暑く、テン泊装備を背負い、標高1,000mを切って歩くと汗が止まらなかった。シキ割の水場がなければマジで熱中症で倒れていたかもしれない。ここで補給して復活してさらに下るが、山と高〇地図によるとここから坂田峠まで30min。これは絶対嘘。担当者にはぜひとも自分の足で歩いてコースタイムを実感してほしいと思う。坂田峠まで下りると車道と合流する。車道つたいに下山したくなるが地図的にはそっちの方が遠回り。そのまま栂海新道を進み、入道山への最後の登りを超えるとあとは400m下るだけ。下るだけといってもめちゃくちゃ暑く3,000m峰を登っている方がよっぽど楽。いよいよ車道に出て、親不知観光ホテルを抜けて、階段を80m下ると日本海に到達。海にタッチしておいた。感慨にふけるのかなと思っていたが、何より無事に下山できたことが満足。ホテル前にザックを置いて空身で行けばよかったものを相棒とは最後まで一緒に、とかいう謎のこだわりを発動したおかげで、80m階段上り返しが地獄のようにきつかった。日本海にダイブしたわけでもないのに、汗でシャツもズボンも靴下も靴の中もビチャビチャだった。ここで飲んだアクエリは過去最高にうまかった。
観光ホテルのお風呂をいただき、迎えに来てくれた先輩の車に乗り無事帰宅した。

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上高地-親不知をやってみて、いろいろ込み上げるものや感想があるが、ここにはあえて書かないでおこうと思う。
ただ確実に言えることは、栂海新道は夏歩くものじゃないな、ということと、二度とこのチャレンジはやらないだろうな、ということかな。
離脱した船窪-五竜間は別途縦走したいと思う。

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