風雨のダイヤモンドコース(折立〜双六まで)
- GPS
- 23:08
- 距離
- 39.6km
- 登り
- 2,790m
- 下り
- 3,006m
コースタイム
- 山行
- 4:31
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 5:19
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 8:19
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 9:03
- 山行
- 0:58
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 1:01
天候 | 1日目:晴れのち雨、2日目:雨一時晴れのち雨、3日目:風雨、4日目:雨のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
折立からの太郎平、中俣乗越からの黒部五郎岳、黒部五郎小舎からの三俣蓮華岳どれも急登できつかったですが、道は広く危険箇所はなし。ただ振り続ける雨のせいで登山道は小川でした。。。 |
その他周辺情報 | 中崎山荘奥飛騨の湯が大人900円。Paypayも使えます。朝9時から営業。湯の花がたくさん浮いている掛け流しの素晴らしい温泉と飛騨の美味しいご飯が食べられる食事処もある |
写真
装備
共同装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
---|
感想
長男と折立から新穂高までの北アルプスのダイヤモンドルートの一部を踏破してきました。
水平移動距離約40キロ。累計標高差6500m以上。歩行時間も23時間を4日間で行いました。
当初の計画段階では室堂から槍ヶ岳〜上高地までの一気通貫を検討しましたが、自分にはまだ経験も力量も足りないことを先日の白峰三山で思い知らされたので、計画を見直し工程を半分にしてのチャレンジとなりました。
稜線から見られる美しい黒部源流の山々と高山植物が見られるとワクワクして向かいましたが、結果は4日間で晴れたのは数時間のみで9割の移動時間は風雨に悩まされ、景色などほぼ見られず。苦行の山行となりました。
それでもこの苦行の山行を怪我一つなく、しっかりコースタイム以内で終えることができたのは、長男と8年一緒にやってきた親子登山の節目になれたと思います。
以下、各日程での感想。
1日目 折立〜太郎平小屋〜薬師峠
朝方降っていた雨は止み、晴天の中での登り。登山道はよく整備され、ベンチを越えてからは木道もあって歩きやすかった。立山町と富山湾も見られ、一番のんびり登山を楽しめました。
太郎平小屋では、名物の太郎ラーメンも食べることができた。
薬師峠は、午後からしか店番がいないので、注意。
午後に雨は少しだけ降ったり止んだりしたが、夕方も止み、これぐらいの天気なら平気だな、と楽観している心を打ち砕くべく次の日が待っていた。
SoftBankの電波は太郎平付近で微弱にあり。
2日目 薬師峠〜太郎平〜太郎山〜北ノ俣山〜赤木岳〜黒部五郎岳〜黒部五郎小舎
真夜中から断続的に強い雨音で何度か目が覚める。4時起床。雨の強さに怯むが雨が弱くなったところで6時前に出発。
太郎平付近で天気ナビを更新し、その日は1日雨予報であることを知る、、、。
風はあまりなく、2〜4mm程度の雨がずっと降り続けたが、黒部五郎岳の取り付いたあたりで奇跡的に晴天に!
水晶岳、鷲羽岳や雲の平が見られテンションが戻るが、肩を上り始めてからは雨にはならなかったものずっとガスガス。乗越付近で濃霧のため一度道を外し、焦る。黒部五郎岳の山頂も何も見えなかった。
カールを急降下。コースタイム1時間40分って山と高原地図に書いてあったけど、降りても降りてもつかない。。黒部五郎岳まではコースタイム通りだったのにカールで1時間アドオンしてしまった。小舎に着く1時間ほど前からまた雨。。
黒部五郎小舎は、発電機でSoftBank4Gエリアになっていて感動。
天気ナビで翌日、翌々日の天気を見て絶望w
4日目の天気が悪すぎ風速14m+5〜8mmの強雨。もともと双六小屋でテン泊予定だったが、とてもあの稜線でテントを撤収するのは不可能と思い、翌日午後の曇予報を信じてわさび平まで下りてしまう計画に変更。
3日目 黒部五郎小舎〜三俣蓮華岳〜丸山〜双六岳〜双六小屋〜鏡平小屋〜わさび平小屋
前日夜から何度も叩きつけるような雨で何度も起きる。4時起床。天気ナビを更新。強雨のまま8時まで止まない、、。
ずっと雨雲レーダーを見続け、7時に一時的に雨が1mmになる予報を見て、7時出発。黒部五郎小舎から三俣蓮華岳までの400m程の地獄の登り返し。登山道はすでに小川に変化。振り続ける雨。2600m超えたあたりから10m超の強風。風雨のダブルコンボ。三俣蓮華岳山頂も何も見えず。絶対に低体温症にさせる訳にはいかないと双六小屋まではノンストップ。おかげでコースタイムの0.7で双六小屋までこれた。長男はよくついて来てくれました。
双六小屋で水晶小屋から来た人に三俣小屋がコロナで休業中であることを聞く。あのルートであの小屋があいてないのは相当痛いだろう。。
おかげでその後の下山は安心に。鏡平小屋で名物うどんをゆっくり食べ、わさび平小屋まで苦もなく下山。ただし、全身ベタベタ。靴もぐちゃぐちゃ。
わさび平小屋のテント場は、3張りのみ。
4日目 わさび平小屋〜風穴〜新穂高温泉郷
6時ごろまでずっと強雨。これは止まないのでは?と不安に思い天気ナビと雨雲レーダーを睨めっこ。8時にやむ予報のため、7時半ごろから撤収準備。
ただの林道歩き。1時間半で終了。雨も降られずに奥飛騨の湯に開店すぐに入店。2時間ぐらい貸切でした。
山行とは直接関係ないですが、今回は行きと帰りの登山バスがレアなトラブルに巻き込まれました。
行きは、高速のETCゲートが開かず急停車。シートベルトをしていなかったおっさんが顔をぶつけたとクレーム。そのまま警察対応に。。。PAで50分も停車する羽目に。(おっさん以外みんなシートベルトしてたから誰もそんなことになってない。。。)迷惑過ぎでした。
帰りも。4列のレギュラーシートのバスを予約したのに3列のデラックスシート車が来てラッキーと思ったのに、中央道走行中に警告音が鳴り響き、初狩PAで緊急停車。冷却水漏れのエンジントラブル。40分停車。その後走らせ始めるも「また点検のため、停車させていただきながら走行します」とアナウンスがあり、石川PA手前でまた警告音。30分停車。運転手さんが空の500mmペットボトル2本に水道水を満タンにしてバスに戻っていく姿を見る。冷却水替わりに入れるのか、、、。エンジンブローによる火災の恐怖におそれながら再び走行開始。。。新宿まで30分頑張って耐えてくれ!と祈る。あースリルすぎて怖かった。
雨の中、よく頑張りましたね。
2,3年前に小学生の娘と縦走したのを思い出しました。
太郎平のラーメンの写真、あのラーメンですね。
黒部五郎のテントで雨に振られたことや、たくさんの花々を見ながら歩いたことが懐かしく思い出されました。
北岳のレポートも拝見しました。娘とノウトリ、行きたいです〜。
夏山は水(雨)がポイントですね。なくても困りますし、雨降りも困りますし、バスもラジエータの水で、、、
これからもお子様と山歩き楽しまれて下さい。
突然のコメントで失礼しました。
毎年夏休みはテント縦走しますが、ここ2年ほど雨には悩まされます。でも今回は風雨に悩まされたものの長男も少しだけ顔を出した水晶岳や鷲羽岳に感動し、思い出になったようでしたので、よかったです。
来年以降、残りの室堂から折立と双六から上高地の区間を踏破して山歩きを楽しみたいと思います。
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