記録ID: 3480776
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
難ルートつながった天狗のコル〜ジャンダルム〜奥穂高岳
2021年08月28日(土) 〜
2021年08月30日(月)
SamT
- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 1,853m
- 下り
- 1,844m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 2:37
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 3:06
8:22
8:23
2分
岳沢湿原
8:25
8:35
40分
岳沢登山口
9:15
9:25
11分
風穴
11:06
2日目
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 9:58
6:40
6:48
72分
休憩（草尾根）
8:00
8:05
10分
休憩
9:35
9:38
49分
休憩
10:52
10:55
28分
ジャンダルム下
11:23
11:25
18分
休憩
11:43
11:48
17分
馬の背下
13:52
14:04
21分
休憩
14:25
14:25
15分
ザイテングラート取付
14:59
14:59
29分
見晴岩
15:28
| 天候 | 1日目（28日）：晴れのち曇り（午後一時雨） 2日目（29日）：晴れ（快晴）のち曇り 3日目（30日）：曇り朝のうち一時小雨、のち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
沢渡大橋〜上高地：7：03発ー7：28着（沢渡バスターミナル7：00発）往復2400円、片道1300円（バス停に券売機があります。） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
上高地〜岳沢小屋：よく整備されています。特に問題なし。それなりの登りでなかなか小屋に辿りつけない印象でした。（下りは3度ありましたが、上りは初めてでした。） 岳沢小屋〜天狗のコル：稜線からの唯一のエスケープルートなので、一般登山道ではありません。〇印はしっかり付いています。天狗のコル近くは急坂のガレ場で要注意です。（3年前の9月にガイド付きツアーでエスケープルートとして下ったことがありました。上からだと〇印が見つかりにくい所もあったように記憶しています。） 天狗のコル〜ジャンダルム〜奥穂高岳：一般登山道ではありませんが、大勢の人が歩いていて、ガイドブックでも詳しいルート案内が載っています。〇印と必要最小限の鎖は付いていますが、岩場歩きの技術と経験が必要です。ジャンダルムはコブ尾根ノ頭側にルートがあります。奥穂高岳側から来て、知らずにか敢えてか直登ルートを登る人もいるようです。20代の時は知らずに直登ルートを上り、下りはコブ尾根ノ頭側を下りました。この日擦れ違ったシニアの方が知らずに直登ルートを登ったとボヤいていました。馬の背はナイフエッジ状の岩場ですが、奥穂高岳からジャンダルムを目指してここで断念して戻ると言っている方がいました。私は戸隠の蟻ノ塔渡を想起しましたが、甲乙付けがたい難所だと思いました。20代の時はここを平気で往復していました。 奥穂高岳〜穂高岳山荘：一般登山道です。穂高岳山荘近くに鎖場と梯子があります。私は何でもない斜度の緩い所でバランスを崩してリカバリーできずに尻餅をつきました。今回唯一の転倒でした。ストックを使っていなかったことと緊張がゆるんでいたのでしょうか。油断大敵です。 穂高岳山荘〜涸沢ヒュッテ：ザイテングラートを下りましたが、1ヶ所鎖と梯子があります。岩場なのでヘルメットは被ったままでしたが、照り返しの太陽のせいか暑くて大汗を掻きました。下った後暫くは落石に備えて ヘルメット着用でしたが、涸沢ヒュッテに向かうパノラマコースへの分岐で脱ぎ、パノラマコースを歩きました。それまでの石がゴロゴロした歩きにくい所に比べ、涸沢小屋経由のルートより距離は長いものの大きな石が平に整備されていたりして歩きやすかったです。 涸沢ヒュッテ〜横尾〜上高地：一般登山道です。よく整備されていて特に問題はありません。石が連続する所は足場に要注意です。左膝の痛みを抱えている私には、横尾〜上高地間で強めの痛みが出ていたので今回の登山で一番つらかったです。ストックを使ってゆっくり歩き、ポイント毎に休憩をしっかり取りました |
| その他周辺情報 | 沢渡大橋近くの梓湖畔の湯を利用しました。７３０円、こじんまりしていますが、露天風呂も有ります。徳澤園でソフトクリームを食べました。４５０円。 |
写真
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岳沢小屋の朝食（夕食は撮り忘れました。メインはたっぷりキャベツを敷いた上にアジフライと豚肉の料理が出ました。）
北方の景色です。笠ヶ岳〜抜戸岳〜弓折岳、右奥に黒部五郎岳〜薬師岳も見えます。右に一旦下ってから岩場の登りに掛かります。風があり寒かったので上衣を羽織りました。
8/29 8:39
北方の景色です。笠ヶ岳〜抜戸岳〜弓折岳、右奥に黒部五郎岳〜薬師岳も見えます。右に一旦下ってから岩場の登りに掛かります。風があり寒かったので上衣を羽織りました。
ジャンダルム山頂到着、20代の時以来2度目の登頂です。背後は奥穂高岳、未踏ルートが繋がりました。
�さ歙浤戞�背後に黒部五郎岳〜双六岳〜三俣蓮華岳〜鷲羽岳、右奥に薬師岳
ジャンダルム、天狗のコルから前後して奥穂高岳まで歩かれた方、西穂山荘を3時に発ち穂高岳山荘まで行かれるとのことでした。
ジャンダルムから下りました。奥穂高岳に向かうルートに出るための鎖場を登ります。
ジャンダルム方面を振り返りました。手前のスフィンクスみたいに見えた岩はロバの耳でした。右側の飛騨側の岸壁をトラバースしてきました。
8/29 11:37
ジャンダルム方面を振り返りました。手前のスフィンクスみたいに見えた岩はロバの耳でした。右側の飛騨側の岸壁をトラバースしてきました。
馬の背です。下りている人がいたので待ちました。写真だと岩壁を下りているように見えますが、狭いナイフエッジの稜線です。
難所をクリアしホッとして、ジャンダルム方面を振り返りました。笠ヶ岳と奥に白山
曇っていましたが、雲間から朝日が指しモルゲンロートが見られました。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
ダウン
防水袋
雨傘
高度計
|
|---|
感想
麓は晴れ予報なのに山は強風予報で、「登山不適」。天気予報とコロナの感染状況と私の左膝の調子で、出掛けるか迷いましたが、自費でPCR検査を受けて陰性を確認して、出掛けることにしました。27日（金）から出掛けることも検討していたのですが、26日は思い切れませんでした。PCR検査を受けたことが決め手でした。ワクチンは2回接種済みです。
3年前の9月にガイド付きツアーで西穂山荘発〜西穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳〜穂高岳山荘泊に参加しました。途中で小雨が降り出し、ガイドさんの判断で天狗のコルから岳沢に下山することになりました。上高地泊に変更になりました。小雨はすぐ止んだのですが、濡れた逆層スラブの鎖場が心配だったことによる判断でした。
仕方ないことでしたが、天狗のコル〜ジャンダルムが未踏区間として残ってしまい、いつか繋げたいと思っていました。ここを繋ぐと、これまで登ったルートを重ねてですが、西穂山荘から日本海の親不知まで登山道を繋いで歩いたことになります。今回、その夢を実現することができました。
天狗のコル〜ジャンダルム〜奥穂高岳を歩いてみて、個人の方が安全に
登山できたかもしれないと思いました。ガイドツアーだとロープで繋いで
安全確保してもらえますが、他の参加者との相性とかロープを踏まないようにしなければいけないなど、余計に気を遣わなければいけないことがあるからです。自分のことだけに集中すれば良いし自分のペースで歩けるので、その意味で楽でした。
南の方は西穂山荘から焼岳まで未踏ルートなので、こちらも機会があったら繋げたいと思っています。加藤文太郎は上高地から焼岳〜乗鞍岳〜御嶽山まで往復しているようですが、登山道がある訳ではなさそうなので、これは考えないことにしました。岩場の難コースの登山もこれで卒業しようかと思っています。ただし、登りたいと思った山に岩場がある場合はその時の自分の技量や体力を考慮して決めたいと思います。
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連休最後はジャンダルムでピクニック♫3日連チャン3000メートル峰だぁ‼️
2023年11月05日 (日帰り) [A]
ご指摘ありがとうございます。
もう１枚、涸沢がらみで間違えていたので
訂正しました。
何か気付かれたことがありましたら
これからもよろしくお願いします。
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