白馬岳 〜2泊3日テント泊〜 栂池→乗鞍岳→小蓮華山→白馬岳→猿倉


- GPS
- 17:06
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,493m
- 下り
- 2,073m
コースタイム
08:08 自然園駅
08:17 栂池ヒュッテ(朝食&給水)8:53発
10:27 天狗原(ベンチ前)
11:52 乗鞍岳
12:35 白馬大池山荘
【2日目】
06:43 白馬大池山荘
08:48 小蓮華山 9:00発
09:43 雪倉岳との分岐 9:53発
10:46 白馬岳 11:00発
11:17 白馬山荘(昼食)11:56発
12:15 白馬頂上宿舎
【3日目】
08:27 白馬頂上宿舎
12:03 白馬尻小屋 12:22発
13:30 猿倉荘
天候 | 一日目:晴れ 二日目:曇り時々晴れ 三日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
八方第二駐車場に駐車(無料) 路線バスにて栂池まで(500円) ゴンドラ、ロープウェイを使い栂池自然園駅へ(1720円) 【帰り】 猿倉から八方第二駐車場までタクシー(3000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓の下りは滑りやすく非常に歩き難いです。 小さい石から大きい石まで全ての石が浮いていると言っても過言では無い程の状態です。 落石がそこらじゅうでおきているので休憩することも出来ず、予想以上に筋力を消費しました。 |
写真
感想
先週の3連休は台風直撃でしたが、今週の3連休は晴れの予報。
週末の晴れ自体が久しぶりという事もあり、きっと登山者いっぱいで小屋は混むぞーと思い、テント泊で行くことにしました。
心配なのは夜から朝にかけての気温。寝袋は最低使用温度+2°のイスカ製タトパニなので寒さに耐えられるのか。
【1日目】
前夜に八方第二駐車場で車中泊し、始発のバスで栂池高原へ。そこからゴンドラとロープウェイを乗り継ぎ、自然園駅に到着。
ここで準備を整えていざ出発。
天気も良く、気温も20度前後と高めで暑いくらい。天狗原辺りから上は紅葉が始まっていて綺麗です。
天狗原の木道を過ぎると岩場が続き、さらに進んで乗鞍岳山頂に到着。
乗鞍岳を過ぎると白馬大池が見えて来ました。凄く綺麗だ。
池の向こう側には今夜の幕営地、白馬大池山荘が見えているのだが、歩けども歩けどもなかなか到着せず。
12時35分、白馬大池山荘に到着しました。
早速テントの受付をしてテント設営。この時間でも既に結構な数のテントが張ってありました。
ここのテント場は手ごろな岩が無く、ペグを打つしかないのですが、地面が固く苦労しました。アルミのペグが一本曲がってしまいました。
お昼ごはんは小屋でスパゲッティを食べ、食後は湖畔にマットを持って行って昼寝。
まったりと贅沢な時間。
しばらくして日が陰ってくると気温が一気に下がり気温約9度。風も冷たくなって来たのでテントに退却。
夕方、テント場はびっしりとテントで埋め尽くされ、指定地外のエリアまでテントでいっぱいでした。
今夜の晩ごはんはレトルトカレー。とにかく重い食料から片付けます。
テント場は小学生くらいの子供の団体がいて騒がしかったけど、さすが子供、日暮れと同時に寝てしまい静かになりました。
前日、睡眠時間が短かったこともあり、午後6時には就寝。
【2日目】
午前2時起床。気温5度。寒くて目が覚めました。
シュラフ(タトパニ)+ゴアのシュラフカバーに、ウール長袖、半袖Tシャツ、フード付きフリース、インナーダウン。
下はブレスサーモのタイツにトレッキングパンツのみという状態でした。
太腿の辺りと、鼻が特に寒かった。
ちなみにテントマットは事前に購入しようか迷いましたが、結局買わずに不使用でした。
テントマットは使ってる人多いけど、どれほどの効果があるのだろうか?
とにかく暖を取るため、コーヒーを淹れる。生き返る。
テントの外ではまだ暗い中、既に子供が走り回っている。そして子供転ぶ。肘を擦りむいて凄く痛そう。でも泣かないのはえらい。
朝ごはんはマルタイの棒ラーメン豚骨味。
テント場からはご来光は見えませんでした。
テントを撤収し出発したのは午前6時50分頃。気温9度。
紅葉した雷鳥坂を登ります。
船越ノ頭の少し手前で雷鳥に遭遇。視認できたのは3羽でしたが、周りの人によると4羽いたらしい。
船越ノ頭からは稜線歩きが続きます。
風はそれ程強く吹いているわけではないが、昨日より気温が低く、風が冷たいのでレインウェアを着て歩く。
天気自体は良く、剱・立山、槍・穂高まで良く見える。
小蓮華山に到着。シンボルの剣が刺さっている。山頂は広く、休憩中の登山者で賑わっていました。
雪倉岳への分岐を過ぎると、白馬岳まで一気に登ります。
50分程で白馬岳山頂に到着!
新田次郎の「強力伝」で有名な方位盤が目を引きます。
ここの山頂も広く、大勢の登山者で賑わってました。
山頂を超えると眼下に見えるのは巨大な山小屋、白馬山荘。
ここのレストラン「スカイプラザ白馬」でお昼ごはんにしました。
標高3000m近い場所でこれだけ立派な施設がある事に違和感を覚えつつ、感謝しながら牛丼を頂きました。
昼休憩後、少し下った所にある頂上宿舎のテント場で幕営の受付。
ここはあからさまに小屋の宿泊者とテント泊者で利用エリアが分けられています。
過去に何かトラブルがあったのでしょうか?
受付もテント場の前の小さな売店の前に人が居てそこでします。
テント場自体は岩がゴロゴロしている場所ですが、早め到着だった事もあり、整地された場所を確保出来ました。
トイレはテント泊者専用にあるのですが、こちらは紙無しの和式でした。
昼ごはんを食べてから腹の調子が悪く、トイレに駆け込んだら紙が無かったので慌ててテントに取りに戻りました。
トイレットペーパーを持って来てて良かった。。。
晩ごはんは当初から小屋で食べるつもりだったので、小屋側の受付で手続きをして、指定の午後5時に小屋の食堂へ。
ここはバイキング形式で、カウンターに並べられた大皿の料理を順番に好きなだけ取って行くシステム。
かなりの種類があり、思わず取り過ぎてしまいそうになります。
全部美味しかったけど、その中でもから揚げが柔らかくて美味しかった。
食後、小屋の立ち入りの権利が発生している今がチャンスと、小屋の中を見てみると、トイレの入口のドアに「テント泊者立ち入り禁止」の貼紙がしてありました。
勝手に使う人が多いんでしょうね。
それにしても、テント場は大混雑でしたが、小屋泊まり客はそれ程でも無さそうでした。
ぎゅうぎゅう詰めを予想してテント泊にしたので、ちょっと拍子抜けでした。
日が暮れると、天の川がはっきり見える程、満天の星が綺麗でした。
夜7時半頃、大学生くらいの若者が3名程テント場で奇声を上げたりして騒がしかったので、夜8時になっても騒いでる様なら注意しようと思っていたら、いつの間にか寝てしまいました。
【3日目】
朝4時起床。
テント内は意外と暖かく結露多し。テント内の室温15度。
コーヒー淹れる為に入口を開けると室温は9度まで降下。
朝5時時点での外気温は3度でした。
御来光を見に直ぐ近くの丸山山頂へ。
5時45分、ご来光!
地平線の彼方まで続く雲海から顔を出す太陽は神秘的でした。
丸山は人も少なく静かで良かった。
今日は下山のみなので、テントを乾かしながらのんびりと撤収作業。
8時30分出発。
大雪渓を通って下山という事で、6本爪の軽アイゼンを持ってきたのですが、実際は使う場所が無かったです。
一週間前の台風直撃の影響で、大雨により融雪が進んだらしく、大雪渓はクレバスだらけで危険な為、雪渓上のルートは通れなくなっている様でした。
また、各所で土砂崩れが発生して雪渓上に積もった為か、足元が雪渓の上なのかどうか判断出来ない程の砂利道でした。
とにかく歩き難く、全てが浮石と言っても過言では無いくらい崩れやすい状態の為、慎重に下りました。
とはいえ、各所でガラガラと落石が起こっている為、のんびり休憩する事も出来ず、結構きつい下りとなりました。
ふくらはぎがパンパンです。
大雪渓を抜け、白馬尻小屋に到着。
小屋前のベンチで休憩し、出発。
ここから猿倉までは綺麗に整備された登山道と、途中からは車も通れる車道になります。
猿倉荘に到着。
バスの時間まで1時間半以上あるので、タクシーを手配しました。
auの電波は0本でしたが、なんとか通話出来て良かった。
15分程待つとタクシー到着。
そこから八方第二駐車場まで3000円でした。(配車料は取られなかった)
3日振りの風呂は白馬八方温泉「第一郷の湯」を頂きました。
ちょうどイベントをやってて、100円割引の400円でした。
露天風呂は白い樹脂の浴槽でイマイチでしたが、タイミング良く入浴客がほとんど居なくて良かったです。
洗い場は10個くらい。ロッカーは無料でした。
tsundoaさん、こんばんは♪
レコ、拝見させていただきました
大雪渓から猿倉へのルートで下りたのですね
テント装備を積んだザックで、あの小蓮華〜白馬岳までの長い道のり&坂を行ったなんてすごい!
私たちは、重くて無理・・・と、白馬山荘まで行き、
大池へ戻りました・・・
キレイな雲海や、日の出、ライチョウなどなど、
私たちは見られなかったので、うらやましいです
こちらへのコメントありがとうございました
P.S.
ゴンドラ乗り場のお写真、私も写っていました
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