剱岳 錦秋の頂き『岩の殿堂』を心に刻んで


- GPS
- 48:03
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 2,010m
- 下り
- 2,101m
コースタイム
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:34
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 3:42
- 合計
- 12:22
天候 | 1日目:曇り 2日目:晴れのち曇り 3日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
『私感』コース全般に高度感のある絶壁が続くので、普段から岩登りや登山に慣れて高度感に慣れていることが重要です。慣れてないと見ただけで委縮して動けなくなります。この山は百名山ですが気軽な気持ちでアタックするのはお勧めできません。同じ百名山ならば穂高や槍ヶ岳等をクリアしてから望むのが良いと思います。穂高は山荘近くの岩場等危険個所がありますが、剱岳の場合、一服剱から先はすべて危険地帯ということで集中力を切らさない必要があります。 【カニのたてばい】:断崖絶壁の岩登り。鎖と杭を頼りに岩盤をよじ登る。足がかりはあるので確実に捉えて登る。最後は足がかりがないところがあるが、その場合はアンカーを足場にするのが良いと思われる。 【カニのよこばい】:断崖絶壁の岩下り。いきなり鎖の直下があるが足がかりをしっかりとらえながら慎重に下る。横のへつりに移る時に足を踏み入れるが断崖の為、足元が見えない。岩場にへばりつくと足元が見えないので恐れずに視野を広めて足元を確認しながら踏み込む。 【前劔の門】:梯子場からのヘツりだが落ち着けば、普段の登山道の橋と大差はない。鎖場も同様、足場もしっかりあるので平常心で臨むことが重要。 【ガレ場】:コース全般、浮石や落石の危険があり常に落石をしないようにすることと浮石に気を付けて歩く必要があります。 持ち物:当日アタックは剱山荘等で前泊。荷物をデポして軽荷で臨むのがベター。岩に頭をぶつけたり落石、滑落等の予防の為、ヘルメットは重要。スリング等があると確保して臨むことが出来る。 |
その他周辺情報 | みくりが池温泉(日本一高所の温泉) 日帰り800円 http://www.mikuri.com/ |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
スリング
クイックドロー
|
---|---|
備考 | 2泊目を雷鳥荘にしたのは行程的に厳しかった。 |
感想
当初は剱岳に登る予定はなくて
室堂平の紅葉と立山三山を縦走しようかと思っていました。
ただ立山の計画を立てる上で剱岳の情報も自然と得られるので
検討の一つとして考えていました。
立山は過去に一度登頂している為、
より達成感を得るには剱岳が良いかなと思いました。
しかしながらやはり難易度が高い山で危険性が高い為、
容易に計画を立てるのは厳しいところです。
登山ガイドでと思いつつ、日程が難しく制約があり個人でとなると
なかなか高額な値段がかかります。
そこまでしてまでピークハントにこだわりたくないと思いました。
穂高、槍も事前に調べておいて過去の経験則から準備した上でアタックすれば
問題ないと判断し実行しましたが今回、剱岳に挑戦するにあたり
コースは鎖とアンカー、杭でしっかり整備されていること、
人気で人がある程度いるということで
コンディションが良ければいけると判断しました。
しかしながら当然単独で行うのは危険性が高く、
何らかのアクシデントが起こった場合、対処が非常に難しくなる為、
要は絶対にアクシデントが起こらないよう努めなければなりません。
その辺は用意周到に望みました。
鎖場は確かにしっかりしていて断崖にもかかわらずこれらをしっかりと活用すれば
安全にクリア出来るという印象がありました。
その辺が経験則でないと単に崖を登っているという印象でしかなく
その恐怖心が精神的な面に影響を及ぼすのではないでしょうか。
全体的に恐怖心を感じることがなかったのはその辺が大きいでしょう。
これらがなかった場合は当然登ることは出来ませんし、悪天や雨だとそれらが
濡れて滑っていても危険性が高まるのは否めません。
そういった意味でもコンデションが悪いときは中止判断しないといけないでしょう。
険しい行程を得た上での登頂なのでその他の山の登頂したものとは違い
達成感と安渡感が入り混じったような感無量なものでした。
この感覚は剱岳等に登頂した人でないとわからないかもしれません。
立山の紅葉は盛りを迎えていて今は室堂平はピークではないでしょうか。
雷鳥沢から一の越の神の道を歩いたのですが、ナナカマドやチングルマの紅葉が
綺麗で山並みと共に楽しめました。
麓まで下りてしまって三山縦走が出来なくなったんですが
結果的にこちらの方が静かに紅葉が楽しめたなと思います。
雄山は一度登ってますし、当日、たくさんの登山者が列を成していたので
萎えてしまいました(><。
前日、剱の達成感で満足してしまったのもあります💦。
剱岳ゲットおめでとうございます。
イカさんには珍しく物凄い警戒レベルを感じる山行ですね。
僕のレコではデジカメの故障でアップ出来なかった道中を詳細に載せてあるので思い出しました。僕の場合は登頂したのが13時でとにかく剣山荘に急がなくっちゃと必死に下山(渋滞全く無し)したので怖がってる暇など有りませんでしたよ^^
お土産とグルメ満喫で心に残る遠征になって良かったですね!
お疲れ様でした!!
こんばんは
実際に登られたAさんと達成感を共有出来て光栄です
私も道中、もっと高度感を感じるような写真を取りたかった
(特によこばいとか)のですがあまり余裕もありませんでした
それでも何らかの緊張感を伝えられたなと思っています。
それにしても実際にこうして現地に赴くことで
Aさんがこの道を2往復された凄みが実感できます
私は再度この道はと言われてもなかなか難しいところです(汗。
次の日は緊張感が切れてしまったのか
室堂平周回と温泉満喫で半分観光モードになってしまいました
またお互いに良い遠征が出来たら何よりです
好天にも恵まれ、羨ましい♪
山頂からも眺めは格別だったことでしょう。私の時は真っ白でしたから・・・
紅葉もピークで、イカさん、持ってますね〜
すいません
ありがとうございます
私自身では難しい山ですが
何とかコンディションも良かったこともあってなんとか登頂出来ました♪。
山頂からの展望を見ると、感無量といいますか、しみじみとした実感がありますね
これまでの道中が厳しいからこそ得られるのかなと感じました。
立山の紅葉も見ごろを迎えており、
次の日、稜線歩きより紅葉狩りの方がかえってよかったと思いました
高所恐怖癖の私ですが
>コース状況/危険箇所等
>感想/記録
を読ましてもらって ストンと落ちました
正直 「おもってたより大丈夫ですよ〜」みたいなアフォ感想とか多いですやん>コラ
はじめまして
やはり私も岩場苦手なのもあるんですが、安易なことを書いて
鵜呑みにされると遭難を助長してしまいますしね
ユーザーは慣れている方が多いのであたかも簡単に行けそうな印象がありますが
実際はそうでなかったりします。
参考程度にしてあとは自分の力量と共に判断する必要がありそうです。
詳細なレコ、一緒に登ってるような気持ちにさせてもらいました。絶好のコンディションとタイミングがもう呆れるほど素晴らしいですね。
ありがとうございました。
剱岳の魅力にひきつけられて行ってきました
この山の魅力や迫力等を少しでも伝えられたらと思っておりますので
よく見て頂いて感謝しています
コンディションも山が山だけに慎重でして、
少しでも怪しい天候だと立山三山にする予定でした
しかし当日は風もなく天気も穏やかだったんでアタックを決断しましたw。
道中はハードな山行でしたがそこから見える景色は
スケールが大きく達成感と共に感動しました。
是非とはよく言えませんがチャンスあればこの山域にアクセスしてみてください
8月の白馬といい、今回といい、1日違いのすれ違いだったようです。
やっぱり、剱沢側のほうが谷地形になっている分、紅葉は綺麗ですね。
この見事な紅葉、うらやましい限りです。
改めて別山尾根をこのように細かくガイドしていただきますと、本レコを
参考に登られる方にとって、すごく分かりやすいと思います。距離は長い
ですが、早月尾根のほうがかなり楽な感じですね
ありがとうございます
お互い剱岳の迫力と登頂の余韻に浸っているところだと思います
白馬も山域が近く、今度はこっち側に来たという感じでしたね。
剱沢は仙人池とか名所も多いので紅葉が美しいですね♪。
実際に別山尾根から見る紅葉の谷は素晴らしかったです
私自身は岩が苦手な方なのでその立場での参考になれればと思い作成いたしましたので
そう取って頂き光栄です
安易に険しい山に行く人が少なくなれば未然に事故も防げるかなと思います。
早月はやっぱり体力使う印象ですね
私はスタミナがないので途中でヘロヘロになるでしょう
剱岳、1日違いで登ってきました
しかも、同じ剣山荘!
剱岳の晴れのコンディションが羨ましいです。
自分たちは、雨風の最悪コンディションの中でしたので😅
渋滞の写真凄いですね💦
ソロなので、登る前はいろいろと緊張されただろうし
達成感もあったでしょうね
それもですが
室堂からと前剱からの紅葉
チングルマの赤い紅葉が最高でしたよね😊
只今、レコ作成中です💦
こんばんは
日にち違いでしたか
コンディションはイマイチだと立山にするつもりでした(^^;。
雨風の中行かれたのですね
その辺はまた詳細を見せて頂きます。
渋滞はやっぱり難所で団体さんが絡むと発生するようです。
いろいろ確保とかあり大変だなと感じます。
ソロもちょっと怖いですね
何より精神的にアドバイス等頂いたりして気持ちも安心しますし・・・。
ですのでけっこう直前まで行こうかなと迷っていました
紅葉も素晴らしかったですね
チングルマはまさに紅葉の主役という感じでした。高山ならではといいますか・・・。
その辺の写真も含めましてまたレコの方、楽しみにしております
magoheを名乗っています。
立山の紅葉はきれいですね。
登ってはいけない山「剱岳」。
測量屋が登りたい山「剱岳」。
登頂おめでとうございます。
映画「剱岳点の記」の手旗信号が目に浮かびます。
これからもikajyuさんのレコを楽しみに読ませていただきます。
始めまして
立山の秋は初めてだったんですが草紅葉が美しく魅了されました
剱はまさに人を寄せ付けない山ですが登頂の達成感はどの山よりも高い気がします。
しかし、気軽には挑戦できない山として
何かしら情報が発信出来たらなと思っています
危険ではありますが過度に怖がることもなく
しっかり準備した上で登山出来たら幸いです。
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