悪沢岳-小赤石岳 不発の南ア南部周回…

2022年06月26日(日) 〜 2022年06月27日(月)

• GPS: 35:37
• 距離: 30.5km
• 登り: 3,070m
• 下り: 3,054m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:05
• 休憩: 1:19
• 合計: 10:24

4:52 椹島ロッジ
5:03 5:04 滝見橋
6:56 7:00 小石下
8:37 8:42 蕨段
8:54 8:55 見晴岩
9:39 9:39 駒鳥池
9:49 9:49 駒鳥池駐車場
10:15 10:55 千枚小屋
11:33 11:36 千枚岳
12:15 12:15 丸山
12:56 12:56 悪沢岳
13:52 14:16 荒川中岳避難小屋
14:19 14:20 中岳
14:37 14:37 お花畑（荒川前岳南東斜面）
15:16 荒川小屋

2日目

• 山行: 10:12
• 休憩: 0:43
• 合計: 10:55

5:28 荒川小屋
10:13 10:14 荒川小屋
10:41 10:42 大聖寺平
11:28 11:28 小赤石岳の肩
11:40 11:41 小赤石岳
11:47 12:05 赤石岳・小赤石岳間分岐
12:34 12:39 北沢源頭
13:20 13:20 富士見平
13:35 13:39 赤石小屋
14:56 14:56 カンバ段
15:58 16:10 滝見橋
16:20 16:21 椹島ロッジ
16:23 ゴール地点

【水場情報】
清水下：岩清水で旨い
千枚小屋：沢水
荒川小屋：湧水らしく旨い
北沢源頭部：雪渓の雪解け水で冷たい
赤石小屋(未確認だが出ているようだ)

天候

Day1 麓は晴れ。稜線上はガス＆強風
Day2 ガス＆爆風。麓に下りるといい天気

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

沼平に駐車。東海フォレスト送迎車で椹島in（林道工事の影響で下山時は中の宿吊橋まで送迎していただき、残り8km強は歩き）

畑薙ダムから新静岡方面の県道60号線は工事のため口坂本温泉方面へ大きく迂回。60号より更に厳しい山道でかなり疲れた…

コース状況／危険箇所等

千枚方面への登山口は滝見橋脇からではなく、新たに架かった千枚大吊橋から

ルート上に複数の雪渓有り。軽アイゼン程度はお守りとして持っていくと安心

東尾根上部の北沢源頭部は、急斜面かつ薄い雪渓を跨ぐので慎重に。7月中旬の営業開始の頃には雪渓はだいぶ消えているかも？

その他周辺情報

下山後に立寄った白樺荘は火曜定休で残念…

写真

6/26 3:44

椹島ロッジの朝メシ弁当食べて

6/26 4:49

れっつごー
フツーに曇り空

6/26 5:03

【要注意】滝見橋脇の登山口は廃道でした。知らずに入山しエラい目に遭った…
現在の登山口は4年前くらいに新たに架設された吊橋。写真は最後の方に

6/26 5:06

荒れてるなぁと思いつつも

6/26 5:14

吊橋を渡る

6/26 5:34

少し登ると崩落地が現れて行き詰まる。
ここで地図を確認して道が付け変わっていたことに初めて気付く。
戻るのも難儀なのでやむ無く突破

6/26 6:18

ようやく登山道に復帰して一安心。
マジで帰ろうかと思った

6/26 6:26

時たま見える稜線はガスってるようだが

6/26 6:40

ともあれ千枚小屋へGo！

6/26 7:16

登山道脇には林道が走っている。通り過ぎる車両を見るとちょっと虚しくなるなぁ…

6/26 7:47

怖ぇ…
ぷーさんだよね？

6/26 7:47

恐々触ってみると樹液なのかベタベタしている。
そしてとてもフレッシュっぽい…
慌てて熊鈴を取り出す

6/26 7:59

清水平の水場

6/26 7:59

旨いっす

6/26 8:25

最初のお花はギンちゃん

6/26 8:35

南アらしくシラビソの森を進む

6/26 8:49

見晴台からの眺望は

6/26 8:51

こんなカンジ。
標高の高いエリアはぶ厚いガスの中…

6/26 9:11

所々にこんなインフォメーション。
ロングルートなので気晴らしになるね

6/26 9:02

ここは木馬（きんま）道というらしい

6/26 9:56

ふむふむ

6/26 9:40

そして駒鳥池を通り過ぎると

6/26 10:06

お花が増えてくる

6/26 10:13

もうちょいのようだ

6/26 10:15

そして最初のチェックポイント千枚小屋にとーちゃこ

6/26 10:17

小屋番さん、いろいろとご親切にありがとうございました！
水は出てました

6/26 11:34

千枚岳

6/26 11:35

丸山方面はガスの中だが進むっきゃない

6/26 11:41

6/26 11:41

6/26 11:42

ちょっとイカついが見た目ほど際どくはない

6/26 11:45

癒されますな

6/26 11:47

ちゃんとナビがあります

丸山直下で雄の雷鳥さんに遭遇。
ガスってたしね(^^)

6/26 12:16

背の低い石楠花なのかな？
今回のルートで一番多く咲いてたお花

6/26 12:17

丸山を通過する頃から

6/26 12:32

ガスが濃くなり風も強まってきた

6/26 12:19

6/26 12:23

6/26 12:32

6/26 12:47

悪沢岳

6/26 13:05

6/26 13:12

まさにお花畑ですな

6/26 13:12

6/26 13:13

しゅ、しゅごい

6/26 13:53

中岳避難小屋。
強風につきしばらく停滞。この日の目的地はもうちょいなので気合いを入れて進むことに

6/26 14:20

中岳を越えて

6/26 14:24

すまん。今回前岳はスルー。
荒川小屋へ急ごう

6/26 14:36

鹿対策ご苦労様です

6/26 14:37

6/26 15:07

ガスのおかげでちょっと幻想的

6/26 15:13

なんとかこの日の目的地の荒川小屋にとーちゃこ

6/26 15:16

テントを担いできたが強風でとてもむりぽ。
キレイな冬季小屋にお世話になる

6/26 15:53

腹減ったー

6/26 16:55

まいうーの水場。トイレも使えました。
ありがとうございます(^^)

6/27 5:28

Day2スタート！
この日の目的地聖平へGo!

6/27 5:42

急な雪渓をトラバース。
朝は硬いので滑り止めがあった方が安心

6/27 5:53

ガスガス＆台風並の爆風。
とても進めないので大聖寺平のだいぶ手前で引き返す。
トムラウシの事故ははこんなカンジだったのかなぁ？と勝手に想像するくらいのコンディションだった

6/27 6:08

そして荒川小屋にただいまー。
この後しばらくふて寝してたら…

6/27 9:35

目が覚めると青空が！
こんな景色が見たかった(^^)

6/27 10:13

風もちょっと弱くなってたので慌てて進むことに

6/27 10:18

お世話になりました

6/27 10:20

都合三度同じ雪渓を渡る

6/27 10:25

赤石岳はやっぱガスの中

6/27 10:25

麓はいい天気のようだ

6/27 10:35

朝イチは届かなかった大聖寺平まで来れた

6/27 10:43

振り返って、荒川三山方面もやはりガスの中

6/27 11:00

6/27 11:05

6/27 11:05

6/27 11:06

6/27 11:28

小赤石岳手前の稜線の雪は問題なし

6/27 11:40

小赤石岳まで来たが強風で進むのは断念

6/27 11:47

赤石岳もスルーして椹島下降点から下山することに

6/27 12:07

一気に2,000m近く標高を下げる

6/27 12:16

何箇所かやや際どい雪渓を渡る

6/27 12:19

下山する東尾根。長いなぁ…
途中には赤石小屋が見える

6/27 12:23

振り返って小赤石岳の方

6/27 12:34

北沢源頭部の雪渓はペラペラに薄くなっていて蹴り込みに躊躇する。ここが一番ヤバかったかも

6/27 13:07

富士見平から

6/27 13:13

富士山が見えた

6/27 13:13

アップ

6/27 13:17

赤石方面はやっぱガスの中。
下山してきて正解と己に言い聞かす

6/27 13:34

赤石小屋から下は

6/27 13:50

強烈な急登を下る

6/27 13:51

6/27 14:02

歩荷返しの名に恥じない角度

6/27 13:55

6/27 14:12

6/27 14:28

6/27 15:31

6/27 15:52

6/27 15:53

Stairway to げかーい

6/27 15:53

何とかげざーん

6/27 15:59

千枚登山口を確認。
こちらは千枚方面への旧登山口。侵入禁止です

6/27 16:05

そしてこっちが千枚方面の新登山口。千枚大吊橋というようだ

6/27 16:32

いろいろあったけどただいまー！

6/28 6:16

翌朝は絶好の山日和だし(^^)

202206260900

202206270900

感想

juncy55

【概要】
営業開始前の静かな南アルプス南部を歩きたくなって半時計周回ルートを計画
（営業が始まるとテン場すら予約制だし…）

【計画】
Day1:椹島→荒川小屋
Day2:荒川小屋→聖平小屋
Day3:聖平小屋→茶臼岳→沼平

各日10時間超の行動時間となるタフ&ロングルートに、勝手に挑戦心を駆りたてられる。

【結果】
たまたま梅雨明けのタイミング（下山して知った）での入山となったが、山はまだ不安定な天候で標高の高いエリアはガス&強風。残念ながら2日目に先に進めなくなり赤石の手前で下山を決断し椹島へ下りてきた

【雑感】
大好きな山域だしまたチャンスを作って挑戦しよう。
がしかし、登山口までのアプローチが長くなかなか手が出ないのもまた事実。何かのきっかけがないとなかなか計画し難いかも…
さて？

コメント

ちゃら男

さて…？
お誘いお待ちしておりますよ？

juncy55

tks0127さん
そう、そんなきっかけだよね(^^)
ではやりますか！

rl8cx3

本記録が非常に参考になりました。有難う御座います。
山小屋が開く前の2023/07/11-13に登る計画を立てていました。
天クラの予報は強風で登山不適＋麓晴れとなっており、強風だけなら問題ないと
解釈していましたが、記録の天気図(等圧線が狭い)と、実況天気の
[Day1:麓は晴れ。稜線上はガス＆強風。Day2:ガス＆爆風。麓はいい天気]が、
ほぼ同じ状態で、予報が変らなければ延期する事にしました。

juncy55

rl8cx3さん
コメントありがとうございます。レスが遅くなり申し訳ありません。
小屋開け前のこのエリアはとても魅力的ですよね。好みが同じ方がいらして嬉しいです(^^)

さて、この山行では風は心を弱くすることを再認識させられました。そして稜線場では誰とも会うこともなく（小屋開け準備のスタッフは除く）、いつも以上に慎重な判断が求められることを痛感した次第でした。

この記録が少しでも参考になったのであれば幸いです。
お互いに安全第一に山歩きを楽しみましょう！