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Yamareco

記録ID: 4454828
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

【北ア】新穂高から行く北穂高岳・涸沢岳(白出沢→荷継沢→涸沢岳沢→涸沢岳西尾根経由)

2022年07月02日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
15:02
距離
27.2km
登り
3,028m
下り
3,073m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:46
休憩
2:15
合計
16:01
4:09
4:09
12
4:21
4:21
27
4:48
4:49
33
5:22
5:22
48
6:10
6:14
11
6:25
6:35
18
6:53
7:10
247
11:17
11:39
84
13:03
13:16
75
14:31
14:40
11
14:51
15:16
96
16:52
16:52
14
17:07
17:29
12
17:41
17:47
46
18:33
18:39
33
19:12
19:13
29
19:42
19:42
15
19:57
19:57
4
20:01
20:02
7
天候 天気@
晴れ昼過ぎからガスのち雷雨で髱を伴う

気温@
新穂高温泉15℃(AM4:00頃)、涸沢岳16℃(AM11:00頃)、北穂高岳14|℃(PM1:00頃)

風@
ほとんど無風のち東の風(そよ風程度)

積雪@
白出沢本線では荷継沢出合から上に200〜300m程度の雪渓が数箇所有って、アイゼン&ピッケルまたはストックが必要。涸沢岳〜北穂高岳の間には2箇所ほど短い残雪有り、こちらはアイゼン等は不要かと思う。その他、各沢状地形には必ず残雪がある状況。
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
高山から平湯間の国道158号線は、2箇所片側交互通行(信号機付き)がある。他は問題なく通行可能。安房峠道路手前からの国道471号線は規制等は無く、問題無く通行可能。

深山荘前の登山者用無料駐車場(市営新穂高第三駐車場※記号P5)に駐車。朝3:30時の時点で、自分を含めて5割程の埋まり具合で、最上段はほぼ満車だったが、
2段目から下はまだまだ余裕。翌日の天候悪化を嫌ってか登山者は少なめだった。なお、指導センター目の前の県営公共駐車場(注:臨時※記号はP3)は、繁忙期のみの営業。
コース状況/
危険箇所等
!注意!
今回は白出沢登山道を途中から外れ、荷継沢を詰め上がっていますが、こちらは登山道ではありません。荷継沢自体もいくつもの沢筋が派生しており、迷いやすいうえ、浮石多数の急勾配な沢筋で、行くべきルートを間違って詰め上がると進退窮まります。このため登攀装備は使う使わないにかかわらず持参するべきです。また、冬の定番ルートとしてはメジャーな涸沢岳西尾根ですが、こちらも登山道ではありません。F沢のコルから上は不明瞭な道筋ながらも歩けるレベル(ただし断崖絶壁)ですが、F沢のコルから下(蒲田富士方面)は、今の時期猛烈なヤブに支配され、進むことは困難かと思われます。


@まとめ@
この日は昼までは絶好の登山日和で、最高の眺望が楽しめたが、昼過ぎからはこの時期らしく積乱雲が急激に発生して雷雨となった。これからの時期、特に高山帯では、午前中に行動を終えるように計画するか、緊急避難先をあらかじめ幾つか設定しておいて、天候の急変に備える必要がある。


以下、各セクションごとの状況

@新穂高登山口から白出沢登山口まで@
いわゆる右俣林道のことだが、特に問題は無かった。強いて言えば斜面側からの落石に注意することくらい。

@白出登山口から重太郎橋まで@
登山口から入ってしばらくは傾斜の緩い快適な道が続く。石畳の道なので雨後などの濡れた状況では滑りに注意。実際、この日の帰りがそういったシチュエーションだったのでよく滑って苦労した。

@重太郎橋から荷継沢出合まで@
この周辺が2年前の地震の被害を強く受けた所。重太郎橋からすぐ先にあったはずの長い木製ハシゴは無くなっており、そこから続く岩切道も崩れていて、今は低い場所から鎖を新たに設置して新しい岩切道に生まれ変わっていた。長い岩切道は雨で濡れていると滑って非常に危険。その先、鉱石沢へと向かう途中に長い鉄製ハシゴが新設されていた。鉱石沢を渡って尾根の登山道への斜面にも足場と鎖が新設。これらは非常に有り難かった。この先は荷継沢まで急登なものの快適な登山道。このように素晴らしい補修整備状況なので、ここまでであれば十分に通常利用に耐えるものと思われた。

@荷継沢出合から穂高岳山荘(復路の下りで通行)@
穂高岳山荘(白出のコル)から降りはじめは石畳状になっていてわかりやすいが、下に進むに連れて不明瞭となってくる。丸印や、くの字曲がり角印、矢印などは豊富にあるので、見逃さないようにしたい。その先雪渓が数か所あるが、その横のガレ場地帯を通っても良さそう。雪渓を過ぎると荷継沢出合までは、更に道筋が不明瞭となり、特に今回は降雨とガスで視界不良だったので危険な香りがした。今回は通過時に雨で濡れており、とてつもなく滑りやすくて、非常に恐ろしかった。このルートは晴れの安定した時に使うのが望ましい。

@荷継沢、涸沢岳沢、涸沢岳西尾根@
荷継沢とその上部にある涸沢岳沢については登山道ではないので詳細は割愛するが、浮石の多い急斜面と、迷いやすい支沢が多数あり、進退窮まりやすいシチュエーションであり、危険でオススメできない。涸沢岳西尾根のF沢のコルから上は、道筋のない細尾根が続き、強風時や躓いたりして転ぶと、断崖絶壁へ藻屑と化す。オススメするようなものではないが、眺望は最高。

@涸沢岳から北穂高岳@
常に断崖絶壁のキレット。岩稜帯に慣れていないと危険なレベルではあるが、鎖やハシゴの設置が豊富なので、それを確実に使うことができて、なおかつ高度感にも免疫があれば、慎重に行けば大丈夫だとは思う。ジャンダルムよりもこちらのほうが難しいように思う。大キレットは通ったことがないので比較できない。
その他周辺情報 中崎山荘 奥飛騨の湯 https://www.okuhida.or.jp/roten_catalog/detail?id=3311
ひがくの湯 https://shinhotaka.com/place/766
ひらゆの森 http://www.hirayunomori.co.jp
連日の暑さにウンザリするがこちらは快適気温の15℃気持ち良く出発!
2022年07月02日 04:04撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
3
7/2 4:04
連日の暑さにウンザリするがこちらは快適気温の15℃気持ち良く出発!
笠ヶ岳に朝日が当たる。いい天気だ。
2022年07月02日 05:04撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 5:04
笠ヶ岳に朝日が当たる。いい天気だ。
ここから白出沢登山道。ここに入るのは久しぶりだ。しかし地震の影響はいかほどのものか。一抹の不安も抱えながら入山。
2022年07月02日 05:22撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 5:22
ここから白出沢登山道。ここに入るのは久しぶりだ。しかし地震の影響はいかほどのものか。一抹の不安も抱えながら入山。
序盤は以前までと変わらない雰囲気の良い森の中を進む。
2022年07月02日 05:23撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 5:23
序盤は以前までと変わらない雰囲気の良い森の中を進む。
カッコいいとんがり帽子!こんな景色も見ることができる素晴らしい白出沢登山道。
2022年07月02日 05:47撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 5:47
カッコいいとんがり帽子!こんな景色も見ることができる素晴らしい白出沢登山道。
振り返ると笠ヶ岳方面の素敵な眺望。
2022年07月02日 05:48撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 5:48
振り返ると笠ヶ岳方面の素敵な眺望。
重太郎橋。ここからすぐそこにあった木製の長いハシゴは今はない。その上にあった岩切道は岩盤ごと崩れ去っていて、今はそれより少し低い所に新たに鎖が設置され新岩切道になっていた。
2022年07月02日 06:11撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 6:11
重太郎橋。ここからすぐそこにあった木製の長いハシゴは今はない。その上にあった岩切道は岩盤ごと崩れ去っていて、今はそれより少し低い所に新たに鎖が設置され新岩切道になっていた。
新岩切道を行く。あの地震の被害からここまで復帰してもらえて本当にうれしい。
2022年07月02日 06:13撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 6:13
新岩切道を行く。あの地震の被害からここまで復帰してもらえて本当にうれしい。
鉱石沢へ向かう断崖には新たに長い鉄製ハシゴが新設されていた。
2022年07月02日 06:25撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 6:25
鉱石沢へ向かう断崖には新たに長い鉄製ハシゴが新設されていた。
この鉄製ハシゴのスポンサー。
2022年07月02日 06:26撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 6:26
この鉄製ハシゴのスポンサー。
鉱石沢を渡渉して急登の取り付き部分には、新たに鎖と足場の設置。これが実に有り難い。
2022年07月02日 06:33撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 6:33
鉱石沢を渡渉して急登の取り付き部分には、新たに鎖と足場の設置。これが実に有り難い。
荷継小屋跡地に残る石堤。
2022年07月02日 06:53撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 6:53
荷継小屋跡地に残る石堤。
荷継沢出合いに到着。ここから白出沢登山道を外れ、荷継沢を詰めて涸沢岳西尾根に上がる算段だ。おにぎりを食べつつ登攀装備もここで整える。
2022年07月02日 06:54撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 6:54
荷継沢出合いに到着。ここから白出沢登山道を外れ、荷継沢を詰めて涸沢岳西尾根に上がる算段だ。おにぎりを食べつつ登攀装備もここで整える。
大木場の辻と錫杖岳の間には霊峰白山の幽玄の眺め。
2022年07月02日 06:56撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 6:56
大木場の辻と錫杖岳の間には霊峰白山の幽玄の眺め。
荷継沢のガレ場を黙々と進む。全体の3/4は浮石という状態なので緊張を解かせられない。
2022年07月02日 07:29撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 7:29
荷継沢のガレ場を黙々と進む。全体の3/4は浮石という状態なので緊張を解かせられない。
そのうち雪渓も現れる。雪渓のほうがはるかに楽で安全なので、喜んでアイゼンを付けて進む。
2022年07月02日 07:32撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 7:32
そのうち雪渓も現れる。雪渓のほうがはるかに楽で安全なので、喜んでアイゼンを付けて進む。
快適な雪渓はF沢のコルへと続いているようだが、その手前には長大で急なハイマツが。あれを漕ぐのはカンベンなので、手前の支沢に針路をとる。
2022年07月02日 07:54撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 7:54
快適な雪渓はF沢のコルへと続いているようだが、その手前には長大で急なハイマツが。あれを漕ぐのはカンベンなので、手前の支沢に針路をとる。
誰も来ることがないであろう荷継沢に、ひっそりと咲くハクサンイチゲ。
2022年07月02日 08:24撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
3
7/2 8:24
誰も来ることがないであろう荷継沢に、ひっそりと咲くハクサンイチゲ。
こちらから詰め上がれば少しのハイマツ漕ぎで涸沢岳西尾根に上がれると見て、急な岩盤では確保しつつ尾根に登り上がったら、そこは一面ハイマツの海だった(笑)
2022年07月02日 09:16撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
7
7/2 9:16
こちらから詰め上がれば少しのハイマツ漕ぎで涸沢岳西尾根に上がれると見て、急な岩盤では確保しつつ尾根に登り上がったら、そこは一面ハイマツの海だった(笑)
本来行きたかった登路。どうやら1本手前の沢を詰めてしまったようだ。
2022年07月02日 09:56撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
7
7/2 9:56
本来行きたかった登路。どうやら1本手前の沢を詰めてしまったようだ。
間違って登り上がった尾根から断崖絶壁をロープで慎重に降り、今度こそ涸沢岳西尾根に登り上がる。
2022年07月02日 10:00撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
4
7/2 10:00
間違って登り上がった尾根から断崖絶壁をロープで慎重に降り、今度こそ涸沢岳西尾根に登り上がる。
今度こそ涸沢岳西尾根に登り上がることができた。
2022年07月02日 10:20撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
7
7/2 10:20
今度こそ涸沢岳西尾根に登り上がることができた。
ジャンダルム、馬の背の素晴らしい眺望。
2022年07月02日 10:20撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
20
7/2 10:20
ジャンダルム、馬の背の素晴らしい眺望。
西穂高岳方面と奥には乗鞍岳も現れる。
2022年07月02日 10:20撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 10:20
西穂高岳方面と奥には乗鞍岳も現れる。
少し上まで上がると北穂高岳滝谷側の圧倒的な光景が視界いっぱいに広がる。
2022年07月02日 10:25撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 10:25
少し上まで上がると北穂高岳滝谷側の圧倒的な光景が視界いっぱいに広がる。
槍ヶ岳方面。
2022年07月02日 10:28撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 10:28
槍ヶ岳方面。
奥には北アルプス最深部の山々と、眼下には中崎尾根、槍平、飛騨沢。
2022年07月02日 10:28撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 10:28
奥には北アルプス最深部の山々と、眼下には中崎尾根、槍平、飛騨沢。
笠ヶ岳から抜戸岳の長大で迫力ある並び。
2022年07月02日 10:28撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 10:28
笠ヶ岳から抜戸岳の長大で迫力ある並び。
高度感が凄い。
2022年07月02日 10:35撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 10:35
高度感が凄い。
大キレット。
2022年07月02日 10:36撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 10:36
大キレット。
それにしても凄い滝谷の威容。上から下まで右から左まで完全に見渡せる。
2022年07月02日 10:36撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/2 10:36
それにしても凄い滝谷の威容。上から下まで右から左まで完全に見渡せる。
圧巻だった。
2022年07月02日 10:44撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 10:44
圧巻だった。
南岳と槍ヶ岳。
2022年07月02日 11:09撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 11:09
南岳と槍ヶ岳。
涸沢岳へは切れ落ちた断崖を行く。
2022年07月02日 11:10撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 11:10
涸沢岳へは切れ落ちた断崖を行く。
北アルプス最高峰、奥穂高岳の威容。こちらへはまたの機会に。
2022年07月02日 11:24撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 11:24
北アルプス最高峰、奥穂高岳の威容。こちらへはまたの機会に。
涸沢岳に到着!標高3110m、気温16.0℃。無風で最高に気持ちいい。
2022年07月02日 11:25撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 11:25
涸沢岳に到着!標高3110m、気温16.0℃。無風で最高に気持ちいい。
涸沢岳から見る北穂高岳。
2022年07月02日 11:29撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 11:29
涸沢岳から見る北穂高岳。
涸沢ヒュッテ。
2022年07月02日 11:29撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 11:29
涸沢ヒュッテ。
前穂高岳。北尾根のギザギザが美しい。
2022年07月02日 11:29撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 11:29
前穂高岳。北尾根のギザギザが美しい。
ここから北穂高岳へ向かうが、断崖絶壁の道で緊張を解かせられない。
2022年07月02日 11:30撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 11:30
ここから北穂高岳へ向かうが、断崖絶壁の道で緊張を解かせられない。
北穂高岳へと続く断崖絶壁路。アップダウンも激しい。
2022年07月02日 11:32撮影 by  SO-51A, Sony
7
7/2 11:32
北穂高岳へと続く断崖絶壁路。アップダウンも激しい。
下まで降りると涸沢岳の荒々しい山肌に断崖絶壁の登山道が付く。こんなところによく登山道作ったな。
2022年07月02日 11:58撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 11:58
下まで降りると涸沢岳の荒々しい山肌に断崖絶壁の登山道が付く。こんなところによく登山道作ったな。
北穂高岳。かなり険しい縦走路。
2022年07月02日 12:01撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 12:01
北穂高岳。かなり険しい縦走路。
途中にはハクサンイチゲのお花畑も。
2022年07月02日 12:03撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 12:03
途中にはハクサンイチゲのお花畑も。
振りかえって涸沢岳とその奥に奥穂高岳。
2022年07月02日 12:13撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 12:13
振りかえって涸沢岳とその奥に奥穂高岳。
前穂高岳と奥穂高岳。
2022年07月02日 12:13撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 12:13
前穂高岳と奥穂高岳。
奥壁バンドと呼ばれる断崖絶壁路。かなり緊張する。
2022年07月02日 12:16撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 12:16
奥壁バンドと呼ばれる断崖絶壁路。かなり緊張する。
南岳と槍ヶ岳。
2022年07月02日 12:17撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 12:17
南岳と槍ヶ岳。
断崖路は続く。
2022年07月02日 12:24撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 12:24
断崖路は続く。
断崖絶壁。この頃からガスが湧いてきた。
2022年07月02日 12:51撮影 by  SO-51A, Sony
4
7/2 12:51
断崖絶壁。この頃からガスが湧いてきた。
残雪も少し。
2022年07月02日 12:58撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 12:58
残雪も少し。
北穂高岳に到着!標高3106m、気温14.3℃、風はそよ風。ああ〜ガスで槍ヶ岳方面が。。。
2022年07月02日 13:05撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 13:05
北穂高岳に到着!標高3106m、気温14.3℃、風はそよ風。ああ〜ガスで槍ヶ岳方面が。。。
ガスは晴れるどころか、黒い色したヤバいガスになってきた。これは積乱雲に発達してくる可能性が高い。急ぎ戻らねばならない状況。
2022年07月02日 13:16撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 13:16
ガスは晴れるどころか、黒い色したヤバいガスになってきた。これは積乱雲に発達してくる可能性が高い。急ぎ戻らねばならない状況。
急ぎつつも登山道に生える高山植物に目を奪われる。
2022年07月02日 14:03撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 14:03
急ぎつつも登山道に生える高山植物に目を奪われる。
黒いガスに飲まれつつある北穂高岳。今日はこれで見納めだな。さようなら!また来るよ!
2022年07月02日 14:22撮影 by  SO-51A, Sony
7
7/2 14:22
黒いガスに飲まれつつある北穂高岳。今日はこれで見納めだな。さようなら!また来るよ!
間一髪穂高岳山荘に滑り込み。このあと雹と雷と激しい雨。しばらくここで居合わせた登山者と談笑しつつ雨宿り。
2022年07月02日 14:53撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 14:53
間一髪穂高岳山荘に滑り込み。このあと雹と雷と激しい雨。しばらくここで居合わせた登山者と談笑しつつ雨宿り。
雷と雨がマシになったので下山の途に就く。白出沢登山道の濡れたガレ場は凶悪なほどに滑りまくった。何度も転び雄叫びを上げる。一度派手にすっ転んだときに頭を打ってしまったが、ヘルメットを装着していたので無傷で済んだ。滑りやすい状況でのヘルメットは偉大だ!
2022年07月02日 16:14撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 16:14
雷と雨がマシになったので下山の途に就く。白出沢登山道の濡れたガレ場は凶悪なほどに滑りまくった。何度も転び雄叫びを上げる。一度派手にすっ転んだときに頭を打ってしまったが、ヘルメットを装着していたので無傷で済んだ。滑りやすい状況でのヘルメットは偉大だ!
重太郎橋まで戻ってきた。ここまでくればひと安心。
2022年07月02日 17:49撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 17:49
重太郎橋まで戻ってきた。ここまでくればひと安心。
ひと安心とは言え、滑りやすい状況は続く。足裏に全身全霊を集中してゆっくりと歩き、無事下山。
2022年07月02日 18:28撮影 by  SO-51A, Sony
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7/2 18:28
ひと安心とは言え、滑りやすい状況は続く。足裏に全身全霊を集中してゆっくりと歩き、無事下山。

感想

2年前の地震以来、長らく通行止め状態にあった、新穂高から奥穂高岳方面へのルートである白出沢登山道。この登山道は大好きなので、通行できる日が来ることを心待ちにしていたのだが、このほど通行再開したとの情報をキャッチしたので、早速行ってきた。それに加えて今回は、この登山道を途中から外れ、荷継沢を涸沢岳西尾根へと詰め上がり、ここからでないと見ることができない北穂高岳の滝谷側風景を堪能するオプションもツアーに組み込んだ。このルートのメインである奥穂高岳はまた次の機会とした。

今回の見所はなんと言っても北穂高岳滝谷の圧倒的威容。その様子をひと言で表せば、岩の終着駅。視界いっぱいに広がる異様とも言えるその風景は圧巻だった。これを見たあとに実際に北穂高岳の頂上に立つと、更に味わい深い満足感に浸れるという、素晴らしいツアーだった。

ツアー内容の満足感とは裏腹に、夏山シーズン特有の天候の急変は恐ろしかった。特に岩稜帯だと逃げ場がなく、一旦濡れると通過が格段に難しくなってしまい、下山できなくなることも十分考えられるので、この点にはあらためて留意し安全登山をしていきたいと思った。更に今回は、カメラを落っことして壊してしまったり、落とし物をして山を汚してしまった。まったくタルんでおり恥ずかしいことで、反省している。


以下、備忘録。


@着用衣服・装備(スタート時)@
ミレーのアミアミ上下、半袖Tシャツ、アームカバー、靴下(中厚手)、ハードシェルパンツゲイター内蔵、薄手グローブ、帽子、3シーズンミドルカットブーツ

@持参装備・衣服(状況により使用する物など)@
12本爪アイゼン(使用)、ウィペット2本(使用)、登攀用具一式(ハーネス、スリング、カム、カラビナ、ATC、30mロープを使用)、ハードシェルジャケット、ヘルメット(使用)、予備化繊ベースレイヤー、予備薄手グローブ、予備ハードシェルパンツ、サングラス(使用)、ヘッドランプ2個(1個使用)、予備のGPS機、気象観測計(使用)

@飲・食料@
ポカリ4.5リットル(うち4リットル消費)、おにぎり梅干しと辛子明太子3個(全消費)、明太フランスパン(消費)、アルフォート個包装5個(紛失)、ベビースターらーめんうましお味1袋(紛失)、抹茶生なごやん1個(紛失)

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積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
槍ヶ岳/飛騨沢ルート/新穂高温泉起点槍平経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳/白出沢ルート/新穂高温泉起点白出沢穂高岳山荘経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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