水晶岳〜鷲羽岳(新穂高 IN/OUT)テント2泊 途中撤退、、、


- GPS
- 23:52
- 距離
- 45.0km
- 登り
- 3,381m
- 下り
- 3,514m
コースタイム
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:53
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:27
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 8:33
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
夏休みをフル活用して1週間のロング縦走を企画した。
・鷲羽岳、水晶岳、薬師岳、黒部五郎岳を踏破
・秘湯 高天原温泉に入る
・読売新道を下り平ノ渡を使う
・五色ヶ原を散策
過去最長のテント6泊コースだったが、悪天候に阻まれ、足首故障のアクシデントも重なり、2泊3日で撤退です、、、
アクシデントで悔しい思いもありながら、楽しい思い出や学びもあり、有意義だったなと感じています。
新穂高駐車場争奪戦に敗れる
いつも混んでいる新穂高無料駐車場。今回は天候がすっきりしないこともあり比較的大丈夫かなと思いつつ、21:30に駐車場についてみたが既に満車。甘くはなかったようです。
鍋平駐車場からのスタートとなりました。
<<1日目>>
双六小屋へ
最近は秩父沢あたりでクマの目撃情報が相次いでおり、わさび平のテント場も閉鎖を余儀なくされていたことが気になっていたが、わさび平テント場は再開しているらしい。
危機は去ったと思いました。が、、、(しかし、翌日小屋で知り合った方に「クマを見たよ」と聞かされ、引き続き警戒が必要だと気を引き締めました)
今日は雲が厚く、穂高の峰々も雲の中です。
鏡池も残念な感じ。
弓折乗越に上がってみるも、双六岳も霧の中。
双六小屋を見下ろす最高のビューポイントまできたものの、遠景の鷲羽岳も同じく霧の中。残念。
三俣山荘へ
双六小屋で小休止の後、三俣山荘へ歩を進めます。
双六岳、三俣蓮華岳経由で行く予定だったが、雲行きがどんどん怪しくなっているので巻道で急ぎます。
※タイム比較では、稜線歩きと巻道歩きでは大差はありませんが、双六稜線は風が強いので、悪天候時は巻道がオススメです。
しかし、双六小屋を出て程なく雨が降り始めてきました。本降りです。
三俣山荘のテント場は8割くらいの混み具合といった印象。
鷲羽岳の全景はガスの中、、、
本日は早々に就寝、、、
<<2日目>>
黒部源流へ
4:30行動開始。昨晩はずっと激しい雨が降っていたが、この時間は雨が止んでいます。
しかし辺りは深い霧。ヘッデン装着で黒部水源地標を目指し下っていきます。5:05の日の出時刻を過ぎると、辺りは次第に朝焼けで赤みを帯びてきて、霧が立ち込める沢筋が幻想的です。
黒部水源地標からは岩苔乗越へ50分登り返すがこの辺りからは雨風が強くなってきました。
さらに悪いことに左足首の調子が悪化してきました。
明日16日以降も悪天候が続くことが予想されたため、6日間の山行を短縮することを決めました。また、本日予定の高天原温泉を諦め、優先事項の水晶岳、鷲羽岳に登り、三俣山荘に戻ることにしました。
「ゆっくり歩こう 山と人生」
雨風が強まり、視界も良くありません。眺望が全くない中、黙々と水晶岳のピークを目指して歩きます。
途中、水晶小屋へ立ち寄りジンジャエールでエネルギー補給をしながら小休止。
小屋の壁面にあった言葉が心に沁みます。
途中撤退となる今回、スッキリしない気分でしたが、「ゆっくり歩こう 山と人生」を目にし、少しだけ自分を納得させることができました。
鷲羽岳へ
水晶岳ピークから折り返し、北ワリモ分岐から鷲羽岳山頂を目指します。
雨風は一向に止む気配はなく、水晶岳に続き、鷲羽岳もピークを踏むという達成感だけを求めて登ることに、、、
三俣山荘側へ下りたあと、明日は新穂高へ下山撤退することを決めました。
この後の天気は、16日、17日とかなり荒れることが予想されていました。
悪天候の中、水晶岳、赤牛岳を越えて奥黒部まで行き、五色ヶ原まで登り返し、強風の中薬師の稜線を歩くのは、無謀だ。という判断です。
三俣山荘にて
下山後は、小屋内にて暖を取りつつ、居合わせた皆さんと歓談。
特にジオグラフィカを使用している素敵なお姉さん(ジオねえさんと命名www)とは沢山お話をしました。
ジオねえさんは、
黒部ダム⇒読売新道⇒水晶小屋(1泊)⇒鷲羽岳と、ソロで歩いてこられたらしく、日本海・親不知海岸から繋いで来ているとのこと。(凄い!)
<<3日目>>
勇気ある撤退、、、
朝4:30、天候は霧雨と強風。新穂高へ向けて下山を開始。
ただ、せっかくなので三俣蓮華岳、双六岳を経由して下山することにしました。
※私の足首は、伸ばした状態で体重を乗せなければ、激しい痛みを回避できるようで、登りは比較的スムーズ。下りは歩幅を狭めて踵から着地させるようにすることでなんとか下れます。
三俣蓮華岳山頂では、
鷲羽岳、水晶岳、雲ノ平、薬師岳、黒部五郎岳の絶景を心の眼でしっかり眺め、
双六岳へ繋がる稜線では、
強風(暴風?)にさらされながら逞しく生きる雷鳥親子6羽、孤独な雷鳥さん1羽×2を見つけました。
新穂高温泉登山口付近で再び、ジオねえさんと出会いました。
「またどこかでぜひお会いしましょう!」といいつつ、お別れしました。
※この時は、「ジオグラフィカ」もヤマレコと同じように山行記録公開機能があり、
それで「繋がれる」と思っていたのですが、、、(無かった!、、、)
ジオねえさん!連絡求む!!!
ほんとに凄い風でしたね。
三俣蓮華、双六のピークを踏めたことより、あの暴風に耐えたことに達成感を感じました笑
足首の怪我が完治されましたら、また一緒に歩きましょう
勝手にジオねえさんと名付けてましたwww 失礼しました^^
是非是非、また一緒に歩きましょう!
次回はシルバーウィークあたりで計画する予定です。タイミングと山域が合うといいですね。
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