ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4663474
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

【北ア】新穂高から行く奥穂高岳・ジャンダルム・西穂高岳

2022年09月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
11:10
距離
27.6km
登り
3,434m
下り
3,421m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:35
休憩
2:45
合計
12:20
3:15
22
3:54
3:54
20
4:15
4:15
31
4:46
4:47
41
5:29
5:36
7
5:43
5:53
15
6:09
6:18
96
7:55
8:10
37
8:47
8:48
18
9:06
9:13
4
9:17
9:26
5
9:31
9:56
40
10:36
10:49
9
10:58
10:58
8
11:06
11:15
7
11:21
11:32
9
11:41
11:57
8
12:05
12:06
21
12:27
12:33
11
12:53
12:54
11
13:05
13:06
19
13:25
13:25
9
13:34
13:50
17
14:07
14:09
37
15:25
15:26
8
15:34
15:34
2
15:36
ゴール地点
天候 天気@
晴れのち時々ガス

気温@
新穂高温泉15℃(AM3:30頃)、奥穂高岳12℃(AM8:30頃)、西穂高岳17℃(正午頃)

風@
北東の風のち南西の風(そよ風程度)
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
高山から平湯間の国道158号線は、安房峠道路手前の国道471号線との交差点手前で工事が行われており、片側交互通行となっている。国道471号線については規制等は無く、問題無く通行可能。

AM3:00の時点で、深山荘前の登山者用無料駐車場(市営新穂高第三駐車場※記号P5)は満車につき駐車不可。鍋平にまわり、段々畑状の登山者用無料駐車場P8に駐車。ここから新穂高登山指導センターまで行く場合、高低差約200mの登山道を下る必要がある。所要時間下り20〜30分、登り30〜50分位。指導センター目の前の県営公共駐車場(注:臨時※記号はP3)は、繁忙期のみの営業。
コース状況/
危険箇所等
@概況@
今年の夏は雨が多く、アプローチの樹林帯では湿潤な登山道なことが多く、滑りやすいシチュエーションが慢性的に続いているといった状況だった。この日の天気は午前中の早い時間帯は晴れの絶好の登山日和で、以降はガスが湧いてくる状況で、気温も高かった。9月も中旬に差し掛かり北アルプスはいつもなら秋の気配が濃くなってくる頃合いだと思うが、この日は夏山の雰囲気そのものだった。

以下、各セクションごとの状況

@鍋平から新穂高登山指導センターまで@
無料駐車場P8からロープウェイ鍋平高原駅へとしばらく進み有料駐車場(無舗装・登山者専用)があるところから車止めロープを跨いで登山道方面へと向かう。高低差約200mの登山道は基本的に泥っぽく、雨の後などはグチョグチョになりやすくスリップに注意。今回も割と滑りやすく注意する必要があった。

@新穂高登山指導センターから白出登山道入口まで@
右俣林道。特に問題は無かったが、山側からの落石には常に注意がいる。

@白出登山道入口から穂高岳山荘まで@
登山道に入ってしばらくは傾斜のゆるい石畳の登山道で歩きやすくて快適。路面は湿潤でスリップには注意。重太郎橋を過ぎると岩を切り開いた断崖路が鉱石沢まで続く。鎖、鉄ハシゴ、人工ステップ、ボルトがしっかりと設置してあり、それらを適切に使用すれば問題は無い。鉱石沢を過ぎれば、荷継沢出合までやや急勾配な登山道。荷継沢を横断したら、標高差800mのガレ場を延々と登る。ペンキマークが豊富にあるので特に問題無いが、不明瞭な部分もある。落石や浮き石に注意はいるものの登るぶんにはそんなに問題は無い(ただし要体力)が、ここを下りに使う際は要注意で、特に雨や視界不良の際は滑って非常に危険。

@穂高岳山荘から奥穂高岳まで@
穂高岳山荘からの取り付き部分はいきなり壁を登るシチュエーションで、ここが一番注意を要する部分。実際に転落などの事故も多いよう。ここを過ぎると傾斜は穏やかになり奥穂高岳山頂に至る。

@奥穂高岳〜ジャンダルム〜西穂高岳@
国内最難関の登山道の名にふさわしく、常に断崖絶壁が続く行程。ペンキマークなどは必要最小限で、進むべきルートを自分自身で判断して、しっかり身の安全を確保できることが求められる。技術的な難易度のことばかり意識してしまいがちだが、奥穂高岳から西穂高岳へは降り基調とはいえ累計登りが1200mもあり、逆方向からだと1600mにもなって、まずは相応の体力筋力があることが大前提であると個人的には思う。

奥穂高岳からジャンダルムへは途中に馬の背と呼ばれる切り立った細尾根があり、僅かな足場を頼りにしての登り降りが非常に緊張する。ジャンダルムへはペンキマークに従って南側を登り降りするのがいちばん安全だが、今回は他の登山者で詰まっていたので、南東面から登山道ではない部分を登った。ここは角度が急なのでオススメできない。

天狗のコルから間ノ岳にかけても難所が続き非常に恐ろしい。天狗の頭に向けていきなりの高い壁はしっかりした鎖があるものの、高度感か凄くて恐ろしい。逆方向なら余計に恐ろしい。天狗の頭から間天のコルへの南西面は、逆層スラブとなっており、足がかり手がかりを確保しづらく、しかも急壁の降りとくれば危険極まりない。

間ノ岳を過ぎても壁の登下降が続く。西穂高岳はすぐそこに見えるが、何度も登って降りてを繰り返さなければならず、それらはもれなく急な壁であり、疲れた体にはなかなか堪える。

@西穂高岳から西穂山荘@
これまでと比較すると厳しさは数段マシになるものの、岩稜帯であることに変わりはなく注意が必要。特に西穂高岳直下と独標直下は急斜面の岩稜帯なので、特に降りの際は要注意。また、西穂高岳ー西穂山荘間は人気のコースなので登山者が多く、落石や接触など、他者に危険が及ぶことのないように配慮が必要。

@千石尾根(途中まで)と旧ボッカ道@
西穂山荘ーロープウェイ西穂高口駅間の千石尾根登山道は説明不要の素晴らしい整備状況。この登山道の中間地点に旧ボッカ道の分岐があり、その案内を示す標識も新たに設置されていた。こちらの旧ボッカ道の上部は急斜面に沿ったトラバース路で、道幅は狭く滑落に注意を要するものの、笹は刈払い済みで明瞭だった。一方、下部は森の中の緩やかな行程だが、渡渉が7〜8回あり、川のような道のようなという感じの部分もあり、やや不明瞭。要ルートファインディング。
その他周辺情報 中崎山荘 奥飛騨の湯?https://www.okuhida.or.jp/roten_catalog/detail?id=3311
ひがくの湯?https://shinhotaka.com/place/766
ひらゆの森?http://www.hirayunomori.co.jp
白出登山道。この登山道が復活して奥穂高岳へのアプローチがしやすくなったのは本当に嬉しく、整備に携われた人々にはありがとうと言いたい。
2022年09月10日 04:46撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 4:46
白出登山道。この登山道が復活して奥穂高岳へのアプローチがしやすくなったのは本当に嬉しく、整備に携われた人々にはありがとうと言いたい。
笠ヶ岳のモルゲンロート。
2022年09月10日 05:12撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 5:12
笠ヶ岳のモルゲンロート。
白出沢の喉に到達。
2022年09月10日 05:23撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 5:23
白出沢の喉に到達。
重太郎橋。水量はやや多かったが問題無く通過。
2022年09月10日 05:29撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 5:29
重太郎橋。水量はやや多かったが問題無く通過。
岩切道を行く。
2022年09月10日 05:32撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 5:32
岩切道を行く。
鉱石沢周辺の様子。
2022年09月10日 05:38撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 5:38
鉱石沢周辺の様子。
この辺りの秘境感は大好きだ。
2022年09月10日 05:42撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 5:42
この辺りの秘境感は大好きだ。
荷継小屋跡地周辺。左:荷継沢、右:白出沢
2022年09月10日 06:06撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 6:06
荷継小屋跡地周辺。左:荷継沢、右:白出沢
白出沢を俯瞰
2022年09月10日 06:07撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 6:07
白出沢を俯瞰
白出沢のガレ場を延々と登る。稜線まで一気に詰め上がるルートは個人的には大好きだ。
2022年09月10日 06:55撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 6:55
白出沢のガレ場を延々と登る。稜線まで一気に詰め上がるルートは個人的には大好きだ。
終盤に差し掛かる。もうひと頑張り!
2022年09月10日 07:05撮影 by  SO-51C, Sony
1
9/10 7:05
終盤に差し掛かる。もうひと頑張り!
穂高岳山荘にてアンパンで栄養補給。多くの登山者で賑わっていた。
2022年09月10日 07:55撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 7:55
穂高岳山荘にてアンパンで栄養補給。多くの登山者で賑わっていた。
常念岳がきれいに見える。今季中には行っておきたい。行けるかな?
2022年09月10日 07:56撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 7:56
常念岳がきれいに見える。今季中には行っておきたい。行けるかな?
腹ごしらえをしたら奥穂高岳に取り掛かる。
2022年09月10日 08:05撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 8:05
腹ごしらえをしたら奥穂高岳に取り掛かる。
それにしても笠ヶ岳が立派で足を止めて眺める。
2022年09月10日 08:07撮影 by  SO-51C, Sony
1
9/10 8:07
それにしても笠ヶ岳が立派で足を止めて眺める。
穂高岳山荘から壁を登りきった所で眺める涸沢岳と北穂高岳。その間に槍ヶ岳も見える。このあと槍ヶ岳はガスに覆われて見納めとなった。
2022年09月10日 08:16撮影 by  SO-51C, Sony
3
9/10 8:16
穂高岳山荘から壁を登りきった所で眺める涸沢岳と北穂高岳。その間に槍ヶ岳も見える。このあと槍ヶ岳はガスに覆われて見納めとなった。
前穂高岳北尾根のギザギザはいつ見ても素敵だ。
2022年09月10日 08:24撮影 by  SO-51C, Sony
3
9/10 8:24
前穂高岳北尾根のギザギザはいつ見ても素敵だ。
青空のもと、奥穂高岳への道を行く。
2022年09月10日 08:26撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 8:26
青空のもと、奥穂高岳への道を行く。
ジャンダルムも間近に迫る。
2022年09月10日 08:34撮影 by  SO-51C, Sony
4
9/10 8:34
ジャンダルムも間近に迫る。
奥穂高岳到着!標高3190m、気温11.7℃、風は穏やか。季節は秋だが夏山の雰囲気。
2022年09月10日 08:40撮影 by  SO-51C, Sony
3
9/10 8:40
奥穂高岳到着!標高3190m、気温11.7℃、風は穏やか。季節は秋だが夏山の雰囲気。
吊尾根経由の前穂高岳の威容。
2022年09月10日 08:42撮影 by  SO-51C, Sony
2
9/10 8:42
吊尾根経由の前穂高岳の威容。
明神岳の険しい山容。
2022年09月10日 08:43撮影 by  SO-51C, Sony
2
9/10 8:43
明神岳の険しい山容。
ジャンダルム。すでに人が立っているのが見える。
2022年09月10日 08:43撮影 by  SO-51C, Sony
2
9/10 8:43
ジャンダルム。すでに人が立っているのが見える。
ジャンダルムに笠ヶ岳。
2022年09月10日 08:44撮影 by  SO-51C, Sony
1
9/10 8:44
ジャンダルムに笠ヶ岳。
槍ヶ岳方面はガスに煙る。
2022年09月10日 08:47撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 8:47
槍ヶ岳方面はガスに煙る。
奥穂西穂縦走に取り掛かる。事故の無いように安全第一で。
2022年09月10日 08:49撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 8:49
奥穂西穂縦走に取り掛かる。事故の無いように安全第一で。
極めて壮観。
2022年09月10日 08:51撮影 by  SO-51C, Sony
1
9/10 8:51
極めて壮観。
馬の背に差し掛かる。事故が多い場所だけに一歩一手を確実にキメることを意識しながら進む。
2022年09月10日 08:57撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 8:57
馬の背に差し掛かる。事故が多い場所だけに一歩一手を確実にキメることを意識しながら進む。
馬の背核心部。足場は足幅ひとつ分。怖くてチビりそう。
2022年09月10日 09:00撮影 by  SO-51C, Sony
3
9/10 9:00
馬の背核心部。足場は足幅ひとつ分。怖くてチビりそう。
馬の背は怖かったがチビることなく無事処理。
2022年09月10日 09:03撮影 by  SO-51C, Sony
1
9/10 9:03
馬の背は怖かったがチビることなく無事処理。
馬の背全容。スリリングを通り越して危険。
2022年09月10日 09:04撮影 by  SO-51C, Sony
1
9/10 9:04
馬の背全容。スリリングを通り越して危険。
次はロバの耳と呼ばれる岩峰を登る。
2022年09月10日 09:07撮影 by  SO-51C, Sony
1
9/10 9:07
次はロバの耳と呼ばれる岩峰を登る。
ロバの耳。怖いけど楽しい。
2022年09月10日 09:13撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 9:13
ロバの耳。怖いけど楽しい。
振り返って奥穂高岳の威容。岩の芸術作品。
2022年09月10日 09:18撮影 by  SO-51C, Sony
1
9/10 9:18
振り返って奥穂高岳の威容。岩の芸術作品。
ジャンダルムに差し掛かる。圧倒的存在感は唯一無二。
2022年09月10日 09:25撮影 by  SO-51C, Sony
3
9/10 9:25
ジャンダルムに差し掛かる。圧倒的存在感は唯一無二。
ジャンダルムに到着!標高3163m。タバコを一服キメて、その素晴らしい眺望をしばし堪能する。
2022年09月10日 09:46撮影 by  SO-51C, Sony
2
9/10 9:46
ジャンダルムに到着!標高3163m。タバコを一服キメて、その素晴らしい眺望をしばし堪能する。
圧倒的存在感の奥穂高岳。北アルプスの盟主と呼ばれるに相応しい眺め。
2022年09月10日 09:47撮影 by  SO-51C, Sony
2
9/10 9:47
圧倒的存在感の奥穂高岳。北アルプスの盟主と呼ばれるに相応しい眺め。
奥穂西穂縦走はこれで終わりではない。むしろここから体力精神力それにボディコントロール力が試される本番だ。
2022年09月10日 09:59撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 9:59
奥穂西穂縦走はこれで終わりではない。むしろここから体力精神力それにボディコントロール力が試される本番だ。
険しい稜線を行く。ガスも湧いてきて天候も心配だ。
2022年09月10日 10:07撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 10:07
険しい稜線を行く。ガスも湧いてきて天候も心配だ。
天候を心配しながら厳しい登下降を繰り返す。雨でも降られようものなら遭難は現実味を帯びることになる。
2022年09月10日 10:23撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 10:23
天候を心配しながら厳しい登下降を繰り返す。雨でも降られようものなら遭難は現実味を帯びることになる。
幸い雨雲に発展するようなガスではないようだ。
2022年09月10日 10:30撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 10:30
幸い雨雲に発展するようなガスではないようだ。
稜線を直接進んだりトラバースをしたり。
2022年09月10日 10:53撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 10:53
稜線を直接進んだりトラバースをしたり。
天狗の頭が見えてきた。ガスに煙る幻想的な風景。
2022年09月10日 10:55撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 10:55
天狗の頭が見えてきた。ガスに煙る幻想的な風景。
天狗のコルを挟んで厳しい登下降を処理し、天狗の頭に到達、標高2909m。ここでこの縦走のほぼ中間位。
2022年09月10日 10:58撮影 by  SO-51C, Sony
2
9/10 10:58
天狗のコルを挟んで厳しい登下降を処理し、天狗の頭に到達、標高2909m。ここでこの縦走のほぼ中間位。
天狗の頭から再び厳しい岩稜の降り。
2022年09月10日 11:03撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 11:03
天狗の頭から再び厳しい岩稜の降り。
間ノ岳が見えてきた。すごい迫力。
2022年09月10日 11:07撮影 by  SO-51C, Sony
1
9/10 11:07
間ノ岳が見えてきた。すごい迫力。
逆層スラブを降る。足がかりに乏しいツルッとした岩面は降りの際には特に緊張する。滑ったら一巻の終わり。
2022年09月10日 11:07撮影 by  SO-51C, Sony
3
9/10 11:07
逆層スラブを降る。足がかりに乏しいツルッとした岩面は降りの際には特に緊張する。滑ったら一巻の終わり。
間天のコルから逆層スラブの眺め。芸術的であり恐怖でもある。
2022年09月10日 11:13撮影 by  SO-51C, Sony
3
9/10 11:13
間天のコルから逆層スラブの眺め。芸術的であり恐怖でもある。
間ノ岳に到着!標高2907m!その素晴らしい山容には似つかわしくない驚異的に簡素な山名表示(笑)
2022年09月10日 11:29撮影 by  SO-51C, Sony
1
9/10 11:29
間ノ岳に到着!標高2907m!その素晴らしい山容には似つかわしくない驚異的に簡素な山名表示(笑)
恐怖の縦走路も終盤に差し掛かり、西穂高岳が見えてきた。しかしここからが長く、疲れた体には試練の時となる。
2022年09月10日 11:31撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 11:31
恐怖の縦走路も終盤に差し掛かり、西穂高岳が見えてきた。しかしここからが長く、疲れた体には試練の時となる。
間ノ岳から西穂高岳へは3度大きな登下降を繰り返す。この立派な山容は西穂高岳ではない。
2022年09月10日 11:54撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 11:54
間ノ岳から西穂高岳へは3度大きな登下降を繰り返す。この立派な山容は西穂高岳ではない。
人集りに標柱も見える。今度こそ西穂山頂で間違いない。
2022年09月10日 12:07撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 12:07
人集りに標柱も見える。今度こそ西穂山頂で間違いない。
西穂高岳到着!標高2909m、気温17.3℃、風は穏やか。まるで夏山のようだ。
2022年09月10日 12:13撮影 by  SO-51C, Sony
3
9/10 12:13
西穂高岳到着!標高2909m、気温17.3℃、風は穏やか。まるで夏山のようだ。
核心部は過ぎたが、まだまだ本格的な岩稜帯が続く。
2022年09月10日 12:42撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 12:42
核心部は過ぎたが、まだまだ本格的な岩稜帯が続く。
ピラミッドピーク。西穂高岳から奥は完全にガスに覆われてしまった。いい時間帯に奥穂西穂縦走ができて嬉しかった。
2022年09月10日 12:52撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 12:52
ピラミッドピーク。西穂高岳から奥は完全にガスに覆われてしまった。いい時間帯に奥穂西穂縦走ができて嬉しかった。
丸山付近まで降りてきた。ここまでくればもう危険はない。今年はろくに夏山を満喫することができずに秋を迎えてしまったが、今回は遅い夏を堪能させてもらった。ありがとう穂高の山々!また会う日まで!
2022年09月10日 13:28撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 13:28
丸山付近まで降りてきた。ここまでくればもう危険はない。今年はろくに夏山を満喫することができずに秋を迎えてしまったが、今回は遅い夏を堪能させてもらった。ありがとう穂高の山々!また会う日まで!
西穂山荘にて大休憩。色とりどりの登山者たちを見るのも楽しみの一つ。本当は色々とインタビューをしたいのだが、このご時世なので見るだけにとどめた。
2022年09月10日 13:35撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 13:35
西穂山荘にて大休憩。色とりどりの登山者たちを見るのも楽しみの一つ。本当は色々とインタビューをしたいのだが、このご時世なので見るだけにとどめた。
今回はロープウェイを使わずに完全自力登山も計画の一つ。再整備された旧ボッカ道を使って下山する。
2022年09月10日 14:08撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 14:08
今回はロープウェイを使わずに完全自力登山も計画の一つ。再整備された旧ボッカ道を使って下山する。
旧ボッカ道を行く。生い茂る笹薮は刈払われており。素晴らしくありがたい。際どいところもあるが、そんな場所にはお助けロープも設置してある。
2022年09月10日 14:16撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 14:16
旧ボッカ道を行く。生い茂る笹薮は刈払われており。素晴らしくありがたい。際どいところもあるが、そんな場所にはお助けロープも設置してある。
下部に来ると森の中を7〜8度ほど渡渉を繰り返しながらとなる。その際やや道が不明瞭となるのでよく見て進む必要があった。
2022年09月10日 14:49撮影 by  SO-51C, Sony
9/10 14:49
下部に来ると森の中を7〜8度ほど渡渉を繰り返しながらとなる。その際やや道が不明瞭となるのでよく見て進む必要があった。
最後は林道を軽くジョグして無事下山。
2022年09月10日 14:57撮影 by  SO-51C, Sony
2
9/10 14:57
最後は林道を軽くジョグして無事下山。

感想

今回、最初の計画では蓮華温泉からの小蓮華山、白馬岳のハイキングだったのだが、岐阜からの重要アプローチ道である東海北陸道が夜間通行止めということで、断念。代替案を物色しているうちに、新穂高から西穂高岳への唯一の自力アプローチ道である旧ボッカ道が再整備されたという情報を得た。西穂高岳のみのピストンだと短すぎるので、奥穂高岳から西穂高岳へと一周する計画とした。奥穂高岳から西穂高岳の縦走は過去に経験しているが、ロープウェイを使わずに歩きのみではやったことがなかったので、是非ともやってみたいと鼻息荒く臨んだ。バカバカしいと思わなくもないが、達成感は半端なく、身も心も満たされた充実の登山だった。


以下、備忘録。


@着用衣服・装備(スタート時)@
ミレーのアミアミ上下、半袖Tシャツ、アームカバー、靴下(中厚手)、ソフトシェルパンツ、薄手グローブ、腕時計、帽子、3シーズンミドルカットブーツ

@持参装備・衣服(状況により使用する物など)@
ハードシェルジャケット、ハードシェルパンツ、化繊中綿ジャケット、ヘルメット(使用)、予備化繊ベースレイヤー、予備薄手グローブ、スリング、カラビナ、サングラス(使用)、ヘッドランプ2個(1個使用)、予備のGPS機、気象観測計(使用)、スマートフォン(使用)、モバイルバッテリー、予備単3乾電池(リチウム乾電池)、ICOS、エマージェンシーシート、絆創膏、テーピングテープ、ロキソニン、ダクトテープ

@飲・食料@
ポカリ4.5リットル(うち3.5リットル消費)、おにぎり梅干しと辛子明太子3個(1個消費)、薄皮ミニアンパン5個入(3個消費)、粗挽きフランクロール(消費せず)、プロテインバー2個(1個消費)、塩分チャージアメ5個(3個消費)、ICOS(3本消費)

ザック総重量9.35kg(スタート時)

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1033人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳/白出沢ルート/新穂高温泉起点白出沢穂高岳山荘経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
西穂高岳西尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら